更新日: 2023年04月20日
顔にゆがみが生じた際は、顔のゆがみをチェックする方法でどの部分がゆがんでいるかを確認し、顔のゆがみの原因が筋肉の張りやむくみ、脂肪など表面的なものであるのか、骨や噛み合わせの悪さなど根本的なものなのかについて見極めを行い、原因にあった対策を取り入れましょう。
顔のゆがみをチェックする方法:顔のゆがみを見分ける際は、左右の目の大きさや高さ、口角の高さ、小鼻の位置、頬骨の高さの違いをチェックしましょう。また顔の中心部分、鼻筋とあごがずれている他、ほうれい線のシワやあごのエラの左右の出っ張りが非対称な場合も、顔のゆがみを疑うサインになります。
筋肉の張りやむくみ、脂肪など表面的なもの:日常的な癖や生活習慣の積み重ねで表面的にゆがみの原因を作っている可能性があります。たとえば猫背や足を組む、片足重心、頬杖をつく癖、表情筋の癖による筋力低下など、無意識にやっている癖が積み重なっているケースがあります。
またストレスや寝不足、緊張状態で筋肉がこわばる状態も顔がゆがみを起こす原因です。他にも、塩分や糖分の摂りすぎ・肥満、運動不足、口呼吸・唇が荒れている、体重の増加や筋力低下などの加齢によるものや眼瞼下垂(がんけんかすい)などが原因となる場合もあります。就寝時の体勢がいつも同じ・うつ伏せ寝をすることも顔のゆがみにつながるので注意が必要です。
骨や噛み合わせの悪さなど根本的なもの:骨や噛み合わせの悪さや骨のずれなど根本的な部分に原因があり、顔がゆがむケースがあります。たとえば歯並びの悪さや遺伝的なもの、永久歯の欠如などがその例です。
食事の際に片方の奥歯ばかり使ってしまう、指しゃぶりや舌を前に突き出す、食いしばり・歯ぎしりをするなどは本人は気づいていなくても、日常的な行為が顔のゆがみを作ってしまいます。他にも虫歯・インプラントによる治療は、噛み合わせの悪化により顔がゆがむ場合があり、インプラントによる顔のゆがみを感じたら医師への相談をおすすめします。
まずは顔がどのようにゆがんでいるかをチェックしたうえで、ゆがみに影響を与えたのは表面的なのか、根本的なのか原因を突き止めていきましょう。
※監修者は「顔のゆがみをチェックする方法」「筋肉の張りやむくみ、脂肪など表面的なもの」「骨や噛み合わせの悪さなど根本的なもの」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
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まずはゆがみのチェック項目で、どの部分がゆがんでいるのか見ていきましょう。
・左右の目の大きさや高さが違う
・口角の高さが違う
・顔の中心部分、鼻筋とあごがずれている
・小鼻の位置が違う
・頬骨の高さが違う
・ほうれい線のシワが非対称
・あごのエラの左右の出っ張りが非対称
これらの項目に該当すると「顔がゆがんでいる」可能性があります。
顔がゆがむ原因の一つとして、筋肉の張りやむくみ、脂肪などの表面的なものが挙げられます。知らず知らずのうちに行っているクセや生活習慣が、ゆがみに影響を与えます。
顔のゆがみの原因になりそうなもの一覧
・体のゆがみ(猫背や足を組む、片足重心など)
・頬杖をつく癖がある
・表情筋の癖・筋力低下
・ストレスや寝不足、緊張状態で筋肉がこわばる
・塩分や糖分の摂りすぎ・肥満
・運動不足
・口呼吸・唇が荒れている
・加齢(体重の増加・筋力低下)
・眼瞼下垂(がんけんかすい)
・就寝時の体勢がいつも同じ・うつ伏せ寝をする
体のゆがみから顔のゆがみにつながるケースは意外に多いものです。普段から猫背の方、足を組む行為や片足に重心をかけるクセがある人は注意が必要。
特に猫背は顔が下向きになるため、重力の力で下垂します。正しい姿勢で、体幹を整えることが体のゆがみ予防には大切と言えるでしょう。
頬杖をつく癖は、知らず知らず行う癖のようなものです。頬杖をつくときは、右側または左側など片方に偏る方が多い傾向にあります。
頬杖のくせが長期に渡る間行われることで、顔のゆがみへとつながりやすくなります。
表情筋の癖や筋力の低下は顔のゆがみに直結します。特にマスク生活やテレワークになり、表情筋を使う使わなくなった方も多いでしょう。
筋力の低下が、顔のたるみを加速させていまいます。
ストレスや寝不足は肌のターンオーバーを乱し、緊張状態で筋肉がこわばります。筋肉がこわばると、肌の柔軟性が失われゆがみへと変化します。
塩分や糖分の摂りすぎや肥満も、顔のゆがみへとつながります。塩分の摂りすぎは「むくみ」となり、糖分の取り過ぎは「肥満」へとつながります。「むくみ」や「顔に脂肪がつく」と、重みにより重力の力で下垂してしまうのです。
運動不足は筋力が低下し、肥満になりやすいため顔のゆがみを引き起こします。筋肉や皮下組織は1つの体の中でつながっているため、体のゆがみは顔のゆがみへ影響を与えます。
普段の生活の中で口呼吸の多い方は、唇が荒れやすく肌も乾燥しやすい傾向にあります。
そのため口周りの乾燥は、ほうれい線やマリオネットラインなどを生み出すゆがみの原因になりやすいです。
加齢とともに基礎代謝の減少にともない、体重が増加したり筋力が低下したりすることで、ゆがみへと変化します。
10年前と同じ体重でも体脂肪率は増え、筋肉量は低下してしまう方がほとんどです。体重が増加すれば、さらにゆがみやすくなります。
眼瞼下垂はまぶたを持ち上げる筋肉が低下し、ゆがみやたるむことです。目が小さく見え、まぶたが重くなることから、目の下やおでこに影響することも。また血行不良でクマができやすくなります。
就寝時にいつも同じ体勢で寝る方、うつ伏せ寝をする方は、顔のゆがみに直結します。
いつも右向きで寝たら、顔が左右アンバランスになります。また、うつ伏せ寝は顔の脂肪が常に下に下がるため、全体的なたるみにつながります。
骨や噛み合わせの悪さによる根本的な原因で、顔がゆがむケースがあります。顔の骨や歯並びにより、顔のアンバランスやゆがみを生み出すことも。
骨がずれている、ずれやすい7つの原因・歯並びの悪さ
・遺伝的なもの
・永久歯の欠如
・食事の際に片方の奥歯ばかり使ってしまう
・指しゃぶりや舌を前に突き出す癖
・食いしばり・歯ぎしりをする
・虫歯・インプラントによる治療
顔のゆがみに多い根本的な原因の一つとして「歯並びの悪さ」が挙げられます。子供の頃、乳歯が長く抜けずに歯が変な位置や角度で生えてしまうと、歯並びが悪くなります。
また、注意したほうがいい歯並びとして、噛み合わせが悪い歯並びには要注意です。軽く歯をかんで、歯を上下左右に動かしてみましょう。全方向に5mm程度動かすことができない場合は、片側噛みになりやすい歯並びになります。
特に口呼吸をする癖があると、下顎や舌の位置が定まらず顎がズレやすくなってしまいます。改善のコツは、口を閉じて鼻呼吸をして下顎や舌の位置を安定させることです。
生活習慣や癖などではなく、遺伝的にゆがみが生じている場合が稀にあります。両親のどちらかまたは親族で、骨にゆがみのある方がいると遺伝で顔がゆがむことも考えられます。
永久歯が欠如したまま放置すると噛む力が弱まり、顔の筋力の低下を招きゆがみが生じます。左右どちらかの永久歯が欠如すると、筋肉がアンバランスになるため左右非対称になることが多いです。
食事の際に片方の奥歯ばかり使うと、片側の筋肉だけ発達して顔がゆがみやすくなります。笑ったときの口角の高さが変わったり、エラの張り具合が左右で変わったりします。
子供の頃、長期的に指しゃぶりをしていた方や舌を前に突き出す癖のある方は出っ歯になりやすいです。
特に子供の歯は動きやすいため、指しゃぶりを長くすると歯並びに影響を与えます。口が閉じれない、または閉じたら口元が出っ張るという顔のゆがみにつながります。
また、舌の位置が何らかの原因で下がってしまい、上下の歯と歯の間に挟んでしまったり前歯を舌で押したりする癖があると、開咬という不正咬合になります。
食いしばりや歯ぎしりは咬筋を強く使う行為となり、エラが張りやすくなります。歯ぎしりは寝ている間に無意識で行われる場合がほとんどなため、本人が気付いていないケースもあります。顎の骨や噛み合わせにも影響があるため、顔の形が変わってしまうことも。
虫歯やインプラントの治療により、噛み合わせが悪くなり顔がゆがむ場合があります。虫歯を放置すると、虫歯を避けて片側で食べ物を噛んだり歯の欠損につながったりと、ゆがみへつながる要素が強くなります。インプラント治療をしてから、顔がゆがみ始めたという方は医師への相談をおすすめします。
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