唇荒れ対策におすすめのリップクリームの選び方|冬の唇に潤いを与えてくれるのはどれ?

ページ更新日:2023年1月1日

唇荒れ対策におすすめのリップクリームの選び方|冬の唇に潤いを与えてくれるのはどれ?
監修者
片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
美容専門学校卒業後、エステティシャンや美容部員で勤務。その後、これまでの経験を活かし、20~40代向けの美容メディアでスキンケアやメイク関連の記事を執筆・監修している。

※監修者は「肌荒れの原因と種類」「リップクリームの効果」「リップクリームの選び方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事における「くすみ」とは汚れや古い角質によるくすみのことをさします。

季節の変わり目や生活習慣の乱れなど、様々なことが要因で起こる「肌荒れ」。なぜ肌荒れが起きるのか、どんな種類があるのかを知っておくことでスキンケアの対応ができます。
また、唇も肌荒れとともにかさつきや、ひび割れなどがおこり、そこで強い味方になってくれるのが「リップクリーム」です。

本記事では肌荒れトラブルがある唇に使えるリップクリームの選び方、使い方までを徹底解説。美容ログアンケートをもとにしたおすすめ人気ランキングをご紹介します。

唇の肌荒れにはリップクリームを活用しよう


冬は空気が乾燥すると、唇も乾燥しますよね。乾燥トラブルによって、唇も肌荒れします。そんな季節に活躍してくれるのがリップクリームです。

リップクリームはとても身近なスキンケアアイテムで、特に使い方にこだわらず、なんとなく塗っているという方も多いかもしれません。

せっかく使うなら、しっかりと効果が得られる使い方を知るのが大切。
そこで、ここからは、リップクリームの効果をおさらいしつつ、選び方や使い方について詳しく解説していきます。

「今さらすぎて聞きたくても聞けなかった」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

リップクリームの効果は?


空気が乾燥する秋冬は、唇が乾燥して皮がむけてしまったり、縦ジワが目立ってしまう方も多いのではないでしょうか。

唇が乾燥しやすいのは、「唇に皮脂腺や汗腺がない」「角質層が薄く外から刺激を受けやすい」など、様々な理由があります。

さらに、食事の時に唇を拭くことによる刺激や、マスク生活による唇への摩擦も、乾燥の原因だといえるでしょう。

そこで、乾燥しやすい唇の救世主となるのが、リップクリームです。
誰もが1つは持っていると言っても過言ではない定番のアイテムですが、効果を意識して使っている方はあまり多くないかもしれません。

こちらでは、リップクリームの効果についておさらいしておきましょう。

唇を保湿する効果


リップクリームといえば、唇の保湿をするものというイメージが強いとおもいます。
実際に多くのリップクリームには、保湿成分として


・シアバター
・ヒアルロン酸
・ホホバオイル
・オリーブオイル
・セラミド

などが配合されており、唇の乾燥を防ぎ、潤いを守ってくれます。

唇を保護する効果


リップクリームは保湿成分で唇に潤いを与えるだけではなく、唇を保護して水分の蒸発を防ぐ効果も期待できます。

例えば、リップクリームに配合されることが多いワセリンは、それ自体に潤いを与える効果はないものの、唇の表面の保護効果や水分の保持効果を果たしてくれます。

紫外線防止効果


顔に日焼け止めを塗るけど、唇には特に何もしていないという方も多いのではないでしょうか?
リップクリームの中には、紫外線防止の役割を果たすものもあります。デリケートな唇を守りたい方にとって、紫外線防止効果も備えたリップクリームはマストアイテムだといえるでしょう。

口紅の下地効果


メイク時にそのまま口紅を塗ってしまうと、唇が乾燥しやすくなったり、刺激を受けてしまうことも。

口紅の前にリップクリームを塗れば、唇の潤いがアップし、水分が逃げるのを防ぐことができます。

また、下地効果があると明記されているリップクリームは、より口紅の下地としても◎。
マットタイプの口紅を付ける前にリップクリームを使う場合は、余分な油分をティッシュオフしておくと綺麗に仕上がりますよ。

ひび割れや皮むけなどの治療効果


リップクリームの中には医薬品もあります。
医薬品のリップクリームは唇のひび割れや皮むけ、口唇炎や口角炎といった症状に効果的です。

医薬品のリップクリームには


・グリチルリチン酸
・アラントイン
・パンテノール
・ビタミンB群
・ビタミンE

など、抗炎症効果や肌荒れ防止効果のある成分が配合されていることが多いでしょう。

Comment
片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
片平奈菜日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
シワ改善効果が厚生労働省から認められた医薬部外品成分「ナイアシンアミド」入りのリップクリームも登場しました。唇の縦ジワやエイジングが気になる方におすすめです。ただ、唇も肌と同じように、成分が合う、合わないがあると思います。塗ってみて刺激を感じたら使うのを控えるようにしましょう。

アイテムの選び方


リップクリームはいろいろな形状があります。
実際に使用されている方の多くは、特にこだわりなく選んでいるという方もいらっしゃるかもしれません。

リップクリームには形状成分効果などにはそれぞれ違いがあるので、目的や使いやすさで選ぶのがおすすめですよ。

ここからは、実際に選んで行く際のポイントを詳しくご紹介いたします。

選び方1 形状で選ぶ


リップクリームには、大きく分けて3つの形状があります。

スティックタイプ

手を汚さずにどこでもさっと塗れるのがメリット。
外出先やメイク前などに使用するのにぴったりでしょう。

チューブタイプ

柔らかな使用感が魅力。
指に取って塗るタイプと、チューブのまま塗れるタイプがあります。

ジャータイプ

指でしっかりと塗り込むことができるので、夜寝る前のケアなどしっかり唇を保湿したい時におすすめ。
手が汚れるので、急いでいる時や外出先で使用するのには不向きでしょう。

それぞれに特徴やメリット、デメリットがあるので、使うシーンを考えて選びましょう。
外出用とスペシャルケア用で使い分けするのもよいですね。

選び方2 配合成分で選ぶ


リップクリーム選びで必ずチェックしたいのは、配合成分です。
唇の潤い効果を重視して選ぶなら、ヒアルロン酸シアバターセラミドといった保湿成分が配合されているかどうかチェックしましょう。

良い香りのリップクリームは気分を上げるのにも一役買ってくれます。しかし、人によっては香料が刺激になる可能性も。
余分な成分が配合をされていないことを重視するなら、合成香料や着色料といった成分をなるべくカットしたリップクリームを選びましょう。

すーっとした使用感が好みの方は、メントール配合がおすすめ。
刺激が苦手な方はメントールの入っていないものを選ぶと良いでしょう。

選び方3 色付きかどうかで選ぶ


リップクリームの中には、色付きもあります。
リップブラシを使わなくても塗れるので、外出先でさっとメイク直しをしたい場合にも便利。
口紅と変わらないくらい発色のよい色付きリップクリームもあります。

Comment
片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
ジャータイプのリップクリームには、リップケアだけでなくボディケア、ヘアワックス、ネイルケアなど全身に使えるマルチバームもあります。アロマの香り付きタイプも多いので、お好みの香りを選ぶのも楽しいですね。

肌荒れの原因と種類


季節の変わり目や生活に変化があった時、「肌の調子がいつもと違うな」と感じたことはありませんか?唇が肌荒れを起こしているとき、体の肌も同時に肌荒れを起こしていて、不調の原因を教えてくれていることがあります。

ただ、ひと口に「肌荒れ」と言っても


・ニキビ、吹き出物が出る
・カサつき、ザラつきを感じる
・かゆみがある
・赤みがある
・皮がはがれる、めくれる
・毛穴が詰まる

など、その種類はさまざまです。

肌荒れは、肌のバリア機能が低下することによりおこるといわれていますが、その要因は


・化粧品によるもの
・肌によるもの(肌のコンディション、肌のコンディションに影響するもの)

と大きく二つに分けられます。

化粧品による肌荒れであれば、使用中のアイテムをストップし、自分の肌に合うものに変えることで解決に導くことができます。ですが、肌のコンディションなどによる肌荒れの場合は、その原因の正体を突き止め、対処していくことが必要です。

では、肌荒れを引き起こす原因にはどんなものがあるのでしょうか。


肌荒れのおもな原因は、


・紫外線
・乾燥
・肌のうるおい不足
・外部からの刺激
・ホルモンバランスの不調
・生活スタイル
・間違ったスキンケア

などです。それでは、それぞれ詳しく見てみましょう。

【肌荒れのおもな原因】①紫外線


お肌の大敵といえば、紫外線です。紫外線は、日焼けやしみ・そばかすだけでなく、その他の肌トラブルとも深く関わっています。紫外線は、その強いエネルギーで皮膚のバリア機能にダメージを与えてしまいます。

バリア機能にダメージが加わると、肌はうるおいを保持できなくなり、乾燥しやすくなるのです。紫外線に含まれるUV-Bは、直に肌の表面にダメージを与え、赤い炎症のような日焼けをおこしてしまいます。

【肌荒れのおもな原因】②乾燥


乾燥した空間や外気は、肌の水分を奪い、うるおい不足に。うるおっていた肌も過酷な乾燥状態に一定時間さらされるとどうしても乾いてしまいます

肌のうるおいが失われると、そのバリア機能は低下してしまいます。バリア機能が低下することで、肌は外部からの刺激をうけやすくなり、トラブルをおこしやすくなってしまうのです。冬に肌荒れが多くなるのは、空気が乾燥しがちなことによる影響も大きいのです。

【肌荒れのおもな原因】③肌のうるおい不足


肌のうるおい不足はバリア機能の低下を招き、外部からの刺激をガードをする役割や、肌内部の水分を保持する役割が弱まってしまいます。肌のバリア機能が弱まることが、肌荒れがおこりやすくなる一番の原因です。つまり、肌の乾燥はあらゆる肌トラブルとつながっているといえます。

また、肌のうるおいが不足すると、表面の角質が剝がれ、カサカサしたりザラザラしたりと手触りが悪くなってしまいます。

【肌荒れのおもな原因】④外部からの刺激


肌への刺激も、肌荒れを引き起こすおもな原因です。刺激とは指でゴシゴシこするなどの物理的な摩擦だけでなく、普段の生活の中にさまざまな刺激のもとが潜んでいます。

例えば、紫外線・花粉・PM2.5などです。刺激の要因となる異物が入り込むと、肌はそれを排出しようと反応し炎症をおこしてしまいます。肌のバリア機能が低下している時は、特に外部による刺激からのダメージをうけやすい状態になっています。

【肌荒れのおもな原因】➄ホルモンバランスの不調


肌の調子はホルモンの分泌とも密接に関わっています。生理後に増加するエストロゲンというホルモンは、コラーゲンを増やし、肌にハリを与えてくれます

一方、排卵後に増えてくるプロゲステロンというホルモンは、皮脂の分泌を活発にさせ、ニキビなどの肌トラブルが発生しやすい状態にしてしまいます。また、生理中はエストロゲン・プロゲステロンともに減少し、肌状態が不安定なため注意が必要が必要です。

ホルモンバランスの不調は、生理的な要因以外でも引き起こされ、不摂生な生活やストレスもホルモンのバランスをみだす要因です。

【肌荒れのおもな原因】⑥生活スタイル


暴飲暴食・偏食・睡眠不足などの不摂生や、無理なダイエット・過労・ストレスなどの状態が続くと、肌のターンオーバー(肌の代謝)がみだれがちになってしまいます。

ターンオーバーのみだれも肌荒れを引き起こす要因のひとつ。ターンオーバーのサイクルがみだれると、ニキビや吹き出物をはじめとしたさまざまな肌トラブルにつながってしまいます。

生活習慣のみだれ以外にも、環境の変化で生活リズムが崩れる等も、ストレスによる肌荒れにつながってしまいます。また近年、マスク生活の影響で、乾燥やニキビ・吹き出物などの肌トラブルがでやすくなったという方も多くいらっしゃるでしょう。

【肌荒れのおもな原因】⑦間違ったスキンケア


毎日のスキンケアが肌荒れを招いているケースも。

顔の洗い過ぎやゴシゴシと肌をこするお手入れ、スキンケアアイテムの間違った使用など、普段当たり前にしていることが、実は肌をトラブル状態に陥れている可能性もあります。

Comment
片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
肌荒れをおこす原因は一つではありません。肌の不調を感じたら、さまざまな角度からその原因を探ってみましょう。また、肌は「からだの不調を映し出す鏡」ともいわれています。肌状態を見ることで、いまの自分の健康具合を知ることもできるのです。

効果的な使い方とは?


基本的にリップクリームは、乾燥が気になった時に塗っているでしょう。
ですが、実際に使う際に、使い方を意識していないという方もいるかもしれません。

せっかく塗るなら、正しい塗り方でよりリップクリームの効果をアップさせましょう。

ここからは、正しいリップクリームの使い方をご紹介します。是非、参考にしてみてくださいね。

唇をきれいに拭いてから塗る


唇に汚れや食べ物の残り、余計な油分が付いている状態でリップクリームを塗ってしまうと刺激を与えてしまう可能性があります
まずはティッシュやコットンなどを使って、唇を優しく拭き取りましょう。
きれいに拭き取っておくことで、塗りムラも防ぐことができます。

唇の縦ジワを意識して塗る


唇は縦にシワが入っているため、シワの部分にしっかりリップクリームが行き渡るように縦に塗りましょう

ごしごし擦らない


しっかり保湿したいがあまり、強い力で塗ってしまうと、唇に摩擦を与えてしまい逆効果になることも。
唇は角質層が薄くデリケートですので、擦らず優しく塗りましょう。

固い場合には温めてから


スティックタイプのリップクリームは、寒い季節には固くなっていることがあります。
固い状態で塗ると唇に刺激を与えるため、手の体温で少し温めるなどして柔らかくしてから塗ると良いでしょう。

リップのスペシャルケア


毎日リップクリームを塗ってケアをしていても、くすんで健康的に見えない場合や、リップクリームやリップカラーのノリが良くないことがあります。

そんな時は唇にスペシャルケアを行いましょう。

リップスクラブ


リップスクラブは、唇用の角質ケアスクラブです。リップスクラブを行うことで、唇の古くなった角質を落とし、肌のターンオーバーを促します

リップスクラブには、フェイススクラブと同様に粗目の粒状のスクラブが入っています。
唇にのせ、なじませつつマッサージすることで唇の血色を良くし、また、リップスクラブは唇に残っているリップカラーの色素なども落とす効果も。

リップスクラブは、成分中の粒子の大きさに違いがあります。
主に使われているのが砂糖を使ったシュガースクラブ。こちらは粒子が小さいものが多いので敏感肌やはじめて使う場合にもおすすめです。

さらに、最近ではくるみなど砂糖以外の粒子を使ったスクラブも多く登場しています。
こちらは粒子が大きく、角質を新しくする効果も見込めますが、唇を傷めてしまう可能性も。まずは一般的なスクラブから始め、様子を見極めて使用するようにしてくださいね。

唇の浸透力が高まるとリップクリームのなじみもよくなり、同じリップクリームを塗っていても、よりプルン、ツルンとした健康的な唇に!
皮むけや縦ジワにお悩みの方にもおすすめです。

ただし唇の刺激にもなるので、短期間で回数を重ねて実行するのは避け、最短でも週1回程度にとどめるましょう。
リップスクラブケアをした後は、唇が乾燥しやすくデリケートな状態となっていますので、リップクリームでしっかりとした保湿ケアをすることが大切です。

リップパック


リップパックにはいくつか種類があります。

唇をしっかりケアしたい際に、手軽にできるのがパッチタイプのリップパック
顔に使うシートパックと同じような使い方ができ、唇の形に合うようにつくられています。

主にハイドロゲルシートが使われているものが多く、たっぷりの美容と保湿成分が含まれているので、乾燥で荒れてしまいがちな唇をしっかりケアすることができます。

唇への塗布量を調節できる塗るタイプのパックは、リップクリームと同様にジャーチューブ状のものが多く、唇の端部分が極端に荒れている場合などは塗るリップパックを該当部分に集中的にのせてケアすることができます。
シートパックに比べて唇に対ししっかり密着させられることができるのもポイントですね。

また、唇の色が悪い際に血色を補ってくれる「カラーケアできるリップパック」も登場しています。
ティントタイプなので、唇の角質層にカラー成分を浸透させ、唇にほんのり色付くタイプのものや、長時間ある程度のカラーを維持できるものなどがあります。
使い方は、唇に塗布し、指定時間が経ったら剥がすだけ。
どうしても唇の色が悪い時や、長時間唇のカラーを維持したいなどに是非お試しくださいね。

角質層にカラー成分を浸透させると聞くと不安がある方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまでも肌の表面のみで、深い部分には浸透しないため、しっかりクレンジングすることでカラー成分が落ちる仕組みになっています。

リップクリームを使ったスペシャルリップケア


またリップパックの他にも、持っているリップクリームを使ってセルフリップパックをすることもできます。


セルフパック方法
1.濡らしたタオルまたはハンカチをレンジで温めたもの、またはお湯に浸したコットンなどを唇にあて、唇を柔らかくします。
スチーム効果が期待できますので、3分以上はのせておくようにしましょう。

2.保湿成分が多く含まれたリップクリームを、普段より多めに唇に塗布します。オーバーリップ気味に塗布し、時間があれば簡単なマッサージをするとさらに効果的です。
上唇と下唇を指の腹で優しく、小さな円を描くように、クルクルとマッサージするのがおすすめ。唇の表面はデリケートなので、強く押したりしないようにご注意下さい。

3.そのまま唇部分を覆うようにラップをし、3分~5分程度放置します。

4.ラップを外し、余分なリップクリームをティッシュオフして完了です。ティッシュオフの際に気になる方は綿棒で優しく余分なリップや表皮を取り除くと良いですね。

また、ラップが重要な役目をするので、可能であれば上唇と下唇を別のラップで覆うようにし、少し長い間放置するとさらに効果が期待できます。

ワセリンを使ったスペシャルリップケア


リップクリームのほかに、ワセリンをリップの代わりや、リップカラーの下地にしている方も多く、ここからはワセリンを使った唇のスペシャルケアをご紹介します。

そもそもワセリンとは石油からつくられた保湿剤で、刺激紫外線チリ・ホコリ花粉などから唇を守るバリア効果が高い成分
唇の皮がむけて痛みを感じる際など、皮膚を保護することに使うこともできるため、それとともに水分が逃げてしまうのも防ぐので、乾燥に対しても高い効果を発揮します。

また、ワセリンは通常のリップクリームの代用として使えるほか、スペシャルケアとしてリップパックにも使うことができます

唇のくすみがひどいときには、ワセリンにティースプーン1杯程度の砂糖を入れ、シュガースクラブにすることも可能。
この時、粒子の粗い砂糖を使用しないようご注意下さい。はじめは砂糖の割合をワセリンに対し少なめにするとより安心です。

更に、肌質に合わせてワセリンを選ぶのも大切。乾燥肌の方アレルギーの方は、できるだけ白色ワセリンを使うようにしましょう

白色ワセリンは高純度ワセリンとも呼ばれ、通常の少し黄色いワセリンよりも精製度が高く、純度が高いのが特徴
石油由来の不純物が、通常のワセリンよりも更に取り除かれているので、アレルギーのある方や敏感肌の方、赤ちゃんにも使え、高保湿で安心して使えるものが多くあります。

また、ワセリンは大量に塗布するとベタつき、テカって見えることもあるため、普段使いは少なめ、スペシャルケアでは多めに塗布するなど使い分けると良いでしょう。

基本的にワセリンは「バリア力」や、「コーティング力」に優れているので、可能であればワセリンスクラブやワセリンパックの前に、唇に対して保湿ケアをするのがおすすめです。

通常の化粧水・美容液やリップ専用の美容液などを使ってしっかりと保湿ケアしてから、ワセリンによるスペシャルケアをするのがおすすめです。

Comment
片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
唇の乾燥や皮むけが気になる方は、保湿効果の高いリップクリームを多めに塗り、その上からシルクのマスクを付けて寝るナイトパックもおもおすすめ。朝起きた時には、しっとり潤いのある唇になります。

肌荒れに関するQ&A

Q

マスク生活で肌荒れができるのはなぜですか?

A

マスクで肌荒れがおきやすくなるのは、おもに「乾燥」と「摩擦」のためです。マスク内の水分が蒸発する際、肌の水分までいっしょに奪い取ること、マスクによる摩擦で肌のバリア機能が低下することで肌荒れができやすくなるといわれています。

Q

寒暖差で肌荒れがおきやすくなるのはなぜですか?

A

寒暖差が激しいと、気温の変化にからだが対応しきれなくなり、自律神経やホルモンバランスがみだれてしまいます。それが肌のバリア機能にも影響し、外部刺激に敏感になって肌荒れがおこりやすくなります。

リップクリームに関するQ&A

Q

1年以上前に買ったリップクリームを使っても大丈夫ですか?

A

リップクリームは、未開封のものなら3年程度、一度でも使用したものの場合は半年程度を目安に買い替えると良いでしょう。
1年以上前に買ったリップクリームの場合、未開封なら使っても大丈夫だと考えられますが、使用済みのものの場合には処分した方がよいといえます。

Q

リップクリームは1日に何回くらい塗ったらいいですか?

A

唇の乾燥を防ぐために何度も塗りたくなってしまいますが、あまり塗りすぎると逆効果になってしまう可能性も。
1日に5回程度までにとどめておくのが良いとされています。

Q

唇の荒れを防ぐ方法を教えてください

A

リップクリームでしっかりケアしていても、どうしても唇の荒れが良くならないという方もいるでしょう。
唇をなめる癖がある方や皮をむく癖がある方は、リップクリームでケアをしても荒れがちになります。
意識してやめるようにしてみましょう。

用途に合わせて選んで正しく使おう


リップクリームは唇の乾燥や肌荒れが気になった際に気軽に使えるスキンケアアイテム。
スティック状のほかにもチューブ式やジャータイプなどがあります。使うシーンを考えて選んでくださいね。

また、ワセリンを使用すれば肌の保湿剤としても使用できるので、唇にも肌にも使え一石二鳥!
特に意識せずに使っていたという方も多いかもしれませんが、唇を綺麗にしてから縦ジワを意識して塗ると効果が得やすくなりますよ。
塗る回数は1日に5回程度にとどめ、塗りすぎにも注意してくださいね。

関連記事
薄毛・細くて柔らかい・白髪|60代女性の髪の悩みにヘアケアでアプローチ
【手荒れに悩まなくなる方法】理想のケアを実現する「美容商品」おすすめ人気ランキング
【2023年】魚の目対策の商品おすすめ人気ランキング|快適な歩行を取り戻すための第一歩
【ささくれに悩まなくなる方法】悩みを解決したおすすめ「美容商品」人気ランキング
【2023年】髪のパサつき対策でうるツヤ髪になる方法! 売れ筋商品・おすすめ人気ランキング
ほくろを隠しにオススメのコンシーラー|メイクでほくろを綺麗に隠す方法