拭き取り化粧水の使い方｜使用時の注意点や使う順番を徹底解説

拭き取り化粧水の使い方は、コットンにたっぷり含ませて摩擦が少なくなるように顔の内側から外側へ優しく拭き取るのがポイントです。

拭き取り化粧水は、保湿用の化粧水とは使用する目的が違います。拭き取り化粧水は汚れを落とすための化粧水なので、使う順番は「クレンジング・洗顔の後、保湿用化粧水の前」となります。

拭き取り化粧水には保湿成分がほとんど配合されていないので、必ず保湿用化粧水や乳液など、保湿アイテムとセットで使いましょう。

拭き取り化粧水は洗浄成分がメインで作られています。そのため拭き取り化粧水を使った後に保湿を行わないと、肌に必要なうるおいが不足し、乾燥しやすくなります。必ず保湿化粧水とセットで使いましょう。

また、乾燥によって肌のつっぱりや赤みが引き起こされたり、バリア機能が低下することでかゆみが出る原因になることもあります。

しかし、拭き取り化粧水は正しく使えば汚れを落とし、角栓の詰まりや毛穴の汚れもケアできる優秀アイテムなので、正しく使って肌をすこやかに保ちましょう。

別のアイテムでは代用できないタイプの化粧水で、コットンを使って優しく拭き取るのが基本の使い方です。

拭き取り化粧水は朝の洗顔の代わりにも使えます。夜に拭き取り化粧水を使う場合は、クレンジングと洗顔をきちんと行った後に使いましょう。

拭き取り化粧水は１日１回程度の使用にとどめて、使い過ぎには注意が必要です。毎日使える製品もありますが、皮脂や角質の取りすぎは肌のバリア機能の低下につながるので、肌につっぱりや刺激を感じたら、拭き取り化粧水の使用をお休みして、保湿をしながら様子を見ましょう。紫外線対策も忘れずに。

最近ではトナーパッドといわれる商品も出ており、最初から化粧水が含まれているのでよりお手軽に使うことができます。

拭き取り化粧水は、正しく使えば肌を整えてくれる効果を発揮しますが、摩擦や使いすぎ、使用後の保湿不足はかえって肌荒れの原因になることもあるので、きちんと説明書きを読んでから使い始めましょう。

拭き取り化粧水を使ったスキンケアの順番をチェック

拭き取り化粧水をスキンケアに取り入れる場合は、以下の順番で使うといいでしょう。
①クレンジング・洗顔
②拭き取り化粧水
③保湿用化粧水
④美容液
⑤乳液・クリームなど
拭き取り化粧水を使う際はクレンジング・洗顔の後で、保湿用の化粧水の前に使います。

朝に洗顔の代わりとして使う際は、拭き取り化粧水からスキンケアをスタートしてもOKです。拭き取り化粧水をコットンにとり、顔をやさしく拭き取ったら保湿用の化粧水や乳液、クリームをつけます。

拭き取り化粧水は朝の洗顔代わりにも使えますが、保湿用化粧水よりも刺激が強いので、目の周りや口元を避けて使います。

拭き取り化粧水は保湿向きではないので、保湿用化粧水とセットで使いましょう。

保湿化粧水とセットで使う

拭き取り化粧水は、保湿化粧水とセットで使いましょう。なぜなら、拭き取り化粧水には汚れや皮脂を落とす成分が含まれているからです。

拭き取り化粧水の後に保湿化粧水を使うことで、拭き取り化粧水のピーリング成分が肌に残りにくくなります。

また、拭き取り化粧水は保湿用化粧水に比べて保湿成分が少なく、余分な皮脂や角質とともに角質層のうるおいも減るので、保湿用の化粧水や乳液などで、肌にうるおいを与えましょう。

拭き取り化粧水のあとに保湿をしないと、汚れや皮脂を取り除くピーリング成分が肌に残り、肌が必要以上に乾燥してバリア機能が低下したり、皮脂が過剰に分泌される原因になります。

拭き取り化粧水だけでスキンケアが完了する製品もありますが、基本的に拭き取り化粧水は保湿化粧水とセットで使うのがおすすめです。

拭き取り化粧水はいつ使う？

拭き取り化粧水は朝・夜どちらにも使えますが、おすすめは朝の使用です。拭き取り化粧水の中には、朝の洗顔代わりに使える専用製品もあり、朝何かとバタバタしがちな人には便利なアイテムです。

朝に拭き取り化粧水を使うことで、夜に分泌された過剰な皮脂や角栓がオフできます。表面の汚れが落ちるのでメイクののりがよくなるのも、朝に拭き取り化粧水を使うメリットです。

朝に拭き取り化粧水を使う場合、洗顔なしで大丈夫かどうかは肌質と使う拭き取り化粧水によります。

たとえば乾燥肌の方の場合、洗浄力の強い拭き取り化粧水を洗顔後に使うことで皮脂を余分に取りすぎ、乾燥がひどくなる場合があります。

また逆に、皮脂の分泌が多いオイリー肌の方が洗浄力の弱い拭き取り化粧水を
洗顔の代わりに使い続けると、余分な皮脂が落としきれずニキビやべたつきの原因になる場合もあります。

拭き取り化粧水にはさまざまな種類がありますが、朝の洗顔の代わりに使うなら、専用のものがおすすめです。

また、拭き取り化粧水は保湿用化粧水に比べて刺激を感じやすいアイテムなので、洗顔の代わりに使う際は、目の周りや口元を避けて、目に入らないように気をつけましょう。

拭き取り化粧水はもちろん夜にも使えます。夜に使う場合はメイク落とし・洗顔を済ませた後に使いましょう。

拭き取り化粧水は朝または夜、１日１回どちらかの使用で十分です。朝・夜両方使うと皮脂を取りすぎてしまうので、使い過ぎに注意しましょう。

拭き取り化粧水は朝の使用がとくにおすすめ

拭き取り化粧水は朝に使うのが特におすすめです。

朝に拭き取り化粧水を使うメリットは次の２点があります。
①夜に分泌された皮脂や角質を効率的にオフできる
②余分な角質をオフしてメイクのりをよくできる
皮膚のターンオーバーは夜眠っている間に行われるため、朝起きたときの肌には古い角質や余分な皮脂が残っています。

拭き取り化粧水を朝に使うと、これらの汚れをきれいに落とせるので肌のざらつきが減らせ、また、凹凸が減ることでファンデーションののりを良くできます。

拭き取り化粧水を使ったら朝は洗顔なしでOK？

拭き取り化粧水を使ったら朝は洗顔なしでも大丈夫かどうかは、肌質によります。

なぜならニキビ肌やオイリー肌の方は、洗顔なしで拭き取り化粧水だけだと日中にべたつきや皮脂によるメイク落ちが気になったり、ニキビの原因になることがあるからです。

逆に、洗顔をすると頬だけでなく顔全体につっぱりを感じる乾燥肌の方には、拭き取り化粧水の使用がおすすめです。

拭き取り化粧水には朝の洗顔代わりに使える製品もありますので、朝の洗顔代わりに使いたい方は、専用の製品を選ぶと安心でしょう。

拭き取り化粧水のコットンの使い方

拭き取り化粧水はコットンとセットで使います。摩擦が起こらないように、ケチらずたっぷり使うのがお手入れのコツです。コットンとの摩擦をなるべく減らすことで、肌への負担を減らせます。

しかし、拭き取り化粧水の量をたっぷり使っても、コットンとの相性が悪いと摩擦が生じたり、肌にコットンの繊維が残って肌荒れを起こすことも。

拭き取り化粧水を使う際は、毛羽立ちにくく保水性のあるコットンをつかいましょう。拭き取り専用コットンは、コットンに厚みがあり、表面がなめらかになっていて毛羽立ちにくいのでおすすめです。

コットンパック用の大判ではがれやすいコットンでも使えますが、拭き取り化粧水の量が少ないと毛羽立ちやすいので、拭き取り化粧水は多めに使うのがおすすめです。

拭き取り化粧水を使うときの注意点

拭き取り化粧水を使う時は、次の６点に注意しましょう。

肌をこすらない、肌の調子が悪い時は使用を避ける、目の周りや口元には使わない、拭き取り化粧水の使用後は十分保湿する、拭き取り化粧水の使用後は紫外線対策をしっかり行う、肌質にあった製品を使うなどのポイントが大事です。

拭き取り化粧水は汚れをオフする専用アイテムですが、洗浄力が強いため、肌の調子が悪い時は使用を控えて様子を見ましょう。

拭き取り化粧水は汚れを落とす成分が含まれているので、保湿用化粧水よりも刺激が大きいです。

肌のざらつきやくすみ、毛穴の黒ずみが気になるからと言ってコットンでごしごしこするど、拭き取り化粧水の洗浄成分に加えてコットンによる摩擦で肌に負担がかかります。

また、角質を取りすぎることで肌表面のキメが流れ、うるおいが残らない肌になってしまうリスクも高まります。

拭き取り化粧水を使う際は、肌の調子が悪いときは避け、摩擦と使い過ぎに注意するようにしましょう。

目元や口元を避けるのもポイントです。使用後はしっかり保湿をしましょう。
拭き取り化粧水で角質をオフしたあとは、紫外線によるダメージを受けやすいので、紫外線対策を万全に行うよう心掛けます。

紫外線は屋内にいても肌に届くので、外出しない日でも日焼け止めを必ず塗るようにすると、美肌をキープできます。

拭き取り化粧水には肌質・用途別にさまざまな種類があります。

乾燥肌の方は保湿成分入りのもの、敏感肌の方はアルコールフリーのもの、ニキビ肌の方はアクネ菌の殺菌作用のあるものなど、肌質に合うものを選ぶと失敗しにくいでしょう。

肌をこすらない

拭き取り化粧水を使うときの注意点１つ目は「肌をこすらない」です。毛穴汚れや角栓、肌のざらつきが気になる方は、古い角質を落とそうとしてごしごしこすったり、力を入れてしまいがちです。

しかし、コットンで肌をこすってしまうと、コットンとの摩擦で皮膚表面が傷つき、キメが流れる原因となります。

肌表面のキメが流れると、肌表面に水分を蓄える溝がなくなるため、保湿ケアを行っても肌にうるおいが残らず、いくら保湿しても乾燥してしまいます。

摩擦を避け、肌を傷つけないためにも、拭き取り化粧水を使う際は肌をこすらないよう気を付けましょう。拭き取り化粧水をたっぷり含ませたコットンでなでるように拭き取るだけで十分です。

肌の調子が悪いときは避ける

拭き取り化粧水を使うときの注意点２つ目は「肌の調子が悪いときは避ける」です。

拭き取り化粧水の中には、刺激が強いものがあります。普段のお手入れでは刺激にならなくても、肌の調子が悪い時は刺激を感じたり、赤みやほてりの原因になりやすいからです。

とくに女性は季節の変わり目や生理周期で肌が敏感になったり、刺激を感じやすいことがあります。また、寝不足が続いたり栄養が不足しているとターンオーバー機能が衰え、肌のバリア機能が弱くなりがちです。

肌のバリア機能が弱っているときに拭き取り化粧水で角質をオフしてしまうと、刺激により敏感になったり、肌トラブルの原因につながります。

いつもより肌の乾燥を感じる場合は、拭き取り化粧水の使用を避けて保湿をしながら様子をみましょう。くすみの原因は、古い角質ではなく睡眠や栄養不足かもしれません。

目の周りや口元は使わない

拭き取り化粧水を使うときの注意点３つ目は「目の周りや口元は使わない」ことです。
目の周りや口元の皮膚は薄く敏感で皮脂が出にくいため、専用の保湿ケアアイテムが出ている部位でもあります。

また、目元や口元は粘膜に近いため、拭き取り化粧水が粘膜に触れないよう注意が必要です。そのため、まぶたや目のキワ、口の周りには拭き取り化粧水は使わないようにしましょう。

クレンジング剤を拭き取りたい場合は、先にポイントメイクリムーバーでアイメイクとリップメイクを落としておくと、目の周りや口元に拭き取り化粧水を使わずに済ませられます。

拭き取り化粧水は保湿化粧水よりも刺激が強めなので、万が一目に入った場合は、すぐに流水で洗い流すようにしましょう。

使用後は保湿ケアを入念に！

拭き取り化粧水を使うときの注意点４つ目は「使用後は保湿ケアを入念にする」です。

拭き取り化粧水は汚れや古い角質を取り除くため、アルコールや酸など、皮脂を落とす成分が含まれています。

そのため拭き取り化粧水の使用後に保湿ケアが足りないと、肌のバリア機能の衰えにつながり、肌を守るために皮脂が過剰に分泌されやすくなります。

拭き取り化粧水だけでスキンケアが完結するタイプの製品もありますが、より健康的な美しい肌を目指すのであれば、保湿用化粧水や乳液など、保湿アイテムをプラスするのがおすすめです。

また、保湿化粧水を使うことで、肌に残った拭き取り化粧水のピーリング成分で肌が傷つくのを緩和できます。拭き取り化粧水単体での使用は肌を乾燥させやすいので、保湿ケアも行いましょう。

紫外線対策も万全に！

拭き取り化粧水を使うときの注意点５つ目は「紫外線対策を万全に行う」です。
拭き取り化粧水は余分な皮脂や角質をオフするため、紫外線に対するバリア機能が不十分な場合があります。

拭き取り化粧水を使った後、メイクをする方は下地に紫外線ケアが含まれている場合もありますが、下地やファンデーションは紫外線ケアができるものを選んだり、別途日焼け止めを使い、紫外線から肌を守りましょう。

ノーメイクで過ごす方も、ジェルやミルクタイプの日焼け止めを使うのがおすすめです。

屋内にいてもガラス越しの紫外線で肌にダメージが起こります。特に拭き取り化粧水を使った後は紫外線のダメージを受けやすいので、日焼け止めでダメージを防ぎましょう。

肌質にあった製品を使う

拭き取り化粧水を使う時の注意点６つ目は「肌質にあった製品を使う」です。
拭き取り化粧水には洗浄力の高いものや、用途別に配合成分が違うものなど、さまざまな種類があります。

敏感肌の方はアルコールフリーの製品を選ぶと刺激が少ないので安心です。乾燥肌の方はアルコールフリーのものや保湿成分の配合量が多いものを選ぶと肌状態をキープしたまま、古い角質をオフできます。

また、オイリー肌や混合肌の方はフルーツ酸や乳酸が配合されているもの、アルコールが多いものを選ぶと余分な皮脂を落としやすいでしょう。ニキビ肌の方は、殺菌作用のある成分が入っているものを選ぶとニキビケアも同時にできます。

成分にこだわって製品を選んだとしても、使用中に刺激を感じたり、皮膚に赤みやヒリつきを感じた場合は、使用を中止して様子を見ましょう。

一時的に肌のバリア機能が衰えている場合があるので拭き取り化粧水を使い続けることで、肌荒れが悪化することがあります。

拭き取り化粧水は毎日使える？ 理想の使用頻度

拭き取り化粧水には毎日使えるものもあります。
しかし、拭き取り化粧水は基本的に古い角質や余分な皮脂をオフするための化粧水ですので、使いすぎると肌トラブルの原因となる場合があります。

初めて拭き取り化粧水を使う方は、週１～２回を目安に使用して、肌の様子を見ましょう。肌に乾燥やつっぱりを感じたり、ごわつきが悪化している場合は、製品が肌に合っていなかったり、使い過ぎの可能性があります。

その場合は使用を一時的にストップして保湿をしっかり行い、肌の様子を見ましょう。

毎日使えるタイプのものでも、コットンによる摩擦そのものが肌の刺激となるので、拭き取り化粧水は朝または夜のどちらか１回の使用にとどめましょう。

拭き取り化粧水は拭き取らないとどうなる？

拭き取り化粧水を拭き取らないと、ピーリング成分が肌に残り、肌が乾燥したり肌荒れの原因となることがあります。

拭き取り化粧水は保湿用化粧水とは違い、肌の汚れや皮脂を「拭き取る」ための化粧水です。したがって、保湿成分が少なく、別途保湿用化粧水や乳液を使って、肌にうるおいを与える必要があります。

また、拭き取り化粧水は目や唇につくと染みたり、強い刺激を感じることがあるため、目の周りや口元を避けて、拭き取って使い、その後に保湿ケアを行いましょう。

拭き取り化粧水は余分は皮脂や汚れを落として保湿用化粧水の浸透を高めたり、肌のターンオーバーを促すための化粧水です。
正しく使って健康的な素肌を目指しましょう。

拭き取り化粧水は別のアイテムで代用できる？

拭き取り化粧水は別のアイテムでは代用できません。なぜなら、皮脂やナイトクリームなどの油性汚れとほこりや汗のような水性汚れは、保湿用化粧水では落とせないからです。

拭き取り化粧水には汚れを落とすためのアルコールや酸が含まれますが、保湿用の化粧水にはほとんど含まれていません。

保湿用化粧水で顔を拭き取ると、一時的にさっぱりしますが、皮脂の多いTゾーンやUゾーンの汚れが落ちないため、ニキビの原因となることがあります。

また、洗顔をしないで保湿用の化粧水で顔を拭き取ると、余分な皮脂が落ち切らず、メイクがうまく乗らなかったり、化粧崩れが起こりやすい肌状態になりやすいです。

汚れや皮脂を落とすためには、拭き取り化粧水を使いましょう。

トナーパッドの使い方

トナーパッドは拭き取り化粧水と同様に「クレンジング・洗顔の後、保湿化粧水の前」に使います。

トナーパッドの使い方は、皮膚の汚れを落としたい時はでこぼこのあるエンボス面を肌に滑らせるように拭き取り、保湿をメインに行いたい時はでこぼこしていない面で肌になじませます。

トナーパッドは拭き取り化粧水のように古い角質や汚れも落とせ、気になる部位にはパックのようにも使えます。

トナーパッドは最初からトナーに化粧水(エッセンス)がひたしてあるので手軽に使え、でこぼこしたエンボス面で汚れを取ることも可能です。

拭き取り化粧水よりも洗浄成分自体はマイルドなので、拭き取り化粧水を使うとつっぱる方や、肌にコットンの繊維が残りやすい方はトナーパッドをつかってみるのもおすすめです。

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