目の下のたるみを劇的に改善|効果的なケア方法と改善策を伝授

更新日: 2023年04月24日

目の下のたるみを劇的に改善|効果的なケア方法と改善策を伝授

目の下のたるみが気になる方の中には、自分でケアすればたるみが改善するのでは、と期待している方もいるでしょう。残念ながら、目の下のたるみを自分で治すには限界があります

しかし、目の下のたるみを少しずつ改善させたり、進行を遅らせることはできます。具体的には、たるみ対策ができる化粧品でスキンケアを行うことです。

目の下のたるみに有効な成分には以下があります。

①保湿成分(ヒアルロン酸・レシチン・セラミドなど)
②エイジングケア成分(レチノール・ナイアシン・ビタミンC誘導体など)

目の下のたるみをスキンケアでカバーするためには、肌を保湿しながら、肌にハリを与えることが重要です。肌は、乾燥によってハリが失われ、外部からの肌ダメージを受けやすくなる原因となるため、まずはしっかりと保湿しましょう。保水効果のあるヒアルロン酸レシチンセラミドが配合されている製品は、保湿効果が高いので、乾燥しがちな目元の皮膚の保護ができます。

また、ハリのある肌に整えることで、皮膚表面のたるみ予防になつので、エイジングケア成分が配合された製品も目の下のたるみ予防や改善にはおすすめです。エイジングケア成分には肌のきめを整えるレチノールやセラミドを増加させる働きのあるナイアシン、肌にハリを与えるビタミンC誘導体が配合されている化粧品がおすすめです。

しかし、目の周りはデリケートで刺激を受けやすいので、高濃度をうたったり、アルコールなど刺激になりやすい成分が入っている製品はには注意が必要です。使う前にパッチテストを行うなど、注意しながら使いましょう。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「顔の筋肉を鍛えるトレーニングで予防する」「美顔器で予防する」「スキンケアで予防する」「サプリメント、睡眠、生活習慣の見直し」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介しているスキンケア用品のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。

目の下のたるみを自力で治す方法

目の下のたるみを自力で治す方法には、毎日のスキンケアにリンパマッサージ眼輪筋のトレーニングを加える方法があります。ただし、一度たるんで眼窩脂肪でふくらんでしまった目元を完全に元に戻すのは難しく美容医療の分野になります

アイクリームや目元パックなど目の下のたるみに特化したスキンケアに、リンパマッサージや眼輪筋のトレーニングを取り入れることで、少しずつたるみが改善したり、見た目の印象を変えられる可能性があります。

スキンケアはたるみの改善というより、予防の意味合いの方が強いので、刺激の強い化粧品を使っても、たるみが劇的に改善することはありません。日本で未認可の化粧品で「たるみが消える」など謳ったものや、成分が国内製造のものより濃いものがあるのは事実ですが、刺激の強い化粧品を使うことで、目の周りが炎症を起こしたり、シワや赤み、シミなど、新たな肌トラブルの原因になる可能性があります。

刺激の強い化粧品を使うよりも、低刺激で肌にやさしい化粧品を使って保湿をしながら、ハリのある肌を目指しましょう。セルフケアによるたるみ対策は毎日の継続が大事なので、続けやすい価格であることや、時間をかけずにさっとできることが大事です。

目の下のたるみには加齢による肌のハリを補い、保湿効果の高いものを使うのがおすすめです。
目の下のたるみは化粧品だけではなかなか治しづらいですが、リンパマッサージで顔の老廃物を減らして引き締めることで、若々しい目元に見せることも可能です。

目の下のたるみに効く化粧品とは

目の下のたるみの原因には加齢による肌のハリ低下のほか、筋肉の衰えもあるので、化粧品だけで目の下のたるみを治すことは難しいです。しかし、目の下のたるみを予防したり今あるたるみの進行を遅らせることはできるかもしれません。具体的に目の下のたるみにおすすめの化粧品には以下があります。

・保湿力の高いアイクリーム
・シワの改善が期待できる美容液、フェイスクリーム

目の下の皮膚は乾燥しやすく、乾燥が原因で肌への刺激となり、たるみの原因となることがあります。保湿をしっかりと行い、肌ダメージから守ることで、目の下のたるみにアプローチが可能です。

また、シワ対策ができるエイジングケアの美容液やクリームは、肌にハリと弾力を持たせられるので、眼窩脂肪に負けないハリ肌を作る点で目の下のたるみに効果が期待できます。

目の下のたるみを治すクリームはある?

目の下のたるみは、残念ながら化粧品だけで治すことは難しいです。しかし、エイジングケアのクリームを取り入れ、マッサージや筋トレとも併用していくことで目の下のたるみ予防が可能です。
目の下のたるみを予防するクリームは、エイジングケアと謳われた製品をチョイスするのが正解

中でも年齢が気になる肌には肌内部への浸透力が高く肌に吸収されやすい「低分子コラーゲン」コラーゲンの生成を促す「ビタミンC誘導体」が配合された商品がおすすめです。

また、乾燥も肌ダメージと目の下のたるみの原因になりやすいので、コラーゲンヒアルロン酸セラミドなど、保湿成分が含まれているものを選びましょう。

リンパマッサージの効果

目の下のぽこっと出たたるみは、眼窩脂肪が圧迫されて飛び出たものです。したがって、リンパマッサージだけで目の下の膨らみを完全に解消することはできません。しかし、リンパマッサージでは、顔の老廃物をつまみながし排出を手助けしてくれます。目の周りに余分な水分や老廃物がたまるのを予防し、目元に負荷をかけにくくするので、目の下のたるみ予防として取り入れるのもいいでしょう。顔のリンパマッサージでは、多少力を入れて顔周りのリンパを流したり、ツボを押すこともありますが、目元を強く押したり、力を入れてマッサージすると、皮膚が伸びてさらにたるみの原因になることや、シワ、眼窩脂肪が流れて目の下のたるみが悪化する可能性があるので、目の周りはやさしく触れましょう

針付き目元パックで改善する?

針付き目元パック(マイクロニードルパッチ)は目元に貼ると、マイクロニードルが角層の中で溶け、保湿成分をダイレクトに届ける商品です。マイクロニードルパッチは保湿効果は期待できるので、間接的な目の下のたるみ予防にはなるかもしれません。

しかし、メインの目的は保湿で、ハリケアではないので、本格的な目の下のたるみ予防としては物足りないと感じる方もいるかもしれません。ただ、保湿によって目の下のシワやクマが目立ちにくくなるので、総合的な見た目印象を若くする効果が期待できます。

マイクロニードルパッチは針による刺激があるため、肌の調子が悪い時は無理に使わないようにしましょう。痛みを感じたり使用感が合わない場合は、ストレスとなるので無理に使用する必要はありません。

効果的なスキンケア方法

目の下のたるみはスキンケアだけで治らない場合もあります。しかし、効果的なスキンケア方法を知ることで、目の下のたるみ予防につながったり、今あるたるみの進行を遅らせることは可能です。
目の下のたるみに効果的なスキンケア方法は「保湿」と「ハリケア」です。目の周りの皮膚はうすく、皮脂腺も少ないため、水分を蓄えるのが苦手です。

クレンジングでゴシゴシ擦ったりしないように丁寧に肌を扱ってあげ、こまめに保湿してあげるのが大事です。
スキンケアはセラミドヒアルロン酸が配合されたアイクリームでやさしく保護しましょう。目の下のたるみには肌にハリを与えるコラーゲンビタミンCが有効です。コラーゲンは角質層に浸透しやすい低分子コラーゲンを選び、ビタミンCは、肌に吸収された後にビタミンCが生成される「ビタミンC誘導体」をチョイスを。また、肌の老化につながる紫外線対策も忘れないようにしましょう。総合的なケアでたるみの予防を行っていくことがおすすめです。

整形手術など美容医療により目の下のたるみを治す方法

目の下のたるみの劇的な改善を望むのであれば、美容整形手術など、美容医療で目の下のたるみを治すことができます。目の下のたるみの原因は、眼窩脂肪が押し出されることによってできたふくらみや、コラーゲンの減少により皮膚がたるむことで起きています。それらの原因を物理的に取り除くことで、即効性のある改善が可能です。

美容医療で目の下のたるみを治す方法には、主に次の3つがあります。

①ヒアルロン酸注射
②ハイフ
③目の下のたるみ取り手術(脱脂)

ヒアルロン酸注射は、目の下のたるみと頬との境目の溝にヒアルロン酸を注射して、ふくらみを目立ちにくくする施術です。

ハイフは超音波の熱エネルギーを利用して皮膚内部の引き締めとコラーゲン・エラスチンの生成を促進が期待できます。

脱脂手術は、目の下のふくらみの原因となっている眼窩脂肪をメスを入れて取り除く手術です

他にもサーマクールというラジオ波を用いた治療法で、肌の深部に熱を与えることで、コラーゲンの生成を促進し、リフトアップ効果を得る治療法も人気です。

美容医療ではスキンケアではできない、抜本的な目の下のたるみ取り治療ができるので、早く確実に効果を出したい方には美容クリニックの施術がおすすめです。美容整形に抵抗がある方でも、ヒアルロン酸注射やハイフはメスを使わないので心理的ハードルも低いでしょう。

目の下のたるみ取り手術では、ダウンタイムが必要になることもあります。通常、1週間程度で通常通りの生活に戻れますが、2~3日は赤みや腫れが出るので、気になる人はスケジュールを調整しておくと安心です。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、目の下のたるみと頬の境目のくぼみにヒアルロン酸を注射する施術です。目の下のたるみと頬との境目がふっくらすることでたるみが目立ちにくくなります。

ヒアルロン酸注射は注射時にチクッとした痛みがありますが、ダウンタイムもなく、当日からメイク・入浴・運動ができるというメリットがあります。

注射によって内出血が起こる場合もありますが、メイクで隠せるので、比較的手軽な施術と言えるでしょう。しかし、ヒアルロン酸は体内に吸収されてしまうので、ヒアルロン酸注射による目の下へのたるみ効果は数か月から2年程度と言われています。

ヒアルロン酸注射にはダウンタイムはありませんが、飲酒によって顔がむくんだり、小顔マッサージで注入したヒアルロン酸が流れることがあるので、術後1週間程度は飲酒とマッサージを控えましょう。

ハイフ

ハイフは正式名称を「高密度焦点式超音波治療法」と言い、超音波によって皮膚の内部に熱を加えて肌を引き締め、コラーゲンやエラスチンの生成を促す治療法です。肌の土台となるSMAS筋膜という部分にアプローチする施術になります。金額は1回あたり数万円〜数十万円とクリニックによってさまざまです。

目の周りは皮膚がうすいため、長い間ハイフは難しいと考えられてきましたが、目元専用のカートリッジが開発されたため、目元の施術ができるようになりました。

ハイフは痛みがほとんどなく、施術時間が短時間で済むため気軽に受けられる治療です。まれに赤みやかゆみが出ることがありますが、時間の経過とともにおさまるので心配しすぎないようにしましょう。ハイフは照射した後一時的に皮膚が乾燥し、バリア機能が低下します。バリア機能が低下すると紫外線などのダメージを受けやすいので、保湿と紫外線対策をいつもより念入りに行いましょう

脱脂、目の下のたるみ取り手術

目の下のぽこっと出たたるみの原因は眼窩脂肪です。したがって、目の下のたるみを取り除くには、眼窩脂肪を手術で取り除くことが一番確実な方法となります。目の下のたるみ取り手術を脱脂と呼ぶのはこのためです。脱脂、目の下のたるみ取り手術は、まぶたの裏側の粘膜から行います。

まぶたの裏側の粘膜中央部にメスを入れ、眼窩脂肪を少しずつ取り除いて手術は終了です。手術から24時間経過すればメイクは可能ですが、赤みや腫れが出るので、1週間は時間に余裕を持てる期間に手術を受けましょう

ダウンタイムは3ヶ月〜かかるので、完全に落ち着くまでには少し時間がかかります。ただ、脱脂手術は傷跡がほとんど目立たず、効果が長期間持続するのがメリットです。目の下のたるみを確実に除去したいと言う方は、脱脂手術を検討してみてはいかがでしょうか。

目の下のたるみ取りの費用やダウンタイム

目の下のたるみを取る脱脂手術の費用は、20万円〜40万円前後のクリニックが多いです。ひとりひとり目の下のたるみの状況や脂肪の量が違うため、金額に差が出ることがあります。
一般的に両目で手術を受ける場合は片目ずつ受けるよりも費用が割安になります。ダウンタイムは1週間前後です。手術から24時間経過後はメイクができるようになり、1週間経過でコンタクトレンズが使えます

腫れや内出血が2~3日出るので、腫れが気になる方は、休めるようにスケジュールを調整しておくといいでしょう。
目の下のたるみ取りでは、手術当日からシャワーが可能ですが、入浴は手術から1週間経過後になります。シャワーの場合でも。目の周りに刺激を与えないように、やさしく洗いましょう。

手術以外で目の下のたるみを治す方法は?

手術以外で目の下のたるみを治す方法には、超音波治療であるハイフや、レーザー治療サーマクールアイが考えられます。どちらもメスを使わない施術なのでダウンタイムを気にせず受けられるメリットがある一方で、持続期間がやや短いため、1年に1回程度施術に行く必要があるというデメリットがあります。

また、ハイフもサーマクールアイも即効性はありません。たるみの軽減を実感するまで、1ヶ月〜程度かかることが多いので、目元のたるみを今すぐ何とかしたい方にとってはデメリットかもしれません。

しかし、ハイフやサーマクールアイはメスを使わないので美容整形に抵抗がある方でもチャレンジしやすく、スキンケアよりも早く効果を実感しやすいので、気になる方はクリニックで相談してみてはいかがでしょうか。

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