※監修者は「炭酸洗顔の成分」「炭酸洗顔の使い方」「炭酸洗顔の選び方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している炭酸洗顔のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。

余計な皮脂や毛穴の汚れを落として、肌環境を清潔に整える炭酸洗顔。炭酸が毛穴の奥の汚れを吸収し、さらに血行をよくする効果もあるとされる炭酸洗顔。

ですが「本当に毛穴ケアに効果があるの？」「種類が多く選び方がわからない」と思う方も多いのではないでしょうか。また、炭酸洗顔が合う人、合わない人もいます。

そこで今回は、炭酸洗顔の効果や選び方、使い方とともにおすすめの炭酸洗顔を紹介します。

炭酸洗顔とは？

炭酸洗顔とは、炭酸ガス（二酸化炭素）が配合される洗顔料を使ったスキンケアのこと。炭酸のシュワシュワとした弾ける感覚や、洗い上がりのさっぱり感が心地よいと話題です。

炭酸洗顔の効果とは？

聞いたことがあっても、何によいのかわからない方も多いはず。
そこで、まずは炭酸洗顔の具体的な効果を紹介します。

炭酸洗顔の効果は主に4つ。

ここからこの4つを詳しく解説していきます。

毛穴の奥の皮脂や古くなった角質を吸着する

炭酸洗顔に含まれている炭酸ガス（二酸化炭素）には、毛穴汚れや古くなった角質を浮かびあがらせて吸着する働きがあります。

一般的な洗顔料よりもきめ細かい泡が作れるので、毛穴の奥まで入り込み、毛穴に詰まった汚れにもアプローチできます。

肌に刺激を与え血行を改善する 

炭酸ガス（二酸化炭素）には血管を拡張し血行を促す働きがあります。

炭酸ガスの泡で洗顔＆マッサージすることで血行が良くなり、酸素や栄養が行き渡りやすくなるため、肌の新陳代謝が活性化します。

摩擦レス洗顔で肌への負担を減らす

きめ細かい気泡がクッションとなり、余分な力をかけることなく洗顔できます。
気泡によって肌に触れる洗顔料の表面積が増えるので、効率よく汚れを落とせるのも美点です。

摩擦レスで肌への負担を減らしつつ、スキンケアの時短も叶うでしょう。

皮脂を落としてニキビを予防する

炭酸には、皮脂やたんぱく質の汚れを吸着する働きがあります。発泡した洗顔料が肌の角層に入り込み、汚れをくっつけて排出してくれるのです。

皮脂汚れなどが原因となるニキビ肌も、炭酸洗顔を使えば毛穴が詰まりにくくなります。オイリーで荒れやすい素肌の人も、炭酸洗顔をすることですっきりとした素肌に導いてくれるのです。

使用のメリット・デメリットは？

炭酸洗顔には様々な特徴があり、スキンケアにおいてもメリットがたくさんあります。
以下にまとめているのでチェックしてみてください。

毛穴汚れや角栓、角質をしっかり洗浄できる

炭酸洗顔は汚れを吸着して排出する作用があります。毛穴にメイクの洗い残しや角栓が詰まっているとザラザラしがちですし、メイクノリも悪いです。ニキビなどの肌トラブルの原因にもなってしまいます。

炭酸洗顔で毛穴に入り込んだ汚れを除去することができれば、肌もすっきりと仕上がります。メイクのノリも良くなり、黒ずみが消えて明るく見えるのもメリットです。

スキンケアを時短できて忙しい朝にも便利

炭酸洗顔料を使っていくと、素肌の汚れを効率的に落とすことができます。その結果、ブラシやピーリング剤を使ってケアをする手間がなくなるので、スキンケアをスピーディーに終わらせることが可能です。

特に朝の時間はバタバタしがち。少しでも効率的に動くためにも、スキンケアをスムーズに行うのは大切なこと。炭酸洗顔をうまく活用しましょう。

炭酸洗顔フォームにデメリットはある？

いいことづくめのように思える炭酸洗顔ですが、メリットがあればデメリットもあります。
以下に気をつけるべきことをまとめているので、チェックしてみてください。

デリケートな肌の方は炭酸の刺激に注意

炭酸洗顔は炭酸ガスの力によって汚れを吸着し、かき出す仕組みになっています。そのため素肌に乗せるとどうしても弾けるような感覚があります。さっぱりとするのがメリットではありますが、反面、素肌へ刺激があることも頭に入れておきましょう。

乾燥肌や敏感肌の人は炭酸ガスの刺激によって赤みが出てしまうこともあるので、使い方に気をつけましょう。
頻繁に使うと肌への負担も大きくなるので、週に2〜3回程度にとどめてください。

一般的な洗顔料よりも価格は高くなりやすい

炭酸洗顔は汚れをかき出す力に優れているので、毛穴汚れを除去するには効果的です。ただ、その分一般的な洗浄力と比較すると、価格が高くなってしまいがち。買ったはいいけど使い続けられない、という人も多いでしょう。

こちらも、価格が気になるようであれば1週間のうちに使う曜日などを決めて、スペシャルケアとして役立ててみてください。

毛穴・ニキビケアできるおすすめ炭酸洗顔料！

マンダム ビフェスタ泡洗顔

もっちりとした泡で肌触りも良く、肌と手が触れにくいので素肌への負担も少ないです。
洗い上がりはしっとりと潤っていて、つっぱりも感じないのでその後のケアにも移行しやすいです。

ソーダスパフォーム プレミアム10000

10,000ppmという濃密な泡で出てくるので、毛穴汚れや皮脂や角質を効率的に落とすことが可能。
こちらは炭酸パックという扱いですが、素肌に乗せて数分待つだけでしっかりと素肌を洗浄できます。

悩みを解決するための選び方

炭酸洗顔を効果的に使うには、肌悩みや好みの使用感など、自分にあった炭酸洗顔を選ぶことが大切です。

ここからは、選び方のポイントを7つ説明します。

まずは簡単に7つのポイントを紹介しましょう。

それではひとつずつ詳しく解説していきます。

炭酸洗顔料のタイプで選ぶ

炭酸洗顔の種類は、泡タイプ・固形石鹸タイプ・パウダータイプ・ムースタイプの4種類。使いやすさや好みの使い心地などがそれぞれ異なるので、下記の表を参考にしてみてください。

泡タイプ｜パックもマッサージもできるポンプ式

炭酸洗顔料で最もポピュラーなのが、泡タイプです。ポンプを押すと洗顔料が泡立った状態で出てくるので、泡立ての必要がありません。

顔に乗せてマッサージをすることもできますし、しばらく置いてパックとして使えるタイプもあります。

固形石鹸タイプ｜優しい使い心地で刺激が気になる人におすすめ

固形石鹸タイプは、泡立てるときに炭酸が発生します。毎回洗顔のたびに泡立てるので手間はかかりますが、泡タイプのようにパチパチとした炭酸の刺激を感じにくいのがメリットです。

素肌がデリケートな人は、こちらのタイプが良いでしょう。

パウダータイプ｜しっかりとした泡で毛穴汚れにアプローチ

炭酸洗顔料の中でもマイナーなものではありますが、パウダータイプの洗顔料もあります。洗顔料を手に取ったら水を含ませて泡立てていくもので、きめ細かい泡が作れるのが特徴です。

角層にも浸透しやすく、肌の汚れをすっきり落とすことができます。

ムースタイプ｜泡とともに炭酸を発生させる

ムースタイプは、ペースト状の洗顔料です。適量を手に取ったら、水を少し加えて泡立てていきますが泡立てる際に炭酸ガスが発生します。

濃密で吸着力の高い泡が作れるので、炭酸泡パックをしたい人におすすめです。

肌悩みで選ぶ

毛穴汚れ・ニキビケアなどそれぞれの肌悩みにあったおすすめ成分を紹介します。

毛穴・皮脂汚れには「酵素・クレイ配合タイプ」

毛穴の黒ずみやいちご鼻が気になる方は、角質・皮脂を分解する「酵素」や、皮脂の吸着効果が期待できる「クレイ」成分を配合しているものを選びましょう。

ニキビには「抗炎症・殺菌成分配合タイプ」

ニキビのケアには、抗炎症成分や殺菌成分を配合しているものがおすすめ。有効成分がアクネ菌にアプローチし、ニキビの悪化・再発予防に役立ちます。

配合されている成分で選ぶ

マッサージしながら洗ったり、パックとして使ったりと、炭酸洗顔のアイテムは使用時間が長いのが特徴です。

肌にのせておく時間が長いため、配合されている成分のチェックは必須といえます。

肌にうるおいを与える「保湿成分」をチェック

保湿成分には肌のうるおいを守るだけでなく、洗顔時の負担を軽減する役割もあります。保湿成分の種類や配合量も確認しましょう。

肌にやさしい「洗浄成分」をチェック｜アミノ酸系がおすすめ

使われている洗浄成分によっては肌に大きく負担がかかることも。とくに敏感肌の方は、肌にやさしいアミノ酸系の洗浄成分をメインにした商品を選ぶことをおすすめします。

肌の老化が気になるなら「美容成分」で年齢肌をケア

肌が老けて見える最も大きな原因は、「乾燥」です。肌の水分が失われてバリア機能が低下すると、様々なトラブルが起こりやすくなります。また、乾燥によって肌の弾力が保てなくなり、シワも多発するでしょう。

乾燥を抑えるためには、とにかくしっかりと保湿をすることです。炭酸洗顔料は肌の皮脂を吸着して除去しますが、必定以上に皮脂が奪われると、乾燥の原因になります。
肌の潤いを保つヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているものを選びましょう。

人にも環境にもやさしい「オーガニック」に注目

炭酸洗顔料は、炭酸のチカラで汚れを落とすので、少しですが肌には負担がかかります。また肌の角層に浸透して働くので、肌がデリケートな人はトラブルが起こることも。できる限り、素肌に優しい成分が配合されているものを選びましょう。

おすすめはオーガニック成分配合のもの。自然由来の成分を配合しているので素肌に負担がかかりにくく、敏感肌の人でも不安なく使うことができます。

刺激となる成分を避けて選ぶ

アルコール、香料、着色料、界面活性剤など、肌への刺激となりうる成分は避けたほうがベターです。

天然成分やオーガニック成分でも、人によっては刺激を感じたり肌が荒れたりすることもあるため、注意が必要です。自分の肌に合わない成分が入っていないかを購入前にチェックしてくださいね。

炭酸濃度で選ぶ

炭酸濃度は商品によって異なります。一般的には4,000～5,000ppmぐらいの濃度が多いですが、なかには8,000～10,000ppmと高濃度の商品も。

より炭酸の効果を感じたいという方は、高濃度のものがおすすめです。ただし、高濃度のものでも商品の特性上、シュワシュワといった感覚を感じないものもあります。

購入価格で選ぶ

炭酸洗顔料はドラッグストアで買えるプチプラ商品から、有名ブランドが出しているデパコス商品まで幅広く販売されています。

単に、値段が安いから効果が低い、高いから肌によいというわけではありません。続けやすい価格帯かつ自分の肌悩みや肌質にあったものを選ぶことが大切です。

好みの使用感で選ぶ

泡が立たないタイプもあれば、弾力が強く濃密な使い心地が楽しめるものなど、使用感は商品によってもさまざま。

炭酸洗顔は週1～3回スペシャルケアとして使うものなので、せっかくなら使い心地がよく気分が上がるものを選びましょう！

「口コミや評判」で使用感や香りなどをチェック

使用感については、実際に使ってみないとわからないもの。購入の際には、ネットでの口コミなども参考にしましょう。様々な肌質の人がレビューを書いているので、自分の肌に合うのかどうかの目安になります。

また、製品によっては香りがついているものもありますが、これも好みが分かれやすいです。事前にどんな香りなのかを口コミでチェックしておけば、「思っていたのと違う！」ということも起こりにくいです。

テカリやべたつきが気になる男性は「メンズ用」を使おう

肌質は人それぞれですが、テカリが気になって女性用の化粧品では不十分だということもあるでしょう。そのような場合には、男性用の炭酸洗顔料を使うのがおすすめです。

男性の肌は女性よりも皮脂が多い傾向にあるので、男性用の化粧品は皮脂を落とす力が女性用のものよりも大きいのです。女性であっても皮脂によるテカリが気になる場合は、ぜひ利用してみてください。

洗顔の正しいやり方

炭酸洗顔料は便利なものですが、使い方には気をつけなければなりません。正しい使い方を意識しないと、素肌を傷つけてしまうこともあります。
ここからは、炭酸洗顔料を使う際のポイントを紹介していきます。

（1）洗顔前は必ず手を清潔にする

洗顔前には、必ず手を洗ってきれいにしておきましょう。炭酸洗顔は肌の汚れをすっきりと落とすことができますが、手が汚れていると雑菌が繁殖して不衛生です。そのまま顔を洗うと、雑菌が素肌に付着して肌荒れの原因となります。

洗顔前にはハンドソープや石鹸でしっかりと手を洗い、爪の中にも雑菌が入っていることが多いので、ブラシでかき出しましょう。

（2）鼻→頬→あごへ、皮脂が多く出るパーツから洗い始める

炭酸洗顔は、手に取った段階がもっとも炭酸のパワーが強いです。そのため、最初は皮脂が多い鼻を中心に洗いましょう。そのあと頬や顎へと移動して、皮脂が少ない頬などの部分は後半でもOKです。

皮脂が少なければ、炭酸ガスの力が弱まってきていても十分に皮脂を落とすことは可能です。洗う順番を意識すれば洗い直しの手間などもなく、肌への負担も最小限ですみます。

（3）手のひら全体を使って包み込むように洗う

肌を洗う際、指先でゴシゴシこすってしまう人も多いでしょう。しかし、強い力が加わると摩擦で肌がダメージを受けてしまうこともあります。ダメージによって素肌が荒れやすくなってしまうとバリア機能が弱まり、トラブルにつながることも。

洗顔をする際には泡を立てたら肌にのせ、手のひらの部分で丁寧に素肌を洗うことが大切です。指と肌が触れ合わないように、泡をクッションにしながら優しく洗いましょう。

（4）細部・繊細な部分は薬指でクルクル・目元や口元は撫でるように

目元などの細かい部分や、繊細な部分は、雑にこすってはいけません。デリケートな部分は少しの刺激でもトラブルを起こしてしまいやすいので、要注意です。

目元などの繊細な部分を洗う際には、力の入りにくい薬指を使って、くるくると優しく撫でるようにしましょう。また、口元も乾燥によって荒れやすいので、優しくくるくると動かしながら汚れを落とすことが大切です。

使う頻度は？

炭酸洗顔料を使う場合は、自分の肌質に合わせた頻度で使っていかなければなりません。あまり肌トラブルを起こさないような素肌が丈夫な人は、毎日炭酸洗顔をしてもトラブルは起こりにくいです。

ただし、肌が敏感で荒れやすいという人は、要注意。炭酸洗顔を毎日行うと肌荒れの原因になるので、週に2〜3回と少し間を空けて使用するのがおすすめです。

自分で手作りできる？

炭酸洗顔料は市販の洗顔用を使うのが便利ですが、自分でも手軽に作ることができます。市販品を購入するよりも安価で材料を揃えられますし、減ってきたらすぐに作って足すことができるので便利です。

手作り炭酸洗顔のメリット・デメリット

炭酸水洗顔を自分でやることのメリットは、費用を抑えることができる点。ターンオーバーの促進や血流のアップなどの美容面の効果も期待できます。一方デメリットは、炭酸による刺激で肌が荒れる可能性があることです。敏感肌の人は要注意です。

炭酸洗顔の作り方

自宅で炭酸洗顔用の炭酸水を作る方法は、いたってシンプルです。必要なものは、以下の3つ。

お水に重曹とクエン酸を入れて混ぜることで、気軽に炭酸洗顔用の水を作ることができます。リーズナブルな価格で何度も作ることができるので、コスパの面でも大きな魅力です。

炭酸水をそのまま使う方法もありますが、炭酸が強すぎて肌が弱い人には不向き。またそのためにわざわざ炭酸水を買うのももったいないもの。お水と重曹とクエン酸なら気軽に作れて使い続けられます。

炭酸洗顔に関するQ&A

Q

普通の洗顔料と炭酸洗顔の違いは？

A

一般的な洗顔料との違いは「炭酸」が含まれているかどうかです。

ただし、炭酸洗顔と一口にいっても、炭酸の種類や濃度、タイプなどの特徴は商品によって異なります。 
自分が求めている効果や使用感に合ったものを選びましょう。

Q

炭酸洗顔と酵素洗顔の違いは？

A

皮脂汚れをオフする仕組みと効果が異なります。
 
汚れを浮かして吸着する炭酸洗顔に対し、酵素洗顔は酵素の力で汚れを分解します。
炭酸洗顔は血行促進効果もありますが、炭酸ガスが含まれない酵素洗顔には血行促進効果はありません。

「炭酸洗顔」
仕組み：炭酸の力で皮脂汚れを吸着
血行促進効果：○

「酵素洗顔」
仕組み：酵素の力で皮脂汚れを分解
血行促進効果：✕

Q

エアゾール缶の処理方法は？

A

ガスを含むエアゾール缶の取り扱いには十分注意が必要です。
ガス漏れの危険性があるため、高温多湿を避け、風通しのよい場所で保管してください。

ガスが残ったまま破棄すると、処理中に破裂して火事の原因になってしまうこともあります。必ずガスを使い切ったことを確認してから捨てましょう。

自宅で手軽にスペシャルケア！

炭酸洗顔とは、炭酸ガスが配合されている洗顔料を使ったスキンケアのこと。炭酸ガスの力で、余分な皮脂や毛穴汚れをオフして血行を促進させる効果が期待できます。
 
泡タイプやパウダータイプなど様々な種類があり、効果や香りも多様にそろっているので、炭酸洗顔の効果やおすすめの選び方や使い方を参考に、自分に合うアイテムを見つけてみてくださいね。
 
炭酸洗顔のスペシャルケアを取り入れて、透き通る透明肌をめざしましょう！

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