魚の目とは? 見た目の特徴や見分け方のポイントを紹介

公開日: 2023年05月12日

魚の目とは? 見た目の特徴や見分け方のポイントを紹介

魚の目は合わない靴やハイヒールなどの圧迫や摩擦によってできる特徴的な形状の皮膚疾患で、白っぽい芯があり痛みを伴うことが一般的です。正式には「鶏眼」ともいわれます。これに似た疾患にタコやイボがありますが、原因や症状に違いが存在します。

魚の目は足の親指や小指の付け根など体重がかかる部分に主に発生し、痛みとともに歩行が困難になることがあるため、早期治療が重要です。適切な靴選びや歩行方法、角質ケアが魚の目の予防策として効果的です。また、魚の目と似た症状のタコやイボは原因や痛みに違いがあるため、適切に見分けることが大切です。

魚の目を予防するためには、適切な靴選びや足へのケアを行い、足の皮膚を健やかに保ちましょう。似た症状を示す疾患があるため、正確に判断し、適切な治療を受けることが重要です。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「魚の目とは芯が魚の眼球のように見える形状」「魚の目は痛みを伴うのが特徴」「魚の目のできはじめはどんな状態?」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
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魚の目とは芯が魚の眼球のように見える形状

魚の目は、皮膚の角質が硬くなった部分で、中央部分が突起していることが特徴で、その形状が魚の眼球に似ていることから、その名がついています。

特に足の指やその付け根、手の指など、擦れやすい場所にできやすく、靴の合わない方や高いヒールを履く女性に多くみられます。適切なケアがなされないと、魚の目は痛みを増して悪化します。

見た目から「魚の目」と言われていますが、正式名称は「鶏眼」です。魚の目は自然治癒することはなく、痛みを伴います。靴選びや適切なケアが重要ですので、気になる症状があれば、まずは専門家に相談しましょう。

魚の目は痛みを伴うのが特徴

魚の目は痛みを伴った皮膚疾患であり、その痛みが悩みの要因でもあります。痛みは擦れや外圧によって引き起こされるため、早期の対策が求められます。

特徴的な形状だけでなく、魚の目は痛みを伴うことが大きな特徴でもあります。痛みが起こる原因は、皮膚の角質が硬化して神経が刺激されるからです。

特に歩行中や靴を履いているとき、硬くなった部分が擦れたり圧迫されたりすることで痛みが増します。痛みが悩みの要因であるだけでなく、日常生活に支障をきたすこともあります。

魚の目のできはじめはどんな状態?

魚の目のできはじめは、皮膚が硬くなり始めた状態で、じょじょに皮膚が厚く盛り上がってきます。この状態では、痛みがまだそれほど強くないので、見過ごしがちです。しかし、放置していると皮膚がさらに硬く厚くなり、魚の目が成熟し痛みが増します。初期の状態では、重なる圧迫により角質が硬化していることが多いため、早期に対策を施すことが大切です。

魚の目ができ始めるときの初期症状に気づくことが、症状が悪化する前に対策を立てるために重要です。皮膚が硬くなり始めたら、早急にケアを始めるようにしましょう。

魚の目ができる場所

魚の目は足や手の指にできることが一般的で、特に親指や小指の横や付け根、足の指の間などが特に発生しやすい部位です。擦れや圧迫が原因でできるため、特定の部位で痛みを感じたら魚の目の可能性を疑ってみましょう。

魚の目ができる場所は、手や足の指に多く、擦れや圧迫が原因でできることが多いです。特に親指の横や付け根、小指の横や付け根、足の指の間などは症状が現れやすい部位です。これらの部位は、靴などが圧迫したり擦れたりしてできやすくなります。

また、重度の外反母趾や扁平足などの足の骨格の変形が擦れや圧迫を引き起こすため、魚の目ができる条件が整います。同じ場所に何度も繰り返し魚の目ができる場合には、足の歪みなども関係していることが多いため靴選びや歩き方から見直してみる必要があります。

魚の目ができる場所を把握することで、痛みや不快感が発生した場合に魚の目かどうかを判断しやすくなります。特定の部位で症状が出た場合、早期対策が必要なので、すぐに専門家の意見を求めましょう。

足の裏は魚の目がとくにできやすいパーツ

魚の目は、特に足の裏にできやすい皮膚のトラブルです。これは、靴が合わなかったり、歩行時の圧力が特定の部位に集中することが原因となります。

足の裏の皮膚が過度に摩擦されたり、圧力を受け続けると角質が硬くなり、魚の目ができることがあります。このため、適切な靴を履くことや、足のケアが重要となります。また、早めに処置を行わないと、痛みや不快感が悪化することがありますので注意が必要です。

靴選びや立ち姿勢に気を付けることで、足の裏の魚の目を予防することができます。また、普段から足の裏のスキンケア、角質ケアに努めることで魚の目の予防になります。

足の裏の魚の目について詳細はこちら

親指の横や付け根

魚の目は親指の横や付け根が特に発生しやすく、靴が当たる部分の骨に角質ができるため、痛みが強くなります。これは靴の擦れや圧迫が起きやすい部分であるためです。ここが痛い場合は、魚の目の可能性が高いです。

特に親指の付け根は骨が突き出した部分であり、擦れや圧迫が大きく働くため魚の目ができやすくなります。親指の魚の目は、歩行中に痛みが強く感じられることが一般的です。靴を履いて歩くと親指が痛い場合は、魚の目の可能性が高いため、早期の対策が必要です。

親指の横や付け根に痛みを感じる場合は、魚の目ができている可能性があるため、早めのチェックと対策が大切です。適切なケアや靴選びを心がけましょう。

小指の横や付け根

特に靴が擦れる小指の横や付け根にも魚の目ができやすく、ここが痛い場合は注意が必要です。

小指の魚の目もよく見られる症状で、特に靴の擦れが原因でできることが多いです。小指の横や付け根に痛みがある場合は、魚の目ができている可能性が高く、ケアが必要です。靴選びや適切なケアで魚の目の発生を予防し、痛みを軽減することができます

小指の魚の目が痛みの原因である場合、早めにケアすることが大切です。靴選びやケアの工夫で症状の悪化を防ぎましょう。

足の指の間

足の指の間にも魚の目ができることがあり、これは指同士の擦れや圧迫が原因です。指の間の痛みに気づいたら、魚の目ができいる可能性を考慮しましょう。

足の指の間に魚の目ができることもありますが、これは指同士の擦れや圧迫が原因となっています。足の指同士が密着して擦れることで、角質が硬化し魚の目ができます。特に、足の形や歩き方によって指が密着しやすい人は魚の目ができやすい傾向があります

魚の目は手にもできやすい

魚の目が手にもできる場合があり、特に手の指の付け根や指の横にできることが多いです。これは手の指が圧迫されたり、擦れることが原因です。

魚の目は足だけでなく、手にもできます。手の指の付け根や指の横にも魚の目が発生しやすい部位です。これは持ち物や器具から圧力がかかったり、指同士が擦れることが原因で硬化するためです。特に運動や日々の作業で手が酷使される場合は魚の目ができやすくなります。

手に魚の目ができた場合、適切なケアが必要です。魚の目ができている状態を放置しないように気をつけましょう。手への負担を減らす工夫やケアで、魚の目を予防しましょう。

魚の目と似た皮膚疾患との見分け方や違い

魚の目以外にも、たこなどの似た症状がありますが、その見分け方は痛みや形状の違いから判断できます。正確な診断を受けることで、適切な治療法が決まります。

魚の目と間違われる症状にたこやイボなどがありますが、それらとの見分け方は痛みや形状の違いで判断することができます。たこは魚の目と違い、痛みがなく厚い角質層が広がる形状です。イボはウイルス性で伝染ります。これらの症状がある場合は、専門家に診てもらうことで正確な診断ができ、適切な治療法が選択できます。

魚の目と似たような皮膚症状がある場合は、適切な見分け方を知り、正確な診断を受けることが大切です。痛みや形状の違いに気づくことが早期治療に繋がります。

魚の目とタコの違い

魚の目とタコはいずれも皮膚が硬くなる症状ですが、魚の目は角質化した部分に白っぽい芯があるのに対し、タコは角質化部分に芯がなく平たい形状が特徴です。また、魚の目は痛みを伴うことが多いのに対して、タコは痛みが少ないことが多いです。

魚の目とタコの違いは、芯をともなう皮膚の形状や痛みの有無にあります。魚の目が中心に芯がある丸い形状に対して、タコは芯が無く厚く平たい角質が特徴です。また、痛みも魚の目が圧迫感や痛みを伴うことが多いのに対し、タコは痛みが少ないことが多いです。これらの特徴を見極めることで、魚の目とタコを判断することができます。

魚の目は芯を取ることが治療になるため、タコと見分ける際は、かたい皮膚の形状や痛みの有無を確認しましょう。適切な見分け方を知ることで、それぞれに適したケアや治療が行えます。

魚の目とイボの違い

魚の目とイボの違いは、原因となるウイルスの有無や皮膚の状態にあります。魚の目は摩擦や圧迫によって角質化が進むのに対し、イボはウイルス(主にヒトパピローマウイルス)感染が原因でできることが大きな違いです。

魚の目とイボは皮膚が硬くなる点で似ていますが、原因や症状には違いがあります。魚の目は摩擦や圧迫が原因で角質化が進むのに対して、イボはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルス感染が原因でできます。また、魚の目は圧迫感や痛みを伴うことが多いのに対し、イボは痛みが少ないことが多いです。さらにイボの場合、数が増えたり周囲に広がることがあります。

魚の目とイボを見分ける際は、原因や痛みの有無、皮膚の状態を確認しましょう。適切な見分け方を知ることで、それぞれに適したケアや治療が行えます。

魚の目と間違えやすいウイルス性イボとの違い

魚の目と間違えやすいウイルス性イボの違いは、皮膚の状態や原因にあります。ウイルス性イボは小さく膨らんだ表面が特徴で、ウイルスによって感染するのに対し、魚の目は摩擦や圧迫が原因で皮膚の角質化が進みます。

魚の目とウイルス性イボは一見似ていますが、皮膚の状態や原因に違いがあります。ウイルス性イボは小さくでこぼこしたような表面が特徴で、特定のウイルス(ヒトパピローマウイルス)が感染し広がることで起こります。

一方、魚の目は摩擦や圧迫が原因で角質化が進み、黒っぽい芯がある丸い形状が特徴です。また、魚の目は痛みを伴うことが多いのに対し、ウイルス性イボは痛みが少ないことが多いです。

足のイボは、ウイルス感染によって引き起こされるため、イボがある部分を触ったり、別の部位に触れた手足で触れたりすることで、ウイルスが広がることがあります。また、イボがある部分を擦ったり、削ったりすることで、ウイルスが他の部位に広がることもあります。そのため、足のイボを治療する際には、ウイルスの広がりを防ぐためにも、適切な処置が必要です。

魚の目が痛くない場合は他の疾患である可能性

魚の目が痛くない場合、他の疾患である可能性が考えられます。例えば、タコやイボは魚の目に似た症状を示すことがありますが、痛みが少ないことが多いです。そのため、症状をしっかり観察し、適切な診断を受けることが大切です。自己判断で処置を行うと、症状が悪化することがありますので、皮膚科を受診しましょう。

魚の目が痛くない場合、他の疾患である可能性が高いため、皮膚科で診断を受けることが重要です。適切な治療を行うことで、皮膚症状を改善しましょう。

魚の目を予防する方法

魚の目の予防方法としては、適切な靴選びや、足に負担をかけない歩行、定期的な角質ケアなどが効果的です。これらを行うことで、魚の目の発生リスクを減らすことができます。

魚の目を予防するためには、まず適切な靴選びが重要です。足に合ったサイズや形状の靴を選ぶことで、摩擦や圧迫を軽減できます。また、歩行時に足に負担をかけないよう、正しい歩行姿勢を心がけることも効果的です。さらに、定期的な角質ケアや保湿も魚の目の予防に役立ちます。足の裏の角質が適度に柔らかく保たれることで、圧迫による硬化を防ぐことができます。

まとめ

魚の目は、特徴的な形状と痛みを伴う皮膚疾患であり、親指や小指、足の指の間などに発生しやすい部位があります。魚の目と似た症状のタコやウオノメなどもあり、痛みや形状の違いから判断できます。魚の目の予防には、適切な靴選びや保湿、角質の除去が効果的です。これらの方法を実践し、魚の目ができるリスクを減らしましょう。

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