【顔のたるみの原因】肌のハリや弾力はどうして不足してしまうの?

更新日: 2023年04月25日

【顔のたるみの原因】肌のハリや弾力はどうして不足してしまうの?

顔のたるみの原因は、皮膚の弾力の低下や加齢による皮膚のたるみ、むくみや脂肪の蓄積、顔の筋力の衰え、スマス筋健膜の劣化、体内の酸化によるものなど年齢とともに加速していくものに加え、紫外線対策不足やスキンケア不足による乾燥、過度なダイエットなど行動によるものもあるので、たるみの種類や悪影響、顔をたるませるNG習慣をしっかり把握して対策を考えていくことが大事です。

肌のハリや弾力不足の主な原因
・皮膚の弾力の低下(コラーゲンやエラスチンの減少)
・加齢による皮膚のゆるみ
・むくみや脂肪の蓄積
・顔の筋力の衰え
・スマス筋腱膜の劣化
・紫外線など外側からの刺激
・肌の乾燥
・体内の酸化によるダメージ
・過度なダイエット

加齢の要素が強いものと、行動の癖や習慣によるものがあるので、まずは自分がどれに当てはまるかを確認してみましょう。

監修者
湯浅みちこ
湯浅みちこ
美容家・コスメコンシェルジュ
エステティシャンとして美容を学んだのち、「美容家」兼「美容ライター」として美容記事を執筆、監修。コスメコンシェルジュ、薬機法管理者、コスメ薬機法管理者、景表法検定1級、@コスメビューティスペシャリスト。美しく年を重ねるための予防美容、美肌ケアを提案しています。
監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「たるみのサインとは?」「皮膚の弾力の低下(コラーゲンやエラスチンの減少)」「加齢による皮膚のゆるみ」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
※本記事における「リフトアップ」とは、下から上に引き上げるお手入れのことを指します。

たるみのサインとは?

肌のたるみは一気に起こるものではなく、たるむ前には肌にサインが表れます。
主な肌のサインの兆候は以下の通りです。これらの兆候がないか、鏡でチェックしてみましょう。
・肌が乾燥する
・目の下にクマのような影ができる
・フェイスラインが変わってきた
・頬やエラ周りが大きくなってきた

皮膚の弾力の低下(コラーゲンやエラスチンの減少)

考えられる原因のひとつとして、コラーゲンやエラスチンなどの皮膚を支える弾力繊維の低下が挙げられます。
赤ちゃんや子供の肌には肌の真皮の弾力繊維が豊富ですが、年齢とともに減少してしまいます。
皮膚のハリが失われることがたるみに繋がりやすくなるのです。

加齢による皮膚のゆるみ

年齢とともに肌の弾力繊維が減少していきますが、女性の場合は閉経以降の肌は急激にハリを失います。
40代後半になると美肌ホルモンと言われる、エストロゲン(卵胞ホルモン)が低下します。
それに伴い肌のハリやツヤが失われ、加齢による皮膚のゆるみを感じます。

むくみや脂肪の蓄積

顔のたるみは、肥満による脂肪の蓄積やむくみによっても起こります。
特に頬などに脂肪が付くと、重みで下垂したるみ肌に。なぜなら顔は筋肉が肌を支えていますが、脂肪の重みで肌を支えられなくなるからです。
またむくみはリンパや血流の流れを悪くし、たるみやすい肌へと変化します。

顔の筋力の衰え

年を重ねると筋力そのものが低下してきます。体だけでなく、顔の表情筋も低下するため顔全体が下垂しやすくなります。
最近深刻なのが、マスク生活による表情筋の低下によるたるみです。マスク生活により口周りの筋力が使われないため、若い世代でもたるみに悩む人が増えました。

スマス筋腱膜の劣化

肌は上から表皮、真皮、皮下組織があり、皮下脂肪の下にはスマス筋腱膜という肌を支える土台があります。
スマス筋腱膜が衰えると皮膚を支えられないため、肌にたるみが生じます。

紫外線など外側からの刺激

紫外線には2つの種類があり、肌の老化に大きく関わっています。
・UVA波:地上に届く紫外線の約95%を占め、真皮まで到達しシワやたるみの原因に。真皮にある肌のコラーゲンやエラスチンにダメージが加わり、コラーゲン、エラスチンがともに減少し肌を支えられなくなります。
・UVB波:主に表皮にダメージを与え、シミや日焼けの原因となります。

肌の乾燥

スキンケア不足などで肌が乾燥すると、バリア機能が低下傾向になります。
バリア機能の低下により、紫外線や摩擦などの影響を受けたるみやすい肌状態に傾きます。

体内の酸化によるダメージ

スキンケア不足などで肌が乾燥すると、バリア機能が低下傾向になります。バリア機能の低下により、紫外線や摩擦などの影響を受けたるみやすい肌状態に傾きます。

体内の酸化とは体内部のサビのようなもので、たるみを引き起こす原因のひとつ。
酸素が体内で変化し、活性酸素が多くなると肌の細胞やコラーゲンが攻撃します。その結果ハリや弾力が低下し、たるみへとつながるのです。

過度なダイエット

過度なダイエットにより、急激に体重が落ちると皮膚表面がたるんでしまいます。ダイエットによるたるみは、風船が縮んだようなハリのない肌が特徴です。
また栄養が不十分な状態でも肌のハリつやが失われます。

顔のたるみの種類

顔のたるみの種類は主に、頬のたるみ、アゴのたるみ・二重アゴ、口元のたるみがあります。

頬のたるみ:コラーゲンの減少、加齢による表情筋の衰えなどで頬のたるみが引き起こされます。ほかにも食生活の乱れやむくみ・脂肪の増加、悪い姿勢なども原因と言われます。頬のたるみを対策するためには、スキンケアで肌の弾力を保つケアを心がけるとともに、生活習慣や姿勢を見直すことが大切です。

アゴのたるみ・二重アゴ:舌の筋肉の衰えや食いしばり、無表情などがアゴのたるみや二重アゴに繋がる場合があります。予防をするには、エクササイズやマッサージを取り入れることがポイントです。ただし、できてしまったアゴのたるみや二重アゴをセルフケアで完全になくすことは難しいので、美容皮膚科や整形外科などの施術を検討してみるのもひとつの手段です。

口元のたるみ:乾燥や紫外線によるダメージ、口輪筋や表情筋の衰えなどにより引き起こされるのが口元のたるみです。トレーニングや丁寧なスキンケアでの予防や改善がおすすめです。

顔のたるみの中には、このように大きく分けて3つの種類があり、それぞれの原因や改善法が少しずつ違います。悩みが強いたるみ部分の原因を知って、それぞれに合った対策をするのがおすすめです。

頬のたるみ

頬のたるみが起こると、そのまま下に下がってアゴのたるみ、二重あご、口元のたるみの原因につながっていきます。頬のたるみは、乾燥や加齢、紫外線ダメージなどによる肌のコラーゲンの減少、加齢や習慣による表情筋の衰えに加えて、生活習慣や体重の増加による顔の脂肪の重さが原因になっていることもあります。加齢によるたるみに逆らうことは難しくても、表情筋のトレーニングやスキンケア、ダイエットなど打てる手はたくさんあるので、まずは生活習慣を見直してみましょう。

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アゴのたるみ・二重アゴ

アゴのたるみや二重アゴは、体重の増加だけではなく舌まわりの筋肉の衰えや、食いしばりの癖による歪みで皮膚が引っ張られることにより起きるもの、リモートワーク等で人に会わないことが増え、表情筋が衰えておきるものなど原因はさまざまです。エクササイズやマッサージをしてあげることで、それまでサボっていた表情筋が鍛えられると、お顔も上向きの印象になり輪郭もスッキリ。日々の積み重ねが大事です。

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口元のたるみ

鏡で自分の顔を見たときに何か疲れた顔をしているな?と思ったら、口元がたるんでいた…なんて経験はないでしょうか?

口元のたるみは乾燥や紫外線といった定番のものから、口輪筋(こうりんきん)や表情筋・顔の運動不足などの顔の筋力の衰え、加齢による肌のハリ低下や皮下脂肪の増加による肌の緩みなどが原因で引き起こされます。

顔の筋肉が大きく影響する口元のたるみケアは丁寧なスキンケアはもちろんのこと、頬のVトレなどで表情筋を鍛えていくことが重要です。表情筋を鍛えるトレーニングはウートレスイングや身近なペットボトルを使ったものまで幅広くあるので、自分に合ったトレーニングからはじめていきましょう。

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顔がたるむとどんな悪影響がある?

肌がたるむと「老けて見える」「疲れた顔に見える」「不機嫌そうな印象になる」などさまざまな悪影響を及ぼします。

たるみは見た目の印象を大きく変えてしまうため、深刻な悩みにつながりやすいと言えます。

老けて見える

たるみはメイクで隠すことができないため、とても老けた印象になってしまいます。同じ年齢でもたるんだ肌とハリのある肌では、見た目年齢が大きく変わってきます。
年齢よりも上に見られがちな方は、肌にたるみがないかチェックしてみてください。

疲れた顔に見える

たるみは肌に影を作り、疲れた顔に見えてしまいます。特に目の下のたるみは、黒クマができるため疲れていなくても疲れて見られるデメリットがあります。
眉や目尻が下がると元気のない顔に見えてしまうものです。

不機嫌そうな印象になる

たるみにより口角が下がると、それだけで不機嫌に見えるものです。普通の状態がすでに下がっていると「この人はいつも不機嫌だ」と誤解を招くことも。特に高齢の方が不機嫌に見えるのは、口角が下がったせいと言えるでしょう。

顔がたるんでしまうNG習慣

顔がたるんでしまうNGな習慣は肩こり、睡眠不足、バランスの悪い食事などです。

これは生活習慣により起こるため、たるみの原因になっていると自覚している方は少ないかもしれません。
誰にでもありうるNG習慣なので、ぜひチェックしてみてくださいね。

肩こり

肩こりは現代病とも言われ、運動不足の大人のほとんどが肩こりではないでしょうか。
肩や首のこりは、リンパの流れを滞らせめぐりを悪くさせます。また頭を支える首や肩が固くこることで、顔の筋力も下へ引っ張られてしまいます。肩こりはむくみと下垂の悪循環と言えるでしょう。

睡眠不足

睡眠不足は、肌にさまざまな悪影響をおよぼします。「肌は夜作られる」という言葉を聞いたことがありませんか?言葉の通り、夜の睡眠は成長ホルモンが分泌され、肌細胞や肌のサイクルと整える働きがあります。
睡眠不足が続くと、成長ホルモンの分泌が減少し、肌荒れやサイクルの乱れが起こることも。
徐々にハリを失い、たるみ肌への近道を作ってしまいます。

バランスの悪い食事

バランスの悪い食事は、肌に栄養が行き渡らないため、ハリやうるおいが無くなります。
特に体を作るタンパク質が不足すると、筋力の低下からたるみを招きます。
また糖質(炭水化物)を摂りすぎると体が糖化に傾き、黄ぐすみの原因になるのでご注意ください。
体を作るバランスのよい食事は、美しい肌を保つためには必須なのです。

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