※監修者は「ニキビができる原因」「美容家電の選び方」「美容家電の使い方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している美容家電のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事における「くすみ」とは汚れや古い角質によるくすみのことをさします。
ニキビができると鏡を見るたびに憂鬱になってしまいますよね。「同じところにニキビができる」「ニキビ跡が気になる」と繰り返す大人ニキビに悩む方は多いのではないでしょうか。
ニキビのできにくい肌を目指すには、肌環境を整えることが大切です! スキンケアの底上げに日々のお手入れに美容家電をプラスしてみませんか? とはいえ、美容家電にもさまざまな種類があるので、選び方がわからないと悩む方も多いでしょう。
本記事では、ニキビができる原因やおすすめの美容家電、正しい使い方をご紹介します。日々のスキンケアに美容家電をプラスして、ニキビのできにくいすこやかな肌を目指しましょう!
思春期にできるニキビは皮脂の過剰な分泌が原因ですが、大人になってからできるニキビの原因はさまざまな要素が絡んでいます。
ニキビは皮脂が毛穴につまり、皮脂を栄養源にしている「アクネ菌」と呼ばれるものが過剰に増殖することで、炎症を起こしてできます。
基本的な対策は、皮脂や汚れをしっかり洗い落とす洗顔ですが、大人ニキビの場合は肌の乾燥やターンオーバーの乱れからくる場合もあり、洗顔に注力するだけでは解決につながりません。
大人ニキビの原因としては
これらがあげられます。
これらは日々の生活の中で無理のない範囲で意識し、改善を心がけましょう。
また、肌の乾燥によるバリア機能の低下が、ニキビの要因になることもあります。古い角質がスムーズにはがれ落ちず、毛穴をふさぎ大人ニキビの発生を招きます。化粧水やパック、クリームなどを使った保湿をしっかり行い、健康的な肌状態を保ちましょう。
ニキビは白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビという順番で悪化していきます。自分の症状が現在どういったものか把握して、対策を考えましょう。
ニキビの最初の段階で、毛穴に皮脂が詰まり、その皮脂が古くなった状態。ポツンとした小さな白い点に見えますが、見逃してしまう場合も。
白ニキビが少し進行し、皮脂が盛り上がってニキビ患部の毛穴が開き、黒く見える状態。
白ニキビや黒ニキビといった、まだ炎症が起きていないニキビを治すには、ニキビの原因となる「アクネ菌」を殺菌する成分を含む薬で対処しましょう。
毛穴に詰まった皮脂に菌が繁殖して炎症が起き、ニキビ患部が赤く腫れあがった状態。炎症をおさえる成分を含む塗り薬で悪化を防ぎましょう。
黄色い膿がたまるほど悪化した黄ニキビは、皮膚科で治療する必要があります。
一時的に炎症をおさえたい場合は、「ステロイド」配合の塗り薬で対応する場合もありますが、ステロイドを使用される場合は、医師の指示に従って使うようにしましょう。
美顔器の種類は大きく分けて8種類あり、機能によってニキビケアに適したものとそうでないものがあります。
タイプ | 特徴 | ニキビケア・ニキビ痕へのケア |
---|---|---|
EMS美顔器 | 微弱な電流を流し、肌のキメを整える | ◎ |
RF美顔器 | 肌のケアに適しているラジオ波(電磁波)を送り、肌を整える | ◎ |
超音波美顔器 | 超音波の振動を利用して毛穴汚れや古い角質にアプローチ | 〇 |
イオン導出美顔器 | 微弱な電流で肌表面の汚れを美顔器に吸着させる | ◎ |
スチーマー美顔器 | 肌に水蒸気を当てることで水分を角質層に浸透させ、肌をやわらかくする | ◯ |
LED美顔器 | LEDの光を照射して肌のキメを整える | ◎ |
ローラー美顔器 | 肌の上でローラーを転がして、肌を引き締める | ✕ |
美容家電と一口にいっても、タイプは形状はさまざま。肌やニキビの状態に合わせて使い分けることが大切です。
ここからは、ニキビケアにおすすめの美容家電をお悩み別にご紹介します。
ニキビ予防には、スチーマーや超音波、イオン導出機能のある美顔器がおすすめです。角質や毛穴詰まりにアプローチすることで、ニキビのできにくい肌を目指せます。
温かい蒸気を顔に当てることで、毛穴を開かせメイクの汚れを落としやすくします。うるおいを与えて肌をやわらかくする効果も。
水と超音波で毛穴の汚れを浮かして取り除きます。つるんときれいな毛穴に。
プラスのイオンが、通常の洗顔やクレンジングでは落としきれなかった肌の余分な汚れを吸着してくれます。くすみのない明るい肌に。
古い角質や毛穴汚れを落としやすくしたり、ハリのサポートをしてくれたりとメリットはさまざま。周波数の違いによって使用できるパーツがかわるので、お手入れしたい部分に合わせて。
色素沈着によるニキビ跡のケアには、LEDやイオン導入・導出の機能のある美顔器がおすすめです。
直接肌に触れず、光を浴びることでさまざまな悩みにアプローチできます。光の色によってそれぞれ違うはたらきをしてくれます。
ニキビ跡には「赤」のライトがおすすめ。赤色のLEDには、ニキビやニキビ跡の炎症を抑える効果があるといわれています。
微弱な電流によって、スキンケアアイテムに含まれる美容成分を角質層のすみずみまで浸透させます。しっとりうるおいのある肌に。
通常の洗顔やクレンジングでは落としきれなかった汚れを吸着。汚れをしっかり落とすことで、その後に使うスキンケアも浸透しやすくなります。
レーザー光線が肌のハリや弾力の悩みにアプローチ。本来の美しさを引き出し、自然な輝きのある肌へと導きます。使用時はチクッとした刺激を感じるのが特徴。
ニキビ跡のデコボコをケアするには、肌にハリを与えるRFやEMSタイプの美顔器がおすすめ。
デコボコのニキビ跡は真皮にまでダメージが及んでいるため、肌にハリを与えるケアが重要です。セルフケアで満足できない場合は、美容医療も検討してみましょう。
ラジオ波(RF)とは、高周波と呼ばれる電磁波のひとつ。熱を利用して肌にアプローチします。熱がじんわりと肌を温かくなるのが特徴。ハリや弾力の悩みに。
微弱な低周波の刺激で筋肉にアプローチします。ピリッとした微かな刺激を感じるのが特徴。キメを整え、キュッと引き締まった印象へと導きます。
では実際、美容家電を選ぶ際、どんなポイントに注目したらいいのでしょうか?
美容家電は機能がシンプルなものから多機能なものまでさまざまです。多機能なものほどお手入れの可能性は広がる反面、使い方が複雑になり、使用時の注意事項などが増え、価格も高くなっていきます。
「いろんなお手入れをしてみたい」と多機能を選んだ結果、使いきれないうえ使用すること自体が億劫になってしまうことも。自分が最も使いやすいと感じる美容家電を選びましょう。
「ものすごく気に入って買ったのに全く使えていない」。それは、アイテムが自分のライフスタイルに合っていないことに原因があるのかもしれません。
お蔵入りにならないようにするために、自分の生活シーンと照らし合わせて美容家電を選びましょう。また、意外と気になるのがデザイン。デザイン性にすぐれたアイテムなら、インテリア感覚で部屋にそのまま置けます。
製品の形状や重さ、手に収まる感覚など、自分にとって使いやすいものでなければせっかく買った美容家電も使うのがストレスになってしまいます。美容家電は継続的に使用してこそ成果を感じられるもの。できれば店頭で実物の使用感をチェックしてから購入したいですね。
家電は販売店舗によって価格にバラつきがあります。気になるアイテムはあらかじめ複数店舗でリサーチしておくのがおすすめです。
また、美容家電によっては専用のジェルなどが必要となり、本体だけでなくプラスアルファのコストがかかってしまうこともあります。本体だけでなく、継続的に使用した場合のトータルコストを把握して選びましょう。
いろいろな商品を見ているうちに本来の目的を見失い、不本意なものを買ってしまった……なんて後悔したことはありませんか?
美容家電は種類も機能も多く、選んでいるうちに迷子になってしまいがちです。「どんな悩みを解決したいのか」「いちばん解決したい悩みは何か」を常に念頭に置いて選びましょう。
美容家電には防水仕様のものとそうでないものがあります。防水性能の備わっていない美容家電を水にぬらすのは大変危険です。故障や破損の原因となるだけでなく、事故につながってしまうケースもあります。防水仕様の有無は必ずチェックしてくださいね。
美容家電の充電方法は、ACアダプター・電池・USBなどアイテムによって異なります。本体の使用方法だけでなく、充電方法までチェックして選びましょう。
※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。
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美容家電は、通常の美容アイテムよりしっかりお手入れができる反面、使用時に気をつけるポイントが多くなります。これらのNG行為は避けてくださいね。
美容家電にはアイテムごとに目安の使用時間・使用頻度が定められています。美容家電の使い過ぎは肌への負担に。特に強いモードで必要以上にお手入れすると肌を傷めてしまうことにつながりかねません。必ず適切な範囲内で使用しましょう。
本来使用できないからだの部位に美容家電を当てるのはとても危険です。たとえ微弱なモードでも、肌にダメージが蓄積してしまう可能性があります。使用可能範囲外で美容家電を使ったお手入れをするのは控えてくださいね。
間違った使用方法は、肌トラブルだけでなく、機器の故障・破損、さらには事故につながりかねません。特に、防水仕様でない美容家電をお風呂で使用するのは大変危険です。
吹き出物がある時や肌のコンディションが悪い時、肌が敏感になっている時、体調がすぐれない時は美容家電の使用を見送ってください。また、美容家電によっては、妊娠中の方やこれまで重い病気をした方の利用に注意喚起をしているものもあります。お手入れのために無理をするのは避けてくださいね。
最後に、美容家電の使いかたについてアイテムごとに見てみましょう。
ここでは、各アイテムの基本的な使いかたと、目安となる使用頻度や使用時間をご紹介しています。美容家電はそれぞれ搭載している機能が異なり、アイテムによって実際の使用方法や頻度・時間も変わってきます。お手持ちの美容家電は必ず取扱説明書を確認してから使ってくださいね。
〈使用頻度〉週2~3回程度
〈使用時間〉10分程度
〈使用頻度〉週2回程度〈使用時間〉1か所あたり10秒程度
〈使用頻度〉週1~2回程度〈使用時間〉1か所あたり30秒程度
〈使用頻度〉肌の様子を見ながら
〈使用頻度〉週2回程度〈使用時間〉1回10分程度
〈使用頻度〉1日以上空けて週3日まで〈使用時間〉1回10分程度
〈使用頻度〉週2~3回程度〈使用時間〉1回10分程度
〈使用頻度〉週2~3回程度〈使用時間〉1回20分程度
〈使用頻度〉週1回を4~5回繰り返し、あとは月1回〈使用時間〉1か所当たり10秒程度
〈使用頻度〉1日1回を8週間(お手入れを追加する場合は4週間の休止を挟み繰り返します)〈使用時間〉1日2~10分程度
〈使用頻度〉1日1回(使い始めは週2~3日)〈使用時間〉1回10分程度
〈使用頻度〉1日2回〈使用時間〉1回5分程度
ニキビができやすい人の特徴はありますか?
肌質・体質などによってニキビのできやすい人はいますが、予防法や対処法はそもそも人それぞれです。ニキビができる原因や対処法の基本情報をおさえて、自分に合ったニキビケアを行っていきましょう。
ニキビをつぶすのは本当にダメですか?
ネットの情報には「タイミングによってはつぶしても大丈夫」と書かれていますがやめましょう。
医師が専用の医療器具を使用して、皮脂や膿を押し出す治療法もありますが、一般の人がニキビをつぶしてしまうと、ニキビが治りにくくなるだけでなく、ニキビ痕が残る可能性もあります。自己流でつぶしたり、触ったりせず、適切な治療をほどこしましょう。
ニキビパッチはニキビに効果的ですか?
ニキビパッチは医療用として許可されている商品ではなく、ニキビへの効果を謳うことはできません。
パッチを貼ることで患部に触れることがなくなったり、紫外線から患部が守られるという一方、ニキビパッチが毛穴を塞ぐことで、毛穴のつまりがおこりやすくなったり、ニキビの原因菌であるアクネ菌がより繁殖しやすくなる可能性が懸念されます。
ニキビができやすい肌におすすめの栄養分は?
肌の材料となるタンパク質、肌の新陳代謝を促すビタミンB、ビタミンB6、肌荒れの解消を助けるビタミンE、便秘の改善に役立つ植物繊維を積極的にとりましょう。さらに肌のターンオーバーを整えるビタミンA、肌バリアの低下を防ぐビタミンB1やビタミンCもおすすめです。
美容家電を毎日使うのは絶対にだめですか?
美容家電は幅広く、使用頻度に制限があるものもあれば、毎日使えるものもあります。毎日使えるものなのかを一度確認してみてくださいね。
美容家電といっしょに使用するのはメーカ指定のジェルや化粧水でなければいけないのですか?
美容家電によって使用時に利用できるアイテムにバラつきがあります。メーカーの関連商品が推奨されている場合もあれば、特にアイテムの指定がないものもあります。
値段の高い美容家電ほど効果が得られるのですか?
美容家電の価格は、性能はもちろん、機能の多さ、使用素材、ブランドなど、さまざまな要素が関連しています。「値段が高い=期待しているお手入れの満足度が高い」とは言い切れない部分もあります。
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