ひどい背中ニキビの治し方|お風呂タイムを生かした効果的な対処法や予防法も解説

更新日: 2023年04月19日

ひどい背中ニキビの治し方|お風呂タイムを生かした効果的な対処法や予防法も解説

背中ニキビを治すには継続的なニキビケアが必要です。そのためにはストレスなく続けられるケアを行いましょう。
背中ニキビが治らない場合は皮膚科を活用することも大事です。
日頃の生活習慣を見直し、しっかりお手入れをすることで、背中ニキビの予防もできますよ。もしニキビができてしまっても対処方法を知っておけば安心です。

背中ニキビを治そうとしてもなかなか治らなくてお困りではありませんか?もしかしたらその治し方は間違っているかもしれません。
医師に診断してもらい、背中ニキビの原因がわかれば適切な治療が可能です。もしセルフケアで治らなければ、早めに皮膚科や美容外科を利用しましょう。
また、背中ニキビができてしまってからでは治るまでに時間もお金もかかってしまうため、ニキビができないように予防する方が負担も少なく効率的。ストレスなく自分でできる簡単な自己ケア方法もご紹介するので、背中ニキビに悩みたくない方はぜひ実行してみてくださいね。
重症化した背中ニキビやニキビ跡に困ったら、美容皮膚科に相談してみましょう。きっと良い解決方法が見つかりますよ。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「背中ニキビがなかなか治らない理由」「ストレスをためない背中ニキビのセルフケアでの治し方」「皮膚科や美容皮膚科をうまく活用する」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。

背中ニキビがなかなか治らない理由

背中ニキビの原因多くが生活の乱れや環境にあることがわかりました。しかし、乱れた生活や今までの環境を変化させるのは大変です。ニキビを治すためにストレスがかかってしまえば、ホルモンバランスが乱れニキビも治りにくくなります
また、背中ニキビの原因がはっきりとわかりにくいことも、背中ニキビがなかなか治らない原因の一つです。自分で原因が判断できないのであれば、皮膚科で医師に診断してもらうと背中ニキビの治りも早くなりますよ。

ストレスをためない背中ニキビのセルフケアでの治し方

お風呂時間のボディケアの工夫や簡単なお手入れをするだけで、ストレスなく背中ニキビのケアに繋がります。背中ニキビに効果のある市販薬の選び方もご紹介するので、自分に合ったセルフケアの方法を見つけましょう。

ボディブラシやボディソープを自分に合ったものに変えるだけで背中のニキビケアができます。
また、バスタイムにピーリングやあかすりを加えたり、脱毛後の保湿ケアを気をつけたりするだけでも効果的です。
ニキビを治すために病院に行くのが面倒な場合は、まずは市販薬で対処することも可能ですよ。

簡単に変えられるバスグッズやすぐに取り入れられるセルフケアに挑戦して、ストレスにならない方法で背中ニキビを治していきましょう

ボディブラシを使って洗い方を変える

背中を洗うにはボディタオルやスポンジ、素手など様々な方法がありますが、ボディブラシを使用するのがおすすめです。柄の長いボディブラシを使用することで、手では届かない部分までしっかり洗えます。
また、ボディブラシは洗浄力が高く、ナイロンのタオルよりも優しく洗えて低刺激。毛穴汚れにまでアプローチできるのも魅力です

ボディソープや石鹸を変えてみる

背中ニキビケアにはボディソープや石鹸の見直しも大切です。肌質は人によって異なるため、自分の肌質に適した成分が配合されたものを選びましょう。

乾燥肌の方:保湿成分であるヒアルロン酸やセラミドなどがたっぷりと配合されたもの。
脂性肌の方:皮脂汚れをしっかり洗浄しつつも保湿もある肌に優しいもの。
敏感肌の方:アミノ酸系のマイルドな洗浄力や無添加、弱酸性など刺激の少ない商品がおすすめ。

薬用タイプにはイソプロピルメチルフェノールなどを配合した殺菌効果や、グリチルリチン酸ジカリウムなどを配合した抗炎症作用があるものもあり、ニキビ菌の繁殖を抑えてくれます。まずは自分の肌がどのタイプか、セルフチェックで把握することが大事です。

ピーリング

肌の新陳代謝が悪い場合、角質が古くなっても剥がれずに蓄積され、肌トラブルの原因となります。ピーリングとは、ニキビの原因となる古い角質を柔らかくして除去するケアのことです。サリチル酸・グリコール酸・クエン酸など、ピーリング成分が配合されているジェルなどを使用します。ピーリングは角質だけでなくうるおいまで取り除いてしまうため、保湿成分も配合されていると肌への刺激が少なくなります。
ピーリングアイテムはジェルタイプやシートタイプがあり、ジェルタイプの場合、濡れた手で使用できるものだとお風呂で使いやすいでしょう。
ピーリングを行った後は肌が非常にデリケートな状態ですので、保湿ケアをしっかり行ってください。

あかすり

あかすりによって古い角質を剥がし、肌のターンオーバーを助けることで、背中ニキビの防止に繋がります。セルフで行う場合、あかすりタオルは長いタイプのものを選ぶと背中まで届きますよ。肌の弱い方は硬すぎない生地を選びましょう。強く擦りすぎると肌を傷つけ逆効果になるので注意が必要です。あかすり後の保湿も忘れないでくださいね。

脱毛後のケアを徹底する

脱毛後は乾燥しやすい状態になっているため、しっかりと保湿ケアを行いましょう。
また、皮膚のバリア機能が低下し紫外線にも弱くなっているため、日焼け対策も必要です。
レーザー脱毛直後に赤みやひりつきがあれば、患部を冷やすようにしてください。肌を温めすぎて血行を促進すると悪化する可能性があるので、当日のお風呂も控えましょう。

背中ニキビに効果的な市販薬の選び方

背中ニキビに効果のある市販薬には飲み薬と塗り薬があります。塗り薬を使ってもニキビが繰り返しできる場合は、飲み薬と塗り薬を併用すると体内から肌環境が整うため効果が出やすいです。
飲み薬は、肌の健康維持を助けるビタミンB2やビタミンC、肌のターンオーバーを促進する成分などが配合されています。
塗り薬は殺菌成分と抗炎症成分に加えて、肌の新陳代謝を促す働きのある成分や、かゆみを鎮める成分が入っているものもあります。背中は塗りにくいので、スプレータイプの塗り薬がおすすめです。
自分のニキビの症状に合わせて市販薬を選びましょう。市販薬を使用してもなかなかニキビが治らない場合は、早めに皮膚科を受診してください。

皮膚科や美容皮膚科をうまく活用する

背中ニキビは原因がわからないことも多く、自分で治すには限界があります。セルフケアでなかなか治らない場合は、皮膚科や美容皮膚科を活用してみましょう。自分の肌に合った治療法を提案してもらえますよ。

背中ニキビは皮膚科や美容皮膚科で治せます。
治療法はニキビの症状や原因によって様々。塗り薬や内服薬が処方されますが、特殊な機器や薬品を使う治療法もあります。
背中ニキビの治療費は、軽度のニキビで腫れや炎症を治すものであれば保険適用となります。重度のニキビやニキビ跡をきれいにするような美肌治療であれば、保険は適用されないので注意が必要です。
背中ニキビを効果的に治すために、皮膚科をうまく利用してみましょう。

背中ニキビは皮膚科で治る?

背中ニキビは基本的には皮膚科で治ります。ニキビの原因は様々で、原因によって薬や対処が異なります。間違った治療を行えば、背中ニキビは治らないどころか悪化する恐れもあり、自分で判断するのは危険です。
皮膚科では医師がニキビの症状や肌質を見て、ニキビの原因に合った薬や治療法を提案してもらえます
背中ニキビを放っておくと治りにくくなり、炎症が悪化してニキビ跡や色素沈着が残ってしまうことも。早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
まれに皮膚科に通っても背中ニキビが治らないこともあります。背中ニキビの原因が内臓疾患に由来している場合です。皮膚科で治らないときは、内臓疾患の可能性はないか医師に相談してみることをおすすめします。

背中ニキビの具体的な治療法

背中ニキビの治療には、塗り薬や内服薬が処方されます。
塗り薬は、ニキビの原因菌であるアクネ菌を殺菌する抗生物質や、毛穴の詰まりを取り除いたり予防する効果があるものです。マラセチア菌由来のニキビであれば、抗真菌薬が処方されます。
ニキビが炎症していると、抗生物質の内服薬を処方されることも
場合によっては、医師が器具を使ってニキビを潰して中の膿などを押し出す処置もあります。
また、自由診療になりますがケミカルピーリングやイオン導入などの肌質改善や、レーザー治療・光治療、ダーマペンによるニキビ跡や重度のニキビ治療もあります。美容皮膚科ではニキビによるクレーターや色素沈着などのニキビ跡の治療が可能です。

背中ニキビは皮膚科で保険適用になる?

背中ニキビの治療は保険適用になるものとならないものがあります。
軽度のニキビであれば、保険適用内で治療可能です。その場合、塗り薬や飲み薬、医師が器具でニキビを潰す治療法になります。
一方、レーザーでニキビ跡や色素沈着などの見た目を良くする治療や、保険適用内では治らない悪化したニキビの治療は自由診療となります。

背中ニキビは予防できる?

背中ニキビは予防もできます。方法は以下の通りです。
・汚れや皮脂、古い角質はニキビのもとです。洗い残しのないように、背中を常に清潔にしておきましょう
・栄養バランスの良い食事を心がけ、できるだけ睡眠不足やストレスのない生活を送ると良いです。
・乾燥も背中ニキビの大敵です。保湿ケアを怠らないようにしましょう。

跡が残ってしまったときの治し方

重度のニキビで、凹みや色素沈着などのニキビ跡が残ってしまった場合、美容皮膚科を利用するのがおすすめです。ニキビ跡は見た目を綺麗にする治療なので基本的に自由診療となります。
レーザーや光治療によって肌の深層を刺激する方法や、極細針を肌に刺すダーマペンなどで肌が持つ自然治癒力を高めることによって皮膚の再生を促す方法があります。

かゆい背中ニキビの対処法

背中ニキビがかゆい場合、原因によって対処方法が異なります。

アクネ菌由来のニキビが炎症を起こしている:アクネ菌を殺菌し、炎症とかゆみを抑える薬を使用しましょう。
乾燥によるかゆみ:肌の乾燥がひどくなると、肌が刺激に敏感になりかゆみを引き起こすことがあります。冬の乾燥する季節に起こりやすいです。乾燥によるカサつきがある場合は高保湿成分配合の保湿クリームなどを使用しましょう。
マラセチア菌によるニキビ:肌に存在する真菌のマラセチア菌によるニキビの場合は、抗真菌薬を使用する必要があります。

背中ニキビは正しく対処しないと症状が悪化する場合もあります。原因がわからないのであれば、まずは皮膚科を受診して原因をはっきりさせることが大切です。

重症で赤みや膿がひどい背中ニキビの対処法

背中ニキビが悪化し腫れや痛みがひどい場合は自分で対処せず、まずは保険診療の皮膚科を受診しましょう。保険診療で処方される抗生物質の塗り薬や内服薬で症状が良くなることも多いです。背中ニキビの原因がマラセチア菌の場合は、処方される抗真菌薬で改善します。
しかしニキビの程度によっては保険診療では治らないこともあります。皮膚科の保険診療で改善が見られない場合は、美容皮膚科でレーザー治療や光治療などを受ける必要があるため、美容皮膚科の医師に相談してみましょう。
それでも治らない場合は糖尿病などの内臓疾患の可能性も考えられ、病気の治療が必要です。いずれにしても専門医にかかることで、重症化したニキビに対処できますよ。