※監修者は「敏感肌の原因」「洗顔料の選び方」「洗顔方法」について監修をおこなっています。おすすめに掲載している商品は監修者が選定したものではなく編集部が口コミを集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している「洗顔料」のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。化粧品などには認められていません。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
マスク生活でいつの間にかお肌も乾燥気味に。お肌の乾燥状態が長く続けば続くほど、ニキビなど肌トラブルにも見舞われやすくなります。特に、空気の乾燥が進む秋冬の時期は肌が乾燥して皮がむけたり、粉を吹いたような肌になってしまうことも。
ここで乾燥肌の人の疑問がひとつ。肌が乾燥しているのに普通に洗顔してもいいのかな?
ただでさえ肌が砂漠状態なのに、いつもの洗顔をすると肌のつっぱりが以前よりも感じられて不安になることも。「肌断食」という方法も流行ったことがありましたが、いっそスキンケアや洗顔しない方がいいのでしょうか?
そんな疑問を持つあなたに乾燥肌にぴったりの洗顔料から、基本的なお手入れの方法まで、肌トラブルの解決に一歩近づく洗顔レシピを紹介していきます。
乾燥肌とは、肌の水分不足が生じることによって乾燥状態が続くことを指しています。そんな肌の状態で、お化粧をするとファンデーションが粉ふいてしまうなどメイクのノリが悪くなることも。
身近なスキンケアからやっていこうと洗顔料の買い替えを検討するも、乾燥肌は洗顔をすると余計に乾燥が激しくなるため洗顔しない方が良いという噂も。
ですが、化粧をしていてもしていなくても、外出をした日の夜に洗顔をしなければ、汚れやウイルスが肌に付着したままになってしまいます。
つまり、たとえ乾燥肌であっても肌に合った方法で洗顔し、しっかり汚れを落とすことが推奨されています。
そもそも乾燥肌ってどのような肌のことをさしているのでしょう? 乾燥肌以外にも脂性肌や混合肌など肌のタイプにはいくつか種類がありますが、これらの違いは少しわかりづらい印象です。
乾燥肌とは、名前から推察できる通り肌の乾燥がずっと続いている状態をさしています。1年を通して常に乾燥が続き、気づけば肌がカピカピの状態。具体的な特徴としては「せっかく丁寧にメイクしても白っぽい粉がでてきてしまう」「入浴や洗顔後のツッパリが気になる」「化粧ノリが常に悪い」「肌の水分量が少ない」などが挙げられます。
乾燥肌を引き起こす原因は肌のバリア機能の低下にあります。バリア機能が正常な状態では、肌の水分が保たれているため、外部刺激から肌は守られています。しかし、このバリア機能が低下すると肌が乾燥しやすくなり、刺激も受けやすくなります。
バリア機能低下の要因としては生活習慣の乱れ、室内でのエアコン使用、紫外線からの影響、加齢に伴う肌質の変化、先天性の肌質…などが考えられますが、お肌をピカピカにしたいからと必要以上に洗いすぎたり、ゴシゴシしすぎたりしても、肌の乾燥状態を招いてしまう可能性があります。
乾燥肌をこれ以上刺激しないようにするためには、きちんと自分の肌に合った洗顔料を選ぶ必要があります。たとえば洗顔料によってはアルコールを使用していたり、あるいは合成香料が強すぎたり、乾燥肌には向いていない商品も含まれています。
ただ皮脂に付着している汚れはきちんと落とさなければいけないので、汚れは落としつつもうるおいをキープしてくれる洗顔料を選ぶことが乾燥肌向けの洗顔料の選び方のポイントです。
ちなみにホワイトクレイ配合の洗顔料はお肌の汚れを落としながらも洗顔による刺激をやわらかくする働きがあるのでおすすめ。
自分の肌に合った洗顔料を選び、毎日のスキンケアをアップデートしましょう!
肌トラブルのケアには有効成分の豊富な洗顔料を選ぶことが効果的です。
乾燥ニキビ肌の場合は洗顔料に保湿成分が含まれているかを確認しましょう。グリセリンやヒアルロン酸、DPGやBGなどが保湿成分といわれているものです。
また洗顔後には必ずスキンケアを丁寧に行い、洗顔だけで終わらないように気をつけることが重要。
洗顔後は化粧水で肌に水分を補い、肌をやわらかく整えたら、美容液や乳液、クリームなどで保湿成分や油分を補いましょう。
肌が乾燥して水分不足になると、毛穴が目立ちやすくなります。水分量が不足することで、毛穴周りの凸凹や毛穴汚れが目立ってしまうのです。
毛穴の状態を確かめながら、自分に適した洗顔料を選んでいきましょう。
毛穴や肌の状態 | 対策 |
---|---|
肌が敏感 | アミノ酸系にホワイトクレイが配合された洗顔料で肌に優しくケア |
皮脂が気になる | 石けん系の洗浄成分にクレイや炭配合の洗顔料でさっぱりケア |
肌がゴワつく | AHA(リンゴ酸、乳酸など)、酵素(パパイン、プロテアーゼなど)で皮脂表面をなめらかにして毛穴汚れをしっかり除去ケア |
乾燥肌は肌に水分を蓄えるのが苦手な肌状態でもあり、必要以上に刺激を与えると肌を傷つけることになります。洗顔料を選ぶときには乾燥敏感肌にもやさしい洗浄成分が含まれているものを選びましょう。
肌が繊細な状態になっているときは、肌に優しく洗浄力もマイルドな傾向にあるアミノ酸系やベタイン系の洗顔料がおすすめ。パッケージの裏などに記載されている成分表を確認し、「~グルタミン酸Na」「〜タウリンK」「〜グリシンK」というキーワードが含まれているものは洗顔料にアミノ酸が含まれています。
マスク生活が続いているうえに夏場になるとマスクの中は信じられないほどぐちゃぐちゃな状態に。鏡を見ればいつの間にかメイクも落ちていてファンデーションと汗とで顔全体が汚れているのがひと目見てわかるほどです。
乾燥肌ではあるけれど、夏場のようにしっかりと汚れやべたつきを落としたい方には石けん系の洗顔料がおすすめです。
成分表を確認したときに「ラウリン酸」「水酸化K」「水酸化Na」「石ケン素地」の記載があれば、その商品は石けん系の洗顔料ということになります。洗浄力が高い分、汚れは落としやすいですが、その分乾燥もしやすいので保湿成分もいっしょに含まれているかチェックしましょう。
乾燥肌で肌がデリケートな時は、洗い上がりの肌のひりつきが出ないよう、肌への刺激が少ない洗顔料がおすすめです。
商品パッケージに「敏感肌」「低刺激処方」と記載されているものをチェックしましょう。
肌質が弱く、なかなか理想の洗顔料に出会えないなら、まずはこういった低刺激処方や乾燥肌用のものから試すこと。
ただし「エタノール」「パラベン」と記載がある場合、香料もしくは着色料が含まれており肌の刺激になる可能性があるので、乾燥肌の人は避けた方が無難です。
洗顔料にはたくさんの種類が販売されていますが、いまいちどれを選んでいいかわからないですよね?
お肌をマイルドに仕上げたい人にはフォームタイプ、効率重視で美容をがんばりたい人には泡タイプ、さっぱりとした洗い心地を求める人には固形石けんタイプと、どの部分を重視するかによって選ぶべきオススメの洗顔料も変わってきますので、詳しく見ていきましょう。
洗顔料の中でも最も種類が豊富なタイプ。「さっぱりタイプ」や「しっとりタイプ」などの荒い心地や「セラミド」「アミノ酸」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「スクワラン」「グリセリン」などの保湿成分配合など選べる種類が豊富にあるのが魅力です。
乾燥肌の方が洗顔でゴシゴシ洗いすぎるのは危険。泡をしっかりと立てて優しく包み込むように洗顔したいところ。でも、忙しく働く人にとって「朝の洗顔にゆっくり泡立てている時間はない」という人も多いですよね。
そんなとき泡タイプなら、わざわざ手のひらで泡立てなくても、最初から泡の状態ででてくるので時短にもなり、忙しい朝でも丁寧に洗顔できるのが魅力です。
固形石けんの特徴は洗浄力が高いところ。ですので、皮脂の汚れをしっかりと落とし、さっぱりとした洗い心地を体感したい方におすすめです。
乾燥肌の場合は刺激が強すぎる可能性もあるので、通常よりも皮脂の分泌量が増える夏やクレンジング後に残ってしまった油分を落としたい時に使ってみてください。ゴシゴシと洗いすぎると本来肌に残るべき皮脂まで落ちてしまうので気をつけてくださいね。
※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。
※アンケートの結果をもとに「最後の商品」になったおすすめの美容商品を掲載します。
※調査は美容の悩みを解決できたと感じた方を対象に、WEBアンケートを行い有効回答数は5763名です。
LASELAの口コミに寄せられた、乾燥肌の方の悩みに効果のあった洗顔料を紹介します。
水かぬるま湯をなじませると、やさしく泡立つパウダー状の洗顔料。弾力のある泡でしっとりやさしく洗い上げ、ゴワつきやくすみをケアしてくれます。メラニンを含む古い角質を取り除き、やわらかな透明肌に。
アミノ酸系の洗浄成分を使用した、敏感肌にうれしい低刺激な設計です。肌に負担をかけずに、角質ケアをしたい方におすすめ。
ミネラル豊富な湖底の泥「ガスール」を含んだねばりのある泡が、汚れや古い角質をすっきり洗い落としてくれる洗顔料。やさしくマッサージするように使うのがおすすめです。
アルガンオイルが配合されいて、肌のうるおいをキープし、キメの整ったつややかな肌に導いてくれます。
無着色料・無鉱物油で肌のことも考えられているのがポイントです。
シミや肝斑、毛穴、透明感などあらゆる肌悩みをケアできるドクターズコスメブランド「ゼオスキン ヘルス」から発売されている、ジェル状洗顔料。
マイクロビーズ・カプセル化ビタミンE配合で、毛穴の汚れをすっきりと取り除いてくれます。
さっぱりとした洗いあがりを残しながら、肌の水分はしっかりとキープしてくれます。
白の酵素洗顔パウダーが毛穴汚れを除去してくれる洗顔料。タンパク分解酵素の「プロテアーゼ」と、皮脂分解酵素の「リパーゼ」のダブルの酵素と、アミノ酸系洗浄成分が古いタンパク質や過剰な皮脂を分解・除去してつるすべ肌に。
保湿成分としてアクアモイスチャー成分も配合されているので、うるおいを守りながら洗えるのが乾燥肌にうれしいポイント。
デリケートな肌にも使える、化学合成成分無添加のパウダー状洗顔料。和漢・漢方・コラーゲンまで天然エキスで、特許製法のローズマリーエキスで防腐をするというこだわりっぷり。
ミネラルの塊ともいわれる、マグマ塩をふわふわにしたパウダーが、水分と油分のバランスを整えてくれます。水分が足りずに、皮脂だけが目立つという方にもおすすめです。
乾燥肌の正しい洗顔方法は、たとえ面倒くさくてもきちんと泡立てて顔を包み込むように洗うことがポイントです。汚れを落とそうとゴシゴシ洗う人がなかにはいますが基本的にはNG。本来必要とする皮脂まで落ちてしまうので優しく洗い流しましょう。
洗顔を泡立てた後にやさしく円を描くように洗うのが基本。細かい部分は力任せではなく、指先でそっと洗います。最後にぬるま湯ですべて洗い流し、タオルで水分を拭き取るときもやさしく拭きます。
乾燥肌の洗顔方法で一番大切なポイントは洗顔料をそのまま顔に塗るのではなく、きちんと泡立ててから洗うことです。
洗顔時に肌に刺激を与えすぎないように一度泡立てることで泡が肌との間の緩衝材になり、必要な皮脂まで落ちないようにと役割を果たしてくれます。そうすることで摩擦レスで肌もストレスフリーに近い状態に。
泡立てた後もゴシゴシとこするように洗うのではなく、なでるように洗いましょう。
泡立てて汚れを落とした後もやさしくなでるように洗い流します。汚れを落とそうとゴシゴシとこするように洗う人がいますが、肌に負担をかけることは乾燥肌を招く原因に。
洗い流すときに気をつけたいポイントとして髪の生え際やこめかみの部分に洗い残しがあると、肌トラブルにつながりやすいので、細かい部分までやさしく洗い流してください。
乾燥から自分の肌を守るためには洗顔後1分以内に保湿することが大切です。肌から水分が蒸発しきる前に保湿をしてスキンケアを徹底することで美しい肌へと一歩近づけます。
毎日夜まで忙しくなかなか丁寧なケアができない人にはミストタイプの化粧水で手早く保湿する方法もおすすめです。
朝は洗顔しない方がいい?洗顔は1日に何回すればいいですか?
就寝中にも肌には汚れが付着するので、できれば朝洗顔と夜洗顔の2回が理想的といわれています。しかし朝起きたときに、あきらかに肌の状態がいつもと違う場合は(いつもより乾燥気味など)洗顔料は使用せず、ぬるま湯だけで洗います。
洗顔だけはルーティン化しすぎず、あくまでもその日の肌の調子に合わせて洗顔方法やスキンケアの方法を柔軟に変えることが美肌へとつながります。
乾燥肌用と普通肌用の洗顔料の違いって何ですか?
乾燥肌用の洗顔料は必要以上に肌を傷つけないようにと洗浄力がやさしいものが多いです。また乾燥の状態を少しでも防ごうと保湿成分が含まれている場合も。
こういった保湿成分が多く含まれている洗顔料を使用することによって洗顔後のつっぱりもなくなる可能性が高くなります。肌に優しい弱酸性の洗顔料を選び、できれば添加物が含まれていない洗顔料を使いましょう。間違ってもメンズの洗顔を使わないようにご注意ください。洗浄力が強すぎますので。
クレンジングと洗顔の両方をすると肌がつっぱるのはなぜ?
基本的にメイクやほこりなど汚れを落とすためにクレンジングと洗顔の両方が必要とされていますが、肌質によっては洗いすぎやクレンジングの影響を受けて、乾燥が悪化する場合も。
両方使うことに抵抗があるなら、クレンジングを必要としないW洗顔タイプの洗顔料を使って時短美容に切り替える方法も考えられます。
肌が荒れている時も洗顔したほうがいい?
肌が荒れているときは、それだけいつもとは肌の状態が違います。場合によっては乾燥肌だけではなく敏感肌になっているケースも。
肌の状態が落ち着くまでは水洗顔に切り替え、スキンケアも化粧水や保湿クリームをつけるというよりシンプルに肌を保湿する程度におさえておきましょう。
プチプラで乾燥肌に使える洗顔料はある?
プチプラでも乾燥肌向けの洗顔料はたくさんあります。たとえばドラッグストアで見かける「カルテHD うるおい泡洗顔料」は肌にやさしく、保湿成分も豊富なため乾燥肌、敏感肌にはおすすめです。
乾燥肌に合わせた洗顔方法とスキンケアをしてあげるだけで、肌の状態は整います。肌トラブルを抱えているなら、今がスキンケアを改革するチャンスです。
肌は日によって調子が異なるので、そのときの肌の声を聞いてあげることもスキンケアにおいては大切。美肌をめざし、あらためて普段使っているスキンケアグッズの見直しや洗顔方法、肌の整え方を変えてみましょう。
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