※監修者は「くすみの種類」「くすみの原因」「くすみの予防法」「くすみのカバーコスメ」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している商品のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「くすみ」とは「汚れや古い角質によるくすみ」または「乾燥によってお肌がくすんでいる状態」のことをさします。
※本記事における「毛穴ケア」とは、肌にうるおいを与え、キメを整えるお手入れのことをさします。
顔や肌にくすみがあると顔は一気に疲れ切った暗い印象に。夕方、鏡を見て「くすんだ顔にガッカリ」という方はいませんか?
くすみにも種類があり、顔がくすみやすい人、寝不足などが続いてもくすみにくい人もいます。
いきいきとした愛され顔には明るい肌が欠かせません。本記事ではくすみの原因や対処法、効果を感じた化粧品を解説。
プチプラからデパコスまで、くすみ解消商品はたくさん出ていますが、その中から選ぶのは難しいですよね。
同じくすみを抱えた方が最後に選んだ商品から、おすすめ人気ランキングをご紹介します。
そもそも、「くすみ」とはどんなものなのでしょうか。
くすみとは、肌のツヤや透明感が低下したり、肌の赤みが減って黄色っぽくなったり、皮膚の表面にできた凹凸の影で肌のトーンが暗く見えたりする状態のことを指します。顔全体や目のまわり、頬に見られる肌トラブルです。
くすみは原因別に、これら5つのタイプに分類できます。
・血行不良型くすみ
・メラニン型くすみ
・角質肥厚型くすみ
・乾燥型くすみ
・糖化型くすみ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
〈特徴〉青黒い
血行不良が原因でおこるくすみです。血のめぐりが悪くなると、肌の赤みが失われ、青黒く暗いくすみが現れます。また、肌にうまく栄養が行き渡らなくなることで老廃物がたまってしまいます。
〈特徴〉茶褐色で色にムラがある
メラニン型くすみは、過剰に生成されたメラニンの蓄積によっておこり、日焼けのような茶褐色をしています。紫外線や摩擦によるダメージをうけることで、肌ではメラニンが生成されてしまいます。メラニンは通常、ターンオーバーにより古い角質とともに皮膚の表面へと押し上げられ、肌の外へ排出されていきます。ですが、ターンオーバーがうまくいかず肌にメラニンが残ってしまうと、色素沈着をおこし、それがくすみとなってしまいます。
〈特徴〉ごわついている
角質がたまっていくと、肌は徐々に厚く硬くなってしまいます。すると光の透過性が悪くなり、透明感が損なわれてしまいます。それがごわついて灰色っぽい角質肥厚型くすみができるメカニズムです。ターンオーバーのみだれが原因とされています。
〈特徴〉グレーがかっている
肌が乾燥するとキメがみだれてしまいます。すると肌表面には細かな凹凸ができ、その影が顔全体を暗くしてしまいます。
みずみずしくうるおいのある肌はキメが整っており、表面がなめらかなため顔に当たった光を均一に反射できます。しかし乾燥した肌は、キメのみだれの凹凸のせいで光を均一に反射できず、乱反射させてしまいます。そのせいで透明感が損なわれ、くすんだトーンになってしまうのです。
〈特徴〉黄色っぽい
「糖化」とは、血液中の余分な糖と体内のタンパク質が結びつき、黄色っぽい褐色のAGEsと呼ばれる老化物質を生み出す現象のことです。糖質をとり過ぎると、体内で糖化が起こり、AGEsが生み出されます。それが肌をくすませてしまいます。
糖化は糖分のとり過ぎ以外の要因でもおこるケースがあります。喫煙や紫外線などによる活性酸素の増加も糖化を招く一因といわれているので注意が必要です。
くすみは、おもに下記の原因が重なって現れると考えられています。
①紫外線ダメージ
②角質・毛穴の角栓
③乾燥
④加齢
➄血行不良
⑥生活スタイルのみだれ
お肌の大敵である紫外線。紫外線によって肌の中で黒い色素・メラニンが過剰につくられると、それが茶色のくすみとなって肌に現れてしまいます。紫外線ダメージは肌に蓄積していくといわれています。長年蓄積された紫外線ダメージが、後にくすみとなって肌に現れるケースもあります。
ターンオーバーのみだれで古い角質が排出されず、肌の表面に残ってたまっていくと、透明感の損なわれたくすみ肌状態になってしまいます。
また、毛穴の角栓(毛穴の中で角質と皮脂が固まったもの)もくすみを引き起こす一因とされています。角栓に光が当たって酸化すると、周囲の皮脂まで酸化して、さらなる皮脂の酸化へと連鎖してしまいます。この連鎖により顔全体の角層が酸化していき、くすみを招いてしまうのです。
肌の乾燥には外的な要因と内的な要因があります。外的な要因は、環境の乾燥です。乾燥状態の空間で長時間過ごすことで、肌はどうしても水分を失っていきます。内的な要因は、不十分な保湿ケア、本来必要な水分や栄養の不足などです。肌の乾燥を回避するためには内外両面からのアプローチが必要です。特に空気が乾く季節は肌から水分が蒸散しやすく、乾燥対策への意識が必要です。
女性ホルモンは40歳前後から減少しはじめるといわれています。女性ホルモンは肌の水分やうるおい成分を保持し、ハリや弾力をもたらしてくれるもの。女性ホルモンが減ってしまうと皮膚のハリや弾力が低下し、そのせいで肌に凹凸ができます。その影が顔全体を暗い印象にさせてしまいます。また、肌の水分量減少やターンオーバーの低下も重なり、くすみを助長してしまいます。
長年のメラニンの蓄積や、糖質とりすぎの食生活の積み重ねも、年齢を重ねた肌の黄ぐすみに関係しています。
血行が悪くなるとターンオーバーがみだれて肌の乾燥につながってしまいます。血行不良を招く要因は幅広く、寒さ・生活スタイルのみだれ・加齢・運動不足・バランスが偏った食生活などさまざまです。血行不良型のくすみだけでなく、それ以外のくすみとも深く関わりがあるといえます。
睡眠不足・ストレス・疲労などが重なると、自律神経がみだれがちになってしまいます。自律神経のみだれは、血液のめぐりの悪化や、肌のターンオーバーのサイクルのみだれなど、さまざまなからだの不調とつながっています。ターンオーバーのみだれは、肌で生成されたメラニンの排出や、角質の蓄積などにも影響しています。つまり、生活スタイルがみだれることが、あらゆるくすみを招いてしまうともいえるのです。
では、くすみに頭を悩まされないようにするためには、普段どんなことを心がければいいのでしょうか?
乾燥型のくすみは「乾燥させない」ことで防いでいきましょう。そのためには環境と肌の両面からアプローチしていく必要があります。
具体的には、まず肌が乾燥しない環境づくりが必要です。空調のきいた部屋や乾燥した空間では加湿器を使う、エアコンの風を直接浴びないよう調節するなど、肌の水分が失われにくい環境を自らつくっていくことで、からだの外側から乾燥を防いでいくことが可能です。
肌の面では、やはり徹底した保湿ケアが何より大切です。保湿面に優れたスキンケアアイテムを使って念入りにお手入れし、みずみずしい肌状態を保ちくすみを防いでいきましょう。また、肌を乾燥させないためにはしっかりと栄養をとることも忘れてはなりません。栄養バランスのとれた食生活を心がけましょう。飲み物から十分に水分を摂取することも大切です。
肌の黒化の原因・メラノサイトを活発にさせる紫外線A波は、冬になっても夏の半分程度しか量が減りません。夏はもちろん、UVケアは一年中おこなうのがおすすめです。また、紫外線A波は雲やガラスを通り越し、肌へと届きます。曇りの日や車の中、室内にいても油断はできません。シーンや用途に合わせて日焼けどめを使い分け、日常的に紫外線対策をしていきましょう。
紫外線によるダメージの蓄積が、後にくすみとなって肌に現れることもあります。日々のUVケアが、未来のくすみから私たちを救ってくれるともいえるのです。
毎日当たり前にしているスキンケア。その方法が実は間違っていて、くすみの原因となったり、くすみを加速させていたりするケースもあります。
くすみを取り除こうと洗顔をしすぎたり、洗浄力の強すぎるクレンジング剤を使用したりすると、肌の乾燥を招き、乾燥型くすみにつながってしまいます。また、肌をゴシゴシこする行為は摩擦によるメラニン型のくすみの原因となります。
くすみはタイプごとに原因も対処法も異なります。まず、自分のくすみタイプはどれに該当するのかを見極め、それぞれに合った正しい方法でお手入れしていきましょう。
生活スタイルとくすみは実に深く関係しています。生活スタイルのみだれによるさまざまなからだの不調が、肌の上でくすみとなって現れるケースも少なくはないのです。
生活スタイルのみだれが招く自律神経のみだれは、血液のめぐりやターンオーバーのサイクルに影響を与えます。つまり、血行不良型・乾燥型・角質肥厚型などによるくすみに影響を与えていることになります。
生活スタイルを見直し、整えていくことは、くすみの悩みから解放されるためには避けて通れません。睡眠をしっかりとる、ストレスをためないようにする、食事の栄養バランスを整えるなど、健康的な生活スタイルを習慣化させることで、くすみ知らずの明るいいきいきとした肌をつくっていきましょう。
栄養バランスを整える観点から積極的にとりたい栄養素は、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンP・ポリフェノールなどです。
また、小腹が空いた時の間食やおやつで過度な糖質をとらないように気を付けてくださいね。おすすめのおやつはナッツ類です。ナッツは糖質オフの強い味方であると同時に、栄養豊富で食物繊維も多く含まれています。腹持ちも良く、しっかり噛むことで少量でも満足感を得ることができますよ。
くすみの悩みから解放されるためには、からだを冷やさないことも重要です。からだが冷えてしまうと血液のめぐりが悪くなり、血行不良型のくすみに直結するほか、乾燥型などほかのくすみにも影響してしまいます。
薄着をしない、冷房のきいた部屋ではカーディガンやひざかけを利用する、バスタイムは湯船につかる、運動する習慣をつけるなど、めぐりを悪化させない習慣を日常に落とし込んでいきましょう。
また、からだを温める食べ物や飲み物で内側からポカポカ状態をつくるのもおすすめです。
〈おすすめの食材〉
ショウガ・にんにく・唐辛子・根菜類(レンコン・ごぼうなど)・たまねぎなど
では、くすみが肌に現れてしまった場合、どのようなお手入れをすればいいのでしょうか?くすみのタイプ別に見てみましょう。
ホットタオルや入浴で、めぐり面からアプローチしてお手入れしていきましょう。マッサージもおすすめです。
日常的に日焼けどめで紫外線ダメージを防ぎ、クリアな明るい肌へと導くスキンケアアイテムで肌を整えていきましょう。
余分な角質を取り除くお手入れをしていきましょう。角質を取り除く方法としては、ピーリング・酵素スクラブ洗顔・ピールオフパック・拭き取り化粧水などが挙げられます。肌の状態や好みにあわせて選んでくださいね。
徹底的な保湿で肌にうるおいを与えてあげましょう。保湿面に優れたスキンケアアイテムに変えたり、いつものお手入れに保湿美容液をプラスしたり、フェイスマスクやパックを使用したり、うるおいをもたらしみずみずしい肌に導いてくれるアイテムを活用しましょう。
化粧水と乳液・クリームはセットで使用してくださいね。化粧水は肌にうるおいを補充する役割、乳液やクリームはうるおいにフタをして逃さない役割をしています。化粧水を省くと肌にうるおいがないままフタをすることになり、乳液やクリームを省くとせっかく補充したうるおいを閉じ込められなくなります。
肌の糖化に着目したスキンケアアイテムでお手入れしましょう。その他、血糖値を急増させない食事を心がけることも大切です。
最後に、くすみをカバーするメイクアイテムについてご紹介します。
くすみは洗顔で治りますか?
肌にほこりや汗、皮脂などの汚れがついた物理的なくすみであれば、洗顔で元の状態に戻すことができます。
夕方顔がくすむのはなぜですか?
一日の終わりに顔がくすみがちなのは、目の疲れ・冷え・乾燥・血行不良などによるものといわれています。
くすみは性別問わず出るものなのですか?
くすみの悩みは性別問わず肌に現れます。働き盛りの世代の男性に多いのは、生活スタイルの影響で現れる黄色系や茶色系のくすみといわれています。
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