ページ更新日:2023年1月4日
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※本記事における「シミ」とは「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」又は「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」ことをさします。
※本記事における「くすみ」とは汚れや古い角質によるくすみのことをさします。
※本記事における「毛穴ケア」とは、肌にうるおいを与え、キメを整えるお手入れのことをさします。
簡単そうで意外と奥の深いベースメイク。毎日メイクしている場合でも、ちょっとしたひと手間やアイテムを加えるだけでメイク崩れを起こしにくくなったり肌悩みのカバーができたりするんです。
本記事では、ベースメイクのやり方から順番まで初心者の方にもわかりやすく解説。上級者の方向けに、仕上がりをワンランクアップさせるコツや理想のツヤ肌を叶えるテクニックについてもお伝えします。
美容ログアンケートをもとにしたおすすめ人気ランキングも紹介するので、日々のメイクにぜひ取り入れてみてください。
ベースメイクは、メイクの基盤となるもの。色味や鮮やかさをプラスして華やかに見せるポイントメイクとは異なりますがベースメイクが綺麗に仕上がっているかどうかでメイク全体の仕上がりも変わってきます。
初心者は特に、ベースメイクのやり方がわからないと厚塗りになってしまいがち。以下のポイントを押さえて、ベースメイクをマスターしましょう。
・肌悩みやコンディションに合わせたタイプを選ぶ
・肌色になじむカラーを選ぶ
・厚塗りにならないように注意する
・ムラなくつけることを心がける
・ブラシやパフは清潔なものを使う
まずは、ベースメイクアイテムの種類と役割についてチェックしましょう。
ベースメイクのアイテムには、
・日焼け止め
・化粧下地
・コントロールカラー
・ファンデーション
・コンシーラー
・フェイスパウダー
があります。
では、それぞれアイテムの役割について確認していきましょう。
ベースメイクの最初に、忘れてはいけないのが日焼け止めです。日焼け止めは紫外線によるダメージから素肌を保護する役割があります。
日焼け止めを肌に塗ることで、紫外線を反射して肌内部に入り込ませないという作用があります。
また、紫外線を別のエネルギーに変換して肌に届く前に吸収させる作用もあります。それぞれ、「紫外線散乱剤」「紫外線吸収剤」というものに分類されます。
日焼け止めには、大きく分けて以下の7つのタイプがあります。
・乳液タイプ
・クリームタイプ
・ジェルタイプ
・ローションタイプ
・スプレータイプ
・パウダータイプ
・スティックタイプ
ベタつきがきになるのであればジェルタイプやローションタイプがおすすめ。
保湿力を重視したいという場合には、クリームタイプや乳液タイプが良いでしょう。また、持ち歩いてこまめにつけたいという場合には、スプレータイプやスティックタイプ、パウダータイプが便利です。
メイクの最初にまず土台づくりとしてつかうのが化粧下地。メイクしたての状態や、メイクのノリが左右される大切な部分なので手抜きは禁物です。化粧下地をていねいに仕込むことで、後に塗るファンデーションを軽く薄づけにできます。
顔全体に塗るものと部分づかいするものがありますが、どちらも肌の気になる凹凸やキメの乱れなどカバーして整えつつ、次につかうアイテムを肌によりなじみやすくさせます。
化粧下地は、みずみずしいツヤ感、くすみレスな明るさなど、なりたい質感によって選ぶのがポイント。土台づくりをしながら紫外線対策ができるUVカット効果を兼ね備えたタイプもあります。
また、「プライマー」と呼ばれるアイテムも化粧下地のひとつです。
化粧下地はタイプ別の特徴から自分の肌にあった種類を選びましょう。
・リキッド
やわらかい感触で肌なじみがよく、スーッと伸びて塗りやすいので使いやすさ抜群。
・クリーム
肌の乾燥が気になる方におすすめ。うるおい感があり、カバー力にも優れる。
・ジェル
ナチュラルな肌感が好きな方におすすめ。つけ心地の軽さで選ぶならこのタイプ。
・ムース
ホイップが、肌にのばした途端、ふんわりとろけてパウダーっぽく変化。
肌の色ムラをおさえ、色を調整することで、肌の悩み解消や欲しい印象づくりを手伝ってくれるのがコントロールカラー。化粧下地は「質感」でなりたい肌へと近付けてくれるベースなのに対し、コントロールカラーは「色」でなりたい肌へと近付けてくれるベースです。
さまざまな色があり、悩みや欲しい肌印象によって色を使い分けます。
リキッドやクリームなどのタイプがあり、形状もチューブ・スティック・クッション・チップ・スポイトなどさまざま。
くまや肌の赤みなどもきれいにカモフラージュしてくれる、ありがたい存在です。
コントロールカラーは肌の明るさや色味を調整でき、好みの肌・なりたい肌作りに欠かせないアイテムです。
・ピンク系
顔が青白く、血色感に欠ける方におすすめ。ふわっと温かみのあるやわらかなピュア肌を作る。
・オレンジ系
クマやたるみ、目元の茶色いくすみなどをカモフラージュするのに大活躍。日焼けした肌に塗ってても自然になじむ。
・イエロー系
肌のトーンをカバーしつつ、ナチュラルに明るく洗練された印象を作る。
・グリーン系
肌の赤みや赤くなったニキビ跡をうまくカモフラージュ。赤みが気になる部分のポイントづかいがおすすめ。
・パープル
肌に澄んだ透明感を与え、エレガントに見せてくれる。黄ぐすみしがちな肌の色補正に効果的。
ベースメイクのなかでも主役となる部分がファンデーション。ファンデーションは、肌の悩みをカバーし整えて、美しく見せてくれます。でも、実はそれだけではありません。紫外線や排出ガスなどの外部刺激から肌を守る役割も果たしてくれているのです。
ファンデーションは、ルース・パウダー・スティック・エマルジョン・リキッド・クリーム・ジェル・ムース・クッション・ミネラルなど、バリエーションがとにかく豊富。
それぞれのメリットがあるので、色だけでなく他のポイントにも着目して選びたいですね。
ファンデーションはサラサラした肌触りから、高密着タイプまで幅広いです。種類別の肌との相性やテクスチャーもチェックしておきたいものです。
・ルースタイプ
さらさらの粉末状で軽い使い心地。肌の色ムラカバーや凹凸隠しに。
・パウダータイプ
セミマット~マット肌になりたい人におすすめ。肌のテカリを防ぎ、コンパクトタイプで持ち運びに便利。
・スティックタイプ
密着感とカバー力がありポイントカバーにもぴったり。水に強いのも特徴。油分が多く、乾燥しがちな肌の人にもおすすめ。
・リキッドタイプ
つるんとした均一な仕上がりを求める方向け。高密着で毛穴や凹凸を隠したい時におすすめ。保湿性が高く、乾燥しにくいのも特徴。
・クリームタイプ
しっとりつややかな仕上がりで乾燥が気になる方には特におすすめ。混合肌の方は、Tゾーンはパウダー、Uゾーンはクリームと使い分けも可能。
・ジェルタイプ
スーッとのびる軽い付け心地でピタッと密着。薄づきで崩れにくいのもポイント。
・ムースタイプ
ホイップファンデーションとも呼ばれています。ふんわりとしたつけ心地で、仕上がりはナチュラル。
・ミネラルタイプ(ミネラルファンデーション)
天然の鉱物が主成分。肌負担は比較的少なく、油分が配合されておらず、石けんやお湯で落とせるタイプも。
ファンデーションに近い存在として知られているのがBBクリームやCCクリーム。ファンデーションとどんな違いがあるのかご存じですか?
名称 | 用途・違い | 機能 |
---|---|---|
BBクリーム(ブレミッシュ・バーム) | もともとドイツの医療現場でつかわれていた肌の再生や傷の修復が目的のクリーム。後に韓国でファンデーションの機能がプラスされ進化していきました。ファンデーションには劣るものの、カバー力があり肌を美しく整えてくれます。 | 化粧下地・ファンデーション・美容液・日焼けどめ |
CCクリーム | CCクリームの意味は幅広く、「カラーコントロール」「コンプリートコレクション」などメーカーによってさまざまな違いがあります。色味や明るさで肌を美しく整えてくれます。 | 化粧下地・コントロールカラー・日焼けどめ |
部分用のファンデーション的存在として、肌悩みのある部分をしっかりカモフラージュしてくれます。シミやくま、ほうれい線などの悩みもカバーしてくれる強い味方。また、ハイライトとしても効果を発揮します。
スティック・リキッド・クリーム・パレット・ペンシルなどの形があり、使いたい部分の形状や大きさなどによって使い分けることができます。
コンシーラーは気になる部分や肌悩みをしっかりカバーできるタイプだと安心です。
・スティックタイプ
カバー力が高い反面、厚塗り感がでやすいのでピンポイントづかいに。
・リキッドタイプ
テクスチャーが硬いものはピンポイントづかいがおすすめ。硬いタイプほどカバー力に優れる。
・クリームタイプ
保湿性に優れ、広範囲に塗りたい時におすすめです。
・パレットタイプ
パレットの中に複数色がセットになっています。複数色を使いながら微調整できるので便利。
・ペンシルタイプ
特に細かい部分をカバーするのにとても便利です。
フェイスパウダーは、「おしろい」「お粉」「フィニッシングパウダー」とも呼ばれています。ベースメイクの仕上げにつかうことで、肌に美しいニュアンスをプラスしてくれるのはもちろん、化粧崩れを防ぎ、メイクしたての美しさを長持ちさせてくれます。
それだけでなく、花粉などの外部刺激から肌を守ってくれる効果や、汗や皮脂によるベタつきやテカリをおさえてくれる効果も。
ルース状とプレスト状のものがあり、求める雰囲気によって色を選ぶことができます。
フェイスパウダーの色味もいくつかあるので肌にあった色味・なりたい色味に合わせてチョイスしましょう。
・クリア
ファンデーションの色を邪魔せず幅広く使えます。透明感の演出に。
・ベージュ
白浮きせず、サッと軽くお化粧直ししたい時にも向いています。
・ホワイト
ふんわりとした透明感をまとえます。
・ピンク
肌のトーンをパッと明るくします。
・パープル
くすみをとばし、透明感を引き出してくれます。
・グリーン
肌の赤みをおさえ、くすみをとばします。
・オレンジ
明るい肌を演出してくれます。
ベースメイクに使うアイテムは、たくさんあります。そのため、どんな順番でやったらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。ここからは、正しいベースメイクのやり方について紹介していきます。
ベースメイクの手順としては、使用するファンデーションのタイプによっても異なります。
基本的な順番は以下の通りです。
やり方としてはまず、もっとも素肌に密着させたいものから順につけていくのがポイントです。日焼け止めを肌に密着させることで、紫外線のダメージをしっかりと抑えることが可能です。
その上で、化粧下地を塗って肌をなめらかな状態に整え、コントロールカラーやファンデーションで仕上げていくという流れになります。
パウダーファンデーションはベースが粉なので、メイクの仕上げに使います。順番としてが、コンシーラーやコントロールカラーを塗ったあと。メイクの最後に使うことで、毛穴のを目立ちにくくしたり、全体を明るく見せるといった効果が期待できます。
パウダーファンデーションをコンシーラーよりもあとにつけるのは、ヨレ防止という意味合いが大きいです。
コンシーラーは固形のクリーム状の物が多く、パウダーファンデーションよりも油分が多いのが特徴。そのため、パウダーファンデーションよりあとでつけると肌に密着しにくく、ヨレやすくなるのです。
パウダーファンデーションを使う際は、以下のような点に注意してください。
パウダーファンデーションをたっぷりつけすぎると、厚塗りな印象になって仕上がりも不自然です。
まずは少量をとって伸ばし、足りないと思う部分に追加でつけるようにしましょう。
リキッドファンデーションをつける手順としては、コントロールカラーを塗ったあと、コンシーラーの前がベストです。
リキッドファンデーションを使う場合は、最後にルースパウダーで仕上げるのが鉄則。ベースを整えてからリキッドファンデーションで肌表面を均一にし、気になる部分にコンシーラーを追加します。
リキッドファンデーションは油分が多いので、パウダーよりも前につけるのが鉄則です。
リキッドファンデーションを使う際のポイントや注意点は、以下の通りです。
油分が多いリキッドファンデーションは、つける量にも気をつけなければなりません。
頬などは比較的たっぷりつけても良いですが、皮脂の多いTゾーンは控えめにしましょう。また、つけすぎるとムラになるので、少量ずつ伸ばすのがポイントです。
クッションファンデーションは、パウダーファンデーションとリキッドファンデーションの中間のようなアイテムです。程よく潤いがありながら、パフで顔全体に均一につけることができます。
クッションファンデーションを使う場合は、以下のような手順でつけるのがポイントです。クッションファンデーションはリキッドファンデーションと同じように、下地やコントロールカラーのあと、コンシーラーの前につけます。
クッションファンデーションをつける歳位は、以下のような点を意識しましょう。
クッションファンデーションは軽いテクスチャーで、少量でも伸びが良いのが特徴。
パフにつける際には、上半分がしっとりとする程度で十分です。つけすぎると厚塗りの原因となり、よれてしまう可能性も高いので、気をつけましょう。
BBクリームやCCクリームも、ベースメイクをする上で欠かせないアイテムです。肌の色味を補正したり、肌の凹凸などを整える役割があります。ベースを整えたいならBBクリーム、色味を補正したいのであればCCクリームを使いましょう。
BBクリームやCCクリームは化粧下地の役割もあるため、順番としてはスキンケアを終え、日焼け止めを塗ったあとに使います。素肌に密着することでそのあとのメイクのキープ力を高める作用もあります。
BBクリームやCCクリームを使う際のポイントとしては、以下の通りです。
BBクリームはもっとも素肌に密着するアイテムなので、つけすぎてヨレるとメイク全体が崩れやすくなります。
また、シリコンパフはスポンジパフのようにクリームを吸収しないので、少量ずつ取って素肌に伸ばすことができます。最後にハンドプレスすることで、素肌をなめらかに整えることができるので、大切なポイントです。
メイクを綺麗に仕上げても、すぐに崩れてしまっては意味がありません。忙しい毎日でできるだけ長くメイクを持たせるためには、いくつかポイントがあります。以下にまとめているので、チェックしてみてください。
スキンケアをしっかりとすることで、メイクの持ちが格段に良くなります。というのも、スキンケアをすることで、素肌がしっかり潤うからです。素肌が乾燥した状態だと、肌を守るために皮脂がたくさん分泌されます。この皮脂によって、化粧崩れが起こってしまうのです。
素肌が潤っていれば余分な皮脂が分泌されることもなく、ベースメイクも素肌に密着し玉まで長い時間メイクを綺麗に維持することができるのです。
素肌に油分が多い状態だと、メイクのりも悪くなり、ベースメイクもヨレやすくなってしまいます。そのため、油分が多いと感じたらメイク前にしっかりとオフしておくことが大切です。
ただ、オフする際にも注意が必要。ティッシュなどでゴシゴシこすると、摩擦によって素肌が傷つき、乾燥しやすくなります。皮脂をケアする場合には、コットンやティッシュを使って優しくぽんぽんと撫でるように拭き取ることが大切です。
化粧下地は、両頬、顎、額、鼻の5カ所に均等につけ、そこから伸ばしていきます。これは5点置きと呼ばれるベースメイクの基本であり、ムラなくメイクを仕上げて持ちを良くするための重要なポイントです。
5点に均等に下地を乗せることで、顔全体に均一に伸ばすことができます。1点において塗り広げていくと、どうしても最初に乗せた部分がつけすぎになってしまい、外側に行くほど下地が足りなくなってしまいます。ベースメイクをする際は、5点置きを意識してください。
肌悩みなどがある場合は、ファンデーションで必死に隠したくなってしまうもの。しかし、そうするとファンデーションのつけすぎになってしまい、ケバく見えたりメイクが崩れやすくなったりしてしまいます。
肌悩みが気になるのであれば、ファンデーションではなくコンシーラーでカバーするようにしましょう。コンシーラーは部分ごとに使えるので、気になる部分のみになじませてカバーすることができます。
ベースメイクを仕上げた後、まだテカリが気になるという場合には、フェイスパウダーやルースパウダーでカバーしましょう。特にオイリー肌の人はメイク後もテカリが気になることもあるので、フェイスパウダーを活用してください。
パウダーには皮脂を吸着する作用があるものも多いので、余分な皮脂を吸着し、メイク崩れを防ぐ効果も期待できます。
ここからは実際にベースメイクを行って行く際の注意点をご紹介します。長時間美肌をキープするには正しい使い方と合わせて、注意点も把握しましょう。
せっかく購入しても、メイク中に肌に痛みや突っ張り感、化粧崩れがしやすいなど、トラブルが起こってしまっては無駄になってしまいますよね。
そうならないためにも、自分の肌に合ったファンデーションを見つけることが大切。
ここではそれぞれの肌質に「合う」「合わない」ファンデーションをまとめました。
肌質 | おすすめのタイプ | 避けたほうがいいタイプ |
---|---|---|
乾燥肌 | ・リキッドファンデーション ・クリームファンデーション ・エマルジョンファンデーション 乾燥しやすい肌を美容成分で保湿することができます。 | ・パウダーファンデーション 乾燥している部分にファンデーションがつかないので、より乾燥部分が目立ってしまいます。 |
脂性肌 | ・パウダーファンデーション 皮脂を粉体が吸着するので崩れにくくなります。 | ・リキッドファンデーション ・クリームファンデーション 皮脂とファンデーションの油分が混ざって、テカりや崩れが気になってしまいます。 |
混合肌 | ・リキッドファンデーション ・クッションファンデーション 根本的に乾燥していることが原因。保湿成分でうるおい補給することで混合の状態が気になりにくくなります。 | ・パウダーファンデーション ・クリームファンデーション 過剰な皮脂や乾燥に対してどちらにもうまく対応するのは難しいため。 |
敏感肌 | ・ミネラルファンデーション ・BBクリームやCCクリームなど ダメージを受けやすい状態のため、保湿効果が高く油分をあまり含んでいないものがおすすめ。 | ・リキッドファンデーション ・クリームファンデーション ・パウダーファンデーション リキッドやクリームは肌に対して負担が大きいため。 パウダーも乾燥部分が目立つことがあるため。 |
色の展開が豊富なベースメイクは自分の肌色に合う色を選ぶことが大切。
自分に合うカラーを選ぶ時は、フェイスラインに何色か塗り、少し離れて確かめます。顔と首の差がなく、ファンデーションの色が浮いて見えなければOKです。
また、今まで使っていたブランド内で商品を変える際もテイスターでしっかり確認しましょう。
商品によってカラーバリエーションが違う場合があり、同じ色番号でも色味や明るさがわずかに異なる場合があります。
化粧下地は毛穴や、皮脂のコントロールをし、ファンデーションをより効果的に使うための土台づくりや、肌の保護をしてくれます。また、日焼け止めは様々なな肌トラブルを招く紫外線対策には欠かせないアイテムです。
現在、日焼け止めの機能を備えた化粧下地も多く、工程がカットできるアイテムもあります。
ですが、使用してる化粧下地がそうでない場合は、2つの工程を行ってからファンデーションを使うと肌に負担なく、長時間美肌を保つことができますよ。
今までいくつかベースメイクを使ってきた中で「この商品合わないな」と感じたことがある方もいらっしゃると思います。
その原因は多々ありますが、中でも注意したいのが配合されている成分。
例えば、脂性肌の方は油分の多ベースアイテムを使用することで毛穴づまりや、ニキビの原因に。
乾燥肌の方が皮脂を抑制する成分が配合されているアイテムを使用すると更に肌の乾燥が悪化してします。また、肌がゆらぎやすい方は、季節によって合わない成分が変わる場合も……。
まずは自分の肌質を把握し、トラブルが起きた際は症状を調べその時使用していたアイテムの成分と照らし合わせましょう。
意外と見落としがちなのがブラシや、パフなどのツール。
何日も使用して、パフがベタベタになっていたり、ブラシの先が固く固まってしまっていたら今すぐお手入れが必要です。
何日も使用しているツールは自らの皮脂や水分が入り込みやすく、使用後に風通しが悪い場所や暗い場所に保管することで細菌やカビは繁殖することも。
また、固くなったブラシは肌に触れた際に摩擦が起こりやすく肌に負担をかけてしまいます。
スキンケアを頑張っているのに、肌悩みが改善されない時は、メイクで使用するツールを清潔に保つことを意識しましょう。
ファンデーションを塗るときは、顔の内側から外側に向かって伸ばすようにしましょう。その方が、ムラなく綺麗に仕上がるからです。
外側から内側につけてしまうと、中心にファンデーションが集まり、ヨレやすくなります。そうすると部分ごとにムラができてしまいますし、メイクの仕上がりにも影響してしまうのです。
コンシーラーにはリキッドタイプやスティックタイプがあります。チップで乗せるようなリキッドタイプの場合、油分を多く含んでいるので、目元や口周りなどの皮膚が薄い部分につけると保湿作用もあります。
一方のスティックタイプは油分が少なく、薄づきです。そのため、Tゾーンなどの油分が多いところに使ってもよれずに仕上がります。
ベースメイクはアイテムごとに特徴も使用目的も異なります。メイクを綺麗に仕上げるためには、それぞれのアイテムの使い方をしっかりと理解しておくことが大切。
ということでここからは、アイテムの塗り方について紹介していきます。
リキッドタイプのファンデーションや化粧下地を使う場合は、スポンジを使うと綺麗に塗ることができます。スポンジは余分な油分などを吸い取ってくれるので、顔に均一にファンデーションを広げることができるのです。また、薄づきになるので素肌に密着しやすくなります。
スポンジを使う場合に気をつけたいのが、「こすらない」こと。こすると素肌への摩擦ダメージとなって、肌が傷ついて乾燥しやすくなります。ぽんぽんと優しく乗せて広げていきましょう。
オイリー肌などで悩んでいる人は、リキッドタイプの下地やファンデーションばかりを使っていると、顔がテカってしまったり、油分過多によってメイクが崩れやすくなってしまいます。
そのため、メイクをする際には適度にフェイスパウダーを挟みながらやっていくと良いでしょう。余分な皮脂をパウダーが吸着してくれるので、メイクもヨレにくくなります。密着度の高いフェイスパウダーを選び、皮脂対策をしていくことが大切です。
ファンデーションを使って素肌を整えてから、最後にチークをつけるという人も多いのではないでしょうか。しかし、最後にチークをつけると、チーク部分だけ目立ってしまい、不自然な仕上がりになってしまうことも。メイクが浮いてしまうことに悩む人も多いものです。
ナチュラルに仕上げたいなら、ファンデーションをつける前にチークを塗るのがポイント。
乗せたチークの上からぼかすようにファンデーションをなじませれば、ほんのりと血色感が出ます。
どんなにムラなく仕上げたとしても、日中は汗や皮脂などでどうしてもメイクがよれてしまうことがあります。かといって、その都度メイク直しをするのは大変ですし、忙しい中とてもじゃないけど無理、と思うこともあるでしょう。
そんな時に役立つのが、フェイスミストです。メイクの仕上げに吹きかけることで、メイク仕立ての状態を長時間キープできます。スプレーするだけなので簡単ですし、お出かけ前につけるのを習慣にしておくと良いでしょう。
メイクをすることで、少なからず肌には負担が加わってしまうもの。時には、メイクによって肌荒れを起こしてしまうこともあるでしょう。
荒れてしまわないように、普段からきちんとケアをしておくことが大切です。
肌荒れしやすい人は、ベースメイクアイテムの選び方も重要です。選び方のポイントとしては、以下の通りです。
ウォータープルーフで持ちの良いベースメイクアイテムも多いですが、落ちにくいと素肌への負担が大きくなります。
石鹸で簡単に落ちるものを選びましょう。また、素肌に潤いをプラスできるものも、肌荒れ防止に役立ちます。そして、紫外線は素肌の大敵なので、対策ができるものを選ぶと良いでしょう。
ベースメイクアイテムをたくさん使えば、肌悩みも隠せますし、フラットに見えるでしょう。しかし、たくさんのアイテムを重ねるということは、それだけ素肌に負担がかかるということです。また、手間もかかってしまいます。
ベースメイクアイテムの中には、いくつかの機能を兼ね備えているものも多いです。例えば、ファンデーション不要の化粧下地など。これらのアイテムを活用すれば、少ない手間でメイクが完成しますし、肌への負担も抑えられます。
ベースメイクというと、ファンデーションをつけることだと認識している人も多いのではないでしょうか。しかし、ベースメイクというのはスキンケアから始まりですし、最後の仕上げまで何工程にも及びます。
ということでここからは、ベースメイクにおけるテクニックを紹介していきます。
メイクは毎日しているけれど、「使う時の順番は?」「どのタイプを選べばいいの?」と迷ってしまうことはありませんか?ベースメイクがいまひとつだとその日の顔印象が台無しに。残念メイクを防ぐために、ベースアイテムについておさらいしましょう。
ベースメイクのアイテムは選択肢が多く、選ぶのに迷ってしまいますよね。
次に、自分にぴったりの商品を選ぶポイントをアイテムごとに紹介します。
化粧下地は一番下の最も肌に面する部分。自分の肌質や肌状態に合うものをセレクトしましょう。保湿成分や美容液成分が配合されているものを選べばスキンケア効果も同時に得られます。
キメが気になる、ツヤ感が欲しいなど、肌への悩みや希望に沿ったものをチョイスするのがポイントです。
コントロールカラー選びの際は、色はもちろん、その他のポイントにも注目してみてくださいね。肌質に合うものを選べば、メイクの仕上がりがより美しくなります。うるおい成分配合のものは肌が乾燥しがちな方に、皮脂コントロール成分入りのものは油性肌の方におすすめです。
部分によってカサつきやテカリがある混合肌の方は、オールスキンタイプが◎。
ファンデーションは、ケースに入った状態の色と、実際肌につけた時の色が違って見えることもあります。色選びを間違うと、顔が不自然に暗くなったり、明るくなり過ぎたりする原因に。
ファンデーションを選ぶ際は、顔の首に近い部分に塗ってみて、首の色に近いかどうかチェックするのがおすすめです。
また季節に合ったファンデーションを選ぶ方法もあります。
肌の部分的なカモフラージュに適しています。クマやしみをカバーしたい方には必須のアイテム。青クマにはオレンジ系、茶クマにはイエロー系が適しています。
パール感のあるタイプならツヤっぽく、マット感のあるものならサラサラな仕上がりに。より華やかさが欲しい時は、微細なラメ入りもおすすめです。
肌質や肌悩みに合わせて、テクスチャーや配合成分を選ぶと理想の肌を演出できます。
同じ成分でもパウダリー、クッション、クリームなどのテクスチャーによってファンデーションのつきかたや仕上がりが違います。
また、乾燥肌にはしっとりタイプ、オイリー肌にはさらっとしているタイプを使うと時間がたってもメイク崩れしにくくなるので、肌質に合うかどうかも大切です。
ファンデーションもスキンケアアイテムと同様に、自分の肌質や肌悩みに合わせて選びましょう。
脂性肌の方は、皮脂による化粧崩れやテカリが悩みですよね。そんな肌トラブルを抱える方には、皮脂吸着パウダー入りのファンデーションがおすすめです。
さらっとした質感に仕上がるファンデーションで皮脂崩れを防止しましょう。
乾燥肌が気になる方は、時間の経過とともにファンデーションが乾燥崩れしてしまうのが悩み。
保湿成分がたっぷり配合されたリキッドタイプやクリームファンデーションがおすすめです。美容液が多く配合されたものも良いでしょう。
敏感肌の方は、エタノールや香料など刺激になりうる成分を使用していない低刺激処方のオーガニックコスメや、ミネラルコスメがおすすめ。
メイクを落とす際にクレンジング剤を使わず石鹸で落ちるタイプのファンデーションなら、肌に負担がかかりにくいでしょう。
混合肌の人は、部位によって乾燥しやすかったりオイリーだったりと、メイクも一筋縄ではいかないもの。そのため、特徴の違う複数のタイプのベースメイクアイテムを使い分けていくことが大切です。
例えば、ファンデーションを例にとれば、目元や口元、頬などはリキッドファンデーションでしっかり保湿をすることが大切。目元はコンシーラーでも良いでしょう。一方、皮脂が気になるTゾーンなどは、パウダータイプを使うのがおすすめです。
自分の肌と近い色を選ぶというのも、大事なポイントです。
プチプラは色展開が少ないことも多いため、カラーバリエーションが豊富なブランドの商品がおすすめ。
色選びに迷ったら、フェイスラインに塗って首との差がないものがベスト。自分の肌色よりも少し暗めの色を選びましょう。肌になじみやすく、自然な仕上がりになります。
ベースメイクで大切なのは、素肌を綺麗に見せるということ。そのためには、自身の肌悩みをケアできるものを選ぶことが大切です。つまり、カバー力の高いアイテムを選ぶということが大切なのです。
ただ、ベースメイクの塗りすぎは厚塗りやヨレ、崩れの原因となります。少量でも自身の肌悩みをケアできるかどうかという点に着目して、アイテムを選ぶことが大切です。下地などを選ぶ際には、コントロールカラーなども重視してみると良いでしょう。
オイリー肌などで、メイクが崩れやすいという人は、ウォータープルーフタイプの化粧下地やファンデーションがおすすめです。また、皮脂ブロックタイプのアイテムもあるので、チェックしてみると良いでしょう。
ウォータープルーフタイプは汗をかいても落ちにくく、メイクの仕上がりを長時間キープしてくれます。皮脂ブロックタイプは皮脂を吸着してメイク崩れを防ぐことができます。
汗をよくかく夏の時期だけでなく、通年紫外線カットタイプを取り入れましょう。紫外線によるシミ・そばかす予防のためには1年を通してUVケアが欠かせません。自分の生活習慣に合ったファンデーションを選ぶと、メイクがより楽しくなりますよ。
ベースメイクを綺麗に保つためには、メイク前の準備も大切です。具体的に言えば、スキンケアを徹底すること。スキンケアができていないと素肌のコンディションが整わず、メイクの仕上がりにも影響しますし、崩れやすくなります。
肌が乾燥していると、皮脂の分泌が盛んになり、メイクが崩れる原因に。メイク前にきちんとスキンケアをして、素肌に潤いを補給しておきましょう。そうすることで、崩れにくく良い状態の状態のメイクを保つことができます。
洗顔やクレンジングをすることで、毛穴に詰まった汚れやメイク汚れなどをすっきりと落とすことができます。毛穴にメイクや古い角質が詰まっていると、毛穴が開きがちになり、キメも乱れがちに。メイクのノリも悪くなり、仕上がりも悪くなります。
そのため、メイク前にはクレンジングや洗顔を徹底しましょう。メイク前にはクレンジングは不要と思われがちですが、前日のクレンジングで落としきれなかったメイク汚れや皮脂などの油分はクレンジングでないと落ちにくいものです。
クレンジング後に洗顔をして、ほこりや汗なども落としていきましょう。
洗顔後には、しっかりと保湿をしましょう。化粧水→美容液→乳液がスタンダードなセットですが、乾燥が気になる場合はクリームやパックを併用しても良いでしょう。保湿ケアをすることで、素肌の状態が整います。
特に、洗顔やクレンジング後は、素肌が乾燥しやすい状態にあります。その状態でメイクをしてしまうと、乾燥が進んでメイクも崩れやすくなります。朝など忙しい場合はオールインワンスキンケアを使用したり、ファンデーションを兼ねた化粧下地などを使うと便利です。
素肌の状態を整えることで、メイクノリはさらに良くなります。素肌の状態を整えるためには、バランスの良い食事をとることと、適度な運動をすること、また、体を温めることなどが重要です。
特に、血行のケアは重要。体が温まることで全身に血が巡りやすくなるので、栄養がいきわたりやすくなります。そうすることで素肌の代謝も上がり、肌の生まれ変わりも促進されます。生活習慣を意識して、肌をいたわりましょう。
ルースファンデーションとルースパウダーの違いは何ですか?
ルースファンデーションはファンデーションの一種ですが、ルースパウダーはおしろい(フェイスパウダー)の一種です。
肌に合う色のファンデーションを使っているのに、顔と首の色が違うのですが。
コントロールカラーやフェイスパウダーの影響かもしれません。塗る量や色を調整してみましょう。
ファンデーションの正しい落とし方は?
ファンデーションを落とすときには、クレンジングを皮脂の多いTゾーンから広げ、顔全体になじませます。汚れが残りやすい小鼻や目のキワ、口周りの細かい部分も指を使い丁寧に落としましょう。
「プチプラベースメイク」「デパコスベースメイク」の違いは?
「プチプラ」と「デパコス」は、配合される成分の質に違いがあります。デパコスのほうが、発色がよかったり肌に優しい成分が配合されていたり、メイク持ちが良かったりする傾向がありますが、最近ではプチプラでも優秀な商品が多数出ているので好みに合わせて使い分けましょう。
ベースメイクをきれいに仕上げるには、自分の肌にぴったりのアイテム選びやファンデーションに合わせた正しい使い方の手順を取り入れることが大切です。また、化粧水や乳液を使った肌の下準備も忘れずに。
ちょっとしたひと手間でベースメイクの仕上がりはグンと上がるのでぜひ実践してみてください。