レチノール配合のフェイスパック｜肌のターンオーバーををサポートする働きも

監修者

湯浅みちこ

美容家・コスメコンシェルジュ

エステティシャンとして美容を学んだのち、「美容家」兼「美容ライター」として美容記事を執筆、監修。コスメコンシェルジュ、薬機法管理者、コスメ薬機法管理者、景表法検定1級、＠コスメビューティスペシャリスト。美しく年を重ねるための予防美容、美肌ケアを提案しています。

※老化の原因となる活性酸素を抑制する

シワやハリケアに人気を集めるレチノール。
レチノール配合のフェイスパックでの使用で時短&効果的に美容効果が期待できます。

そこで今回は
・レチノールパックの効果
・レチノールパックの選び方のポイント
・レチノールパックの正しい使い方や注意点
をレクチャー。

ドラッグストアのレギュラーアイテムから、プチプラ・デパコス商品まで幅広いラインナップでお届けします。

肌に合ったレチノールパックを見つけ、正しい使用方法で明るい肌に導いていきましょう。

レチノールパックの肌への効果は？

レチノールはビタミンAの一種で、油溶性の成分で、特に肌のハリやシワにアプローチできることから非常に人気の高い成分です。

パックの形状は、角質層のすみずみまでレチノールがより浸透しやすくなります。
はずむようなうるおいでつや肌を目指したい人やエイジングサインが気になる人におすすめですよ。

主な効果として下記の効果があります。

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湯浅みちこ

美容家・コスメコンシェルジュ

レチノールは、2017年に「資生堂」がシワ改善効果あると医薬部外品に認可された注目の成分です。パックは化粧水では足りない、高保湿なうるおいとハリ感を肌に与えてくれます。年々人気が高まっているので、ドラッグストアでの取り扱いも多く入手しやすい点も魅力です。

自分に合った商品の選び方

レチノール配合のパックはさまざまな種類が販売されていて、ネットショップで探してみたものの「結局どれがいいの？」と迷ってしまいます。

そこでレチノールフェイスパックの選び方のポイントをお伝えします。

レチノールの種類で選ぶ｜成分表示を必ずチェック

化粧品に配合されるレチノールにはいくつかの種類があります。

どの種類のレチノールが配合されているのかは、パッケージや商品ページにある「成分表示」に載っているのでチェックしてみましょう。

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湯浅みちこ

美容家・コスメコンシェルジュ

レチノールは人によって刺激を感じることがある成分です。特に純粋レチノールは、使用方法が他の製品と異なるものが多いため確認が必要。初めてレチノールを使う方や、肌に不安がある方はパルチミン酸レチノールかレチノイン酸トコフェリルから取り入れてみてください。

パックの包装タイプで選ぶ

レチノールのスキンケア製品には、配合濃度が記載されている場合があります。しかし、レチノールパックには濃度の記載はほぼありません。

ですから、ご自身のライフスタイルに合わせた包装タイプからから選んでいくのも一つの手です。

まずは、レチノールパックが販売されている包装のタイプをみていきましょう。

個包装パック

個包装は1個あたりの価格が高くなりますが、使い切り商品のため酸化しにくく衛生的に使用できます。

開けるまで空気に触れないので、防腐剤の量が少ない傾向にあります。
美容成分の配合量も多く、リッチなうるおいが期待できるでしょう。

大容量パック

普段使いにぴったりな大容量パックは、リーズナブルな価格が魅力。

開封すると空気や手が触れるため防腐剤は必ず入っていますが、レチノール化粧水を買うよりも、お得な場合もあります。

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湯浅みちこ

美容家・コスメコンシェルジュ

大容量パックの場合20～40枚程度入っていることが多いですよね。使うスパンが週1回だと40枚使うまで8ヶ月以上かかり、雑菌が繁殖しやすくなります。なるべく1日1枚ペースで使っていきましょう。

保湿成分をチェックして選ぶ

レチノールパックにはレチノール以外の美容成分も配合されています。
どのような成分が配合されているかもチェックしましょう。

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湯浅みちこ

美容家・コスメコンシェルジュ

レチノール配合のシートマスクは、保湿効果が高いものが多いです。十分にうるおいを与える、高保湿タイプならオールインワンとして使えるパックもあります。特にグリセリンが高配合だと、とろみのあるテクスチャーになりますよ。脂油系オイル成分が配合されることで、水溶性成分の浸透もサポートします。

プチプラやデパコス、価格帯で選ぶ

スキンケアは続けることで少しずつ効果が実感できるもの。続けて使いやすい価格かどうかは選ぶときの重要なポイントです。

毎日のお手入れにも使いやすいプチプラなものから、スペシャルケアに最適な高級パックまで価格もさまざま。うまく使い分けてより効果的なスキンケアを行いましょう。

効果を最大化する正しい使い方

レチノールは油性成分のため、商品により使用方法や使う順番が異なります。まずはパッケージで確認し、やり方と手順を見てから使用しましょう。

純粋レチノールはお手入れの最後に使うのが正しい手順になります。

注意点｜レチノイド反応について

レチノールを使うと「レチノイド反応が出る」と聞いたことがありませんか？

「レチノイド反応」または「A反応」と言われ、ビタミンAが不足した肌に、ビタミンAを使うことで、肌の代謝が促進され起こる反応のこと。

症状としては、皮むけや赤みなどが一時的に起こります。

美容皮膚科などで取り扱いの「トレチノイン」や「アダバレン」という医薬品は、効果が高いが副作用で皮むけや赤みなどの刺激が出やすい成分です。

しかし、化粧品で配合されるレチノールは効果がおだやかなため、比較的刺激が出にくい傾向にあります。

とはいえ人により個人差はあります。レチノイド反応が出やすい人は少量を2～3日に1回ペースで使用し、少しずつ肌に慣れさせていきましょう。

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湯浅みちこ

美容家・コスメコンシェルジュ

レチノールは人により刺激を感じる場合があります。2～3日おきの使用で1ヵ月「赤みがひかない」「肌荒れが続く」場合はレチノールそのものが肌に合わないことも考えられます。「レチノイド反応」なら日にちが経つごとにおさまるのが普通です。「レチノイド反応」なのか「肌に合わない」のか、見極めが必要です。

レチノールパックに関するQ&A

Q

韓国コスメでおすすめのレチノールスキンケアは？

A

韓国コスメでおすすめのレチノールスキンケアは「イニスフリー」です。

中でも美容液「レチノール シカ リペア セラム」は、レチノール+シカ成分配合で敏感肌の方でも使いやすいと人気が高く、韓国では発売後即完売となったスキンケアです。

Q

使う際の順番は？

A

化粧水→（一般美容液）→乳液、クリーム→レチノール商品（美容液やパック）の順番です。

レチノールは油溶性成分で人により肌に反応が出る場合もあるため、通常のスキンケアとは順番が変わることがあります。
資生堂の純粋レチノールは、スキンケアの最後に使用します。他メーカーのレチノールは使用手順に沿って内容を確認しご使用ください。

Q

どんな人におすすめ？

A

肌のハリ不足やゆるみを感じる方には特におすすめ！

乾燥による小じわが気になる方にもレチノールパックは効果的です。

Q

美肌に導くフェイスパックの使い方はありますか？

A

商品記載の指示に従うのがベストです。

特に表記がない場合は、化粧水で肌の土台を整えたあとに、フェイスパックを使いましょう。最後に乳液やクリームで蓋をして完了です。

メーカーにより順番が異なる場合があるので必ずチェックしてください。

ただ長時間使いつづけていると、乾いたフェイスパックが肌の水分を奪うリスクがあるので、使用時間は必ず守りましょう。

シワやハリケアのスペシャルパックでくすみのない明るい肌へ

レチノールパックの利点は、肌にハリとうるおいを与えることです。
顔にパックをおくだけの、ながら美容だから忙しい女子にもぴったり！同時に保湿もできる便利な時短アイテムで、はずむようなハリ肌を目指してくださいね。

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