正しい日焼け止めスプレーの使い方|使い捨ての方法から飛行機の持ち込みについても紹介

更新日: 2023年05月12日

正しい日焼け止めスプレーの使い方|使い捨ての方法から飛行機の持ち込みについても紹介

日焼け止めスプレーの使い方は、付けるパーツによって異なるので正しく知って使うことで効果を最大限に発揮することが出来ます。身体や髪には直接吹きかけて使用しますが、顔には基本的にNG。直接つけるのは避けるようにしましょう。

子供に使用するときは、優しい処方の商品を選ぶようにし、使用期限切れのものは使わないようにすると安心です。捨てる時のガス抜きをする際も、充分に注意して行うようにしましょう。

また、日焼け止めスプレーは飛行機にも持ち込めるため、お出かけ時にもおすすめのアイテムです。

日焼け止めスプレーの基本的な使い方は、体のどこに使用するかで異なります。身体に使用する場合は、直接吹きかけたあと、手のひらでムラのないように馴染ませます。顔に使うときには、直接つけるのは控え、手に出して使うのが基本です。

ただし「メイクの上から使えます」と書いてあるタイプや、直接使えるタイプもあるので説明書をきちんと確認しましょう。髪や頭皮に使うときには、直接吹きかけてOKです。最後に手ぐしで馴染ませるといいでしょう。

また、日焼け止めスプレーは子供が使う場合にもぴったりです。子供が使う際には、低刺激タイプや子供用と記載してあるものを選ぶと安心でしょう。

使用期限が切れた日焼け止めスプレーを使うと、肌トラブルの原因になってしまう恐れがあります。使用期限はきちんと守ることが大切です。日焼け止めスプレーは、飛行機に持ち込み可能です。ただし、国内線・国際線それぞれに規定量があるため、搭乗前にしっかりとチェックするようにしましょう。日焼け止めスプレーを捨てる時は、通常のスプレー缶の捨て方と同じです。近くに火気のない、風通しの良いところでガス抜きをし、各自治体の分別方法に合わせて出すようにしましょう。

日焼け止めスプレーの効果を最大限に発揮し、肌トラブルを防ぐためには、正しく使用することが大切です。日焼け止めスプレーを使うときは、それぞれのパーツに合わせて使い方を分けることで、きちんと効果を感じることが出来るでしょう。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「日焼け止めスプレーの基本的な使い方」「顔に直接つけるのはダメ?」「子供にも使える?」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事における「シミ」とは「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」又は「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」ことをさします。

日焼け止めスプレーの基本的な使い方

日焼け止めのスプレーの基本的な使い方のポイントは以下です。


①使用する前に、まずは日焼け止めスプレーをよく振ります。

②腕や脚など、身体の広い範囲に塗るときは、日焼け止めスプレーを身体から10㎝ほど離して円を描くようにスプレーします。

③スプレーしたあとは、手のひらで優しくムラにならないように全体に馴染ませていきましょう。

特にひざの裏やひじの裏など、細かい部分は塗り忘れが起きやすいため、手を使いしっかりと馴染ませてください。

また、腕や肩・デコルテなどは焼けやすい箇所のため、塗り残しがないようにしっかりと丁寧に付けていくと、うっかり日焼けを防ぐことが出来ます。

顔に直接つけるのはダメ?

日焼け止めスプレーを顔に使う際は、「メイクの上から使える」など直接吹きかけることが推奨されているもの以外は、直接吹きかけないようにしましょう。中身を吸い込んでしまったり、塗りムラが起きてしまいやすくなったりする可能性があります

日焼け止めスプレーを顔に使うときは、手のひらに出してから、丁寧に馴染ませていくようにしましょう。紫外線はシミだけでなく、肌老化の原因にも繋がってしまうため、指先を使い細かい部分にもしっかりと馴染ませることが大切です。

また、肌が乾燥していると日焼け止めの効果をきちんと発揮できません。日頃からしっかりと保湿ケアを心掛けるようにしましょう。首に使うときも、日焼け止めスプレーを手のひらに出してから使います。

手のひら全体で、下から上に向かって優しく馴染ませていきましょう。首の後ろは塗りムラが起きやすいうえに焼けやすい箇所なため、ムラのないように丁寧に馴染ませることがポイントです。

子供にも使える?

日焼け止めスプレーは子供にも使えます。ただし、子供に使用する場合は、低刺激タイプや子供用など、優しい処方の商品を選ぶようにしましょう。子供はまだ肌の機能が未熟なため、大人向けの商品を使うと肌トラブルが起きてしまう恐れがあります。

子供用の日焼け止めスプレーを探すときには、パッケージに「子供も使える」といったような言葉が記載されている商品を選ぶと安心でしょう。

日焼け止めスプレーは顔や身体だけでなく、髪にも使えるため、外遊びの多い子供が使う用に1本あると、とても便利です。

また、クリームやミルクタイプの日焼け止めよりもべたつきがなく、塗る時間も少なくて済むため、日焼け止めスプレーは子供が使うのにぴったりなアイテムだと言えるでしょう。

髪や頭皮への使い方

日焼け止めスプレーを髪や頭皮に使用するときは、ブラッシングをしたあとに頭から10㎝から15㎝ほど離して直接スプレーしていきます。日が当たりやすい頭頂部はもちろんですが、しっかりと全体にかかるようにムラなくスプレーするように心がけましょう

髪が長い方は、全体にスプレーしたあと、手ぐしで馴染ませていくとムラなく髪全体に行き渡りやすいためおすすめです。

また、日焼け止めスプレーの成分が髪に合わないと、ギシギシしたり絡まったりすることがあります。もし日焼け止めスプレーを髪に使ってから髪の傷みが気になるようになった場合は、使用を中止し、成分を見直したうえで違う商品に切り替えることがおすすめです。

傷みが気になるときには保湿成分が配合されているものがいいでしょう。

使用期限が切れたら使えない?

使用期限が切れた日焼け止めスプレーは使わないようにしましょう。使用期限切れのものを使うと、肌トラブルが起きてしまう可能性があります。

肌に直接つけるものなので、使用期限を含め正しい使い方をすることが重要です。一般的に、アルミ容器タイプの日焼け止めスプレーは、開封未開封関係なく使用期限が約3年ミストタイプであれば未開封で3年、開封後で1年だと言われています。

開封したらなるべく早めに使い切ることが一番安心ですが、保管方法にもきちんと気を付けることが大切です。日焼け止めスプレーの正しい保管方法として、高温多湿・直射日光は避けるようにしましょう

また、冷蔵庫など寒すぎる場所での保管も適していません。日焼け止めスプレーは、正しい保管方法で保管し、使用期限切れのものは使わないように気を付けましょう。

日焼け止めスプレーは飛行機に持ち込める?

日焼け止めスプレーの機内への持ち込みは、国際線・国内線ともに原則可能となっています。国際線へのスプレー缶の持ち込みは厳しい印象がありがちですが、日焼け止めスプレーは化粧品にあたるため、国際線でも持ち込み可能です。

国際線で日焼け止めスプレーを手荷物として機内に持ち込む場合は、1個あたり1000ml(g)までが規定量となっています。

持ち込む日焼け止めスプレーが規定量を超えてしまう場合は、預け荷物としてスーツケースに入れるようにしましょう。国内線で日焼け止めスプレーを持ち込む場合は、1個あたり0.5kgか0.5ℓまでとなります。日焼け止めスプレーは、規定量に注意すれば、飛行機への持ち込みは可能です。

日焼け止めスプレーの捨て方

日焼け止めスプレーを捨てる時は、まずは中身が残っているか確認してください

中身が残っている場合は、新聞紙(ティッシュペーパーでも可)に、スプレー缶の中身が出なくなるまで出し切りましょう。中身が空になったら、ガス抜きキャップを使いガス抜きをします。

この時、必ず近くに火の気のない、風通しの良い屋外で行うように注意してください。

また、自分が風上側になり、手袋やマスクをして作業するのがおすすめです。スプレー缶に穴を開けるか開けないかは地域によって違うため、お住まいの地域の分別方法をチェックしましょう。ガス抜きが終わったら、個別でビニール袋に入れ、各自治体の規定に合わせた分別方法でゴミ出しをしてください。

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