※監修者は「目の下のクマの原因」「スキンケアの選び方」「スキンケアの使い方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介しているスキンケアのうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事における「シミ」とは「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」又は「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」ことをさします。
※本記事における「くすみ」とは汚れや古い角質によるくすみのことをさします。
※「ノンコメドジェニックテスト済み」はすべての人にニキビが発生しないということではありません。
※「アレルギーテスト済み」はすべての人にアレルギーが起きないということではありません。
※「パッチテスト済み」はすべての人に皮膚刺激が発生しないということではありません。
赤クマ、黒クマ、青クマ、茶クマなどさまざまな種類のある目の下のクマに悩まられている方もいらっしゃるのではないでしょうか? クマの種類によって原因もそれぞれで、正しいスキンケアを行わないと改善することができません。
そこで、今回はクマの種類とその原因、対策方法についてご紹介していきます! クマにアプローチできる優秀アイテムを実際に使用した美容ログと合わせてランキング形式で徹底的に解説していくので、加齢とともに悪化してきたクマやたっぷり寝てもなかなか消えない頑固なクマに悩まれている方はぜひ参考にしてみてくださいね
デリケートな目元だからこそ、丁寧に、しっかり毎日コツコツとケアを積み重ねてパッとあかるい目元を手に入れましょう!
目の下のクマには種類があり、それぞれタイプが異なります。クマをしっかり撃退するために、まずはそれぞれのタイプの特徴や原因をおさらいしましょう。
クマは、原因別にこれらの種類に分けられます。
血行不良が原因 | たるみが原因 | 色素沈着が原因 |
---|---|---|
・青クマ ・赤クマ | ・黒クマ | ・茶クマ |
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
目の下がほんのり青黒く見え、日によって見えかたに差があります。
目尻を横に引っ張ると少し薄くなりますが、完全に色が消えません。
青クマのおもな原因は目元の血行不良です。目のまわりにはたくさんの毛細血管が通っており、睡眠不足や疲労により目のまわりの血液のめぐりが悪くなると、皮膚ごしに青っぽく見えてしまいます。
青クマは、スマホやパソコンの使用頻度が高い世代に多いといわれており、特に皮膚が薄い方は目立ちやすいので注意が必要です。皮膚は年齢とともに薄くなっていくため、年を重ねてから目立つようになる方もいます。また、気温の低下で血流が悪くなる寒い季節にも現れやすくなるのでケアをしましょう。
目の下のふくらみに赤っぽい色となって現れます。赤クマは、放置すると青クマや黒クマ、茶クマなどの他のクマへつながる可能性もあります。
目の下がふくらんでいるだけでなく、赤みを帯びています。
赤クマのおもな原因は、青クマと同様、眼精疲労や睡眠不足により目のまわりの血液が滞ることだと考えられています。スマホやテレビゲーム、パソコン作業などで、日常的に目を酷使し続けている人に多く見られるクマです。
目の下のふくらみによってできた影が黒クマです。「影クマ」とも呼ばれています。
手鏡を持ったまま上を向いてみましょう。色が薄くなったら黒クマの可能性が高いと考えられます。
黒クマの正体は、実は「影」です。皮膚に色となって現れたのではなく、目の下にできた皮膚のたるみやくぼみの影が黒クマの原因になります。
年齢を重ねることでコラーゲンなどが不足すると、肌のハリや弾力が失われ、そのせいで目の下の皮膚がたるみや影ができてしまうのです。また、目まわりの筋肉(眼輪筋)の衰えも皮膚のたるみに影響しているのでエクササイズなども◎。
さらに、目の疲れも目の下のたるみやクマにつながると考えられており、黒クマと赤クマが同時に存在するケースも少なくないといわれています。
目の下にくすんだ茶色になって現れます。
皮膚を引っ張ったり、上を向いたりしても変化がありません。
茶クマは、メラニンによる色素沈着をが原因できます。目のまわりの皮膚はとてもデリケートなため、少しの刺激でも色素沈着をおこしやすいといわれ、目元の摩擦や紫外線などの外部刺激が加わると、それによりメラニンが発生し色素沈着をおこしてしまうのです。
また、角質肥厚や年齢による肌のくすみも茶クマに影響しています。更には、目の下にできた小さなシミが集まったことで茶色く見えるケースもあるので良く観察しましょう。
スキンケアの基本は洗浄、保湿、遮光の3つです。クマをケアするには、日々のルーティンを見直すことからはじめましょう。
ここでは、各スキンケアのポイントをそれぞれご紹介します。
青クマや赤クマなど血行不良によるクマには、ホットクレンジングや炭酸洗顔など、巡りをよくするアイテムがおすすめ。巡りがよくなると肌に栄養が行き届きやすくなるため、目の下のクマはもちろんむくみやくすみの対策にもなります。
黒クマや茶クマ場合は、クレンジング・洗顔時の摩擦に気をつけましょう。目の周りは皮膚が薄く、摩擦によるダメージを受けやすい部位です。クレンジングは手早く済ませ、洗顔はふわふわ泡を使ってやさしく洗うのがポイントです。
またメイクがきちんと落としきれていないと、色素沈着をおこして茶クマになることもあります。アイメイクはポイントリムーバーを使ってやさしくオフしましょう。
肌の乾燥はターンオーバーのみだれを招き、さまざまな肌トラブルのもとになります。たるみを目立たせてしまったり、色素が沈着しやすくなったりする原因になるため、クマのケアにも十分な保湿が大切です。
洗顔後はとくに乾燥しやすくなっているので、ヒアルロン酸やセラミドなど高保湿成分が含まれた化粧水で肌にたっぷりとうるおいを与えてください。保湿は水分だけでなく油分とのバランスも大切です。
化粧水のあとは乳液やクリームでフタをするのも忘れずに。また目の周りはとくに乾燥しやすいため、目元用クリームで保湿ケアをプラスするとよいでしょう。
茶クマの原因の一つでもある紫外線。茶クマとは紫外線から肌を守ろうとして過剰にメラニンが作られ、色素沈着を起こしている状態です。紫外線は季節や天気に関係なく降り注いでいるため、1年を通して紫外線対策を行ないましょう。
紫外線にはUVAとUVBの2種類がありますが、とくにUVAには注意が必要です。UVAは肌の奥にある真皮に届き、コラーゲン繊維やエラスチン繊維などの肌組織にダメージを与えてしまうため、肌老化の原因に。たるみによる黒クマもできやすくなってしまいます。
UVAは雲やガラスも通り抜けて室内にも届くので、外に出ない日もUV対策を心がけてください。紫外線の強い季節は、日焼け止めに加えてサングラスを着用するのもおすすめです。
自分の肌に合ったアイテムを選ぶには、まず自分の肌質を知ることが大切です。それぞれの肌質の特徴を解説するので参考にしてください。
乾燥肌の方は肌のバリア機能が低下しているため、刺激を受けやすいです。そのため肌に刺激になりにくい、かぶれにくい成分で作られた製品や敏感肌用に開発された製品を選びましょう。
肌に優しい保湿成分はセラミド、アミノ酸、コラーゲン、ヒアルロン酸などです。これらは肌が代謝される過程で作られる天然の保湿成分と同じ成分ですのでかぶれにくく保湿力も高いです。かぶれにくい製品の選び方は敏感肌向けの項目に示します。
敏感肌は外部からの刺激をとくに受けやすい肌質です。エタノールなどのアルコールやパラベン、香料、着色料などは肌への刺激になりやすいため避けたほうがよいでしょう。
商品を選ぶ際は「パッチテスト済み」や「アレルギーテスト済み」などの表示を目安にすると◎。肌に優しい成分で敏感肌の方にも使いやすい処方になっています。とはいえ、すべての人にアレルギーが起こらないとは限りません。はじめて使うアイテムは、サンプルやトライアルキットで使い心地を試してみてくださいね。
ニキビ肌の方は「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載のあるアイテムがおすすめです。ノンコメドジェニックテストとは、ニキビの元である「コメド」ができにくい商品かをチェックするテストのこと。
一定基準をクリアしたものが「ノンコメドジェニックテスト済み」と表記されます。似たような表記で「ノンコメドジェニック処方」というものがありますが、こちらはニキビができにくい成分を使用しているというだけで、テストは行っていないため注意が必要です。
またノンコメドジェニックは、低刺激というわけではありません。敏感肌の方は肌に優しい低刺激のアイテムを選ぶようにしましょう。油分を使用していないオイルフリーの化粧品もあり、ニキビ肌にはそちらも効果的です。
続いては、スキンケアアイテム別の選び方のポイントを解説します。
赤クマや青クマが気になる方には、ホットクレンジングなど血行を促進させるアイテムがおすすめです。じんわりと肌を温めながらメイクをオフできるので汚れが落ちやすく、透明感アップにも◎。血行促進はむくみ対策にもなるため、黒クマが目立つ方にも向いています。
クレンジングと一口にいっても「クリームタイプ」や「ジェルタイプ」などさまざまな種類があります。下記にタイプ別の特徴をまとめているので、こちらも参考にしてください。
水分と油分がバランスよく配合され、洗い上がりがしっとりしているため乾燥肌の方におすすめです。ただし、クレンジングとメイクを馴染ませる作業が必要なためゴシゴシ擦ってしまわないよう注意する必要があります。
ジェルタイプはぷるっとしたテクスチャーで、摩擦を軽減できることが特徴です。水性のジェルは洗い上がりがさっぱりで使い心地が良いですが、油性のメイクは落としにくいためポイントでメイクアップリムーバーを使用する必要があります。
油性成分が少なく、ベタつきにくいため使用感が特徴。洗浄力は弱めなので、注意してメイクが落としきれないというリスクもあります。
油性成分が多いため、メイクとのなじみがよく、すぐ落ちることが特徴です。毛穴のつまりや角栓にも有効で、すぐ落ちる分、洗浄力も強い傾向にあります。そのため乾燥肌や敏感肌の方には刺激となってしまうかもしれません。
洗顔料もクレンジングと同様に余分な皮脂や汚れを洗い流す目的のものです。それぞれの製品ごとにさまざまな成分が含まれており、テクスチャーも多種多様です。
洗浄力が強いと肌に必要な皮脂まで奪ってしまい、肌が乾燥する原因に。洗顔料は洗浄力が穏やかなものを選びましょう。
具体的には、以下の洗浄成分を配合したものがおすすめです。
アミノ酸系やベタイン系の成分は洗浄力が穏やかなので、うるおいを守りながらマイルドに洗い上げてくれますよ。ベタイン系は赤ちゃん用スキンケアにも使用される成分で、敏感肌の方にも◎。
クスチャの好みは人それぞれですが、クマのケアには弾力泡が作りやすい「フォームタイプ」やテクスチャーに厚みのある「ジェルタイプ」がおすすめです。摩擦が少ないため、刺激を受けやすい目元もやさしく洗えますよ。
下記にタイプ別の特徴をまとめているので、こちらも参考にしてください。
洗顔フォームなどの呼び名で呼ばれているタイプで、もっとも一般的な商品です。チューブに入っているものがほとんどで管理も簡単で、種類も豊富にあることがメリットです。使用する際は泡立てネットを用いましょう。
ポンプ容器に入っていて、自分で泡立てる必要がないことが最大のメリットでしょう。朝の洗顔など時間があまりかけられない方におすすめです。
固形石鹸タイプは泡立ちがよく、他の製品と比べて肌に優しい製品が多いです。溶けやすいので管理に気をつける必要があります。
肌の乾燥は、ターンオーバーのみだれを招き、さまざまな肌トラブルの原因になります。日々のスキンケアには、肌なじみがよく保湿効果の高い成分を配合した化粧水を選びましょう。
具体的には、次のような保湿成分がおすすめです。高保湿成分配合のアイテムでうるおいを与えることで、ターンオーバの整ったすこやかな肌を目指せます。
また、クマの種類に合った成分が入っているとベストです。それぞれにおすすめの成分をご紹介します。
水分と油分をバランスよく肌にチャージできる乳液。うるおいを逃さないフタの役割だけでなく、肌をやわらかく整える働きがあります。保湿は水分だけでなく油分を補うケアも大事です。普段、保湿を化粧水だけで済ませている方はぜひ乳液を取り入れてみましょう。
逆に使用するにあたって気をつけた方が良い成分もあります。
無添加や天然などの言葉は肌に優しい印象を受けてしまうため、低刺激かつ効果があると思われがちです。
しかし無添加やオーガニックという言葉には明確な基準があるわけではなく、定義は各メーカーに委ねられています。また、天然由来成分だからといって、すべての人にアレルギーや炎症が起きないわけではありません。「無添加だから大丈夫」と安易に選ぶのではなく、しっかり成分を見て製品を選ぶことが大切です。
化粧水や乳液などに良い香りをつけるために使われるものです。香料とだけ記載されており、成分が把握できないこともあるため敏感肌の場合は注意が必要です。
アルコールは清涼感を出すためや、成分を混ぜたり溶かしたりするために使用されます。アルコールは蒸発する際に肌の水分を一緒に逃してしまうため肌が乾燥している場合は避けた方が無難です。
※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。
※アンケートの結果をもとに「最後の商品」になったおすすめの美容商品を掲載します。
※調査は美容の悩みを解決できたと感じた方を対象に、WEBアンケートを行い有効回答数は5763名です。
自分の肌質に合ったスキンケア製品を選ぶことも大切ですが、正しく使うことも重要です。どれだけ良い製品を使っていても使用方法を間違っていると、目の下のクマを悪化させる原因となってしまいます。
スキンケアの順番は「洗浄→保湿→乳液で整える」の3ステップです。
メイクをしていない日でも、意外と油性の汚れは顔に付くものです。クレンジングと洗顔は基本的に毎日行いましょう。乾いた手にクレンジング料を取り、手のひらで温めてからメイクと馴染ませます。馴染ませる時間は1分を目安にしてください。強く擦ると肌の負担になるため、たっぷりとクレンジング料を使うのもポイントです。
洗顔のポイントはしっかり泡立てる、こすらず洗う、ぬるま湯で洗い流すの3つです。しっかりと泡立てた泡を皮脂の多いTゾーンからのせて、手と顔の肌が触れないよう優しく洗いましょう。
熱いお湯で流すと肌に必要な皮脂まで奪ってしまいます。少し冷たいと感じる32〜34℃程度のぬるま湯で流してください。洗顔後は、タオルで軽くおさえるようにして拭き取りましょう。
洗顔後の肌は非常に乾燥しやすくなっているため、すぐに保湿しましょう。500円玉大の化粧水を手に取り、両手であたためます。顔の中心から外側に向けて優しく手で押し込むように顔全体に馴染ませてください。ハンドプレスすることで顔の血行がよくなるので、化粧水の浸透がよくなります。
乳液で整える際も化粧水での保湿と同じように、手のひらで押し込むようにハンドプレスしましょう。
紫外線によるダメージは肌に蓄積してしまうため、夏だけでなく、年間を通して日焼け止めを塗りましょう。ただし、SPF、PAは数値が高いほどよいというわけではありません。シーンに応じて使い分けることが大切です。
顔の高い位置にある頬やこめかみは、塗り残しのないように2度塗りするのがポイント。日焼け止め効果を持続させるため、3~4時間ごとに塗り直すのも忘れずに。
顔立ちとクマは関係があるのですか?
一般的に、もともと目の下のふくらみが多い方や顔立ちがはっきりしている方、目の大きい方などはクマが目立ちやすいといわれています。
クマは遺伝するのですか?
クマと遺伝との直接的な関係というより、クマになりやすい体質や原因が遺伝と関係している可能性があるとされています。
パソコンを長時間使う仕事をしています。どうしたらクマを防げますか?
定期的に休憩を挟むなど、仕事の合間に目を休める時間を設けることをおすすめします。
同時に複数のクマができることもあるのですか?
あります。例えば、血行不良による青クマと色素沈着による茶クマが同時期に重なって現れたり、血行不良による赤クマと目の下のふくらみによる黒クマが同時に現れたりすることもあります。