目の下のたるみ原因を徹底解明|たるむ原因を知って美しい目元を取り戻す

更新日: 2023年04月19日

目の下のたるみ原因を徹底解明|たるむ原因を知って美しい目元を取り戻す

目の下のたるみは、眼窩脂肪と言われる脂肪のふくらみ、加齢による皮膚のたるみ目のまわりの筋肉の弱まりむくみストレス睡眠不足などから起きています。普段の生活習慣から引き起こされるものと加齢によるものに大きく分かれます

ある程度年齢を重ねてから起こる、消えない目の下のたるみは皮膚のたるみが原因ではなく、眼窩脂肪が飛び出ることによるふくらみが原因であることが多いです。

眼窩脂肪は一時的にたまった老廃物とは違い、リンパマッサージや入浴では解消できません

眼窩脂肪によるふくらみがあることで、目の下のふくらみと頬との間に影ができ、クマのように見えます。このクマは、影なのでコンシーラーで消すことも難しく、老け顔の原因の一つとなります。

目の下のたるみには、加齢のほかに、ストレスや寝不足スマホやパソコンの見過ぎによる目の筋肉の血行不良も関係しています。

睡眠不足や夜型の生活習慣で眼精疲労が残ったままだと、目の筋肉の血行が悪いままになり、目の下のたるみの原因になる場合もあります。

また、濃い味付けが好きな方はむくみやすいので、眼窩脂肪だけではなく余分な水分が目の下にたまり、たるみを加速させているかもしれません。

薄味の食事をとっているのに全身がむくみがちだったり、眼球自体が飛び出しているなどの自覚症状があれば、内臓疾患との関連が疑われるかもしれません。

目の下のたるみには腎臓系の病気や、甲状腺ホルモンの異常によって起こるバセドウ病が関係していることもあります。疲れが取れにくい、むくみが消えないなどの自覚症状があれば、一度クリニックの受診を検討してみてはいかがでしょうか。

目の下のたるみは、生活習慣の見直しである程度改善するものと、加齢が原因でセルフケアでは改善が難しいものに分けられます。原因が不明な状態でずっと目の下のたるみが気になる……という場合には、医療機関の受診を検討しましょう。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「ぽこっと出た目の下のぶよぶよしたふくらみは眼窩脂肪(がんかしぼう)によるもの」「目の下のたるみがクマが目立つ原因に」「スマホによる目の使いすぎ、瞬きの増加」「加齢による皮膚のたるみ、ハリ、筋肉不足」「ストレス、睡眠不足、生活習慣」「食塩摂取によるむくみ」「目の下のたるみと関係のある病気」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。

ぽこっと出た目の下のぶよぶよしたふくらみは眼窩脂肪(がんかしぼう)によるもの

目の下のたるみの原因としてよくあるものは、「眼窩脂肪(がんかしぼう)によるもの」です。眼窩脂肪は下まぶたの脂肪で、眼球を保護しています。

眼窩脂肪は誰にでもありますが、年齢によって下まぶたのじん帯が衰えると、眼球の重みを支えられず、眼窩脂肪が圧迫されて押し出されます

下まぶたの皮膚は薄いので圧迫された脂肪が目立ちやすく、目の下がぽこっと出て見えたり、ぷよぷよしたふくらみに見えやすいです。

また、眼窩脂肪が押し出されると影になってクマのように見えたり、たるみが目立ちやすくなります。

年齢とともに頬の皮膚のコラーゲンが減少し、こけて見えることで、眼窩脂肪が目立ちやすくなり、たるみがより強調されているケースもあるでしょう。

眼窩脂肪による目の下のたるみがあまりにも気になる場合は、美容クリニックの手術で脂肪の除去も可能です。

目の下のたるみがクマが目立つ原因に

目の下のたるみがクマが目立つ原因になっていることもあります。眼窩脂肪が押し出されて目の下にたるみができると、たるみの下が影となり「影グマ」の原因になりやすいです。

日光や照明は、通常頭の上にあるので、目の下にたるみがあることで、たるみの下に影ができます。

そのため、睡眠不足でもないのにいつも目の下が暗く見え、不健康な印象に見えたり、年齢より老けて見られやすくなることも。

さらに、たるみが皮膚を圧迫し、めぐりが悪くなるので余計にむくんでしまうこともあります。

目の下のたるみをケアすることで「影グマ」が目立ちにくくなります。寝不足でもないのにクマが消えない方は、目の下のたるみが原因でクマが消えないのかもしれません。

スマホによる目の使いすぎ、瞬きの増加

目の下のたるみの原因に「スマホによる目の使い過ぎまばたきの増加」もあります。パソコンやスマホの普及で長時間画面を見つめる方も多いでしょう。

しかし、目の筋肉は細いので、長時間画面を見続けると筋肉にとって大きな負担となります。そのため、目の周りの筋肉の血流が悪くなり、たるみやシワの原因になります。

また、眼精疲労によってドライアイ状態になると、涙を出そうとしてまばたきの回数が増えるので、目周辺の筋肉にさらに負担をかけて目元がたるむ原因となりやすいです。

スマホやパソコン操作の時間を減らすことが一番ですが、なかなか難しい方は、目元のストレッチ温めで眼精疲労を緩和できるので、すこしずつ日常のケアに取り入れるのがおすすめです。

加齢による皮膚のたるみ、ハリ、筋肉不足

目の下のたるみの原因には「加齢による皮膚のたるみハリ筋肉不足」によるものも大きいです。目の下の皮膚は薄くデリケートなので、加齢によってコラーゲン層や脂肪を支える筋肉が衰えると目の下のたるみとなって現れます

加齢による皮膚のたるみは仕方がないところもありますが、アイクリームを使って目元の乾燥を防いだり、目元のストレッチを行うことで、たるみの進行を遅くできます。

目元の皮膚はデリケートなので、以下のポイントに気をつけましょう。


①クレンジングは専用リムーバーを使ってやさしく行う
②目の周りをこすらない
③目薬を適宜使い、ドライアイとまばたき過多に気を付ける

目の疲れをケアして、目の下のたるみの進行を予防していきましょう。

ストレス、睡眠不足、生活習慣

目の下のたるみの原因に「ストレス睡眠不足生活習慣」もあります。ストレスや睡眠不足、生活習慣も目の下のたるみに影響を与えます。

なぜなら、ストレスによって目元の筋肉が緊張したり睡眠不足になると目元や顔周りの老廃物がうまく排出されず、たるみの原因となるからです。

生活習慣が夜型の方は、特に暗い部屋でスマホやパソコンを見る機会が多く、ブルーライトによる目への刺激も加わり、睡眠不足になりやすいのです。

ベッドでのスマホ使用はなるべく避けましょう。また目元に限らず、筋肉が緊張すると血行が悪くなり、老廃物をうまく排出できません。ゆっくりお風呂に入ることで、全身の血行が良くなるだけでなく、副交感神経が優位になるのでリラックス効果が期待できます。

睡眠不足や生活習慣が改善されると、目の下のたるみが気にならなくなることも。なるべく早寝早起きを心掛けましょう。

食塩摂取によるむくみ

目の下のたるみの原因に「食塩摂取によるむくみ」もあります。塩味の濃い食べ物を取ると、血液の塩分濃度を一定にしようとする「ホメオスタシス」機能によって、体が水分をため込みます。
その結果、体がむくみ、目元にも水分がたまりやすくなります

さらに、目元の皮膚はうすいため、むくみが顕著に現れやすく、上まぶたと下まぶたに水分がたまって、目が腫れぼったく見えます

塩辛い食事が続いてむくみが毎日起こると、目元に余分な水分がたまったままになります

目元のむくみがいつも起こると、眼窩脂肪の他に水分で目の下がふくらむため、目のたるみが気になりやすくなるでしょう。

むくみは塩分の取りすぎの他にも、糖分やアルコールの取りすぎでも起こります。健康的な食生活を心掛けることで、目の下のたるみ対策が可能です。

目の下のたるみと関係のある病気

目の下のたるみは眼窩脂肪やむくみのほかに、病気の症状の可能性があります。目の下のたるみに関係する病気には以下があります。

①腎臓に関係する疾患
②バセドウ病
③眼瞼内反症

目の下だけでなく全身にむくみを感じたり、塩分や糖分を控えているのにむくみが改善しない場合は、腎臓系の疾患の可能性があります

腎臓は老廃物を排出したり、体内の塩分と水分をコントロールしています。したがって、腎臓の働きが悪いとむくみがひどくなったり、血圧が上がるなど、何らかの自覚症状が現れます。

また、バセドウ病という甲状腺ホルモンによる免疫疾患がある方にも、眼球が前に出る眼球突出の症状とともに、目の下のたるみが起こることがあります。

目の下のたるみがひどい場合には、下まぶたのふちが眼球の方に向かってくぼむ「眼瞼内反症」が起きる場合もあります。

眼瞼内反症は逆さまつげのように、まつ毛が目に刺さり痛みが出る、角膜炎や結膜炎の原因になり、手術が必要になる方もいるかもしれません。気になる症状が続いている場合には、放置せず医師の診察を受けましょう。

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