更新日: 2023年05月16日
日焼け止めミルクは柔らかい使用感で保湿効果が高く、日焼け止めジェルはさらっとした使用感で、肌のテカリを抑える効果がある違いがあります。
日焼け止めミルクはジェルに比べて、肌への負担が軽く、石鹸での落としやすさでは劣るものの紫外線を防ぎやすいというメリットがあります。
そのため日焼け止めミルクは乾燥肌や敏感肌に、日焼け止めジェルは脂性肌におすすめです。
・肌への負担の違い
日焼け止めミルクは、落とすさいに肌に乳液が残りにくく、肌に負担をかけにくいため、敏感肌の方にもおすすめです。一方、日焼け止めジェルは、さらっとした質感を出すためにアルコールが含まれているものが多く、肌に負担をかけることがあります。
・紫外線予防効果の違い
一般的に紫外線を防ぎやすいのは日焼けミルクの方ですが、紫外線防止効果はPAやSPF値によって変わるので商品パッケージで数値をしっかり確認しましょう。
・落しやすさの違い
ミルクもジェルも、ウォータープルーフタイプはクレジングが必要なタイプも多いため、どちらが落としやすいとは一概にはいえません。
肌荒れを防ぐためには、説明を読んで適切な落とし方に従いましょう。
・おすすめの肌質
日焼け止めミルクは乾燥肌と敏感肌に。日焼け止めジェルは脂性肌。混合肌は自身の肌状態を確認しながら使い分けましょう。
日焼け止めミルクはしっとり肌への負担が軽く、紫外線防止効果も高いため、乾燥肌と敏感肌の方におすすめです。
※監修者は「紫外線予防効果の違い」「落としやすさの違い」「日焼け止めミルクがおすすめの肌質は?」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している日焼け止めミルクのうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「シミ」とは「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」又は「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」ことをさします。
※本記事における「くすみ」とは汚れや古い角質によるくすみのことをさします。
紫外線予防効果という観点で比べると、ミルクの方が肌に密着し、ジェルの方が薄づきになりやすいという特徴があるため、紫外線を防ぎやすいのは日焼け止めミルクということになります。
ただ、紫外線予防効果というのはミルクやジェルといった種類の違い以上にUV-A波とUV-B波を防ぐPAとSPF値の高さによって大きく差が生まれます。
なので、日焼け止めミルクを使用しているから紫外線対策はバッチリだとは思わず、使用シーンに合わせてPAとSPF値を使い分けるようにしましょう。
意外と知らずに使っているSPFとPA。SPFは「Sun Protection Factor」の略です。UVBからどれだけ肌を守れるかを示しています。最大値は50+で、数字が大きいほどUVBの影響を防ぐ効果も大きくなることが特徴です。
PAは「Protection Grade of UVA」の略で、UVAを防ぐ指標として用いられています。UVBはおもに肌の表面にダメージを与え、炎症を起こして火傷や赤みの原因となるものです。
一方でUVAは、肌の奥深くまで届いてシワやシミの原因となります。どちらの紫外線も美白を目指す方にとっては天敵となるため、しっかり防いでいくことが大切です。
日焼け止めミルクとジェルはどちらも他の日焼け止めに比べると、石鹸などで落としやすいものの、ウォータープルーフタイプのものやPAとSPF値が高いもの、クレンジング剤が必要と表記があるアイテムが増え、どちらの種類を選んでも簡単に落としにくい商品もあります。
日焼け止めをきちんと落としきれず肌についたままだと、肌の炎症や毛穴の詰まりやニキビ・吹き出物といった肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があるため、クレンジング表記をしっかりと読み、正しい方法でクレンジングするよう注意が必要です。
日焼け止めミルクは、適度に水分と油分を含み保湿力が高く、肌に優しい成分のものが多いことから乾燥肌・敏感肌の方におすすめです。
紫外線は冬でも夏の半分の量が降り注いでいるため、年中日焼け止めを使用することは大切ですが、保湿力のある日焼け止めミルクはエアコンなどの乾燥から肌を守ってくれるので、乾燥肌の方には一年を通して使ってもらいたいアイテムです。
ただ、肌に優しい日焼け止めミルクでも、PAとSPF値の高い商品の中にはその分肌への負担が強い成分が入っているものもあります。
敏感肌の方でなるべく肌負担を少ないものを使いたい場合は、商品パッケージで「紫外線吸収剤不使用」や「低刺激」と表記があるものを選んだり、赤ちゃんでも使える商品を選んだり、PAとSPF値が低いものをこまめに塗り直すと良いでしょう。
日焼け止めジェルはベタつかずさらっとしていて、肌にスムーズに伸びるため毛穴詰まりが気になるニキビ肌や脂性肌(オイリー肌)の方にオススメです。
特にテクスチャーが重い日焼け止めを使ったことでニキビなどの肌トラブルを招いたことのある人は一回使ってみてください。
脂性肌の方は肌から皮脂が過剰に分泌されてしまっているため、日焼け止めミルクで油分を補ってしまうと余計にテカリやベタついてしまうことさえあります。
また混合肌でおでこや鼻など部分的にテカリが気になる方は、乾燥しやすい場所にはミルクタイプを、テカリが気になる部分だけジェルタイプを使用するのもテカリやメイク崩れを抑えるのには適しています。
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