ページ更新日:2023年5月10日
※監修者は「50代の肌質」「美容液の成分」「美容液の使い方」「美容液の選び方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している美容液のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
ハリ不足やシミ、シワなど、年齢に伴う肌トラブルを感じやすい50代60代。日々のスキンケアに美容液をプラスして肌悩みをケアすることがおすすめです。
エイジングケアの肌悩みに強い味方となってくれる美容液。
・60代女性にプレゼントで贈るなら?
・プチプラ、低価格の美容液で優れたものは?
・肌悩みに美容液がおすすめの理由
・美容液の選び方や使い方
などよくある疑問にも答えつつ、資生堂などの高級デパコス美容液から、ドラッグストアや通販で買える市販のプチプラ美容液まで、お悩みにあわせて紹介していきます。
50代以降に突入するとハリ不足やシミ、シワなどの肌悩みが増える人が多くいます。
年齢を重ねた肌は、水分やコラーゲンの減少に加えターンオーバーの周期が長くなることで、肌悩みが深刻化しやすい上、エイジングケアの対応も難しくなるのです。
そんな肌年齢に悩まされる50代60代だからこそ、加齢による肌悩みは減少した肌の美容成分を補い、肌のターンオーバー促進効果が期待できる美容液を味方につけてケアしていきましょう。
50代の方におすすめの美容液は「高保湿タイプ」もしくは「肌悩みに合わせた美容成分配合」の美容液です。
50代の肌は、エストロゲンの減少によって乾燥が進んでいる状態です。肌の乾燥はバリア機能を低下させ、さまざまな肌悩みを引き起こします。
まずは、保湿成分を多く含む美容液を使って、乾燥を防ぎましょう。
60代がすでに肌悩みを実感している場合は、自分の肌悩みに合わせた美容液を選ぶのがおすすめ。
また、刺激の強い化粧品は肌悩みを悪化させることもあるので、なるべく刺激の少ない美容液を使うと良いでしょう。
肌に潤いをもたらす美容液は50代のアンチエイジングの強い味方。最近ではドラッグストアでも良質な商品がたくさん販売されています。
商品を選ぶ際は以下の乾燥をケアできる成分が入っているかチェックしましょう。
ナールスゲンとネオダーミルは、肌の線維芽細胞を活性化させる、近年話題となっている成分です。
活性化された線維芽細胞は、年齢と共に減少するコラーゲンやヒアルロン酸、肌の弾力を保つエラスチンなどを産生します。
また、化粧品の成分としてよく耳にするヒアルロン酸は、肌の水分が外へ逃げないよう保持する働きがあります。
現在の肌質や肌悩みに合わせて美容液を選ぶのもおすすめです。
肌質も、顔全体が乾燥している乾燥肌の方や、Tゾーンのみ皮脂が気になる混合肌の方など、人によりさまざまです。
また、肌悩みはひとつとは限りません。毛穴の開きやくすみなど、複数の肌悩みに悩まされている人は多く、最優先すべきケアがわからないこともあるでしょう。
肌に良い成分をすべて取り入れるのは難しいので、ご自身の肌質や肌悩みに合わせて、必要な美容成分を選ぶことが大切です。
年齢を重ねるたびに気になるシワやハリ不足。
加齢とともに現われるこのような現象は、肌内部のハリを保つ水分やコラーゲン、セラミドなどの栄養をキープできず減少してしまうのが大きな原因です。
美容液でしっかりと、加齢と共に失われていくコラーゲンなどの栄養を肌内部に補充していくことで、しわやハリ不足のケアに一役かってくれます。シワやハリが気になる人は以下の成分が入っているかパッケージか商品ページでチェックしましょう。
肌への栄養補給のポイントは水分とタンパク質。しっかりと肌内部から支えることで、シワやハリ不足の予防ができます。
さらに、補給した栄養を外へ逃さないように肌のバリア機能を整えることも大切です。セラミドは肌のバリア機能を整える成分として知られています。
特に肌の乾燥が気になる方はヒト型セラミド、ナノ化されたセラミドを配合した美容液で肌を整えましょう。
シミが気になるという方は以下の美白効果が期待できる成分が入っているか同じくチェックしましょう。
ポイントはメラニンの生成を抑え、肌のターンオーバーに着目したケアを行うこと。しっかりと肌を活性化させていくことがとても大切です。
ほとんどの美白成分は、メラニンの生成を抑える働きがあります。メラニン生成を抑制する成分は、紫外線を浴びる前に取り入れることが大切なので、朝のスキンケアに取り入れるのがおすすめです。
ターンオーバー促進する成分には、できてしまったメラニンを排出する働きがあります。50代の肌は、ターンオーバーの周期が長いためメラニンの排出も遅れてしまいます。美白美容液はターンオーバー促進成分が入ったものを選んでみてください。
毛穴に関するトラブルには大きく分けてつまり・開き・たるみ・ メラニンの4つの原因があります。
・つまり
角質がターンオーバーする際に落ちきれなかったものや皮脂がつまり酸化して黒くなる
・開き
皮脂が過剰に分泌し毛穴が開きっぱなしになってしまう
・たるみ
肌内部の栄養素が抜け、ハリ不足やシワになることで毛穴が目立つ
・メラニン
紫外線により毛穴の入り口でメラニンが生成され色素沈着、シミになる
以下に「つまり」や「開き」に効果が期待できる成分をご紹介しているのでぜひチェックしてください。
お肌が乾燥してしまうとせっかくお肌に入れた栄養分もすぐに蒸散してしまいます。
保湿をした後は、しっかりと肌に蓋をすることで栄養分を肌内部へ閉じ込め、ぷるっとしたみずみずしいお肌を保つことができます。
ポイントはお肌にうるおいを与え、土台を整えること。お肌を柔らかくし栄養分をしっかり閉じ込めることが大切です。
たるみは年齢を重ねるごとに気になる悩み。
長い期間をかけてできてしまう肌悩みだからこそ、美容液でワンランク上のお手入れを取り入れることが大切です。たるみにしっかりアプローチをかける成分が濃厚に配合されている美溶液だからこそ、頑固なたるみの改善へと導いてくれます。
たるみの原因は加齢による乾燥やハリ弾力不足です。
しっかりとたるみ対策をするには、お肌の乾燥やハリ不足にアプローチをかける成分が、美容液に配合されているかを確認してから購入するのが大切。効果のある成分が配合されている美容液を選び、ハリのあるお肌にしましょう。
【たるみ対策の美容液に選びたい成分】
加齢とともに気になりだすたるみは、皮膚の中のハリを保つ水分やコラーゲン、セラミドなどの栄養をキープできず減少してしまっているのが大きな要因のひとつです。
加齢と共に失われていくコラーゲンなどの皮膚の中の栄養を、美容液でしっかりと肌内部に補充していくことで、ハリ不足の肌にしっかりアプローチしてくれます。
肌への栄養補充のポイントは水分とタンパク質。しっかりと肌内部から支えることで、しわやたるみの予防をすることができます。たるみの原因となる乾燥やハリ弾力不足には、エイジングケア成分がおすすめです。加齢によって失われた乾燥をしっかり補い、シワやたるみにアプローチをかけることでハリのあるお肌に導きます。
たるみ対策のための美容液選びで困ったら成分をチェックし効果的に使用しましょう。
ほうれい線の悩みには、肌にハリや弾力を与えてくれる成分や、うるおいを与えてくれる成分が配合された美容液がおすすめです。
60代のほうれい線の原因には
などがあります。
①肌の乾燥
「以前より肌が乾いている気がする」と感じたことはありませんか?
肌のうるおいを支える保湿因子(皮脂・NMF・細胞間脂質)は加齢によって減少してしまいます。保湿因子が減少すると、角層の水分量が減少し、肌が乾燥しやすくなってしまいます。肌の乾燥が小じわを招き、深い溝へ、さらには肌のたるみへとつながり、ほうれい線を深く目立ちやすくさせてしまうのです。
②表情のクセ、姿勢
猫背になったり、寝る時に片方ばかり向いたり、タオルで肌をゴシゴシこすったり……それらのクセも積み重なればやがて肌に定着していきます。
そして、しわやほうれい線になっていきます。特に、うつむきがちの姿勢には注意です。うつむくと、下に向かう重力の影響で頬の肉がたるんだ状態になってしまいます。その状態が長く続くと、皮膚にほうれい線として固定されてしまうのです。
③表情筋の衰え
顔の表情筋が衰えると、表情筋の上にある皮膚や皮下脂肪を支える力が弱まってしまいます。支えきれなくなった皮膚が下に落ちていくことで、たるんだ状態に。筋肉は何もしなければ年齢とともに徐々に衰えていきます。意識的に鍛えることが大切です。
④コラーゲン、エラスチンの減少
肌のハリや弾力を支えてくれているのが、真皮にあるコラーゲンやエラスチンです。コラーゲンやエラスチンは、加齢によりその質や量が低下してしまいます。すると肌はハリを失い、たるみやすくなってしまうのです。その結果、ほうれい線がよりくっきりと目立ちやすくなってしまいます。
➄むくみ
40代後半あたりから女性のからだに訪れる更年期。更年期により女性ホルモンのバランスが崩れると、自律神経がみだれがちになり、むくみが生じやすくなるといわれています。むくみによりできた影が、ほうれい線の溝をよりくっきり際立たせてしまうのです。
〈ほうれい線にうれしい成分〉
・レチノール
ヒアルロン酸のサイクルをサポートし、肌に弾力やうるおいを与えてくれます
・ナイアシンアミド
コラーゲンのサイクルをサポートし、肌の弾力やうるおいに役立ってくれます
・ビタミンC誘導体
コラーゲンのサイクルをサポートしてくれます
〈肌にうるおいを与える成分〉
セラミド・アミノ酸・ヒアルロン酸・コラーゲン など
60代からほうれい線に人気の美容液
ほうれい線対策の美容液は、プチプラタイプのものよりマイクロニードルを使ったものなど攻めのエイジングケアアプローチができるタイプが人気です。
クロノレストの「クリスタルコンセントレート」は1ヶ月分が12,000円と決して安くはない値段ながら、ペン型でピンポイントにお悩みにアプローチできると口コミ人気も高い商品です。
「60代になってからもニキビ、吹き出物が治らない」という人は、保湿力の高いニキビケア美容液を使いましょう。以下のような保湿成分が配合されているかチェックしてみてください。
・セラミド
・ヒト幹細胞順化培養エキス
・プラセンタエキス
大人になるにつれ肌は乾燥しやすくなるので、保湿成分が配合された美容液でケア。
またアルコールや防腐剤など、できる限り添加物が配合されていないものを選びましょう。ニキビ痕は肌が敏感になっているため、できるだけ低刺激の美容液を選ぶことを心がけることが大切です。
年齢を重ねて乾燥が進んだ肌は、バリア機能が崩れ、今まで平気だった刺激にも敏感に反応してしまう場合があります。
「敏感肌向け」の化粧品は、下記のような工夫がされているものが多く、敏感になったあなたの肌の悩みを解決してくれる可能性があります。商品購入の際に下記の表記や役割をチェックしてみてください。
美容液はさらっとしたものからとろみがあるものまで、さまざまなテクスチャーがあります。
テクスチャーによって使い心地が変わるため、お悩みや自分の好みに合わせて選んでみてください。
美容液のタイプとテクスチャーには、主に以下のようなものがあります。
種類 | テクスチャー |
---|---|
オイルタイプ | とろとろ(重め) |
ミルクタイプ | しっとり(やや重め) |
クリームタイプ | なめらか(やや軽め) |
ジェルタイプ | さっぱり(軽め) |
たとえばオイルタイプのテクスチャーはとろみがあるため高い保湿力が期待できます。
一方でベタつきが苦手な方にはさっぱりとしたジェルタイプがおすすめです。
このようにタイプによって使い心地がまったく異なるので、お悩みや好みに合わせて選ぶと満足度の高いスキンケアが行えます。
また、毎日のスキンケアが、リラックスやリフレッシュになっている方も多いと思います。ご自身のリラックス・リフレッシュタイムのお供に、好きな香りの美容液を使ってみましょう。
美容液は一度のケアで効果を実感するのは難しいので、毎日継続して使用する必要があります。そのため、無理なく継続購入しやすい価格帯の美容液を選ぶようにしましょう。
最近ではプチプラ美容液でも優秀なブランドも多く、お手ごろ価格の商品で高い美容効果が期待できます。
※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。
※アンケートの結果をもとに「最後の商品」になったおすすめの美容商品を掲載します。
※調査は美容の悩みを解決できたと感じた方を対象に、WEBアンケートを行い有効回答数は5763名です。
ここでは美容液の基本的な使用方法について紹介していきます。
毎日のスキンケアの参考にしてみてください!
多くの美容液は化粧水と乳液の間に使用しますが、ブランドによってステップが異なる場合があります。商品パッケージの表示を確認して、より効果的に使用していきましょう。
美容成分がたっぷり入っている美容液は、しっかりと角質層の奥にその成分を届けることが重要。
ですから、一度にたくさんの量を入れるのではなく、何回かに分けてこまめに奥に入れ込んでいくことが大切です。
ここでは美容液を使用するときに意識したいポイントをまとめてみました!
正しい方法でしっかりと肌に栄養補給を行いましょう。
美容液は朝と夜、どちらに使うのが良い?
ブランド推奨の使い方が特になければ、朝夜どちらに使っても問題ありません。効果的なのは朝夜の両方の使用です。
特に、美白用美容液や抗酸化成分を含む美容液は、朝に使用することでシミの原因であるメラニン生成を抑制するほか、外部の刺激から肌を守ってくれます。
ただし、美容液を使うことでメイクがしにくくなる場合は、朝の美容液はお休みして、夜のみの使用にしましょう。
美容液は2種類使って問題ない?
基本的には問題ありません。
美容液を2種類以上使うときは、テクスチャーがさらっとしているものから使用するのがおすすめです。
また、顔全体用の美容液と部分用美容液を使用するときは、全体用美容液の次に部分用美容液を使用すると良いでしょう。
高価な美容液をいきなり購入することに躊躇するときは?
サンプルやトライアル商品を活用すると良いでしょう。
年齢が重ねるにつれ、スキンケア用品も値段が高くなってしまう傾向にあります。そのため興味のある商品をすべて購入するにはお金がかかりすぎる…。
そのためさまざまなブランドやメーカーがサンプルやトライアル商品を用意し、気軽に試せるよう配慮してくれています。
メーカーやブランドのホームページで申し込みをしたり、サンプルとして配っているものをうまく利用したりして、実際に試して良いと思ったら購入してみましょう。
低価格、プチプラの60代向けおすすめ美容液は?
2,000円以下のプチプラ、低価格の美容液をご紹介します。
シミ対策なら、3種のビタミンCが配合されたメラノCC薬用しみ集中対策プレミアム美容液(実勢価格1,600円前後)。1本で5〜6ヶ月使えるコスパの良さも人気。
目元のエイジングケアならチューンメーカーズの【原液】レチノール(実勢価格1,800円前後)は、レチノールをカプセル化して角質層に届けやすくした製品。目元のエイジングケアに。手持ちの保湿クリームに加えて使うという方法も可能です。
しわ対策には、リンクルターン 薬用コンセントレートセラム ホワイト(実勢価格1,180円前後)シワ改善とシミ対策ができるナイアシンアミド配合の薬用美容液ながら、プチプラで手に入りやすいのも魅力です。
60代女性にプレゼントで美容液を贈るなら?
母や祖母に美容液をプレゼントで贈ろうとされる場合には、ストレートに聞ける間柄なら肌悩みや肌質を聞いてしまってもいいでしょう。
そうではない場合には、資生堂やSK-Ⅱなど名前が知られていて、自分で買うのには躊躇するような高めの美容液も、もらったほうは嬉しいもの。クリスマスコフレなどで美容液メインのものでリップなどもセットになっているものを選ばれるのも良いのではないでしょうか。
たるみやほうれい線、シミやシワなどのエイジングケアに加え、ニキビ、吹き出物、美白、くすみ対策など年齢肌が抱える悩みはさまざま。
エイジングケアが気になる50代60代にとって、美容液は積極的に取り入れたいアイテムです。自分にあった美容液を見つけて、若見えする素肌を手に入れていきましょう。
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