※監修者は「混合肌の原因、特徴」「化粧水の選び方」「パッ化粧水の使い方」について監修をおこなっています。おすすめに掲載している商品は監修者が選定したものではなく編集部が口コミを集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
※本記事における「毛穴ケア」とは、肌にうるおいを与え、キメを整えるお手入れのことをさします。
※本記事で紹介している化粧水のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。化粧品等には認められていません。
大人への階段を上りゆく10代のころは、身体にさまざまな変化がおこりやすい時期。肌は、ホルモンバランスの乱れにより皮脂が過剰に分泌されるようになるため、ニキビや毛穴の開き・黒ずみなどが肌悩みとして多くなりがちです。
また10代のころは肌本来が持つ、肌をすこやかに保てるチカラ、いわゆる「素肌力」も強いのでどんなスキンケアをしても、違いがあまりわからなかった人も多いのでは。
ですが20代になるとその人が持つ肌質に加え、様々な要因が絡み合い、肌悩みも人それぞれに異なってきます。今までと同じケアをしていると、なんとなく物足りなかったり効果を感じない、なんてことも増えてきます。
年代に合った、またご自身に必要なケアを行うことが、安定した肌状態をキープする鍵となります。
本記事では20代の「素肌力」をアップさせるスキンケア、特に化粧水にフォーカスしてご紹介します。
いまの肌状態がどういう傾向にあるのか。脂っぽいのか、乾燥気味なのかなど、肌状態によって必要となるケアは変わります。鏡の前で見て、触って、肌の状態を知って、必要なスキンケアを行いましょう。
まずは20代前半と後半の肌状態の違いを見ていきましょう。
20代前半の肌は水分量が多く、みずみずしさが抜群に良い時期で、肌状態としては安定していますが、皮脂の分泌も多いため、ニキビや毛穴の開きや黒ずみに悩む方も多い時期です。いわゆる「大人ニキビ」と呼ばれるものが肌トラブルとして出やすくなります。
「大人ニキビ」は10代のころとは違って、慣れない社会人生活からくるストレスや、食生活・生活習慣の乱れ、睡眠不足などにより皮脂が過剰に分泌されることが要因のため、なかなか治らない、治ってもまたできる、を繰り返す方が多いのが特徴です。
20代後半になると、皮脂や水分のバランスが崩れはじめ、テカっているのに乾燥したり、毛穴が目立ってくるなどのお悩みが現れはじめる時期になります。
その結果、今まで普通肌だったのに混合肌や乾燥肌になってしまう人も多く、保湿を含めたお悩みに適したスキンケアをすることが大切になってきます。
肌の状態は皮脂量と水分量の組み合わせで決まります。普通肌、混合肌、脂性肌、乾燥肌の4種類に分けられ、肌質によりお悩みも異なるため、ケアに必要な成分も違ってくる、ということになります。
ここからは、お悩み別のケア成分について、ご紹介していきます。
ニキビケアにお勧めの王道となる3成分は、ビタミンC誘導体、グリチルリチン酸、イソプロピルメチルフェノールです。
これらは「薬用~」と表示がある化粧水などに含まれている成分となります。菌による炎症を抑えたり殺菌することによって肌を正常な状態へと導きます。
20代の毛穴のお悩みは主に毛穴の開きや黒ずみになります。毛穴の汚れを取り除き、毛穴をキュッと引き締める成分が配合されたものをお勧めします。
過剰な皮脂分泌を抑えたり、硬くなった角質などをやさしく取り去って、すこやかな肌に導く成分になります。
使いつづけることで効果が期待でき、メイク落としや洗顔で顔についた皮脂や汚れ、また毛穴に詰まった汚れを洗い流すことも大切。その際には「ごしごし擦らず丁寧に」をお忘れなく。
しみ・そばかすの原因となるメラニン色素は、紫外線から肌を守るために生成されるものです。
肌の最下部の基底層にあるメラノサイトから生まれ、その後約28日で行われる肌の代謝(ターンオーバー)によって肌の表面まで押し上げられ、垢となって自然にはがれ落ちていくのが通常です。
しかし紫外線などによって肌にダメージを受けると、メラニン色素が過剰に生成されてしまったり、加えてターンオーバーの周期にも乱れが生じたりした結果、排出できず肌に残ってしまい、シミ・そばかすとなって目に見えてくるようになります。
ターンオーバーを正常化し、メラニンの排出を促すこと、また過剰に作られるメラニンの生成を抑制するなどの有効成分が配合されているものでケアをすることをお勧めします。
シミ・そばかすの大敵は紫外線です。一年中紫外線ケアをすること、また外出時だけでなく自宅で過ごす時もしっかりケアを行いましょう。
20代前半の肌は適度な皮脂量があるため、油分の多い商品を使うと皮脂量のバランスが崩れてしまい、かえって肌トラブルを起こしてしまうことも。
どんな年代の肌にも言えることですが、使ってみてスッとなじむ感じ、直観的に「肌なじみがいいな」「潤った感じがするな」と思うものをチョイスすることが、自分の肌に負担をかけないことにもつながっていきます。
良い成分が配合されていて、効果も期待できるとわかっていても、お財布的に継続使用が難しい商品では効果は期待できません。
肌の生まれ変わり、ターンオーバーには約28日かかるため、最低でも約1ヵ月。目に見える効果を実感するためには、それ以上継続して使用することが一般的に推奨されているからです。
いまはプチプラでもお悩みに合わせた成分を配合した、優秀な商品はたくさんあります。その中にはドラッグストアで手軽に購入できるものも。
お宝さがしのような感覚で自分の肌に合うなと思える、テクスチャや香りが好みの商品を探してみてはいかがでしょうか。
20代と言っても、社会人経験がまだ浅い20代前半の肌と、結婚や子育てなどの新たなステージに移っていく20代後半の肌では、状態はかなり異なります。
肌は、心と身体の状態に密接にかかわり、ライフステージが肌に深く影響するといわれています。
色々な経験・変化の波にもまれる中で、スキンケアだけずっと同じ…というわけにはいかないのがお肌。
なんだか今までと違うかも…と気づいたら、エイジングを意識したワンランク上の商品に変えてみたり、含まれる成分に注目して商品を選んでみましょう。
皆さんは化粧水をどんなふうにつけていますか? 手でつけたりコットンを使ったりする方法がありますが、つけた後、必ず手のひらで顔を包み込むように抑える「ハンドプレス」を行ってみてください。
手のひらで肌を覆うと顔全体が温まるため、血行が促進されます。 血行が良くなると化粧水が肌に浸透しやすくなり、角層の奥まで成分が運ばれ、保湿力アップなどが期待できます。
化粧水をなじませたら乳液やクリーム塗る前に、手のひらで優しく顔を包み込んであげて。顔が温まることで癒しの効果もあるので、お勧めです。
化粧水の効果を引き出す一番のポイント、「それは正しく使う」こと、つまり適量を使用する、ということ。
もったいないからと言って、推奨量の半分しか使用しなかった場合、期待する効果が得られません。これは必要な潤いや成分が届いていない、ということになります。
逆に適量以上に塗ると「思った以上の効果が期待できる」という事でもありません。適量とは、効果が最大限に期待できることを想定して設定されています。商品パッケージや公式サイトに記載された量を適切に使うことが、すこやかな肌に近づくための近道になります。
20代の肌にも乳液は必要?
すこやかな肌をキープするためには20代にも乳液は不可欠。化粧水で肌にうるおいを届けてあげても、油分がたりないと肌のうるおいが蒸発してしまいます。乳液に含まれる油分は蒸発を防ぐ「ふた」の役割を担ったり、角層を柔らかくして、なめらかな肌に導く働きもあります。脂っぽさが気になるなら油分の配合に注目して、ジェルのような乳液を使用してみましょう。
20代でもエイジングケアをしたほうがいい?
エイジングケアは「気づいたときから、すぐスタート」が、正解です。今は表面上に現われていないシミ・シワ・たるみ・くすみであっても、紫外線ダメージなど、エイジングサインの「もと」となるものは日々蓄積されつづけ、将来的に目に見えて現れてくるものになります。今の自分に合ったエイジングケアをすることで、30代になった時に年齢に負けない肌の土台を作ることにつながります。
いかがでしたか? お肌の変化を感じる前からのケアが、未来の自分の肌を作ることになります。そのためには今の肌の状態を理解して、またご自身がどんな肌になりたいのか、「なりたい肌」のための成分が含まれた化粧水を選んでいくようにすると良いでしょう。継続は力なり。続けることがすこやかな肌への第一歩となりますよ。
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