ページ更新日:2023年1月14日
※監修者は「透明感のある美白肌になるには」「クレンジングの種類と役割」「正しいクレンジングの方法」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介しているクレンジングのうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「シミ」とは「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」又は「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」ことをさします。
※本記事における「黒ずみ」とは汚れや古い角質による黒ずみのことをさします。
※本記事における「くすみ」とは汚れや古い角質によるくすみのことをさします。
※本記事における「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事における「毛穴ケア」とは、肌にうるおいを与え、キメを整えるお手入れのことをさします。
※「ノンコメドジェニックテスト済み」はすべての人にニキビが発生しないということではありません。
本記事ではクレンジングの効果から選び方、使い方までを徹底解説。
美容ログアンケートをもとにしたおすすめ人気ランキングをご紹介します。
美白肌を作るには肌の「うるおい」「透明感」「ハリ」が重要で、肌がただ白いだけの肌が美白肌とはいえません。
肌の再生能力が高い赤ちゃんはちょっとした肌トラブルを抱えてもすぐに何事もなかったような透明感のある肌に戻っています。赤ちゃんの肌の水分量は40代の肌に比べて倍ほどの水分を有しています。加齢により肌水分は低下していきますので、しっかり保湿して肌の水分量を上げていきましょう。
またコラーゲンの量は、肌のハリや弾力を左右します。このコラーゲンが多いのも赤ちゃんの時。コラーゲンは30代から急激に減少するので、美肌成分であるエラスチンやヒアルロン酸とともにスキンケア化粧品でしっかり補っていくことが大切です。
そして最後に肌のターンオーバーのリズム。赤ちゃんの皮膚は肌のターンオーバーのリズムが整っているため、古い皮膚はどんどん剥がれ落ち、新しい皮膚に入れ替わっていきます。だからくすみのない透明感のある美白肌でいられるのです。
日焼けの原因は地上に降り注ぐ紫外線です。紫外線はビタミンDを生成するために必要不可欠なものである一方で、浴びすぎると肌や髪にダメージを与えてしまいます。紫外線を受けると、メラノサイトからメラニンが生成されます。
メラニンは肌のターンオーバーで排出されるのですが、強い紫外線を浴びすぎるとメラニンの生成が追いつかず肌に沈着してしまいます。
メラニン色素は、通常、表皮の最下層の色素細胞から生成され、表皮細胞に受け渡され、肌の代謝(ターンオーバー)によって肌の表面から自然にはがれ落ちていくもの。しかし、紫外線などのダメージを受けると、メラニンが過剰に生成され、排出できず肌に沈着し、シミやそばかすの原因となるのです。
肌が乾燥すると、外部刺激から肌を守るためのバリア機能が低下します。すると肌は角質を厚くして、弱ったバリア機能を補おうとします。しかし、角質はもともと黒っぽい色をしているため、角質が厚くなるほどに肌がくすんでしまうのです。
貧血によるヘモグロビン不足で体内が酸欠状態になると、ターンオーバーが遅くなり、くすみや乾燥、肌荒れを起こしやすくなってしまいます。無理なダイエットや偏食、朝食抜き、睡眠不足などは鉄分不足による貧血になりやすいので肌と健康のためにも注意が必要です。
肌の色を決めるのは、「遺伝によるもの」とされています。ご両親のどちらかが地黒であれば、遺伝による地黒と言えるでしょう。なぜ遺伝なのかと言いますと、メラニン色素の量を遺伝的に多く持っているからです。もともと持っているメラニン色素の量が多い方が紫外線に当たると、色白の方に比べてより肌の色が黒くなりやすく、日焼けしやすい肌なのです。
結論から伝えるとシミやくすみ対策には、日焼け止めクリームやUVカット効果のある化粧下地を使い、紫外線の影響をできるだけうけないようにしましょう。
夏だけじゃなく、雨の日も、雪の日も、テレワークで家から一歩も出ない日もUVケアをすることが、透明感のある美肌へと効率良く導いてくれます。
シミは紫外線などの影響で生成されたメラニンが肌内部で過剰に増えて蓄積し、部分的に茶色くなった状態です。
本来、肌に沈着したメラニンは肌のターンオーバー(生まれ変わり)の働きで少しずつ排出され、元の肌の色へ戻っていきます。
しかし、加齢とともにターンオーバーが遅れるようになり、メラニン色素が過剰に発生したりすると、排出しきれずシミとなって現われます。
肌のターンオーバーが遅れると、古い角層細胞が肌の表面に残ってしまいくすみの原因となります。
また、乾燥している肌はキメが乱れていることもあって細かな凸凹が影を作り、くすんだ印象となります。その他、メラニンの蓄積、血行不良、糖質の蓄積などもくすみの原因となります。
メラニンは紫外線や炎症などの刺激から肌を守るために生成されるので、まずはUVケアを心がけましょう。
また、肌が乾燥しているとバリア機能が低下して外部刺激の影響を受けやすくなり、メラニンが作られやすくなります。保湿ケアをしっかり行うことで肌の乾燥を防ぎましょう。
日本で認可されている美白有効成分は約20種類あり、メラニンを抑制してシミやそばかすを防ぐ効果が期待できる成分とされています。
これらの成分が入った薬用スキンケア商品を使うことで、シミやくすみ対策に効果を発揮します。
ただし、美白化粧品はあくまでも「予防」が目的であり、シミがすぐに消えたりするわけではないことは知っておきましょう。
黒色メラニンは肌の生まれ変わりとともに、きちんと排出されていけば目立たなくなっていきます。
つまり肌のターンオーバーを整え肌の新陳代謝を促すことは、シミやくすみ対策の重要なカギとなります。
スキンケアで肌を健やかな状態に保つのはもちろん
といった健康的な生活習慣も肌に大きく影響します。とはいえ「やらなきゃ」というマジメさからストレスを抱えてしまっては本末転倒ですので、無理のない範囲での改善を意識しましょう。
クレンジングはメイクを落とすだけでなく、毛穴に詰まった角栓や黒ずみなど油性の汚れを落とす役割があります。クレンジングは種類によって、特徴や洗浄力が異なるので見てみましょう。
種類 | 特徴 | 肌への負担 | 洗浄力 |
---|---|---|---|
オイル | ・濃いメイクもすばやく落とせる ・がんこな皮脂汚れやウォータープルーフ成分もきちんと落とせる | 強 | 強 |
ジェル | ・厚みのあるテクスチャーで摩擦を減らす ・オイルフリー水性ジェル、オイルイン水性ジェル、油性ジェルの3タイプ | やや強 | やや強油性>オイルイン水性>オイルフリー水性 |
クリーム | ・水分が多く保湿効果が高い ・肌になじませるのに時間がかかる ・洗い上がりしっとり | やや弱 | やや弱 |
ミルク | ・軽めのメイク向き ・低刺激で肌にやさしい ・乳液状で使用感が軽い | 弱 | 弱 |
クレンジングは洗浄成分の違いで6つのタイプに分類できます。それぞれ洗浄成分や肌への負担が異なりますので、自分のメイクの濃さや肌質に応じて選びましょう。
クレンジングタイプ | 特徴 |
---|---|
オイル | ・洗浄力は強いが分肌への負担も大きい ・落ちにくいメイクも簡単にオフできる |
ジェル | ・洗浄力、肌への負担は中程度 ・洗い上がりがさっぱりしておりニキビ肌や脂性肌におすすめ |
クリーム | ・洗浄力、肌への負担は少し弱め ・しっとりして乾燥肌に合う |
ミルク | ・洗浄力、肌への負担は弱い ・ナチュラルメイクや敏感肌におすすめ |
バーム | ・洗浄力、肌への負担は少し強め ・しっとりするので乾燥肌の人におすすめ |
シート・拭き取り | ・洗浄力は強いが分肌への負担も大きい ・濃いメイクもするんと落とせる |
肌悩みに合わせて選ぶことで、肌に負担をかけず効果的なスキンケアを行うことが可能になります。
肌悩み | 選び方のポイント | クレンジングタイプ |
---|---|---|
毛穴の黒ずみや詰まりをケアしたい | 角栓をやわらかくして毛穴の汚れを落としやすくするアイテム | ・オイルタイプ ・クリームタイプ ・バームタイプ |
ニキビを予防したい | 肌への刺激が少なくニキビケア効果が期待できるアイテム | ・ジェルタイプ ・ノンコメドジェニックテスト済みタイプ |
乾燥肌をケアしたい | 肌への負担が少なく保湿力や保水力にすぐれるアイテム | ・クリームタイプ ・ミルクタイプ |
クレンジングはメイク汚れを落とし洗い流してくれるものですが、同時に肌のうるおいも少なからず取り除いてしまいます。とくに敏感肌は乾燥しやすいため、クレンジングのダメージを受けがち。
そこで肌のうるおいを保つために、保湿成分入りのクレンジングを選びましょう。保湿成分入りのクレンジングが合わないという方は洗顔料で取り入れても良いので、メイクを落とした後は、保湿成分でしっとり肌に仕上げましょう。
クレンジングを選ぶ際は肌に刺激のある成分を避けることも意識してみてくださいね。
アルコール成分(エタノールなど) | 蒸発する際に、肌表面の水分が一緒に蒸発しまう |
---|---|
石油系合成界面活性剤 | 細胞の表面を溶かしてしまう可能性がある |
精油(植物エキスなどの天然抽出タイプ) | 不純物が含まれることで時間が経つと成分の劣化、酸化が起こる |
香料・合成着色料 | 化学成分を含んだ香料の場合肌刺激を与える可能性がある |
しっかりメイクなら洗浄力の高いものを、ナチュラルメイクなら洗浄力が穏やかで肌にやさしいものを、濃いメイクには汚れをしっかりオフできるクレンジングを選びましょう。
濃いメイクに使えるクレンジングの種類はこちら。
オイルタイプはウォータープルーフなど落ちにくいメイク向きです。バームタイプは肌にのせると体温で溶けてオイル状になり、油性ジェルタイプとともにしっかりメイクの汚れを落としてくれます。
ナチュラルメイクの日に使えるクレンジングはこちら。
ミルクタイプは、洗浄力は低めですが肌負担が少なく、クリームタイプは油分の割合が多いので乾燥肌の人向け、水性ジェルタイプは油性に比べて洗浄力は落ちますが肌にやさしいです。
ナチュラルメイクなら肌負担をかけずともしっかり汚れを落とせるので、肌へのやさしさを最優先にクレンジングを選びましょう。
トレンドでもあるオーガニック系コスメですが、天然由来の成分で優しくメイクを落とせるオーガニッククレンジングも徐々に人気を集めています。
「オーガニック=肌に優しい」と決まっているわけではないので、商品セレクトには注意が必要ですが、豊富な美容成分が配合されているので、試してみてはいかがでしょうか?
メイク汚れを落とすために配合されるオイルにも、さまざまな種類があります。
乾燥肌さんが選ぶなら、より人の皮脂に近く、肌に負担を与えにくい油脂系オイルを使ったクレンジングがおすすめです。
カテゴリー | 油脂系 | エステル系 | 鉱物油系 |
---|---|---|---|
具体例 | オリーブ油コメヌカ油ヒマワリ種子油アルガンオイルほか | パルミチン酸エチルヘキシルエチルヘキサン酸セチルほか | ミネラルオイルスクワラン水添ポリイソブテンほか |
メリット | 肌負担が少なめ | 洗浄力高め | 洗浄力高め |
デメリット | やや高価なことも | 肌負担がやや大きめ | 肌負担が大きめ |
「W洗顔不要」「濡れた手でも使える」「マツエクOK」など、アイテムの使いやすさや機能にも注目を。
特徴の違う複数種類のクレンジングをそろえ、その日の体調やメイクの濃さに応じて使い分けるのもおすすめです。
どんな肌質でも肌への摩擦や負担を抑えてクレンジングすることが大切。間違ったクレンジング方法で、肌を刺激しないよう以下の手順やポイントに気をつけて、正しいクレンジングを実践しましょう。
自分に合ったクレンジングが知れたとしても、間違ったクレンジング方法では毛穴汚れは改善されません。
クレンジングで汚れを丁寧に取り除くプロセスを見てみましょう。
ポイントメイクは落とす時に着色料が広がってしまうため、リムーバーを使うのが理想です。また、目や口周りは皮膚が薄くデリケートなため最後にやさしくオフしましょう。
敏感肌は肌への摩擦や負担を抑えてクレンジングすることが大切。間違ったクレンジング方法で、肌を刺激しないよう以下の手順やポイントに気をつけて、正しいクレンジングを実践しましょう。
クレンジングと洗顔の役割の違いは?
クレンジングは油性の汚れを落とし、洗顔は水性の汚れを落とす役割があり、落とす汚れの「種類」に違いが生じます。そのためメイクや日焼け止めの有無に関係なく、1日の終わりにはクレンジングと洗顔の両方で汚れを落とすことが大切。
ただしクレンジングと洗顔による「W洗顔」は、敏感肌の人にとっては刺激が強すぎて肌トラブルを起こす可能性も。肌への負担が心配な人は、W洗顔不要のクレンジングを検討しましょう。
メイクしていない日にクレンジングは必要?
日常生活で肌にはさまざまな油汚れが付着するため、メイクしていない日にもクレンジングは使用しましょう。一見きれいな肌でも、皮脂や日中の排気ガスによる油分、料理ではねた油などが付着している可能性も。クレンジングはメイク以外の汚れも落とすため、日常的に使用することを推奨します。
メイクをせず日焼け止めを塗っただけならクレンジングはいらない?
日焼け止めを塗った日は、できるだけクレンジングでオフすることを推奨します。油性の成分を含む日焼け止めはニキビや毛穴汚れの原因に。
石けんで落ちる日焼け止めもありますが、油性の汚れ落としが得意なクレンジングの方が日焼け止めをオフしやすいです。石けんでオフする場合は、洗い残しのないよう念入りに洗い流しましょう。
毛穴クレンジングが毛穴のザラつきに効果がある理由は?
毛穴のザラつきは「ターンオーバーが乱れて、角質がはがれ落ちる」「開いた毛穴を埋めようと皮脂が過剰に分泌される」「過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり角栓となる」ことでおきます。
つまり、毛穴クレンジングは肌を整えターンオーバーや皮脂を正常にするため、肌のザラつきにも効果的というわけです。
クレンジングで毛穴の汚れはごっそり落ちる?
YouTubeの動画だと「毛穴汚れがごっそり取れる」というようなタイトルが何百万回と再生されていたりしますが、汚れを一気に取るというのは、その分肌に負担がかかるのであまりおすすめしません。
毛穴だけではなく、角栓までアプローチするクレンジングを使い、毎日のケアをしっかりと行うことが大事です。
クレンジングで首の毛穴はケアできる?
首周りの毛穴が気になる人はクレンジングを使って汚れを落とすことも可能です。ただ、首の皮膚は非常に薄いため、肌にやさしいクレンジングを使った方が無難。また、クレンジング後は顔だけじゃなく首もしっかり保湿しましょう。
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