ページ更新日:2023年5月31日
※監修者は「乾燥の原因と種類」「日焼け止めの選び方」「日焼け止めの使い方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している日焼け止めのうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事における「シミ」とは「メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ」又は「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」ことをさします。
※本記事における「毛穴ケア」とは、肌にうるおいを与え、キメを整えるお手入れのことをさします。
※「ノンコメドジェニックテスト済み」はすべての人にニキビが発生しないということではありません。
※「アレルギーテスト済み」はすべての人にアレルギーが起きないということではありません。
※「パッチテスト済み」はすべての人に皮膚刺激が発生しないということではありません。
※「スティンギングテスト済み」は低刺激性化粧品の根拠として有用な試験ですが、すべての人にかゆみやヒリヒリ感が発生しないことを保証するものではございません。
日焼け止めを塗ると、肌が乾燥してしまうことはありませんか?
選び方や使い方を間違えると、あらゆる肌悩みの原因につながってしまいます。
そこで本記事では乾燥の原因や種類から、日焼け止めの効果や選び方、正しい使い方までを徹底解説。
おすすめスキンケア商品をご紹介していきます。
あなたはいまの肌にこんな悩みを感じていませんか?
これらは肌が乾燥しているサイン。乾燥はさまざまな肌トラブルを引き起こします。
乾燥によりキメが乱れると肌の表面に凹凸ができてしまいます。凹凸部分に当たった光が乱反射すると、肌がくすんで見えたり暗く見えたりしてしまいます。
肌の水分量が不足すると毛穴のまわりの凹凸が際立ってしまいます。そのせいで毛穴が目立ちやすくなってしまいます。
肌の水分量が減少し、うるおいが失われると、角層が厚くなってしまいます。厚くなった角層のせいで肌表面のしなやかさが失われることにより、細かく浅いしわができてしまいます。
水分量の不足により肌のうるおいが低下すると、肌の表面にある角質がめくれあがりやすくなります。そのせいでカサカサ、ザラザラなど肌の触り心地が悪くなってしまいます。
乾燥でバリア機能が低下すると、肌は外部からの刺激に敏感になってしまいます。肌が過敏になり、不快感を我慢しきれず肌をかいてしまうと、さらにバリア機能が崩れて乾燥が加速する悪循環に陥ってしまいます。
乾燥した肌は角層の細胞がはがれやすくなっています。指などによる摩擦ではがれ落ちた角層細胞が粉ふきの正体です。
乾燥トラブルの現れた肌と、うるおいのあるみずみずしい肌。その根本的な違いは何なのでしょうか。
肌のうるおいは「皮脂」「NMF」「細胞間脂質」の3つの保湿因子によって一定に保たれています。うるおいのあるみずみずしい肌では、「NMF」「細胞間脂質」が水分を保持し、「皮脂」が水分を守ってくれています。
しかし、乾燥した肌には「NMF」「細胞間脂質」「皮脂」が不足しています。そのため、肌のうるおいやみずみずしさを支える水分や脂質が蒸散しやすくなり、外部刺激から肌を守るバリア機能まで低下してしまうのです。
では、どんな要因が「皮脂」「NMF」「細胞間脂質」といった保湿因子を減少させ、肌を乾燥へと導いてしまうのでしょうか。その理由について詳しく見てみましょう。
肌の乾燥を招く要因には、「外的なもの」と「内的なもの」の両方が存在します。
空気は肌に直接触れるもの。そのため肌のコンディションに大きく影響します。秋冬の乾いた外気はもちろん、エアコンの乾いた風も肌に乾燥ダメージを与えてしまうのです。また、エアコンの長時間使用による皮脂・汗の分泌の減少も肌の乾燥を助長させる一因となります。
温度が低い状態になると、肌の水分をキープする力は低下してしまいます。また、寒さによりからだが冷えると血液のめぐりが悪くなり、それにより肌のサイクルが悪化してしまいます。肌のサイクルの低下も乾燥と関係しているのです。
肌を乾燥させるものとして、紫外線の存在も忘れてはなりません。紫外線のUV-B波は肌の外側にある表皮にダメージを与え、肌のうるおいやバリア機能を低下させてしまいます。そしてUV-A波は、肌の内部にある真皮でハリや弾力をつかさどるシステムにダメージを与えてしまいます。
また、乾燥してバリア機能が低下した肌は、外部からの刺激をうけやすくなっています。乾燥した肌が紫外線の刺激をうけ、さらに乾いてしまうおそれもあるのです。
良かれと思ってやっていたスキンケアも、その方法が間違っていれば逆効果にはたらいてしまいます。肌の余分な汚れを落とすことばかりに気をとられ、洗顔しすぎたり、洗浄力が強すぎる洗顔料を使用したり、肌をゴシゴシこすったり……こんな間違ったスキンケアが、肌のバリア機能を低下させ、乾燥を招いてしまいます。
指の摩擦だけでなく、シャワーなど熱いお湯で顔を洗い流す行為にも注意です。熱いお湯により皮脂膜が流されると、肌はより乾燥しやすくなってしまいます。また、保湿ケアが十分行き届いていないことも乾燥肌につながってしまいます。
年齢を重ねるとともに肌の保湿因子の量は減少していくといわれています。保湿因子が減ってしまうと、肌は乾燥してしまいます。女性の場合、皮脂の分泌量は思春期から20歳代にかけてピークとなり、その後は年齢とともに徐々に低下するとされています。
栄養バランスの偏りも肌の乾燥を招いてしまいます。偏った食生活が続くと本来必要な栄養素が肌に届かなくなってしまいます。栄養補給がうまくいかないことが、からだはもちろん肌の不調を招き、乾燥を加速させてしまうのです。
美肌への近道のカギとなるのは「睡眠」といわれています。良質な睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、肌をはじめからだ全体を修復するためにとても重要な役割を果たしています。また、睡眠が不足するとターンオーバーのサイクルが悪くなってしまいます。それにより肌の乾燥へとつながってしまいます。
ストレスは自律神経のみだれの原因となります。自律神経のみだれは、血液のめぐりのサイクルを悪化させ、それが乾燥を招く要因となってしまいます。また、ストレスにより分泌されるコルチゾールというホルモンが、肌のバリア成分であるセラミドを分解してしまいます。
タバコは体内の活性酸素を発生させるものとして知られています。活性酸素は肌老化の原因・酸化を招いてしまいます。また、喫煙は肌のターンオーバーのサイクルを悪化させ、乾燥へと導いてしまいます。
日焼け止めは以下のポイントに沿って選ぶのがおすすめです。
・シーンにあわせてSPF値・PA値を選ぶ
・紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)のものを選ぶ
・「フリー」「テスト済み」の表記をチェック
・洗い流しのしやすさで選ぶ
・シーン別に選ぶ
それぞれのポイントについて解説します。
日焼け止めは、紫外線カット効果の強さを「SPF」「PA」という数値で表します。SPFやPAは数値や+の数が多くなるほど、紫外線カット効果が高くなりますが、その分肌への負担が増えてしまうこともあります。
SPF値 | PA値 | 利用シーンイメージ |
---|---|---|
SPF15~30 | PA+~++ | 室内で過ごす場合や軽い散歩 |
SPF20~40 | PA++~+++ | 屋外での軽いレジャー・スポーツ |
SPF40~50+ | SPA+++~++++ | 屋外での激しいスポーツ、炎天下でのレジャー |
UVカット効果は数値が高いほど期待できますが、その分肌への負担も大きくなってくるので、利用シーンに合わせて適切な数値を選ぶことが大切です。
近所へのお出かけであればSPF15~30、PA+~++の日焼け止めを選び、日中の屋外でレジャーを楽しむのであればSPF20~40、PA++~+++以上の日焼け止めを選びましょう。
普段使い用とレジャー用に分けて日焼け止めを持っておくと便利ですよ。
日焼け止めには「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」の2種類があります。
このうち「紫外線吸収剤」は伸びが良く白浮きしづらい一方で、肌の上で化学変化を起こすため刺激を感じやすい場合があり、敏感肌の人には紫外線散乱剤の使用がおすすめです。紫外線散乱剤とは、物理的に紫外線を跳ね返すノンケミカル成分のことを言います。
・酸化亜鉛
・酸化チタン
この2種類が配合されている日焼け止めを選ぶとよいでしょう。
成分を見るのが大変な人はパッケージに「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」「紫外線吸収剤不使用」と書いてあるものを探すと見つけやすくなりますよ。また乳液、クリームタイプの日焼け止めはノンケミカルのものが多く保湿力も高いため、敏感肌の人には特におすすめです。
商品を選ぶときに役立つのは、商品パッケージの「◯◯フリー」「◯◯テスト済み」などの表記。以下、各種テストについて説明します。
表記 | チェック内容 |
---|---|
アレルギーテスト済み | ・ヒトの皮膚に対してアレルギー性がないことを確認するためのテスト |
ノンコメドジェニックテスト済み | ・ヒトの皮膚に対して、ニキビのもとになるコメドができないことを確認するためのテスト |
スティンギングテスト済み | ・ヒトの皮膚に対してピリピリ・チクチクまたはかゆみなどの皮膚刺激感がないことを確認するテスト |
パッチテスト済み | ヒトの皮膚に対して刺激性がないことを確認するテスト |
アレルギーテストは製品を繰り返し使ったときのアレルギー反応の有無を見るのに対し、パッチテストは1回の使用における製品の刺激性の有無を見ています。
「〇〇フリー」という表記は、「〇〇」が添加されていないという意味なので、過去に肌トラブルが起きた成分や避けたい成分であればその成分がフリーである化粧品を選ぶとよいでしょう。これらの情報は、化粧品で肌トラブルが起きやすい敏感肌の人にとって、刺激になりやすい成分を避ける手助けになるはずです。
専用のクレンジングがいるものより、石鹸やぬるま湯で落ちる日焼け止めがおすすめ。専用のクレンジングが必要なものは肌への密着感が高い分、落としにくくなってしまいます。
また、 石鹼で落ちるタイプの日焼け止めであっても、いつも使っているメイク用のクレンジングを使って洗い流しましょう。日焼け止めは脂性成分なので、脂性の汚れを落とすメイククレンジングのほうが被膜感を感じることなくスッキリ落とすことができます。
肌の状態や目的に合ったアイテムをシーン別に選ぶのも大切です。肌の負担をなるべく小さくし、肌トラブルを避けましょう。
マスクをずっとつけていると、肌の乾燥によってバリア機能が低下し肌が荒れがちに。そんなときは、シカ成分(ツボクサエキス)、グリチルレチン酸などの肌荒れ予防成分が配合されている日焼け止めを選び、紫外線をカットしながら肌をケアしましょう。
製品によっては保湿力が高い影響で化粧崩れの原因になることもあります。肌が荒れているときは、肌の負担を減らすためにも日焼け止めだけで過ごすのもありです。
海やプールなどの屋外レジャーには、ウォータープルーフの日焼け止めが必須! 直射日光の下のレジャーは、紫外線を浴びやすくこまめな塗り直しもしにくいため、水に強い日焼け止めを選びましょう。
脂性肌の人が日焼け止めを不快に思う原因は、日焼け止め特有のベタつきのあるテクスチャーですよね。紫外線をたくさん浴びやすい暑い季節は、ただでさえ皮脂や汗で肌トラブルが起きやすいもの。
日焼け止めのベタつきによって、さらに悩みが増えるのは避けたいところ。脂性肌の方は、次のようなテクスチャーの日焼け止めを選ぶのがおすすめです。
水分と油分の両方が多い脂性肌にとって、日焼け止めに保湿成分は必要ないように感じますが、それは間違い。保湿が足りないと水分の蒸発を防ぐために皮脂が過剰分泌されてしまい、ベタつきや化粧崩れの原因になります。
しかし、油分が多すぎるのも毛穴がつまる原因となるため注意が必要です。しっとりとした保湿感は大切にしつつ、クリーム感が強く重ためのテクスチャーのアイテムは避けましょう。
ジェルタイプなどみずみずしい使い心地の日焼け止めは、脂性肌にぴったり。化粧水のようなテクスチャーで肌に密着しやすく、ベタつきも気にならないでしょう。
しかし水分が多い日焼け止めは汗や水に弱いタイプも多いため、こまめな塗り直しが必要です。
脂性肌のテカりやベタつきを抑えるためには、肌に塗るとサラッとした質感になる日焼け止めを選びましょう。
「皮脂崩れ防止成分」や「皮脂吸着パウダー配合」をうたうアイテムがおすすめです。
※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。
※アンケートの結果をもとに「最後の商品」になったおすすめの美容商品を掲載します。
※調査は美容の悩みを解決できたと感じた方を対象に、WEBアンケートを行い有効回答数は5763名です。
より効果的に紫外線を防ぐには日焼け止めの使い方を見直してみるのも大切。自分が正しい日焼け止めの塗り方をしているかチェックしてみましょう。
①日焼け止めを500円玉大ほど手に取る
②両ほほ、額、鼻、あごの5カ所に置いてから、全体にムラなくなじませていく
③日光の当たりやすい頬の骨の上や額には重ねて塗る
注意:最初から両手のひらですり合わせ、顔を包み込むように塗ると、全体に行き届かず、塗り忘れやムラづきの原因になります
こうした手順で日焼け止めを塗ると、肌に負担をかけずしっかりと紫外線を予防することができます。
ベースメイクの順番は日焼け止め→化粧下地→ファンデーションの順番です。
日焼け止めの役割は紫外線から肌を守ることです。一方化粧下地はファンデーションをフィットさせるために肌の表面を整えるなどの働きをします。したがって化粧下地はファンデーションのひとつ前の工程で使用するべきなのです。
また、メイク直しをする場合はティッシュで皮脂や汗を抑えてから、ファンデーションやパウダーを使うようにしましょう。
優しくプレスして肌になじませます。ポイントは、出し惜しみせずしっかりと使うこと。ベタつくから、と少量だと紫外線の防止効果を発揮しないため注意が必要です。
日焼け止めは衣服でこすれたり汗をかいたりすることで落ちてしまうため、2〜3時間経過したら塗り直しが必要です。メイクをしている場合は、一度ティッシュで浮いている皮脂などをオフしましょう。
ファンデーションやコンシーラーでメイク直しを済ませた後に、日焼け止めを塗り直します。手のひらに少量を広げて、両手でまんべんなくプッシュしてください。 ミストタイプやパウダータイプの日焼け止めだと、塗り直しが簡単でおすすめです。
部分によって乾燥気味なところと脂っぽいところがあります。乾燥肌と脂性肌のどちらでしょうか?
混合肌と呼ばれるタイプのお肌です。Tゾーンは脂っぽいのに頬はカサつくなど、部分的に差が大きいのが混合肌の特徴です。
そもそも日焼け止めって肌に悪いの?
肌に悪いものではありません。日焼け止めを使わないでいるほうが肌に悪いです。紫外線のダメージは肌色を暗くするだけでなく、シミやしわなど将来の肌に悪影響を引き起こしてしまいます。
日焼け止めを正しく使うことで肌へのダメージを軽減しながら、紫外線から肌を守ることができます。
日焼け止めで肌に刺激を感じたら?
刺激を感じたらすぐにクレンジングで洗い流しましょう。万が一腫れたり赤みが出た際には使用した日焼け止めをもって皮膚科への受診をおすすめします。
皮脂と日焼け止めが混ざっても大丈夫?
皮脂と日焼け止めが混ざると、雑菌が繁殖して匂いが気になることがあります。また、化粧崩れの原因になることも。汗をかいたり皮脂が浮き出たりした場合は、こまめに拭き取り、メイク直しと一緒に日焼け止めを塗り直してください。
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