更新日: 2023年04月19日
リップクリームを選ぶときは、今の唇の状態を把握して、自分にはどの種類が合っているのかを理解することが大切です。リップクリームは、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の3種類に分かれます。
その他にも、色付き・高保湿・夜用・ブランド・メンズ用などたくさんのタイプが販売されています。どんな成分が入っているかもしっかり理解してから選びましょう。
リップクリームは3つの種類に分かれますが、保湿以外の目的が違います。
「医薬品」は、治療目的に使われるタイプです。すでに唇が荒れている場合に使われます。
「医薬部外品」は、保湿以外に唇の荒れを予防するときに使います。医薬品とは違い、普段の生活でも問題なく使うことができま
「化粧品」は、保湿を目的としたものです。唇にうるおいを持たせることが目的なので、医薬品や医薬部外品のように唇の荒れを予防することは期待できません。
リップクリーム選びのポイント
色付きリップは、健康的に見せたい場合におすすめです。ほんのりしたピンクや赤みが顔全体を明るく見せてくれます。ナチュラルメイクにもよく合うリップクリームです。
リップクリームには保湿成分が配合されており、特に高保湿に特化した成分には、シアバター・ミツロウ・ホホバ種子油などがあります。夜に合うリップクリームには、高保湿で寝ている間に浸透していくタイプを選びましょう。
リップクリームにはたくさんのブランドがありますが、ブランドの特徴が自分に合う商品を選んでください。
リップクリームはメンズ用も販売されています。メンズ用は一般のリップクリームとは違う特徴があるので、違いをしっかり理解しておきましょう。
注意点
もしリップクリームが合わなかった場合、唇が乾燥したり荒れることがあります。症状が表れた場合は、すぐ使用を中止してください。
リップクリームを選ぶときは、自分の症状や目的に合ったものを選びます。自分が使いたいリップクリームがある場合は、その成分や使い方をしっかり調べてから自分が納得したうえで使うようにしましょう。
※監修者は「唇の荒れがひどいときは「医薬品」」「唇の荒れを予防したいときは「医薬部外品」」「保湿をしたいときは「化粧品」」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
リップクリームにも医薬品の商品があります。医薬品は、すでに症状が表れている場合に病気治療や症状緩和を目的としています。
厚生労働省が効果を認めている有効成分が配合されており、薬の分類に入ります。
医薬品のリップクリームは、唇の荒れ、ひび割れ、出血している場合に使われることが多いです。
治療を目的としているので、保湿を目的とした普段使いは推奨されていません。医薬品には、医師の処方箋がないと使えないものもあります。
何を使えば良いか分からない場合は、薬局などで薬剤師に相談してから購入することをおすすめします。自分がどんなものを使えば良いかを知ることで、合わないものを選ぶ間違い防止になります。
医薬品のリップクリームは、唇の荒れ、ひび割れ、出血が起きている場合のみ使うようにしましょう。
唇が荒れやすい・ひび割れしやすい・出血しやすいなどの症状がある方は、季節関係なくオールシーズン医薬部外品のリップクリームを使って予防を心掛けましょう。
リップクリームをよく見ると医薬品、医薬部外品、とくにそれらの記載がないアイテム(化粧品)にわかれます。なかでも、医薬部外品は、特定の症状に対して予防や緩和を目的としています。
厚生労働省が効果を認めている有効成分が、一定の濃度で配合されているものをいいます。
医薬品は「治療」、医薬部外品は「予防・緩和」、化粧品は「保湿」と分けると覚えやすいです。「薬用」と書かれているものは医薬部外品と同じ表示になります。
医薬部外品のリップクリームは、保湿する成分と唇の荒れを予防する成分が配合されています。医薬部外品は治療を目的としていないので、保湿をしながら唇の荒れを予防するのにも普段使いにおすすめです。
リップクリームにはさまざまな機能があり、色付き、美容成分入り、香り付き、下地用など、求めるシーンで使い分けることもできます。
化粧品タイプのリップクリームはあくまで保湿のみなので、皮剥け・ひび割れ・出血予防に使うことはできません。唇の荒れを改善するのが医薬品、予防するのが医薬部外品で、それ以外のすべてのリップクリームは「化粧品」という扱いになります。
化粧品タイプのリップクリームは、保湿だけではなくプラスの機能でメイクアップ効果を持ったもの多く、たくさんの種類が出ているのが特徴です。
普段から乾燥や唇の荒れが気になる方は、医薬部外品のリップクリームを使いましょう。逆に、乾燥や唇の荒れが気にならない方は、化粧品タイプのリップクリームでOKです。
リップクリームには、色付きのタイプが販売されています。色付きタイプにも、医薬部外品、化粧品のリップクリームがあり、その中でもスティックタイプ、チューブタイプに分かれています。
色付きリップクリームのメリットは、口元メイクがこれ一本で仕上がることです。
口紅がなくても唇を保湿しながら口紅の役目も果たしてくるので、とても便利なアイテムです。
うるツヤな唇にしたいときは、テクスチャーがみずみずしいチューブタイプがおすすめです。グロス感覚で使えるため、そのまま口元メイクが完成します。
ナチュラルメイクにしたい方は、マットな質感であっさりしているスティックタイプを使いましょう。
デメリットとしては、色が落ちやすい点が挙げられます。少しの摩擦でも落ちやすいため、こまめな塗り直しが必要です。もう一つは、色は薄めのタイプが多いことです。リップクリームは保湿がメインなので、色重視で作られていません。ナチュラルメイクをしたい方に向いています。
リップクリームにはさまざまな成分が配合されています。リップクリームを選ぶときは、何の成分が入っているのかを確かめてから購入しましょう。
リップに一番求められる高保湿の成分の代表格であるホホバオイルやミツロウ、シアバター、ヒアルロン酸という名前を知識として抑えておくと、選ぶときの参考になります。
高保湿のリップクリームに入っているなかでおすすめの成分は「ミツロウ」「ホホバオイル」「シアバター」「ヒアルロン酸」「ワセリン」などがあります。
どれも高保湿で優れた成分です。高保湿成分が入っていることで、しっとりとしたうるツヤの唇を手に入れることができます。
夜用のリップクリームでおすすめの成分は、「ローヤルゼリー」「ヒアルロン酸」「ワセリン」です。
夜用リップクリームは、水分を蒸発させない「ワセリン」を取り入れることが大切です。ワセリン入りのリップクリームを塗ることで、次の朝でもしっとりとした唇を保つことができます。
リップクリームには、唇をうるツヤにする成分がたくさん配合されています。高保湿成分の特徴をしっかり理解して、高保湿リップクリームや夜用リップクリームを選ぶときの参考にしましょう。
高保湿に使われているリップクリームの成分には「ミツロウ」「ホホバオイル」「シアバター」「ヒアルロン酸」「ワセリン」など、たくさんの種類が使われています。
「ミツロウ」は、ハチミツ採取後に残ったものを熱で煮溶かして採れるロウのことです。天然で肌に優しく、多くのリップクリームに使われています。
「ホホバオイル」は、ホホバの種から抽出される抽出される天然由来のオイルで、保湿力が高いことで美容化粧品によく使われます。
「シアバター」は、アカテツ科のシアバターノキの種子から作られる油脂で、天然成分として高級化粧品にも使われる成分です。
「ヒアルロン酸」はムコ多糖の物質の1つで、化粧品での効果は保湿・保護・ハリを与える大事な役目を果たします。
「ワセリン」は、重油から作られた保湿剤です。保湿効果が高く、皮膚に膜を作り水分の蒸発を防ぎます。
夜用のリップクリームは「ローヤルゼリー」「ヒアルロン酸」「ワセリン」が配合されているものがおすすめです。
「ローヤルゼリー」は、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの豊富な栄養素が40種類以上含まれている、女王バチだけが摂取する成分です。高保湿・高栄養素で、夜塗っておくと寝ている間にパックしたようなしっとりとした唇にしてくれます。
「ヒアルロン酸」は、肌を保護して保湿とハリを与えます。しっかり保湿したところにハリを与えるので、夜用のリップには欠かせない成分です。
「ワセリン」は、他の保湿成分も含めて唇からの水分蒸発を防ぎます。夜用として使うことで、高保湿成分を閉じ込めてしっとりとぷるツヤな唇に仕上げることができます。
リップクリームのブランドで選ぶときは、ブランドの特徴を理解してから購入しましょう。
何を買っていいか分からない場合は、お手頃でコンビニ等やドラッグストア等でも手にとりやすい老舗ブランドの「ニベア」シリーズがおすすめです。
ニベアは、高保湿・色付き・メンズ用など、さまざまな種類が豊富に揃っています。自分が使いたいタイプのリップクリームがきっと見つかるでしょう。
薬用リップクリームで迷っている方は、「DHC」のリップクリームを試してみてください。プチプラで購入しやすく、保湿もしっかり効果があります。
一度塗るだけで、長くしっとり感が続きます。無香料・無着色で、口紅の下地としても使うことができます。しかし、敏感肌の方には合わないことがあるので、異常を感じたらすぐ使用を中止しましょう。
リップクリームは女性のイメージが強いですが、現在はメンズ用のリップクリームも多く種類があります。
女性同様、男性の唇も乾燥や紫外線の影響を受けているので、普段からリップケアは必要です。メンズ用のリップクリームは、「質感」「紫外線防止」「香り」の3つのポイントから自分に合ったものを選びましょう。
一般的なリップクリームはうるおいやツヤが目立つタイプが多いですが、メンズ用はマットな質感のものが販売されています。男性の中にはみずみずしいうるツヤ感が苦手な方が多いため、マットな質感のリップクリームが人気です。
唇も紫外線を浴びると日焼けをします。紫外線の影響で皮が剥けやすい状態になるので、リップクリームでしっかり唇を保護しましょう。
メンズ用リップクリームには香り付きのタイプもあり、シトラスやフルーティーな香りが使われています。香りが苦手な方は無香タイプのリップクリーム、香り付きを使いたい方は、自分好みの香りでリップケアをしていきましょう。
リップクリームが合わないときは、唇に何らかの症状が表れます。
乾燥して皮が剥ける、口の両端が切れる、かゆくなる、ヒリヒリする、水泡ができる、表面が荒れるなど、さまざまな症状が出てきます。
症状が起こるきっかけは、リップクリームに配合されている成分にアレルギー反応を起こしている、敏感肌・アトピーによる肌の弱さが原因です。
よくありがちなパターンとして、塗ってしばらくすると乾燥して皮が剥ける、また塗って乾燥、皮が剥ける。
これを繰り返しても、リップクリームとの相性が合っていないことに気付かないことがあります。
何度塗っても乾燥して皮が剥けるときは、リップクリームを違うものに替えてみましょう。かゆさ、ヒリヒリする、水泡などの症状が出てきた場合は、すぐに使用を中止して皮膚科を受診しましょう。