ページ更新日:2023年1月4日
※監修者は「ニキビ対策スキンケアの選び方」「美白対策スキンケアの選び」「シミ対策スキンケアの選び方」「肌質別注意点」「プチプラ化粧品の注意点、選び方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介しているシミ対策の化粧水のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
プチプラよりデパコスの方が効きそうだけれど、値段が高い化粧品が自分に合うとは限らない。これはどんな方も実感していることではないでしょうか。
また、20代、30代、40代、50代とそれぞれホルモンバランスの変化などにより肌質も変わっていくので、同じプチプラスキンケアを使い続けるよりも、新しいアイテムを取り入れたほうが良いこともあります。
プチプラでも優秀なアイテムはたくさんありますが、数が多いからこそ選ぶのが大変ではないでしょうか。
・プチプラとデパコスの違いは?
・乾燥、敏感肌、ニキビ、シミやしわなど肌悩みにプチプラで対応できるの?
・20代と50代が同じプチプラを使ってもいいの?
プチプラスキンケアにまつわる疑問は尽きませんよね。この記事では、2,000円以下のアイテムをプチプラと定義し、ドラッグストアやAmazon、楽天等で購入できるプチプラスキンケアアイテムを年代別、肌悩み別に応じて紹介します。
デパコススキンケアの魅力は、なんといっても品質の高さ。新しい技術を導入し、プチプラには使われない高級な美容成分やメーカーの独自成分が配合されているので、高いスキンケア効果が期待できます。
またコスメカウンターに行けば、肌質診断が受けられたり、BAさん(ビューティーアドバイザー)からスキンケアのアドバイスがもらえたりするのもデパコスならではの魅力です。
「〇〇を試したいのでサンプルがあればください」と一声かければ、サンプルをもらえるので自分の肌に合ったものが見つけられるでしょう。
同じ美容成分が配合されていたとしても、プチプラとデパコスはその「濃度」「配合量」が価格の差になっていることが多いです。ですので、例えばシワの改善のために配合される「レチノール」という成分ひとつとっても、デパコスは他の成分と組み合わせてメーカー独自の成分を作り上げて配合していることが多いです。
デパコスは広告費やパッケージ代、マーケティング費用、百貨店の家賃や販売員の人件費など様々なコストが上乗せされている分お高くなっているのは事実です。ただ、その高価な商品に見合った内容にするために、各メーカーがしのぎを削って最先端の技術を磨き、効果が出やすいような配合を日々研究しています。
デパコスはデザインや容器も洗練されているので、手にとったときや目に入ったときの満足感という点ではプチプラにはないときめきもありますよね。使っていて「効きそう」と感じたいアイテムに関してはデパコスを選んで、他はプチプラで揃えるのも良いのではないでしょうか。
効果な美容成分を配合したと謳っているプチプラスキンケアもありますが、「◯◯成分配合」という記載があったとしても、プチプラの場合はコストを抑えるためにごく少量しか配合されておらず効果がほとんど期待できない可能性もあります。
一般的に化粧品の成分の濃度は公開されていないので、消費者がそれを知ることは難しいです。しかし、医薬部外品であれば有効成分が規定の濃度配合されている基準をクリアしている必要があるので、一定の品質は保証されています。
そのため「美白」「ニキビ」「日やけによるシミ、そばかす」など、プチプラで特定の効果を求めたい場合には医薬部外品を選んだほうが良いでしょう。
化粧品は各メーカーが自由に成分を配合できるため、医薬部外品より多い量や高濃度に配合されてあるものもあれば、「ほとんど水」というように有効成分がほぼ含まれていないものまで千差万別です。だから、一概にプチプラスキンケアが効果がないとはいえません。
また、医薬部外品は肌荒れしなさそうなイメージがあるかもしれませんね。ただ、化粧品は全成分表示が義務付けられていますが、医薬部外品では全成分表示が義務とはなっていないので、肌に合わない成分が入っているのに気づかない可能性もあります。
プチプラ、デパコスに関わらず、肌に合うかどうかパッチテストをしてから使うようにすると安心です。
LASELAの美容ログやインターネット上の口コミ、YouTube等で話題の、評価が高いプチプラスキンケアをご紹介します。
プチプラクレンジングのなかには、W洗顔不要なタイプやまつげエクステにも使える商品もあります。機能性をチェックして、自分が求めるものを選びましょう。
アテニア スキンクリア クレンズ オイル
参考価格:1,870円
4種類の香りから選べるアテニアのスキンクリア クレンズ オイルシリーズ。W洗顔不要でするっとメイクが落ちる洗浄力ながら、つっぱって乾燥したりしない洗い上がり。まつ毛エクステを使っていても使える点も高評価です。無着色、無鉱物油、パラベンフリー、アルコールフリー、アレルギーテスト済み・ノンコメド処方。
ジェニアル ホットクレンジングゲル
参考価格:1,375円
水溶性コラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸などの美容成分が贅沢に94%も配合されたクレンジング。W洗顔ができるクレンジングに保湿を求める方から高評価。温感タイプなので、寒くなる冬にさらに人気の伸びそうな1本です。
ファンケル ディープクリア洗顔パウダー
参考価格:1,980円
ニキビ、毛穴の汚れ、角栓に悩む方から多くの支持を得ているファンケルのディープクリア洗顔パウダー。くすみやニキビ、毛穴の開きなどに悩む20代〜40代から人気です。とくに、マスク生活で顔のざらつきやくすみが気になるようになった方から手応えを感じたという声が多かったです。
▷ファンケル ディープクリア洗顔パウダーの口コミを見る
無印良品 化粧水 敏感肌用 高保湿タイプ
プチプラ化粧水で必ずチェックしたいのは、無印良品の化粧水です。特に「化粧水 敏感肌用 高保湿タイプ」は400mLで1,190円(税込)とコスパ抜群!岩手県釜石の天然水をベースにしたスキンケアシリーズで、高保湿タイプにはヒアルロン酸やグレープフルーツ種子エキスが配合で肌をなめらかに保湿します。
いきなり大容量は……と言う方は、50mL 290円(税込)の小さいサイズもあるので、不安な方は50mLからお試しくださいね。
▷化粧水 敏感肌用 高保湿タイプの口コミを見る
ナチュリエ ハトムギ化粧水
参考価格:12種のアミノ酸が含まれた、ハトムギから抽出した「ハトムギエキス」がキー成分。天然保湿因子(NMF)を補給し、肌のバリア機能をサポートして水分をたくわえやすい肌いてくれる成分です。
プチプラで手に入り、毎日たっぷり使える500mlサイズなのが継続しやすいポイント。さっぱりした使用感で、顔だけでなく体の保湿ケアとしても使えます。
▷ナチュリエ ハトムギ化粧水の口コミを見る
ちふれ 美白美容液W
美白有効成分アルブチンとビタミンC誘導体配合の薬用美白美容液が1,210円のプチプラでコスパ良し。美容液初心者はこういったプチプラ美容液から慣れていくのもあり。
▷ちふれ 美白美容液 Wで顔のくすみの悩みを解決した美容ログを見る
メラノCC 薬用しみ・ニキビ 集中対策 Wビタミン浸透美容液
ドラッグストアで低価格で手に入るのが最大のポイント。ベタつかないリキッドタイプなので使い心地もよく、気になるシミにダイレクトにぬれるのがうれしいです。美白有効成分「活性型ビタミンC」だけでなく、血行促進成分「ビタミンE誘導体」のダブルのビタミンが配合。
▷メラノCCで顔のしみケアをした美容ログを見る
プチプラ乳液は商品数がかなり豊富。迷ったときはブランドの特徴を手掛かりにしてアイテム選びをするといいでしょう
乳液の主な効果は、化粧水の保湿効果を高めるために肌に蓋をするためのもの。乳液はプチプラにして、美容成分の配合濃度が高い美容液にデパコスを選ぶという方法もいいでしょう。
スキンケアクリームは、保湿の要。肌の潤いを守るのに欠かせないアイテムです。普段化粧水と乳液だけでさっとスキンケアを済ませてしまうという方は、ぜひ毎日のケアにスキンケアクリームを取り入れてみてくださいね。
乾燥が気になっている方も、毎日継続してスキンケアクリームでケアをしていけばモチモチの肌をめざすことができます。
キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム 【医薬部外品】
参考価格:1,380円
乾燥肌に嬉しいセラミド機能成分が配合されていて、ドラッグストアで購入できる定番人気のキュレルのフェイスクリーム。プチプラながら、肌荒れを防ぐ消炎剤が配合された医薬部外品です。
時間のない朝や疲れてすぐに寝たい夜にもひとつあるだけで心強いオールインワンジェル。最近はプチプラにも優秀なアイテムが増えてきました。
アクアレーベル スペシャルジェルクリームA
美白有効成分4MSKをはじめとする美容成分をたっぷり含んだ濃密なジェル。バリア機能を守ってくれるチャージアミノ酸も配合。仕事が忙しくスキンケアに時間をかけれないでいたことによる乾燥やくすみ、色素沈着のケアに活躍の予感。
▷アクアレーベル スペシャルジェルクリームAの口コミを見る
プチプラスキンケアアイテムは、どの年代にも使えるように作られている商品も多いですが、自分の肌の状態や悩みに応じて使い分けていったほうが、より手応えを感じられるでしょう。
また、気に入った商品であっても長く使っていると自分の体質が変わって合わなくなることもありますし、優秀なプチプラアイテムは次々と発売されているので、ライフスタイルの変化や季節などに応じて入れ替えていくのもおすすめです。
10代はニキビに悩まされる脂性肌の方も多く、保湿より脂浮きが気になり「スキンケアは化粧水で終わり」という方も多いでしょう。
ただ、どんな肌質であっても保湿は大事です。乳液をサボるとせっかく化粧水で補給した水分が蒸発して肌が乾燥してしまいます。乾燥は肌のバリア機能を低下させ、ニキビや毛穴などの肌トラブルを引き起こしやすくなります。また、その肌ダメージが蓄積していくと将来のシワやたるみなどのエイジングサインの原因になることも。
化粧水と乳液はセットで使うことで、正しいスキンケアへの第一歩となります。しっかりと活用していきましょう。
皮脂量が多い年代でもあるので、デパコスなどの美容成分がたっぷりなものを使うと、逆に与えすぎになってしまう場合も。ケアに迷ったらオールインワンジェルから選んでみるのがいいでしょう。
仕事もプライベートも忙しい20代は、時短で綺麗になれるW洗顔不要のタイプがおすすめ。「アテニア スキンクリア クレンズオイルセット」は、W洗顔不要でコスパもよい商品。
また、疲れているときのクレンジングは億劫なもの。濡れた手でお風呂場で使えるタイプのクレンジングや洗顔不要で拭き取るタイプのクレンジングも常備しておくと、「メイクを落とさずに寝てしまった」という事態も避けられますよ。
肌の乾燥やくすみが気になりはじめる30代。これまでに蓄積された紫外線の影響によって、シミが現われる人も多くなります。
そんな30代には、保湿効果とともに日焼けによるシミ・ソバカスの増加を防ぐ効果が期待できる美白タイプの化粧水(医薬部外品)がおすすめです。
また、仕事や育児に多忙な30代は、ストレスやライフスタイルの変化による肌の揺らぎを起こしやすい世代でもあります。ヒリつきやかゆみなどのサインを感じたら、シンプルかつ低刺激なアイテムで肌をいたわってあげましょう。
エイジングサインが気になる40代以降の肌には、たるみやハリ不足にアプローチするエイジングケアタイプのオールインワンジェルを。また、年齢を重ねた肌は乾燥しやすいため、水分・油分の両方をしっかり補える高保湿タイプのものをチョイスするとよいでしょう。
水分量が減っていく50代以降の肌は、これまで以上にうるおい不足になりやすいです。
また、シワやハリ・ツヤ不足といった年齢肌の悩みが増える世代でもあります。
エイジングをサポートする成分の例
・レチノール
・ナイアシンアミド
・ビタミンA
・アスタキサンチン
・ビタミンC誘導体
・ヒアルロン酸
保湿ケアとともに、エイジングをサポートする成分が配合された化粧水で若々しい印象を目指しましょう。
女性の4大悩みといえば「シミ」「しわ」「毛穴」「ニキビ」。プチプラアイテムを選ぶときは、それぞれのお悩みじ応じた有効成分が配合されているものを選びましょう。
シミやそばかすは、美白有効成分が配合されたスキンケアアイテムを使うことをおすすめします。
シミ・そばかすの大敵は紫外線です。一年を通し、外出時だけでなく自宅で過ごす時もしっかり日焼け止めを塗るなどして紫外線ケアを行いつつ、化粧水でも美白ケアを行いましょう。
ニキビケアにおすすめの3成分は、ビタミンC誘導体、グリチルリチン酸、イソプロピルメチルフェノールです。
これらは「薬用」や「医薬部外品」と表示がある化粧水などに含まれている成分となります。肌の炎症を抑えたり、ニキビの原因菌や炎症を抑えたりすることによって肌を正常な状態へと導きます。
肌ラボ 薬用極潤 スキンコンディショナー
ニキビや肌荒れを予防する2つの有効成分を配合した、薬用化粧水です。
グリチルリチン酸ジカリウム、イプシロン-アミノカプロン酸という抗炎症成分が、ニキビの炎症や肌荒れを押さえます。肌ラボの極潤シリーズは保湿に優れた特徴がありしっとりうるおいを与えるから大人ニキビにも使いやすいです。
▷肌ラボ 薬用 極潤 スキンコンディショナーの口コミを見る
ハリの低下によるシワや輪郭のゆるみは、特に年齢肌に多い悩みです。年齢による肌悩みには、肌にハリを与えるエイジング効果が期待される成分を取り入れましょう。
ハリ肌ケアにおすすめの成分
・レチノール
・ナイアシンアミド
・ビタミンC誘導体
・セラミド
少し前まではレチノールを配合した商品は価格が高く、手が出しづらいものでしたが、近ごろではプチプラの化粧水にも配合されるようになりました。
ビタミンC誘導体は主に「美白効果あるもの」「ハリを与えるもの」の2つの種類に分かれます。ご自身が求める効果を見極めて購入しましょう。またビタミンC誘導体の中でも「パルチミン酸アスコルビルリン酸3Na」「3-O-エチルアスコルビン酸」は肌にハリを与える効果が期待されている成分です。
年代を問わず、肌悩みの上位に位置するのが毛穴トラブル。開き毛穴や黒ずみ毛穴でお悩みの方も多いですよね。
毛穴の汚れを取り除き、肌をキュッと引き締める成分が配合されたものをお勧めします。
硬くなった角質や、余分な皮脂を取り除く効果が期待できる成分で、毛穴トラブルのない健やかな肌を目指しましょう。
またクレンジングや洗顔で、顔についた皮脂や汚れ、メイクなどもしっかり落とすことが大切。
清潔にした肌に化粧水を使いつづけることで効果が期待できます。また、洗顔やクレンジングの際にはなるべく摩擦を抑え、丁寧に行うことを意識しましょう。肌が乾燥することにより、キメが乱れると毛穴目立ちの原因になるので保湿ケアもおこなってくださいね。
肌のタイプは普通肌、脂性肌、乾燥肌、混合肌の4つに分けられますが、肌質によって差がつきやすいアイテムは、クレンジングと化粧水です。
肌への摩擦でダメージを受けやすい敏感肌や乾燥肌の方は、Wの洗顔不要のタイプがおすすめ。W洗顔不要なタイプは、通常のクレンジングでは落としにくい水性の汚れを落とす力を備えています。クレンジングと洗顔を一度にできるので、肌への負担を軽減できるのが特徴です。
セブンイレブンでも購入できる「パラドゥ スキンケアクレンジング」は、肌に優しいミルクタイプながらW洗顔も不要。時短と肌への優しさ、プチプラ、手に入りやすさを兼ね備えたおすすめの1本です。
特にべたつきやすい脂性肌は、引き締め効果のある化粧水がおすすめです。
乾燥肌用の化粧水選びに比べ、脂性肌用の化粧水は保湿効果が高いとべたつきや皮脂過多になり、ニキビにつながります。
少量のエタノールが配合されている化粧水はべたつきにくく、肌を引き締める効果があるのでオイリー肌やニキビ肌の方はチェックしてみてください。
エタノールは警戒されがちですが、敏感肌以外の肌質ででなければトラブルが起きにくいので、プチプラ化粧水で試してみるのがおすすめです。
皮脂が少なく、潤い不足の乾燥肌の場合はうるおいキープ力のある高保湿の化粧水を使用する必要があります。水分・油分のバランスが整った普通肌水分・油分のバランスが整った普通肌は、気になるスキンケア製品を試し、より自分にあった化粧水を探してみましょう。
また、時期によって敏感肌の状態に陥ることもあるので、同じ化粧品でも刺激を感じる場合があります。そういった時は商品の利用を停止して、敏感肌用の刺激が少ない化粧水を選びましょう。
毎日のスキンケアは地道なお手入れの積み重ねが美肌への近道。持っているだけでテンションがあがるようなデパコスも嬉しいですが、フルラインで揃えるのは大変です。プチプラで揃える中で「美容液だけはデパコス」、「化粧水はプチプラでたっぷり使う」など、自分なりのスキンケアの定番が見つかると楽しいですね。