【2023年】美顔器で目の下のクマのケアはできる? 美顔器の効果や注意点を解説

ページ更新日:2022年12月31日

【2023年】美顔器で目の下のクマのケアはできる? 美顔器の効果や注意点を解説
監修者
片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
美容専門学校卒業後、エステティシャンや美容部員で勤務。その後、これまでの経験を活かし、20~40代向けの美容メディアでスキンケアやメイク関連の記事を執筆・監修している。

※監修者は「目の下のクマの種類と原因」「美顔器の種類や効果」「美顔器の選び方」「美顔器の使い方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している商品のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事における「黒ずみ」とは汚れや古い角質による黒ずみのことをさします。
※本記事における「くすみ」とは汚れや古い角質によるくすみのことをさします。
※本記事における「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事における「毛穴ケア」とは、肌にうるおいを与え、キメを整えるお手入れのことをさします。

マスクを外した瞬間、目の下に現れたクマにドキッとしたことはありませんか?目の下にクッキリとたクマがあると、疲れて見えたり、実年齢より老けて見られたりしてしまいます。健康的でハッピーな明るい印象のために、クマとはいち早くサヨナラしたいもの。

そんなクマを徹底的にケアをしたいという方は、ぜひ美顔器を使ってみましょう。しかし美顔器は種類がたくさんあり、カテゴリーも複雑。どんな種類が今のあなたの肌にあっているのか、選び方をご紹介します。

目の下のクマの種類と原因


目の下のクマには種類があり、それぞれタイプが異なります。クマをしっかり撃退するために、まずはそれぞれのタイプの特徴や原因をおさらいしましょう。

クマは、原因別にこれらの種類に分けられます。
【原因別クマの種類】

原因種類
血行不良が原因青クマ赤クマ
たるみが原因黒クマ
色素沈着が原因茶クマ

では、下記でそれぞれ詳しく見ていきましょう。

血行不良型のクマ

①青クマ

青クマの特徴

目の下がほんのり青黒く見え、日によって見えかたに差があります。

見分けかた

目尻を横に引っ張ると少し薄くなりますが、完全に色が消えません。

青クマの原因

青クマのおもな原因は目元の血行不良です。目のまわりにはたくさんの毛細血管が通っており、睡眠不足や疲労により目のまわりの血液のめぐりが悪くなると、皮膚ごしに青っぽく見えてしまいます。

青クマは、スマホやパソコンの使用頻度が高い世代に多いといわれており、特に皮膚が薄い方は目立ちやすいので注意が必要です。皮膚は年齢とともに薄くなっていくため、年を重ねてから目立つようになる方もいます。また、気温の低下で血流が悪くなる寒い季節にも現れやすくなるのでケアをしましょう。

②赤クマ

赤クマの特徴

目の下のふくらみに赤っぽい色となって現れます。赤クマは、放置すると青クマや黒クマ、茶クマなどの他のクマへつながる可能性もあります。

赤クマの見分けかた

目の下がふくらんでいるだけでなく、赤みを帯びています。

赤クマの原因

赤クマのおもな原因は、青クマと同様、眼精疲労や睡眠不足により目のまわりの血液が滞ることだと考えられています。スマホやテレビゲーム、パソコン作業などで、日常的に目を酷使し続けている人に多く見られるクマです。

たるみ型のクマ

黒クマ

黒クマの特徴

目の下のふくらみによってできた影が黒クマです。「影クマ」とも呼ばれています。

黒クマの見分けかた

手鏡を持ったまま上を向いてみましょう。色が薄くなったら黒クマの可能性が高いと考えられます。

黒クマの原因

黒クマの正体は、実は「」です。皮膚に色となって現れたのではなく、目の下にできた皮膚のたるみやくぼみの影が黒クマの原因になります。年齢を重ねることでコラーゲンなどが不足すると、肌のハリや弾力が失われ、そのせいで目の下の皮膚がたるみや影ができてしまうのです。

また、目まわりの筋肉(眼輪筋)の衰えも皮膚のたるみに影響しているのでエクササイズなども◎。目の疲れも目の下のたるみやクマにつながると考えられており、黒クマと赤クマが同時に存在するケースも少なくないといわれています。

色素沈着型のクマ

茶クマ

茶クマの特徴

目の下にくすんだ茶色になって現れます。

茶クマの見分けかた

皮膚を引っ張ったり、上を向いたりしても変化がありません。

茶クマの原因

茶クマは、メラニンによる色素沈着が原因で起きます。目のまわりの皮膚はとてもデリケートなため、少しの刺激でも色素沈着をおこしやすいといわれ、目元の摩擦や紫外線などの外部刺激が加わると、それによりメラニンが発生し色素沈着をおこしてしまうのです。

また、角質肥厚や年齢による肌のくすみも茶クマに影響しています。更には、目の下にできた小さなシミが集まったことで茶色く見えるケースもあるので良く観察しましょう。

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片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
ご自身のクマがどのタイプかを理解した上で、美顔器を選びましょう。また、黒クマは、スキンケアや美顔器での改善は難しい場合があるため、ヒアルロン酸注入などを検討してみるのもおすすめです。

美顔器の種類や効果


美顔器にはいろいろな種類があります。どんな種類があり、どんな効果が得られるのか見ていきましょう。

スチーム式美顔器


スキンケアの土台作りに向いていると言われるのが、スチーム式美顔器(スチーマー)。本体に入れた水が細かいスチームになり、肌をふんわりと温かく包むことで毛穴を開かせたり、潤いで肌を柔らかくしたりする効果があります。

そのため肌汚れが落としやすくなり、肌のくすみ毛穴汚れの軽減、また化粧水が入りやすくなって美肌効果も期待できます。温かいスチームでリラックス効果もありますし、逆に冷たいミストを出して肌の引き締め効果を狙う機能が付いているタイプも。

スチームの量やの出る時間のタイマー付き、小さなテーブルにも置ける卓上タイプなど多くの種類が出ています。ボタンで簡単操作できるので、初心者でも取り入れやすいタイプの美顔器です。

ローラー式美顔器


片手で持てる手軽さが人気なのがローラー式美顔器。特に電源や充電が不要なタイプが多く、肌にそっと当ててコロコロっとローラーを転がすだけ。

顔全体にまんべんなく軽く当てられるI字型や、二の腕やウエストにも使えるY字型、高いマッサージ効果のローラーが4つ付いたタイプなど、種類も豊富です。またローラー式ではなく、「かっさ」タイプのものもあり、使い方は同じくこちらも肌の上を滑らせるだけ。

適した形状で作られていので、力要らずで顔のコリを優しくほぐしてくれます。

巡りが良くなることが期待できるので、小顔を気にする方や目鼻をくっきりさせたい方に人気。体にも使えるタイプが多いです。

ピーリング式美顔器


超音波を使って肌に付着した水分をミスト状にし、肌の汚れや皮脂、毛穴汚れを吹き飛ばして肌をキレイにしてくれるのが、ピーリング式美顔器(ウォーターピーリング)です。

洗顔では落としきれなかったメイク汚れ皮脂汚れ古い角質などを除去できるのでクリアな素肌を目指す人や、毛穴レス、ニキビレスな肌になりたい人におすすめ。また比較的小型タイプが多いので持ち歩きにも向いています。スパや旅行など、自宅以外でも使えるのが魅力です。

リフトアップ系美顔器


「RF」というラジオ派という高音波や、「EMS」という電気で筋肉を刺激して肌の奥にアプローチするのがリフトアップ系美顔器の特徴です。

RFは肌を温めで顔のコリケア、EMSは表情筋に刺激を与えるので肌にハリを与えてくれます

この「RF」、「EMS」の両方を搭載しているタイプの美顔器もあります。また手軽なハンディタイプからマスクタイプの「ウェアラブル」タイプもあり、種類はさまざま。また顔と体に両方に使えるタイプや、顔の鼻からのフェイスラインだけを覆うマスクタイプなど、種類が豊富です。

導入式美顔器


導入式美顔器と言われる美顔器は「イオン導入」とも呼ばれ、肌に微力な電流を流し、美容成分を肌に導入させる仕組みを用います。つまり化粧水や美容液をイオン化させ、肌の角質層奥深くまで美容成分を浸透させることが可能になります。

特に水溶性の成分、特にビタミンCはコットンや手で塗るよりも、イオン導入美顔器を使うとより肌に浸透させることができます。逆に「イオン導出」という機能も同時に搭載されている美顔器も。

こちらはイオン導入の逆の力を利用し、洗顔で取り切れなかった肌の汚れを吸着させ、取り除くことが可能。イオン導出で肌をクリーンにしてから、イオン導入で美容成分を届ける。スキンケアに力を入れたい人にぴったりな美顔器と言えます。

ピンポイントケア式美顔器

目元の疲れを癒やしてハリを取り戻したい。小鼻の周りの毛穴汚れを取り除きたい。そんな「ピンポイント」な効果を狙うなら、専用の美顔器を使ってみましょう。

たとえば目元ケアをしたいなら、ゴーグル型でウェアラブルタイプの美顔器があります。EMSとヒーター効果で、目の周りの筋肉を温めて刺激することでコリがほぐれ、目元がスッキリした印象へと導く効果があります。

また毛穴が気になる方にはスポットタイプの美顔器をチェックしてみましょう。小鼻の周りや頬にあるつまり毛穴の原因の角栓や、汚れを吸引して落とすタイプの美顔器です。入浴中など肌が塗れている状態で使い、毛穴汚れをケアしてくれます。

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片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
美顔器も数多くあるので、どんな美顔器があり、自分に合うものがどれなのかのリサーチがとても重要です。どんどん美顔器は進化しているので、一台持っている方も最新情報のチェックを。また効果はもちろん、使い勝手や自分のライフスタイルとぴったりな美顔器を選ぶことが、美肌へと繋がります。

美顔器の選び方


このようにたくさんの種類がある美顔器。選ぶのが難しいように思えますが、自分の肌悩みとライフスタイルをかけ合わせると、自分にぴったりな美顔器が見つかりますよ。

美顔器を肌悩みで選ぶ


まずはどんな肌になりたいのか、どのような肌悩みを持っているのかを確認しましょう。

・乾燥肌を改善したい

→おすすめ:導入式美顔器スチーム式美顔器など

乾燥肌に悩む人には、肌を優しくケアできる美顔器がおすすめ

スチーム式美顔器ならスチームが肌を優しく包み、クレンジングも摩擦レスでゆったりと落とせます。またケア中も乾燥することがなく、安心してスキンケアが可能。ただ注意が必要なのが、このスチーム式美顔器のスチームだけでは肌の保湿ができないという点。使用後にしっかりと化粧水や美容液などで肌の保湿をお忘れなく。

また美容成分をしっかり肌に浸透させることができる、導入式美顔器もおすすめです。自分のお気に入りのスキンケアアイテムの効果をより一層高めることが可能なので、保湿タイプの化粧水の効果アップが期待できます。

・むくみが気になる・小顔になりたい

→おすすめ:ローラー式美顔器・リフトアップ系美顔器など
美顔器で小顔に変えることはできませんが、むくみや顔の大きさ、エラ張りなどが気になる方は、ダイレクトに表情筋に働きかけ巡りをよくしてくれるローラー式美顔器やリフトアップ系美顔器がおすすめです。

もちろんいきなりサイズダウンするわけではなく、むくみが取れることでフェイスラインがシャープに見えたり、コリが取れることで目の周りの腫れぼったさが消えて目ヂカラがアップしたりと、見た目印象アップの効果が期待できます。

・美白になりたい


→おすすめ:導入式美顔器・スチーム式美顔器・ピーリング式美顔器
透明感を手に入れたいという方には、スキンケアのサポートをしてくれるタイプの美顔器がおすすめです。美顔器を使うことで直接美白効果に繋がるわけではありませんが、美白有効成分が配合されたスキンケア用品がしっかりと浸透するよう、肌の汚れをクリーンにしておくために美顔器を使うことがおすすめ。

ピーリング式・スチーム式美顔器で肌の汚れをオフしたあと、導入式美顔器で有効成分を効率よく届ける。この作戦で透明感を手に入れましょう。

・毛穴を目立たなくしたい

おすすめ:導入式美顔器・スチーム式美顔器・ピーリング式美顔器・ピンポイントケア式美顔器など

凸凹毛穴で悩む人や、毛穴汚れに悩む人にこそ、美顔器はおすすめです。クレンジングや洗顔だけではなかなか落としきれない毛穴の奥の汚れや角栓こそ、美顔器の力を借りましょう。

角栓やニキビ肌が気になる方は、吸引ケアができるスポッツタイプの美顔器がおすすめですし、毛穴の黒ずみや開きが気になる方はスチーム式、ピーリング式、導入式(導出式)などで肌全体をクリーンにできます。また開き毛穴の方はリフトアップ系もおすすめです。刺激で肌全体が引き締まることで、毛穴レスな肌を目指せます。

・いきいきと、ハリがある肌にしたい

おすすめ:ローラー式美顔器・リフトアップ系美顔器など

ツヤ肌に、弾力ある肌に見せたい方には表情筋を刺激するタイプの美顔器がおすすめ。ローラーでマッサージしたり、RFやEMSなどで巡りを良くすることで顔色も良くなり、肌に弾力が戻ってきます。最近肌がしぼんで見える、お疲れ顔に見えるお悩みを持つ方は、美顔器でイキイキとした肌を取り戻しましょう。

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片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
近年では、LEDの光を肌に浴びせるタイプの美顔器もあります。青色の光はニキビのもととなるアクネ菌をコントロールし、赤色は細胞活性化を促し、肌にハリ、弾力を生む作用があるとされています。ぜひこれらもチェックしてみてください。

美顔器を使うシーンで決める


せっかく買った美顔器も、継続して使わなければ意味がありません。そのためには自分のライフスタイルに溶け込む美顔器選びが大切です。

・簡単に手軽に使いたい

ローラー式やリフトアップ系美顔器はハンディタイプが多く、片手で使えるものがメイン。スマホ片手に、テレビを見ながらなど、気軽に使えるのが便利です。細かい部分までフィットさせたり、もっとケアしたい部分には繰り返し肌に当てたりと、簡単に調節できるのもハンディタイプのメリット。

また「ウェアラブル」は肌に付けるだけ、顔を覆うだけになるので完全にハンズフリーになります。パソコンでキーボードを打ちながら、本を読みながら…など、他の作業をしながらも使えるのがメリットです。ただ使用後にマスクを洗う必要な美顔器もあるので、お手入れが面倒にならないかしっかりと検討を。

・部屋以外、外でも使いたい

ハンディタイプの美顔は、小さくて持ち運びに便利なものが多く揃っています。それぞれコンセント式、充電式、乾電池式、USB接続式など、電源も異なります。なかには海外電源もOKという美顔器もあり、海外出張や旅行のお供になるタイプも。出張や旅行先でもいつものケアができるのは安心ですね。

防水タイプもあり、お風呂でも使える美顔器もあります。特にピーリングタイプに多く、入浴中に肌の奥からスッキリすることが可能。また据え置き型のイメージのスチーム式美顔器も、サイズがいろいろあります。

自分の机は小さいから……と思っている方も、タンクが小さくスリムなタイプがありますし、またメイク直しのときに使える携帯型もあるので一度チェックしてみては。

美顔器をお値段で決める

・1台何役のマルチな美顔器も

お値段もそれぞれ違う美顔器。どうしてこれほど差があるのかというと、美顔器は「マルチタイプ」が多いからです。つまり、一台で何役もできる美顔器が人気のため、その機能が増えるほど価格にも比例していきます。

特にハンディタイプの美顔器はイオン導入・導出・RF・EMSなど同時に搭載されたタイプが多く、ローラータイプはローラーそのものの大きさや、材質によって値段が変わります。

スチーム式もスチームの細かさやコース設定、タンクの大きさなどが価格の差に。また最近はスチーム式にLEDライトを搭載したタイプもあるので、お値段を取るか、機能の多さを取るか悩みどころと言えるでしょう。

・手持ちの化粧水が使えるものも


ハンディタイプの美顔器は、手持ちのスキンケア用品で使えるものが多いのですが、なかには美顔器と相性のいいジェルや専用スキンケアを、美顔器とセットで販売している美顔器もあります。

この専用ジェルを使うのであれば、こちらの継続購入費用も予算に組み込んでおく必要があります。より一段と効果を求めるのであれば専用スキンケアも購入してもいいですし、手持ちの化粧水でまずは試してみる、というのも良いでしょう。

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片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
美顔器は顔以外の体や頭皮にも使えるタイプもあります。肩や首周りのコリがひどい方は美顔器をマッサージツールとして併用すると、よりおトクに感じられるかもしれませんね。

※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。

※アンケートの結果をもとに「最後の商品」になったおすすめの美容商品を掲載します。

※調査は美容の悩みを解決できたと感じた方を対象に、WEBアンケートを行い有効回答数は5763名です。

美顔器の使い方

スチーム式美顔器の使い方

「美容スチーマー」、「フェイススチーマー」と呼ばれるタイプの美顔器。タンクに水をセットしてボタンを押して40秒~1分ほど待つだけで温かいスチームが出てくるという、比較的操作が簡単なタイプが多い美顔器です。

クレンジングしたいとき、洗顔後の化粧水を塗る前などにスイッチをオン。吹き出し口や出てくるスチームの量の微調整ができるタイプだと、自分が心地よいと思う量のスチームを浴びることができるので、満足度も高めに。

ただし肌の保湿用のスチームではないので、スチームを浴びる時間が長ければいいというものではありません。スキンケアの10分ほどが使用の目安です。

また使用頻度もまずは週2~3回から。多くても基本、1日1回です。またニキビや吹き出物など、化膿してしまっている方は刺激を避けるためにも使用は控えて。

ローラー式美顔器の使い方

目のくぼみやフェイスライン、頭皮まわりなど気になる部分にローラーを当てていきます。このとき、力は入れずにゆっくりと肌に当てていくのがコツです。またローラー式は手動型と電動型があり、さらには微力電流が流れるタイプも。

マッサージしながらさらに微力電流が筋肉に働きかけてくれます。充電や電源がなくてもローラーの素材で起こる電流なので、服の上からよりは素肌にローラーを当てるとより効果が得られます。

ただ原則としてローラーの素材として、金属アレルギーの方は残念ながら使うのを避けたほうがいいアイテム。またローラーが素肌に当たることを考慮すると、アトピー肌の方は医師と相談の上で使用を決めたほうがいいでしょう。

ピーリング式美顔器の使い方


ピーリング式美顔器はクレンジング~洗顔と汚れをオフした肌を濡らし、角度をつけた美顔器の先端で肌を優しく当ててなぞるだけ。

角質をキレイにしてくれるので、かかとやひじなど、角質が溜まりやすく固くなりやすい部分も使えるタイプもあります。防水式になっていて充電式が多いので、入浴中に気軽に使えるのもポイント。週に1~2回、1回10分ほどの使用が目安。敏感肌の人は一番低い刺激レベルでまずは試してみましょう。

ヒアルロン酸注射やリフトアップなど美容医療をした部分、ペースメーカーを付けている人は使えない場合もあるので確認を。

リフトアップ系美顔器の使い方

リフトアップ系美顔器はクレンジング~洗顔をした清潔な肌に手持ちの化粧水や専用のジェルを塗り、モードを選択してからヘッド面を肌にしっかりと密着させてスタート。肌の同じ部分に止まらないよう、優しく動かして肌全体~気になるところをケアしていきます。

使用目安は週に2~3回。基本的にフェイスラインへの使用が想定されており、眼球付近や耳の近く、首の周辺は使えないタイプが多いので説明書を確認しましょう。こちらも金属アレルギーや敏感肌の方は医師と相談してからの使用を。またホルモンバランスが安定しない妊娠中や出産直後も、使用も控えておきましょう。

導入式美顔器の使い方

洗顔後、お気に入りのスキンケアアイテムをタッチ面につけて肌に滑らせていくだけ。1回3分ほどの使用でOKというお手軽な美顔器もあります。

多くの美顔器がイオン導入とRF、EMSなどとセットになっている事が多いですが、イオン導入・導出のみの美顔器もあり、あまり多機能だと使いこなせるか心配だという方にはこのタイプがおすすめです。イオン導入のみなら毎日の使用、朝晩の使用が可能なタイプが多く、生活の中にしっかり取り入れることができます。

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片平奈菜
片平奈菜
日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ資格®︎・コスメライター資格®︎取得の美容ライター
必ず美顔器が使用できる部位・頻度を確認しましょう。自分がケアしたい部分と、使用可能部分がマッチしている美顔器を選ばないと、もったいないですね。またどうしてもアイテムの性質上、貴金属を使ったタイプが多いのでアレルギー体質の方は特に注意が必要です。

目の下のクマや美顔器に関するQ&A

Q

顔立ちとクマは関係があるのですか?

A

一般的に、もともと目の下のふくらみが多い方や顔立ちがはっきりしている方、目の大きい方などはクマが目立ちやすいといわれています。

Q

クマは遺伝するのですか?

A

クマと遺伝との直接的な関係というより、クマになりやすい体質や原因が遺伝と関係している可能性があるとされています。

Q

パソコンを長時間使う仕事をしています。どうしたらクマを防げますか?

A

定期的に休憩を挟むなど、仕事の合間に目を休める時間を設けることをおすすめします。

Q

同時に複数のクマができることもあるのですか?

A

あります。例えば、血行不良による青クマと色素沈着による茶クマが同時期に重なって現れたり、血行不良による赤クマと目の下のふくらみによる黒クマが同時に現れたりすることもあります。

Q

美顔器はお高いものじゃないと効果が出ない?

A

値段はそれぞれ美顔器によって大きく異なりますが、それは機能の数や個体の大きさによります。お値段が安くても自分が求める機能があり、使いやすければ問題ありません。また高くてたくさん機能がついた美顔器でも、使いこなせなければそれこそもったいないことに。

また乾電池式も充電いらずで便利ですが、頻繁に使えば電池交換が早くなり、ランニングコストがかかります。専用ジェルやスキンケアアイテム、コットンやマスクなど付属品の購入費用もチェックをお忘れなく。

Q

美顔器を使うときの注意点は?

A

それぞれの美顔器で異なりますが、どれも使用後のケアをしっかりと行いましょう。美顔器に塗ったスキンケアアイテムや汚れをきちんとふき取ってから片付けるなど、美顔器を清潔な状態にしてから片付けます。

特にスチーム式美顔器は水を入れるタンクがあるので、不必要な水を捨てる、本体内に残った水を切るなどのお手入れが必要になってきます。
お手入れの簡単さも選ぶときのチェックポイントですね。

Q

美顔器でリフトアップできる?

A

基本的に、美顔器でリフトアップは難しいと言われています。本格的なリフトアップをしたいと思うなら美容医療の分野です。リフトアップ系美顔器は美容医療で施術を受けた方が、その効果を少しでも長く保つための、サポート的役割として考えたほうがいいでしょう。

またローラー系やリフトアップ系美顔器でむくみやコリを取り、フェイスラインをシャープな印象にみせることは可能。特に歯を食いしばる癖がある方や、肩こりがひどい方は心地よい刺激が得られ、リフレッシュできるでしょう。

自分にあった美顔器で美肌ライフを

一言で「美顔器」と言っても種類も目的もさまざま。自分の肌悩み、どんな肌になりたいかと、そしてライフスタイルをかけ合わせて考えると、本当に欲しい美顔器が選べるでしょう。自分ピッタリの美顔器で、ワンランク上の美肌を目指しましょう。

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