ページ更新日:2023年1月14日
※監修者は「化粧水の成分」「化粧水の使い方」「化粧水の選び方」「ハイドロキノンについて」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している化粧水のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※「パッチテスト済み」はすべての人に皮膚刺激が発生しないということではありません。
頑固なシミ・ニキビ痕はハイドロキノン化粧水で手軽&効果的に美白ケアするのがおすすめ。
そこで今回は
・ハイドロキノンを化粧水で取り入れるメリット
・ハイドロキノン化粧水の選び方のポイント
・ハイドロキノン化粧水の正しい使い方や注意点
を解説していきます。
美白ケアの成分として、ハイドロキノンを配合した化粧品が注目を浴びています。
最近ではドラッグストアやインターネットでも、ハイドロキノン配合の化粧水を頻繁に見かけるようになりました。
ハイドロキノンは、元々、医師の処方せんが無いと使用できない成分でした。
しかし、2001年の薬事法(現:薬機法)の規制緩和により、現在では多くのハイドロキノン化粧水が販売されています。
「肌の漂白剤」とも呼ばれるハイドロキノンは、シミなどの原因「メラニン」が作られるのを予防する、強力な美白効果があります。
シミは、紫外線などの刺激を受けたメラノサイトが、チロシナーゼという酵素のはたらきによってメラニンを作ることによって発生します。
ハイドロキノンはチロシナーゼのはたらきを抑え、メラニンが新しく作られるのを予防する効果があるのです。
ハイドロキノン化粧水がさまざまなメーカーから販売されていますが、何を基準に選べばよいのでしょうか。
肌への効果が強いハイドロキノンは、一般的な化粧水より慎重に選ぶ必要があります。
これからご紹介する選び方を参考に、納得のいくハイドロキノン化粧水を選んでくださいね。
ハイドロキノンは、作用が強力で肌への刺激も強いです。市販のハイドロキノン化粧品は配合濃度1〜5%程度のものが多いですが、肌への刺激が少ないと言われている配合濃度3%以下ものを使用しましょう。
ハイドロキノン化粧品の中には、外国から輸入しインターネットで販売されているものや、個人輸入できるものもあります。
輸入品のハイドロキノン化粧品は安価で手に入れやすい反面、配合成分や配合濃度があいまいなものが多く、使用することにより肌の状態が悪化してしまう場合も。
実際に、個人輸入したハイドロキノン化粧品による健康被害(広範囲の肌の赤み・はれ)が国内で報告されています。
ハイドロキノン化粧品を購入するときは、ドラッグストアなどの店頭で販売されている、信頼できるメーカーのものを選ぶことをおすすめします。
また、インターネットで購入する場合も、輸入品ではなく、ご自身が信頼できるメーカーものを選びましょう。
ハイドロキノンそのものは、熱や光にとても弱い不安定な成分で、肌への刺激も強いと言われています。
一方、安定化されたハイドロキノンは、肌への刺激が少ないためおすすめです。
特に、はじめてハイドロキノン化粧品を使う方は、安定型ハイドロキノンが配合されたものを選ぶとよいでしょう。
お肌にうるおいを与えてくれる保湿成分には、主に次のようなものがあります。
なるべく複数の保湿成分を含んだ化粧水を選ぶことがおすすめです。
ハイドロキノン化粧品をつけている肌は、刺激を受け、敏感な状態になっています。
保湿成分を入れ込んで、肌を整えましょう。
ハイドロキノンは肌への作用が強力なため、配合濃度が低くても、刺激を感じたり赤みが出たりする可能性があります。
ハイドロキノン化粧水は、なるべく容量の少ないものから使用し、肌トラブルが起きないか確認しましょう。
特に敏感肌の方は、顔に使用する前にパッチテストで肌トラブルが起きないか確認することをおすすめします。
ハイドロキノン化粧水は、基本的に一般的な化粧水と同じように使用して問題ないです。
ですが、中には「顔全体の使用は避けてください」「気になる部分のみに使用してください」「使用後は紫外線に当たらないよう注意してください」などの注意事項が記載されている化粧水もあるようです。
使用前には必ずパッケージを見て、使用方法や注意事項が書かれていないか確認しましょう。
ハイドロキノン化粧水は医薬品ではないため、肌への作用は穏やかです。
しかし、一般的な化粧水に比べると刺激感や赤みが出やすいため、以下の点に注意しながら使用する必要があります。
パッケージにハイドロキノンの配合濃度が表示されている場合は、必ず確認しましょう。
化粧品には成分の配合濃度を表示する義務が無いので、すべてのハイドロキノン化粧水で濃度が確認できるわけではありません。
ですが、購入するときはハイドロキノンの配合濃度の表示を探し、肌への刺激が少ないと言われる3%以下のものか確認することをおすすめします。
ハイドロキノン化粧水は、直射日光の当たらない1〜15℃の冷暗所で保存しましょう。
ハイドロキノンは熱や光に弱いため、コンロやストーブなどの近くには置かないようにしてください。また、別の容器に移し替えることも避けましょう。
ハイドロキノンの医薬品は冷蔵保存をしますが、市販の化粧水は冷蔵保存する必要はありません。
化粧水は冷蔵保存することで、他の成分の性質が変わってしまい、化粧水本来の効果が出なくなってしまう可能性があります。
ハイドロキノンは肌を守るメラニンの生成を抑えるため、ハイドロキノン化粧水を使用している肌は紫外線に弱い状態になっています。
UV対策をしないまま紫外線を浴びると、肌に炎症が起き赤みが出る原因となります。
ハイドロキノン化粧水を使用している期間は必ずUV対策をしましょう。紫外線の影響が心配な方は、ハイドロキノン化粧水は夜のみの使用にとどめることをおすすめします。
ハイドロキノン化粧水は、医薬品に比べて肌への負担は少ないですが、長期の使用によって負担が蓄積され、敏感になり赤みが出やすくなります。
効果に満足できた場合は、使用をいったん終了してください。
また、効果が出ていない場合も刺激感や赤み、その他違和感が出た場合はすみやかに使用を中止して皮膚科を受診しましょう。
どのくらいの期間使用すれば効果を実感できる?
化粧品の効果の実感には個人差があります。
参考として、ハイドロキノンが高濃度に配合されている医薬品では、使用から3ヵ月ていどで効果を感じ、使用を中止します。ハイドロキノン化粧水も一定期間使用したら、効果が出なくても使用を中止しましょう。
手作りできる?
自己流でハイドロキノン化粧水を手作りすることはおすすめしません。
手作り化粧水だと、ハイドロキノンが均一に混ざらず、配合濃度にムラが出てしまう可能性があります。市販されているハイドロキノン化粧水を購入しましょう。
市販の化粧水にハイドロキノンを混ぜて使うことはできる?
手作り化粧水と同じく、ハイドロキノンが均一に混ざらない可能性があります。
また、混ぜて使うことにより化粧水の成分に変化が起きて、本来の効果が実感できなくなる場合も。あらかじめハイドロキノンが配合された化粧水を使うことをおすすめします。
なんとなく使いづらそうなイメージのハイドロキノンですが、正しく使用すれば、理想の肌をめざせます。
ハイドロキノンの使用が不安だったり、使用してみて気になることがあったりする方は、一度皮膚科へ相談してみてくださいね。
今回解説したポイントや注意事項をおさえて、うるおいのある美白肌へと近づきましょう。
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