ページ更新日:2023年3月24日
※監修者は「シャンプー、スタイリング剤の選び方」について監修をおこなっています。おすすめに掲載している商品は監修者が選定したものではなく編集部が口コミを集計したものです。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
50代や60代に入っても、何となく40代と同じヘアケアを続けていませんか? 子育ても落ち着いて、美容室にゆっくり行く時間もヘアケアに勤しむ時間も取りやすくなる50代60代。顔の額縁になる髪型で自信が持てると、毎日鏡で自分の顔を見るのも楽しくなりますよね。
50代以降の女性の多くが抱える髪にまつわる悩みは「おばさんっぽい髪型を避けて若く見えるようにしたいが、似合う髪型がわからない」「髪のボリュームが気になって好きな髪型ができない」「とにかく白髪が気になるので、伸びてきても目立たないようにしたい」「若い頃より髪がうねってきた」など、エイジングケアに関するものが圧倒的に多いです。
本記事では、髪の悩みに応じたシャンプーやスタイリング剤、白髪染めの選び方などを詳しく解説します。
また、ヘアケア後に知りたい大人女子世代の50代60代、ミディアム、ロングの場合の若見えポイントもレクチャー。50代以降になるとショートボブにする方も多いと思いますが、そのなかでも老け見えせず、若く見られる髪型も合わせてご覧ください。
LASELA編集部がアンケートサイト「Sprint」を利用し集めた声をもとにおすすめを集計し、通販で購入可能な50代向けのシャンプー、トリートメントを厳選しました。
ラックス スーパーリッチシャイン ダメージリペア ポンプペア+リッチ補修トリートメント
参考価格:1,750円
ダメージケアをしつつ、しっとりとした使用感が人気の「ラックススーパーリッチ・ダメージリペア」男女問わず使えるのでご家族で使われているご家庭も多い商品です。
シアバター、ホホバ種子油、ヒアルロン酸、アルガンオイルなどたくさんの保湿成分を配合しているにもかかわらず、ドライヤーをかけたあとはベタつきなくサラッとした仕上がりが魅力で、細毛の人でも重くなりすぎずにつかえるのが魅力です。
パンテーン エクストラダメージケア シャンプー・トリートメントコンディショナー
参考価格:1,646円
枝毛、切れ毛を繰り返す髪をツルッした髪質に仕上げる王道のシャンプー&コンディショナー! 「おうちでサロンクオリティの髪へ」のコンセプトのとおりなめらかなさわり心地tが人気のシリーズです。
ブランド内でもバリエーションがいくつかあり、自分の髪質や望んでいる仕上がりに近い物を選べるのもとても嬉しいポイント。手軽にネットショッピングやドラックストアで購入できるので、切れてしまってもすぐ補充できるのも助かりますよね。
TSUBAKI(ツバキ) プレミアムリペアシャンプー ボトル +ヘアコンディショナー
参考価格:1,628円
その名の通り、ツバキオイルをメインで使用し、ローヤルゼリー・大豆プロテインを使用したしっとりタイプのシリーズです。「プレミアムモイストシリーズ」と「プレミアムリペアシリーズ」の2種類があり、プレミアムモイストシリーズは傷んだ毛を補修しながらしっとりとまとめ、プレミアムリペアは補修しつつ余分な皮脂を取り除くのでふわっとした仕上がりがそれぞれ人気。昔から使い続けられているいるツバキ油だからこその安心感があります。
ミルボン ジェミールフラン シャンプー ハート+ トリートメント シルキーシャイニー
参考価格:5,810円
他のものに比べると少し価格が高い様に感じますが、その仕上がりの満足度は口コミでも高評価! サラサラの仕上がりでありながらも広がることなく髪をまとめてくれます。
猫っ毛、くせ毛、剛毛など様々な幅広い髪質に対応しているので、ご家族で使えるのもとても嬉しいポイントです。根本から毛先までしっかりとまとめてくれるので乾燥や静電気が起こりやすい冬場にもおすすめ! ミルボンのはそんな季節のお悩みも解消してくれます。
薬用 ケイグロウ 頭皮シャンプー & ヘアーエッセンス
参考価格:8,800円
しっかりと頭皮と髪をケアしたいなら「薬用」がおすすめ! ケイグロウの薬用シャンプーは肌に優しいアミノ酸系、ノンシリコンアイテムです。抗菌作用成分と漢方にも使われる材料を使用し、頭皮が荒れやすい方から愛用されていまう。髪の毛のハリやコシのケアをしたい方にもおすすめですよ◎ 同ラインの薬用ヘアーエッセンスは、頭皮環境を改善し、育毛を促進する効果があるタイプ。かゆみや髪のボリューム不足などトラブルに悩む方向けです。
自分よりも子供や夫にお金をかけがちな50代60代女性。髪は手をかけてあげると比較的すぐに美しさの実感をしやすい部分です。
忙しい女性にはヘアケアグッズをプレゼントするのも良いでしょう。日頃の感謝をこめてクリスマスや誕生日にヘアケアグッズを贈るのはいかがでしょうか?
シャンプー前に髪の汚れを落とす効果もあるブラッシングですが、最近ではシャンプー中に使うブラシやスカルプケアに使えるヘアブラシも増えてきています。
ukaのスカルプブラシ「ケンザン」のようにインバスケアとして使える防水タイプのスカルプブラシは、コロンとしたデザインも可愛く、電源や充電も不要でお風呂場にあっても場所を取らない点も嬉しいポイント。
頭皮にはたくさんツボがありますが、自分では押しづらいのでスカルプブラシで刺激してあげると頭もスッキリ軽くなります。
肩こりや顔のたるみも気になる人からは、頭皮をほぐしてくれる電動ヘッドスパブラシも人気。5,000円以下の商品もありますが、頭皮をしっかり掴んでくれる機能は1万円前後〜の商品の方がやはり優秀で気持ちよさが断然違います。
ちなみにヤーマンの現行モデルは実勢価格2万円前後で発売されていますが、旧モデルは1万円くらいで手に入るのでそちらを狙うのも良いでしょう。充電式電動ヘッドスパの難点はバッテリーの重量がある分少し重いこと。重いと手が疲れていつの間にか使わなくなるので、軽めのものがおすすめです。
オリエンステラのscalp clean brushは一度使うと手放せなくなる人も多い銘品。シャンプー前のブラッシングにもシャンプー中にも、ブロー時にもどのシーンでも使える万能ブラシ。とても目の細かいブラシなので、白髪染めトリートメントを均一に伸ばすのにも使えますよ。
美容院での白髪染めの魅力は、自宅で染めるのに比べると均一に美しい仕上がりになるのが魅力ですね。
ただ、綺麗に染まる分、伸びてきたときのギャップが気になってしまうことも。今は、ハイライトを入れて伸びてきた白髪と自然な形でつながるようにして目立たせない「白髪ぼかし」の人気が高まってきています。
ずっと白髪染めを続けることで頭皮や髪のダメージが気になる方からも高評価な白髪ぼかしですが、どんな髪型が合うのでしょうか?
他人から見たときに白髪が目立つのは「分け目」「生え際」の部分。髪にボリュームがなく、ペタッとした髪型になってしまうと、より白髪は目立ってしまいます。
トップやサイドにしっかりボリュームを出してあげることで、根元の白髪が目立たなくなります。ショートヘアの場合はつむじの方のボリュームをしっかり出し、ミディアムやロングヘアの方は耳の脇〜顎にかけて横にボリュームを出してあげるとペタッとした印象を避けられます。
美容院で毎回染めているとお金も時間もかかるので、小まめな白髪染めはなるべくなら自宅で済ませたいもの。50代向けヘアカラーの人気ブランドは以下です。
1位 ウエラトーン 2+1 クリームタイプ
2位 ブローネ 泡カラー
3位 サイオス カラージェニック
セルフの白髪染めで人気が高いのは、綺麗に白髪が染まる、しっかり色が入るタイプ。色は少しずつ落ちて明るくなっていく傾向があるので、カラーしている方の場合は、染めている毛の色よりもワントーン暗めの色を選ぶと、境目が自然になりますよ。
白髪染めは美容院でおまかせしていても、インターバルの間に根元の白髪が伸びてきて分け目が気になりますよね。
今は、シャンプーやトリートメントタイプの白髪染めで優秀なものがたくさん出ています。サイオス カラートリートメントは1,000円以下のプチプラながら、ライトブラウン、ナチュラルブラウン、ダークブラウン、アッシュブラックの4種の色が出ており、自分の髪色に合ったものを選びやすいです。
素手で行うと翌日くらいまで手に少し黒い色が残るので、気になる方は手袋を使用されると良いでしょう。
また、家では気にならなくても外の明るい光の下で見ると白髪が気になることもあるのではないでしょうか。
マスカラタイプの白髪染めをポーチに入れておくと、外出先でもササッと直せて便利ですよ。
サロンドプロの「カラーオンリタッチ白髪かくしEXは、アーチ型ブラシが前髪や生え際の白髪に塗りやすい形状であること、色も5色展開で明るいライトブラウン、ライトブラウン、ナチュラルブラウン、ダークブラウン、ブラックと豊富。液がドバっと出ないタイプなので服や手が汚れる心配もなく使えます。
50代60代のシャンプー選びは、「うねり防止」に着目して頭皮ケアに特化したシャンプーを選ぶか、「コシ、ボリュームが出るシャンプー」を選ぶか、髪の傷みやカラーが落ちづらいシャンプーを選ぶかなど、白髪や薄毛など今の自分の髪の悩み、状態に合わせた製品を選んでいきましょう。
50代全般におすすめのシャンプーは、アミノ酸系の地肌と髪に優しいシャンプーです。
とくに乾燥が気になる秋や冬の時期におすすめのシャンプーです。アミノマスターは10日分で1,500円前後でお試しできるシャンプーとトリートメントが発売されているので、気軽に試しやすいですよ。使い続けていると、5日目くらいからスタイリングのしやすさを実感。以前よりも髪がしっとりうるおってまとまってきました。
秋は抜け毛が増える季節。排水溝や枕に絡んだ抜け毛を見てゾッとした気持ちになった経験はありませんか?
シャンプーで薄毛そのものを改善することはできませんが
という2点を意識するだけでも、髪の印象は大きく変わります。アミノ酸系のシャンプーや、ベタイン系のシャンプーを選ぶと良いでしょう。
もともとすべての髪は白髪で、メラニン色素がのることで髪には色がついています。
つまりメラニン色素が正常に作られなくなってしまった髪が白髪になってしまうというわけです。白髪の原因はストレスなどさまざまですが、シャンプーで解消してくれるような白髪対策としては、最近「ヘマチン」という成分が入ったタイプが評判になっています。
ヘマチンが入ったタイプのシャンプーでは「DRH+スカルプシャンプー」が人気ですので、ぜひチェックしてください。
雨の日だけではなく、髪の扱いが難しい日が増えてくる50代。ぼわっと広がり広がらない、まとまらない髪はストレスのもと。うねりやくせ毛対策には、髪がまとまりやすい成分が配合されたシャンプーが人気です。
ヒアルロン酸やグリセリン、ヘマチンやケラチンが配合されたシャンプーが50代女性から好評なので、商品パッケージや商品ページで成分表示を見てみましょう。
50代女性の自宅トリートメントケアでアウトバストリートメントはぜひ取り入れて欲しい過程。
ドライヤーの熱から髪を守る効果もあり、ほどよくツヤやコシを出してくれます。50代女性におすすめなのは、ヘアオイルよりはヘアミルク。ヘアオイルもツヤが出て良いのですが、頭頂部にベタッとつけてしまうと髪がペタンとなってしまい疲れた印象に。
ミルクの方がしっとり柔らかな手触りになる上、たくさんつけてもペタッとならないので、使い慣れていない方にも取り入れやすいアイテムです。
「パンテーン エフォートレス クイックリペアカプセル ヴィタミルク」は多くの50代女性からも高評価のヘアミルク。カプセル状になったダブルビタミンが弾けてミルクと馴染み、しっとり柔らかな髪に仕上げてくれるので、お手入れが楽になります。ドライヤー前に使うのがおすすめ。
50代女性が髪型を整える場合には、ボリュームを消さないヘアワックスがおすすめ。キープ力の強いタイプよりは、程よくホールドしてくれるものの方が若々しい印象を与えられます。「ダイアン オーガニックヘアバーム」は手足にも使えるタイプなので、出先での使用にも便利。一緒に保湿も叶いますよ。
ヘアブラシに巻き髪を固定するタイプのヘアキープスプレーを吹きかけて分け目を持ち上げてあげると、ストレートヘアでもしっかりボリュームが出て若々しい印象に。アホ毛をなでつける方法としても使えるので、このテクニックは覚えておいて損はないでしょう。
50代60代の女性が若く見えるすべての髪型の共通点、それは「ツヤ」と「適度なボリューム」です。この2つの有無で5〜10歳くらいは見た目年齢が変わると言っても過言ではありません。パサついてボリュームのない髪は、おばさんに見えてしまう方向まっしぐら。
髪のツヤは「光の反射」。うねった髪や表面がスカスカで傷んだ髪を光らせるのは難しいので、ヘアミルクなどのアウトバストリートメント等でしっかりケアをすることが大事です。
うねりの原因は加齢による顔のたるみなどに引っ張られて起きる毛穴のたるみ、歪み。髪の傷みの原因は、普段のタオルドライなどの摩擦ダメージやカラーリングなど生活習慣によるもの。
うねりの原因になる開き毛穴につながってしまう顔のたるみは頭皮、首や肩のコリをほぐしてあげるセルフケアやヘッドスパなどのヘアも取り入れて。摩擦ダメージはシルク製の枕カバーや、速乾タイプのタオルを使用することで抑えられます。
シルクの枕カバーは最高ランクの25匁と表記があるものを選ぶのがもっとも摩擦が少ないとされています。
髪のボリュームを出す上で大事なのは「分け目」。くっきりセンターで分けた分け目は、髪の重みで引っ張られて下がってしまうので、ボリュームがなくなりがち。
自宅でのケアで髪にボリュームを出すためには、乾かし方も非常に重要になってきます。髪を乾かすときに、頭を下げて行うとペタッとならずに仕上がりますよ。また、分け目を日によって変えることも効果的です。決して真ん中分けにはせず、左右で分けるようにしましょう。
秋冬は髪がパサパサになり、枝毛や切れ毛が増える時期です。湿度不足はもちろんのこと、静電気で髪がぼわっとなったり、アホ毛がまとまらないだけではなく、枝毛や切れ毛の原因になることも。
つい髪だけに意識が向きがちですが、下記のようなケアもお忘れなく。
このような対策をしてあげることが、髪のパサツキ回避につながります。
50代以降の髪型選びは、美容院で適当に「手入れが楽なショートボブで」などと指定するのは避けたいもの。顔の形や髪質に合わないショートにしてしまうと、下膨れやエラ張りが目立って顔が大きく見えたり、ぽっちゃりに見えたりして老け見えが加速。
一方で、顔の輪郭やたるみ、白髪など30〜40代の頃と違う悩みが増えてくる分、「どんな髪型が似合うのかわからない」と迷子になってしまう方も多いです。顔の形の悩み別に解説していきます。
顔が大きく見えることがコンプレックス。似合う髪型がわからないという悩みを抱えている50代60代女性は多いです。
エラ張り、求心顔など顔に少しでも肉がつくと顔が大きく見えてしまう輪郭を持っていると、ショートカットやミディアムヘアが似合わないという悩みがつきまといます。しかし、髪型のテクニックを使えば顔を小さく見せることは可能です。
顔の大きさにコンプレックスがある方が避けた方が良いのがぱっつん前髪。
もちろん個人差があるので、ご自身で気に入っていたり、顔の大きさが気にならないのであれば良いのですが、余白の部分がエラまわりなど顔のコンプレックスの部分になるので、気になる点に他人の目がいっているように思いがちです。
できればぱっつんは避けて、前髪にヌケ感を作って視線が分散するようにしましょう。これはロング、ショート、ミディアムどの長さでも同じです。
また、無理に顔の輪郭を隠そうとしてフェイスラインを覆うようなシャギーカットを全面に入れるのも、逆に額縁効果で顔が大きく見えるように感じます。
頭頂部の方にボリュームを持ってくるか、ひし形ラインにして顔の下の方にボリュームを持ってくるか、自分の顔型にあわせた髪型を選ぶとぐっと小顔に見せていくことができます。
このバランスは自分で考えるよりも、数多くの人を見ている美容師さんに聞くほうが正しいことも多いので、40〜50代以降の大人女子が多いお店を選んで相談してみると良いでしょう。
ミディアムヘア、ショートヘアの場合、頬など顔のお肉が気になる部分より少しずらした位置にボリュームを持ってくることが大事です。決して頬の高い位置やエラの目立ち位置に横にボリュームを出さないのがポイント。
年齢を重ねていくと、たるみや鼻の下が伸びたり頬が下がって中顔面、下顔面が間延びした印象を与えてしまうことがあります。顔の上半分が長い場合には前髪で視覚的にごまかすことができますが、顔の下半分が長い場合には髪の輪郭を工夫することが有効になってきます。
頬、鼻の下、顎が長いタイプの方の中で前髪のボリュームを厚めに増やして、顔全体の面積を減らそうとする方がいらっしゃいますが、これは逆効果。目から下の面積が目立ってしまい、余計に面長を強調させてしまいます。
ショート、ミディアムどちらでも面長に見えることに悩んでいる方に必要なのは、サイドの厚み。横にボリュームを出し、印象を強くすることで顔のバランスが良くなり、面長に見えにくくなります。
ただ、前髪がある方がしっくりくる方もいらっしゃると思います。そんな方は前髪ありの髪型で若見えを狙うため、おでこの角の面積を強調させないためには前髪はあった方が良いので、分け目をサイドにして流し、視線が横に行くようにするにおすすめです。
面長に見えることを気になさっているなら、センター分けのストレートロングヘア、セミロングヘアは避けた方が無難です。
若い頃と違い髪のハリやコシが減ってぺったりしている分、縦のラインが余計に強調されるので面長が目立ってしまいます。そうなると若見えする髪型からは程遠いことに……。センター分けにしたい場合は耳の横で巻くかパーマをかけるなどしてサイドにしっかりボリュームを出しましょう。
丸顔の方はショートやボブがよく似合います。丸顔は顔の横幅が目立つ顔型になるので、面長を気にされる方とは逆に縦のラインを強調してあげることが小顔に見せるコツです。
しっかりおでこを見せたセンター分けの前髪や、前髪を長めにして顔周りの余白を少なくすることで、ほおの丸みが目立たなくなります。ショートカットやボブで小顔ぶりが引き立つように。
また、髪のハリやコシがなくなっている点が気になる50代以降が取り入れたいのはパーマ。ボリュームが出て相対的に小顔に見せられるだけではなくアレンジもしやすくなるので、うまく取り入れてみましょう。
どうしても体型の変化を感じることが増えてくる50代以降。少しふっくらした体型に合う髪型は、頭全体がコンパクトに見えるショートヘアですが、顔をガッツリ出してしまうことに抵抗がある方はミディアムヘアをチョイス。
トップと頭頂部にボリュームを出し、顔全体をひし形シルエットにしてあげると、首の細さが際立って体型も華奢に見せられます。
逆に変化した体型のシルエットが強調されてしまうのは、頭頂部から肩のラインにかけて広がっていくおかっぱをそのまま伸ばしたような末広がりラインの髪型やサイドにボリュームのある髪型。
首の細さが目に入りにくく、太い部分が強調されてしまうので、体の大きさが強調されてしまいます。広がりがちなウエーブヘアは、ひし形のシルエットを入れるなど一工夫するとスッキリ見えると思います。
トップが厚めのウルフカットは流行の髪型ですが、「若い頃に流行ったウルフカットとは何が違うの?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。以前流行ったウルフカットはレイヤーをがっつり入れるタイプが主流でしたが、今はトップにしっかり重みを残した丸めのシルエットのウルフカットの方が人気です。
20〜30代くらいまでなら、パーマや癖毛を活かし、無造作なウルフカットに仕上げるのもおしゃれですが、50代60代のぽっちゃりさんがやると「寝癖……?」と思われる危険な髪型になってしまうことも。また、髪がパサつきやすい50代は、レイヤーを入れすぎるとツヤもボリュームもなくなってしまうことも。
輪郭のもたつきや丸顔が気になるぽっちゃりさんは、ひし形シルエットでくびれを強調しつつ毛先をハネさせすぎないでトップに重みをもたせたウルフカットがおすすめです。
グレイヘアに似合う髪型は、ベリーショートです。最近は髪を染めず加齢に逆らわないでいようという意見も増えてきていますが、まだまだ少数派。黒々とした髪は若さの象徴でもあるので、ロングのグレイヘアだと髪の面積が大きすぎて年齢より老けて見えてしまうのは否めません。
ベリーショートだと「おしゃれな人だな」「流行を追っている人なんだな」という印象を与えることができますよ。
母親の立場で黒留袖を着るときの髪型、ある意味では自分の結婚式よりも気を遣う立場なのでどのようにすべきか迷いますよね。黒い留袖は、レフ板とは逆では顔を暗く見せてしまう効果があるので、髪色は真っ黒よりも少し明るめの色合いの方が顔色も明るく見えます。
自分の息子や娘が結婚することになった場合、結納や親族だけの顔合わせなど、格式ばった場での髪型やファッションはミセスらしい品格で素敵に装いたいもの。
顔合わせのときの服装で大事なのは、カジュアル、フォーマルの加減を自分たちの夫婦間、お相手のご両親ともさりげなく合わせることです。こちらがかしこまったスーツ姿で行ったのに、先方がカジュアルな普段着だった場合、気まずい雰囲気になる可能性が高いです。
・顔合わせに使うお店の格
・お相手のご両親の着てくる服装
これらをしっかり確認し、それに合わせた服装をしておけば外れはありません。
顔合わせや結納で着物を着るときに迷うのが、髪型をどうするか?という問題。
一般的には通常の着物でも、黒留袖の場合でも、髪型は後ろにボリュームをもたせたアップにするのが綺麗です。ただ、50代60代の場合にはひっつめ髪はNG!サイドを引っ張ったまとめ髪にしてしまうと、顔が寂しく見えたりたるみやほうれい線が目立ってしまうことも。
前髪は必ずおろして、耳の脇に流すようにし、サイドも少しふんわりさせて上、横に重心を持ってくるまとめ髪にしたほうが若々しく見えますよ。
50代以降は、大人の恋愛が楽しめる世代。離婚などを経験し、これからまた新しくパートナーを探す機会も増えてきます。ですが、いざ活動してみると久々の恋愛、異性の目線を感じる場に行くときに戸惑ってしまう方も多いようです。
50代以降のモテ髪に必要なキーワードは「清潔感」と「ボリューム」。そこが若々しく見えるキーポイントになります。30〜40代の頃に比べると顔周りの髪のボリュームが減ってくる50代60代の女性は、アホ毛を減らす、髪のボリュームを意識する、落ち着いた髪色を意識すると、ぐっと印象が良くなりますよ。
また、今の時代の婚活は、結婚相談所だけではなくマッチングアプリに登録して活動する方も増えています。そこで重要になってくるのが、プロフィール写真。
髪型は顔のまわりで大きな面積を占めるパーツなので、いいね!がつく割合も大きく変わってきます。プロフィール写真を清潔感あふれる画像に変えるだけで、素敵な出会いが広がる可能性がぐっと広がります。大人の女性らしい和服姿の写真も男性からは評価がとても高いですよ。
恋愛、婚活コンサルタントとして活躍する菊乃さんに、50代以降の婚活メイク、プロフィール写真で気をつけるべきポイントをお伺いしました。
ビフォーアフター写真とともに、改善すべき点を解説します。
その1(ビフォー) 老け見え髪型、メイク
(アフター)
NG髪型ランキングにもあった「無造作な1つ結び」は老けた印象に。おでこの角やくぼんだこめかみは隠すほうが若見えします。若見えには50代に合ったフェイスパウダーやコンシーラーも欠かせません。
菊乃さん「年齢相応の社会経験がなさそうに見られたり、人から軽い扱いを受けることが多いとしたら、髪型から見直してみてはいかがでしょうか。」
その② ぱっつん前髪の危険性
(ビフォー)
(アフター)
菊乃さん「10~20代の若い女性がパッツン前髪をしてもかわいらしいです。パッツン前髪は、大人の女性向けの服やビジネス用の服が一切似合わなくなります。そのため、パッツン前髪の方は服も幼いデザインのものが多く、マイナスの意味で年齢不詳に見えてしまいがち。若々しい美魔女というより幼いおばさんなのです」
自分の顔は毎日見ているので違和感を感じなくても他人から客観的に見ると、残念な印象になっている場合があります。
どんな女性も、何歳でも、その年齢なりの若見えする髪型やメイクはあるので、それを知らないまま生きていくのはもったいない。自分ではどうにもならないと思ったら菊乃さんのようなプロに相談してみたり、ヘアメイク付きの撮影サービスを頼ってみるのもいいでしょう。
撮影協力:ラムズビューティー
菊乃さんのTwitterはこちら、アメブロはこちら
うねりやハネが増えて扱いづらくなってくる50代60代の髪。とくに、ロングヘアは寝癖がひどくて大変なのでショートにする方も多いですね。うねりや歪みが気になる50代の髪には、長さに関係なく、ナイトキャップやシルク製など摩擦の少ない枕カバーを使うことで、翌朝のスタイリングも楽に。
ナイトキャップを使うとハゲるという噂もあるようですが、使い方を間違えなければ頭皮へのダメージはありません。濡れた髪のままかぶって頭皮が蒸れた状態で使わないようにしましょう。また、締めつけ感が強いものは睡眠の質に影響が出ることも。つけていて違和感がないものを選ぶようにしてくださいね。
50代60代に人気のあるナイトキャップブランドは以下です。
シルク製の方が摩擦は抑えられますが、コットン製の方が洗濯も楽で値段もお手頃。自分の好みや生活スタイルにあわせて選ぶのが正解です。
ナイトキャップや枕カバーを適切に使うと、髪の扱いが楽になる上に摩擦ダメージを減らしてくれる効果もあるので、うねりや寝癖に悩んでいる方はぜひ試してみてください。
五十肩や神経痛など、腕を上げにくくなってくるとシャンプーのときにもしっかり頭皮を洗うことがうまくできないことも。結果、頭皮に汚れが残ってしまって、髪のうねりやコシ不足につながることがあります。
頭皮に刺激が少なく、髪がサラサラになると高評価のオリエンステラの頭皮用ブラシや手が疲れずに洗髪できるスカルプヘッドブラシなど、便利なものがたくさん出ています。
シャンプー前に汚れ落とし、シャンプー中の地肌洗いの手間を楽にしてくれるヘアケアグッズも取り入れてみてください。
食が細くなってくる60代。ついお肉を避けていませんか?60代女性の食生活は、食べられるものが減ってきて栄養不足になりがち。なかでも、タンパク質不足は髪や肌にとって決して良いものではありません。
髪の毛の約8割はケラチンと言われるタンパク質の一種でできていると言われています。では、プロテインをとったら薄毛や抜け毛が改善するのでしょうか?
プロテイン自体に発毛効果はありませんが、栄養が不足すると健康でしっかりした髪にほど遠くなります。
過激なダイエットをしたら、髪や肌がパサパサになった経験はありませんか?プロテインをしっかり摂った結果、細い毛や切れ毛が解消され、髪にボリュームが出て、結果的に髪が増えたように見えることは十分ありえるでしょう。
普段の食生活は美しい髪作りにはとても大事です。食事のなかで、植物性、動物性のタンパク質をバランス良く摂ることが大事です。プロテインを飲む場合には、男性用のプロテインは増量目的のものも多いので、迷ったら女性向けのプロテインを選ぶと良いでしょう。
ここまで様々なお悩みに応じた髪型の対処法を解説してきましたが、自分がしたくない髪型を無理にする必要はありません。結局のところ「ツヤ」と「ボリューム」「清潔感」の3つが揃っていれば、どんな髪型をしたとしても老け見えは避けられます。
そのなかで、ヘアカラーの色味、前髪の薄さだったりトップやサイドのボリュームだったりと今の流行を少しだけでも取り入れてあげると、より若々しく見えるようになります。コツを知った上で、好きな髪型を思いっきり楽しみましょう。
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