ニキビの色素沈着は治すことができる？ 跡に残ってしまった色素沈着への適切な対処法

跡に残ってしまったニキビの色素沈着は、適切な対処法により治すことができます。せっかくにニキビが治ったのに、ニキビが色素沈着してしまったら新たな悩みに繋がってしまいます。

クリニックでは塗り薬、飲み薬、レーザー、イオン導入など様々な治療が可能です。セルフケアでは美白を意識したアイテムを取り入れていきましょう。

ニキビ跡の色素沈着は、炎症後色素沈着と言われるシミになります。炎症後色素沈着とは、ニキビの炎症により、過剰に産生されたメラニンにより色素沈着したシミのことです。

時間が経つと自然に薄くなる場合がありますが、そのまま肌に定着して残ってしまうこともあります。

ニキビの色素沈着は、通常のシミと同じような茶色いシミ以外に、赤みや紫色を伴うもの、クレーターや盛り上がってしまうニキビ跡など、さまざまな状態で現われます。

定着してしまったニキビの色素沈着は、セルフケアでは難しいですが、医療機関であれば治すことは可能です。

ニキビ跡は紫外線を浴びたり、刺激を与えたりするとさらに濃くなるため、日焼け止めや美白化粧品でこれ以上ひどくならないように予防しましょう。

ニキビの色素沈着は美容医療で治療し、治すことができます。ニキビ治療は保険診療で行なえますが、ニキビ跡の治療は保険適用外の自由診療になります。

合わせて背中ニキビの色素沈着にも、さまざまな治療法があり治すことが可能です。

ニキビの色素沈着を治すには、適切な対処法が必要になってきます。出来てしまったニキビ跡にはレーザーや薬などさまざまな治療法があり、状態に合わせて適切に行なうことが大切です。

背中ニキビもニキビ跡になりやすい箇所のため、できてしまったらどのような対処法があるのか知っておきましょう。

ニキビの色素沈着は治すことができる？

ニキビの色素沈着は、色素沈着の状態に合わせた適切な治療法により効果を発揮し、治すことができます。しかしホームケアでは、予防美容や生活習慣や食生活の改善などがメインとなり、完全に治すことは難しいと言えます。

ニキビを治すためには医薬品や医療の力が必要になってきますが、平行して現在ある色素沈着を悪化させないようにすることが大切です。

紫外線を浴びるとさらに色素沈着するため、日焼け止めは常に塗布してください。浅い色素沈着なら美白化粧品で消える場合もあるので、美白化粧品の併用もおすすめします。

また、刺激や摩擦なども悪化原因となるため、色素沈着の箇所を触ったり刺激を与えたりしないように普段から気をつけていきましょう。

ニキビの色素沈着を治療するには

ニキビの色素沈着の治療法には「ニキビの色素沈着におすすめのレーザー」「ニキビの色素沈着をケアする薬」「ニキビによる色素沈着を治す際におすすめのクリーム」などを取り入れる方法があります。

医療機関での治療は事前にしっかり説明を聞いたうえで自分にあう方法を見つけ、気になる色素沈着を治していきましょう。

ニキビの色素沈着の治療法には主に３種類の方法があります。

ニキビの色素沈着におすすめのレーザーは、赤みや色素沈着がある場所にあて、皮膚を再生してニキビ跡を改善する治療法です。レーザーにはいくつかの種類があるので、診察時にどのレーザーが自分の肌に効果的か確認しましょう。

ニキビの色素沈着をケアする薬には、ドラッグストアで購入できる市販薬と医療機関で処方される医療用医薬品があり、どちらも塗り薬と内服薬を取り扱っています。

ニキビによる色素沈着を治す際におすすめのクリームは、肌にハリを与えるクリームや美白クリームがおすすめです。ヒアルロン酸やコラーゲンレチノールなどのハリ肌成分やビタミンＣ誘導体、トラネキサム酸などの美白成分などがあります。

ニキビの色素沈着には、美容医療の色素沈着におすすめのレーザー治療や、色素沈着をケアする薬による治療、色素沈着におすすめのクリームを使用するなどの治療法があります。

ニキビの色素沈着におすすめのレーザー

ニキビによる色素沈着には、美容医療で行なわれているレーザー治療が効果的です。
レーザー治療の中でも「フラクショナルレーザー」は、レーザーで肌に微細な点状の穴をあけて、皮膚を活発に再生する働きがあるため、ニキビ跡の治療に使われているものです。

肌への負担が少なく、ダメージを抑えながら色素沈着や毛穴の開き、シワやたるみも改善できます。

凹凸のあるクレータータイプのニキビ跡や、しこりのあるニキビ跡などにも効果的です。

ダウンタイムは、治療後1～２日赤みが残る場合があり、7～10日の間に薄いかさぶたができますが自然に治まります。翌日からメイクが可能な場合が多く、治療したと人に知られずに行ないたい方にもいいでしょう。

ニキビの色素沈着をケアする薬

ニキビの色素沈着は薬を使用し、改善することができます。
医薬品は、ドラッグストアや薬店で購入できる市販薬と、医療機関で処方される医療用医薬品があります。

市販薬では主に内服薬が多く、ビタミンCとL-システインが配合されたシミ、そばかす治療薬が有効です。肌細胞の生まれ変わりを正常化させ、できてしまった色素沈着のメラニンを排出します。

塗り薬では、皮膚のターンオーバーを促進させる効果があるものや、メラニンを阻害するタイプの塗り薬がおすすめです。

色素沈着を薄くするハイドロキノンは、市販のものより医療機関で処方されるもののほうが濃度が高く、より効果が期待できます。

医療機関の薬は、市販薬では取り扱いできないものもあるため、市販薬で効果が出ない方は医療機関の受診を検討しましょう。

ニキビによる色素沈着を治す際におすすめのクリーム

色素沈着を治すときに併用したいクリームは、肌にハリを与える成分や美白有効成分が配合されたクリームがおすすめです。

肌にハリを与える成分は、レチノール、セラミド、ビタミンＣ誘導体、ヒアルロン酸、コラーゲンなどがあります。特に、肌のターンオーバーをサポートする、レチノールやビタミンＣ誘導体は積極的に取り入れたい成分です。

ハイドロキノンは、肌の漂白剤とも言われています。美白有効成分としては認められていませんが、海外ではシミの治療に人気で、医療機関では濃度が高いクリームを購入することができます。

美白有効成分では、トラネキサム酸、4-MSK、ビタミンＣ誘導体、アルブチンなどがあります。プチプラからデパコスまで価格帯が幅広く、種類も多いため価格や使用感など自分の肌に合ったものを選びましょう。

背中ニキビの色素沈着の治し方

背中ニキビの色素沈着の治し方は、医療機関で行なうケミカルピーリングやイオン導入、内服液の治療が効果的です。また顔と同様にレーザーも、背中に当て治療することができます。

背中は体の中でも皮脂が多く、汗をかきやすい部分のためニキビができやすい場所です。

ホームケアなら、肌を刺激しない肌荒れ予防有効成分が配合されたボディーソープや美白ケアなら手軽に取り入れられるでしょう。

肌着や衣服、洗濯洗剤が刺激になる場合もあるため、原因を取り除きニキビができないようにしないと、くり返しやすくいたちごっこになりがちです。

医療機関で治療する場合も、ニキビができないようにホームケアの予防美容も併用していくことをおすすめします。