拭き取り化粧水の効果|美容成分の浸透を高めて肌を明るい印象に導いてくれる!

更新日: 2023年04月18日

拭き取り化粧水の効果|美容成分の浸透を高めて肌を明るい印象に導いてくれる!

拭き取り化粧水は、その名の通り、肌表面の皮脂や余分な角質を拭き取るために使う化粧水です。一般的な化粧水は、肌にうるおいを与えたり、きめを整えるために使いますが、拭き取り化粧水には保湿成分がほとんど含まれません。

拭き取り化粧水は、汚れを落とすためにコットンにしみ込ませて使う専用化粧水です。拭き取り化粧水はメイク落としや洗顔の後、保湿用の化粧水の前に使います。

拭き取り化粧水を使うことで、主に以下の効果が期待できます。
①ターンオーバーの促進
②ニキビ、毛穴の悩み、肌トラブルの解決のサポート
③保湿化粧品の効能を高める

拭き取り化粧水は肌表面の余分な皮脂や角質を取り除きます。

したがって、ターンオーバーの乱れによって古い角質が残っていた肌のターンオーバーを助けることができます。

また、拭き取り化粧水は、余分な皮脂や、メイク落としで落としきれなかった汚れを落とすので、肌に残った汚れや皮脂が原因で起こる毛穴の黒ずみやニキビの改善にも有効です。

拭き取り化粧水によって肌表面の古い角質を落とせるので、そのあとのスキンケア用化粧水の使用感が高まるのも拭き取り化粧水のメリットです。

拭き取り化粧水の効果がないと言われるのは、普段からきちんとクレンジングや洗顔ができて余分な角質が残っていないので効果を実感しにくいのでしょう。

それはそれで良いことですが、ただ実際には自分で思っているよりもきちんと汚れが落とせていないパターンが多いため、毛穴やニキビなどの肌トラブルがある方は、拭き取り化粧水を取り入れてみるのも手です。

さらに最近は、トナーパッドと言われる商品も人気です。最初から化粧水が染み込ませてあるパッドで、拭き取りと同時に保湿も叶うタイプが多いです。VTやワンデイズユー、グーダルなど韓国ブランドから人気のアイテムが多く出ています。

拭き取り化粧水には肌質や用途別にさまざまな商品があります。ピーリングができるものや美白をターゲットにしたもの、敏感肌でも使えるものなど、さまざまな拭き取り化粧水があるので、好みのものを探していきましょう。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「拭き取り化粧水は肌を明るい印象にしてくれる!」「拭き取り化粧水とは?」「拭き取り化粧水は効果ない?」「化粧水や乳液・美容液の浸透率を高めてくれる」「肌のキメを整えて滑らかにしてくれる」「悩み別の効果とは?」「トナーパッドとは?」「拭き取り化粧水は別のアイテムで代用できる?」「トナーパッドの使い方」について監修をおこなっています。ランキングに掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミを集計・ランキング付けしたものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事でいう「美白」とは、一般化粧品では「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」、薬用化粧品では「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」ことをさします。

拭き取り化粧水は肌を明るい印象にしてくれる!

拭き取り化粧水は肌表面の古い角質や汚れを落とします。

拭き取り化粧水によって肌が明るい印象になる理由は以下の4つです。
①拭き取り化粧水が古い角質や皮脂、汚れを取り、黒ずみの解消が期待できるから
②肌表面の古い角質や汚れが落ちることで、ターンオーバーの乱れが改善されるから
③ターンオーバーの乱れが改善され、肌のきめが整うことで、肌につやが出るから
④拭き取り化粧水の使用で保湿用化粧水が角質層に浸透しやすくなるから

拭き取り化粧水は汚れを落とすので、汚れによる黒ずみを改善できます。また、古い角質を取り除くことで、保湿用化粧水が角層に浸透しやすい状態をつくるので、角質層に水分が蓄えられやすくなります。

その結果、肌がみずみずしく見えるだけでなく、肌トーンが上がり、肌の印象を明るく整えます。それらの条件が重なり、拭き取り化粧水を使用することで肌の印象が明るく見えやすいというメリットがあります。

拭き取り化粧水とは?

拭き取り化粧水とは、古い角質や皮脂、汚れを落とすための専用化粧水です。コットンに含ませて、やさしく拭き取るように使います。

拭き取り化粧水には汚れを落としやすくする成分が含まれていて、逆に保湿する成分が配合されていない、または少ない製品が多いです。そのため拭き取り化粧水のほかに、保湿用の化粧水や乳液を用意しておきましょう。

拭き取り化粧水は保湿用の化粧水とは違います。保湿用化粧水は角質層にうるおいを与えて肌をみずみずしく整えるための保湿アイテムで、肌を乾燥から守り、健康的な美肌作りの手助けをします。

一方、拭き取り化粧水はターンオーバーが乱れて表面に残った古い角質や余分な皮脂、メイク汚れをきれいに落とし、保湿用化粧水が浸透しやすい環境を作る化粧水です。

拭き取り化粧水には保湿成分がほとんどないので、保湿用化粧水や乳液とセットで使う必要があります。拭き取り化粧水には洗顔代わりに使える製品もあるので、忙しい朝にもおすすめです。

拭き取り化粧水は朝に使うことで寝ている間にたまった古い角質や皮脂、汚れを落としてメイクのりをよくする効果もあります。

拭き取り化粧水はコットンに含ませて使うもののほかに、シート状になっている製品もあります。また、洗顔の代わり使う専門の製品や、アルコールなど刺激になりやすいものが入っていないマイルドな使用感の製品もあります。

自分の肌タイプや使用シーンに合わせて選ぶのがおすすめです。

拭き取り化粧水は普通の化粧水とは全く違う

拭き取り化粧水は、古い角質や、メイク落とし・洗顔料で落としきれなかったメイク汚れや余分な皮脂を落とす専用のケアアイテムです。

保湿用化粧水との違いは「拭き取り化粧水は保湿に向いていない」ことです。拭き取り化粧水はあくまで古い角質や皮脂、汚れを落とすためのアイテムで、さっぱりとした使用感の商品が多いです。

中にはピーリング剤が含まれているものもあります。

拭き取り化粧水を使うことで、古い角質が原因で起こる肌のごわつきや、余分な皮脂が原因で起こる毛穴の詰まり・黒ずみ、落としきれなかったメイク汚れが原因で起こるニキビの改善が期待できますが、保湿力はそれほど高くないため、保湿用の化粧水や乳液などとセットで使うようにしましょう。

拭き取り化粧水は肌に悪いといわれるのはなぜ?

拭き取り化粧水が肌に悪いといわれている理由には以下の3点が考えられます。
①拭き取り化粧水の使用頻度が高すぎる
②コットンによる摩擦で肌への負担が大きくなりがち
③アルコールやピーリング剤による肌への影響が大きい

拭き取り化粧水は商品によって、毎日使えるもの、肌のごわつきが気になるときに使うものなど、使用頻度にばらつきがあります。

しかし、使用頻度が高すぎると拭き取り化粧水の刺激で肌に負担がかかります。また、拭き取り化粧水の量が足りないと、コットンによる摩擦が大きくなり、肌を傷つけるので、拭き取り化粧水はコットンにたっぷりとしみこませて、なでるように優しく拭き取って使いましょう。

毛穴の黒ずみが目立つところや、脂っぽいところはごしごしこすってしまいがちなので、ケアの際は注意します。

拭き取り化粧水と導入化粧水の違い

拭き取り化粧水は、古い角質や汚れを落とす目的で洗浄成分やピーリング剤が含まれている化粧水です。

コットンに含ませて使用することで余分な角質・皮脂・汚れを落として化粧水の浸透を高めます。
肌のざらつきやごわつきが気になる時に使います。

一方、導入化粧水はブースターの役割があり、次に使う化粧水や乳液などの保湿アイテムの浸透を高めます。

乾燥しているはずなのに化粧水のしみ込みが遅いと感じる時や、肌表面が硬いと感じる時は導入化粧水を使うといいでしょう。

拭き取り化粧水は肌表面の汚れを落とすことで保湿アイテムの浸透を助け、導入化粧水は肌表面をやわらかくして保湿アイテムの浸透を助けるという違いがあります。

クレンジングや洗顔で取りきれなかった汚れを落としてくれる

拭き取り化粧水は、クレンジングや洗顔で取り切れなかった汚れを落とします。拭き取り化粧水を使ったあとのコットンを見て、汚れ具合に驚く方も多いのではないでしょうか。

一般的に、クレンジングはメイクの油汚れや皮脂を落とし、洗顔料は汗やほこりなどの水性汚れを落とします。

しかし、クレンジング・洗顔をていねいに行っても、残念ながら肌表面の凹凸や毛穴に入った汚れが完全に落ちているわけではありません。また、忙しい方はクレンジング・洗顔に十分な時間を割けないので、メイクや汚れが肌に残りやすいです。

拭き取り化粧水を使うことで、肌表面の凹凸や毛穴に入り込んだ汚れを浮かせて、コットンで拭き取れるので、クレンジングや洗顔では取り切れなかった汚れを落とせます。

肌に残った洗顔料やクレンジングオイルを取り除いてくれる

拭き取り化粧水は、肌に残った洗顔料やクレンジングオイルを取り除きます。クレンジングオイルは洗浄力の高いクレンジング剤ですが、毛穴に残ると油分が酸化して毛穴の詰まりやニキビなどの肌トラブルの原因になることがあります。

特に寒い時期は乳化に時間がかかるので、クレンジングオイルが肌に残りやすいです。洗顔料は、すすぎが足りないと肌への刺激となり、乾燥やニキビの原因となります。

例えばジェルタイプのように、洗顔料がすすげたかどうかが感触で判断しにくい洗顔料ではすすぎ不足になりやすく、肌に残った洗顔料が原因で乾燥などの肌トラブルの原因になります。

拭き取り化粧水を使うことで、肌に残った洗顔料やクレンジングオイルを取り除けるので、ニキビや乾燥などの肌トラブルの予防になります。

毛穴汚れ・古い角質を取ってくれる

拭き取り化粧水は、毛穴汚れや古い角質を取ってくれます。

拭き取り化粧水には、古い角質を柔らかくする成分(AHA、アルコール、尿素、界面活性剤など)が含まれているため、毛穴に詰まって酸化した汚れや古い角質を効率的に取り除くことが可能です。

普段のクレンジングや洗顔ではなかなか落ちない、毛穴の奥で酸化して黒ずんで見える毛穴汚れや、ざらつきの原因となる古い角質を取り除くので、毛穴の黒ずみが徐々に改善されやすくなります。

また、古い角質を取り除くことによってターンオーバーの正常化を助けるので、肌トーンが上がって肌の印象を明るく見えるでしょう。

毛穴汚れや肌のざらつきに悩む方には、拭き取り化粧水はおすすめのアイテムと言えます。

忙しい朝には洗顔の代わりになる

拭き取り化粧水は、忙しい朝には洗顔の代わりにもなります。拭き取り化粧水には洗顔のように朝の皮脂汚れや夜に使った化粧品を落とせるシート状の商品もあります。

また、シート状ではなくても、拭き取り化粧水をコットンにたっぷりしみ込ませて拭き取ることで洗顔の代用が可能です。寝坊をした日や寒い朝に洗顔をするのはハードルが高いと感じる方もいるでしょう。

また、休みの日はゆっくり寝たい、という方にも、拭き取り化粧水による洗顔の代用はメリットが大きいといえます。

洗顔の代用として拭き取り化粧水を使う場合は、量をケチらず、たっぷり使うことと、コットンでごしごしこすらないことが肝心です。

目ヤニが気になるからといって目の周りをこすると拭き取り化粧水が目に入るので、目の周りは特にていねいに拭き取りましょう。

拭き取り化粧水は効果ない?

拭き取り化粧水に効果がないと感じる原因は以下の3つです。
①クレンジング・洗顔がきちんとできている
②ターンオーバーが正常で、余分な角質がたまりにくくなっている
③拭き取り化粧水の使い過ぎで肌のキメが乱れている
拭き取り化粧水を使ってもコットンに汚れがあまりついていない人は、これらの原因が考えられます。

クレンジングや洗顔で汚れがきちんと落ちていて、ターンオーバーが正常な方はそもそも肌のざらつきやごわつきを感じにくいので、拭き取り化粧水を使っても汚れや角質があまり取れないかもしれません。

反対に、拭き取り化粧水を使いすぎている方は、角質を取りすぎて肌表面のキメが荒れている可能性があります。
拭き取り化粧水に効果がないと感じる場合は、使用をストップして様子を見てみましょう。

化粧水や乳液・美容液の浸透率を高めてくれる

拭き取り化粧水は、拭き取り化粧水の後に使う保湿用化粧水や乳液・美容液の浸透率を高める効果が期待できます。

なぜなら、拭き取り化粧水で古い角質や汚れが落ちるため、肌に余分な膜がなくなるためです。肌に古い角質や皮脂汚れが残っていると、それらがフタとなり、保湿用化粧水や乳液・美容液が浸透しにくくなります。

肌にざらつきを感じていて化粧水のしみこみが悪いと感じる方は、古い角質や皮脂汚れが原因で保湿用化粧水が入りにくくなっているのかもしれません。

油が水をはじくように、余分な皮脂や肌に残ったクレンジングオイルやクレンジングクリームが原因で化粧水が浸透しにくくなっている可能性もあります。

拭き取り化粧水を使うことで余分な皮脂や油汚れを落とせるので、保湿用化粧水や乳液・美容液が浸透しやすくなります。

肌のキメを整えて滑らかにしてくれる

拭き取り化粧水は古い角質を取り除いてターンオーバーを正常化する手助けをするので、肌のキメを整えて肌を滑らかに整える効果が期待できます。

しかし、拭き取り化粧水を使いすぎてしまったり、量をケチったり、コットンでごしごしこすってしまうと肌が傷つき、逆にキメが乱れてしまうことも。

拭き取り化粧水を使いすぎると、一見肌につやがあるように見えても、実はキメが流れていて、保湿化粧水が浸透しにくい「ビニール肌」といわれる肌をつくってしまう原因となります。

肌につっぱりや乾燥を感じたり、赤みが出たり今まで使っていた保湿用化粧水が染みる場合は、拭き取り化粧水の使い過ぎが原因かもしれません。

拭き取り化粧水は、適切な頻度で使うと効果を実感しやすいので、肌につっぱりを感じる場合は使用をお休みして様子を見ましょう。

悩み別の効果とは?

拭き取り化粧水は、さまざまな肌悩みのケアが可能です。拭き取り化粧水の効果が期待できる肌悩みには以下があります。
・ニキビ
・角質たまり
・毛穴
・いちご鼻
拭き取り化粧水は皮脂や汚れを落とすほか、さまざまな肌悩みに応じた成分を配合している成分があります。

ピンポイントで肌悩みを持っている方は、悩み別に拭き取り化粧水を選んでみるのもいいでしょう。

拭き取り化粧水は肌に残った余分な皮脂や古い角質をオフするので、過剰な皮脂でアクネ菌が繁殖することで増えるニキビや毛穴の詰まり、古い角質が酸化することで起こるいちご鼻に悩む方にはおすすめのアイテムといえます。

ニキビに悩む方は皮脂を取り除く成分の他に、アクネ菌の殺菌作用がある成分(グリチルリチン酸ジカリウム、ホモスルファミンなど)が配合されている製品を選ぶとニキビケアもできます。

角質や皮脂をケアしていくことで、毛穴の詰まりやいちご鼻が徐々に改善されていくので、角栓が気になるからといって力を入れてこするのはやめましょう。

摩擦で肌が傷ついたり、必要な角質がはがれてバリア機能が低下し、過剰な皮脂分泌の原因になるからです。

過剰な皮脂分泌や角質が原因の肌トラブルがあっても、拭き取り化粧水を使いすぎると、角質を取りすぎてしまい、一見つるつる肌に見えるけれど乾燥がおさまらない「ビニール肌」のリスクが高まります。

皮脂や角質を取りすぎるのも肌には負担になるので、拭き取り化粧水は1日1回程度にとどめましょう。

拭き取り化粧水のニキビへの効果

拭き取り化粧水の使用で、ニキビの改善に効果が期待できます。なぜなら、ニキビは余分な皮脂や古い角質と、それらをエサに繁殖するアクネ菌が反応して、毛穴が炎症を起こしている状態だからです。

特にオイリー肌や混合肌の方は皮脂が過剰に分泌されやすいので、拭き取り化粧水で余分な皮脂をオフするといいでしょう。

ニキビができやすいオイリー肌・混合肌の方は肌の油分と水分バランスが乱れやすいので、皮脂を落とすだけでなく、水分バランスを整えてくれるもの、アクネ菌の繁殖を防ぐ殺菌作用のあるものを選ぶと、ニキビ予防につながります。

また、拭き取り化粧水は肌のターンオーバーを整えてくれるので、角栓が詰まって起こる「白ニキビ」や角栓が酸化する「黒ニキビ」の予防にも効果が期待できるでしょう。

拭き取り化粧水の角質への効果

拭き取り化粧水は古い角質を取り、ターンオーバーを整えてくれるので、古い角質が原因で肌にごわつきを感じたり、化粧水が浸透しにくくなっている方には高い効果が期待できます。

また、ターンオーバーの乱れを整えることで、角質内のメラニンの増殖が防げるので、深いシミの予防が可能です。

しかし、拭き取り化粧水で角質を取りすぎてしまうと角質層が薄い「ビニール肌」の原因となることも。

古い角質を取り除くのは大切ですが、角質を取りすてしまうと肌のバリア機能が弱くなり、刺激から肌を守れません。

拭き取り化粧水を使っていて赤みやつっぱりが気になる場合は、使用する回数を減らして様子を見ましょう。

また、ごしごしこすったり拭き取り化粧水の量が少ないと摩擦の原因になるので、拭き取り化粧水を使用する際は、たっぷりの量を使い、コットンでやさしくなでるように使いましょう。

拭き取り化粧水の毛穴への効果

拭き取り化粧水は、古い角質や余分な皮脂を落とすので、皮脂や角質が毛穴に詰まる「角栓」の予防になります。また、皮脂が毛穴の内部で酸化することで黒く見える「黒ずみ毛穴」の予防にも効果的です。

「たるみ毛穴」のように毛穴自体が目立つタイプは、拭き取り化粧水ではなく、毛穴を引き締めるタイプの「収れん化粧水」を使うといいでしょう。

Tゾーンや小鼻のまわり、Uゾーンは皮脂が出やすく、べたついたりざらつきを感じやすい部分です。ここを拭き取り化粧水でケアすると毛穴の詰まり・角栓・黒ずみができにくくなります。

角栓で毛穴がぽつぽつ見える方や、開き毛穴が気になる方は、お手入れに拭き取り化粧水を加えることで毛穴の詰まりが予防でき、毛穴が目立ちにくくなります。

拭き取り化粧水のいちご鼻への効果

拭き取り化粧水は、いちご鼻のケアにも効果が期待できます。いちご鼻の原因は、過剰に分泌した皮脂と汚れが毛穴に溜まり、毛穴の中で酸化したことによる黒ずみです。

拭き取り化粧水で余分な皮脂をケアできるので、拭き取り化粧水はいちご鼻が気になる方にもおすすめしたいアイテムです。

しかし、すでに硬く詰まってしまった毛穴を拭き取り化粧水でごしごしこするのはやめましょう。 なぜなら肌の摩擦が大きくなり、肌荒れを起こしやすくなるからです。

毛穴の詰まりが気になる場合は蒸しタオルで毛穴を開かせたり、入浴後に拭き取り化粧水を使うといいでしょう。拭き取り化粧水でいちご鼻を一気に解消することはできません。

いちご鼻は、角栓が毛穴の中で黒ずんでいるので、拭き取り化粧水でケアして、少しずつ改善していきましょう。

トナーパッドとは?

トナーパッドは丸いシート(パッド)に、トナー(化粧水)をしみ込ませた商品です。

トナーパッドはコットンと違って表面に凹凸があるので、古い角質や皮脂を取りやすいのが特徴です。

トナーパッドには拭き取りだけでなく、複数枚を使ってシートマスクのように使って保湿することもできます。トナーパッドは乾燥対策・ニキビ対策・毛穴対策など、商品によってさまざまな使い方が可能です。

トナーパッドと拭き取り化粧水の違いには次の3点があります。
①拭き取り化粧水よりもトナーパッドの方が洗浄成分がマイルド
②トナーパッドには洗浄成分以外にも用途別にさまざまな美容成分が配合されている
③トナーパッドは凸凹面のあるトナーに化粧液が最初からしみ込ませてある
拭き取り化粧水は古い角質や余分な皮脂をオフしてターンオーバーを促進したり、保湿用化粧水や乳液の浸透を助けるアイテムです。

一方でトナーパッドは保湿にも使え、パッドのでこぼこしたエンボス面で皮脂や角質ケアができるアイテムです。

トナーパッドは洗浄成分がマイルドなので保湿にも使え、なおかつ最初からパッドにエッセンスがしみこませてあるので手軽に使えるというメリットがあります。

トナーパッドには肌荒れ防止成分をメインにした製品や、角質層のメラニンの増殖を防ぎ、しみやそばかすを防ぐ美白が目指せるものなど、さまざまな種類があります。

部位別で使えるので、組み合わせて使うのもおすすめです。

トナーパッドが人気な理由

トナーパッドが人気な理由は以下の4点です。
①成分がマイルドで毎日使える
②朝の洗顔の代わりに使える
③簡易的なメイク落としにもなる
④フェイスパックの代用になる
トナーパッドが人気な理由は、マルチに使えるからです。

拭き取り化粧水は洗浄をメインにした化粧水ですが、トナーパッドは拭き取り化粧水に比べて洗浄成分がおだやかなのでフェイスパックとしても使える一方で、朝の洗顔代わりや夜疲れたときの簡易的なメイク落としとして、さまざまな使い方ができるので人気があります。

肌荒れ防止や鎮静効果が期待できることで認知が高まったシカをはじめ、韓国発祥で日本にはなじみのない植物エキスが使われているところも人気の理由の1つです。

人気のトナーパッドの特徴をチェック

人気のトナーパッドには次の特徴があります。
①肌悩みに合わせた成分が配合されている
②ピンセットやトングが付属している
③エッセンスがたっぷり入っていて、最後まで乾かずに使える
④大容量でコスパがいい
トナーパッドは肌の悩みに合わせてさまざまな種類があります。組み合わせて使えるのも人気の理由の1つです。

人気のトナーパッドはマルチで使え、毎日使えるという特徴があります。また、目的に応じた成分が選べるのも人気の理由です。

たとえば肌荒れ鎮静効果が期待できるシカエキスを配合したものや、美白を連想させるビタミン豊富なタンジェリンエキスを配合したものなど、人気のトナーパッドには目的別の成分が表示されています。

また、手軽に使えるコスパの良さ、シートの大きさ、質感も人気を左右する一因です。

トナーパッドで悩んだら、目的や用途で選んでみるといいでしょう。洗顔代わりに使うならさっぱりとした使用感のものがおすすめですし、シートマスクのように使いたいなら成分重視で選ぶのがおすすめです。

トナーパッドは成分がマイルドなので、自分の好みで選んでみてもいいでしょう。

トナーパッドは韓国コスメブランドが数多く発売していますが、日本製のトナーパッドもあります。

大容量でエッセンスがたっぷり入ったものを選ぶと最後まで乾かず、ピンセット付きのものだと衛生的に使えるのでおすすめです。

VTシカ トナーパッド

VTシカ トナーパッドは、でこぼこのあるエンボス面となめらかなソフト面がある韓国発のトナーパッドです。

弱酸性トナーには肌荒れを防ぐサリチル酸・ツボクサエキス・プロポリスエキス・3種類のヒアルロン酸などの美容成分が含まれています。

そのほか、ホソバニンジンエキス・ハマメリス葉エキス・セイヨウシロヤナギ樹皮エキスが保湿しながら肌を引き締め、肌荒れを防ぎます。

ピンセットが付属しているので1枚1枚を衛生的に取り出せ、使いやすいトナーパッドです。

洗顔後にトナーパッドのエンボス面で肌を拭き取って使います。ソフト面は保湿用化粧水を使う時のようにパッティングしたり、保湿ケアとしてパックにも使えます。

ワンデイズユー トナーパッド

ワンデイズユー トナーパッドシリーズは、敏感肌でも使える穏やかなアイテムや、悩み別のアイテムなど、さまざまな種類のトナーパッドがあります。

ヒアルロン酸や植物エキスなど、肌をやさしく整えながら保湿し、余分な角質がオフできるので、保湿と角質ケアを両方行いたい方に便利なアイテムです。

ワンデイズユー トナーパッドシリーズにもピンセットが付属しているので、衛生的に使用でき、敏感肌の方やニキビ肌の方でも安心して最後まで使えます。

使い方は、凹凸のあるエンボス面で皮脂の多い部位を拭き取り、裏側のスムーズ面で小鼻のまわりなどをなでるように拭き取り、その後、顔に残った化粧液をなじませて完了です。

グーダル トナーパッド

グーダル トナーパッドはタンジェリン(青みかん)エキスとビタミンC誘導体が化粧液に含まれるトナーパッドです。パッドの生地に韓国ヴィーガン院認証のヴィーガン認証生地を使い、肌あたりがやさしいパッドになっています。

みずみずしく、さっぱりとした使用感なので、朝の洗顔代わりや、顔のべたつきが気になる時にも使えます。

また、顔だけではなく、ひじやひざにも使えるので、角質による黒ずみが気になるときのボディケアに取り入れるのもおすすめです。

グーダル トナーパッドには専用トングがついているので、手を汚さず、最後まで衛生的に使えます。

日本製のトナーパッドの特徴

日本製のトナーパッドの特徴は「使用感がマイルドで刺激になりにくい」ことです。

日本製のトナーパッドは、肌のきめが細かく敏感になりやすい日本人に向けた、成分がおだやかでやさしい製品多い傾向にあります。

また、日本製はショッピングサイトやドラッグストアで、待たずに手軽に買えるのも魅力です。

敏感肌の方や、化粧品で肌荒れした経験がある方は、日本製のトナーパッドをまずお試しで使用してみて、自分に合っているか試してみるのもおすすめです。

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