更新日: 2023年04月17日
余分な皮脂や角栓によって毛穴が開いている状態である「開き毛穴」の原因は、過剰分泌や毛穴汚れの蓄積などさまざまです。
特徴も肌質や年代によって変わり、間違ったスキンケアやメイクが毛穴開きを悪化させてしまうこともあるので注意しましょう。
開き毛穴とは余分な皮脂や角栓によって毛穴が開いている状態で、主な原因には、皮脂の過剰分泌によって毛穴が押し広げられることや、古い角質やメイクが落としきれずに毛穴汚れの蓄積してしまうこと、肌の乾燥によりうるおいが足りず皮脂が過剰に分泌されてしまうことなどがあります。
ほかにも加齢によるたるみや老化による皮脂の変化なども挙げられ、ストレスや不規則な生活習慣も原因になります。
開き毛穴の特徴は乾燥肌、脂性肌、混合肌、敏感肌などの肌質や、20代か30代か40代以上かなど年代によって変わります。頬、鼻、眉間、おでこなど場所によっても特徴が違います。
また、間違ったスキンケアやメイクが開き毛穴を悪化させてしまうこともあります。例えば、強すぎ・弱すぎる洗浄力のクレンジング、摩擦が強い洗顔、あわない化粧水を使う、角栓パックのやりすぎなどのほか、肌にあわない化粧下地を使う、毛穴落ちしやすいファンデーションを使うなどが悪化の原因と考えられます。
毛穴開きにはさまざまな原因や特徴があるので、自身がどのタイプに当てはまるのかを把握し対策するとともに、間違ったスキンケアやメイクをしていないか見直すことが大切です。
※監修者は「開き毛穴とは?」「開き毛穴ができる主な原因」「開き毛穴の特徴」「間違ったスキンケアやメイクが開き毛穴を悪化させてしまう」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
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※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事における「毛穴ケア」とは、肌にうるおいを与え、キメを整えるお手入れのことを指します。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
※本記事で紹介している商品のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。化粧品等には認められていません。
開き毛穴とは毛穴でも余分な皮脂や角栓によって毛穴が開いている状態のことで、開き毛穴はTゾーンや頬などによく見られます。
また年齢によって肌がたるんで毛穴が開いたように見える状態も開き毛穴と言われており、肌の奥側の「真皮」と呼ばれるところまでたるんでしまっていると、セルフケアでの改善が難しいです。
そのため開き毛穴に気づいたら、できるだけ早めに対策を行って、開き毛穴を悪化させないようにすることが大切です。
開き毛穴ができる原因として考えられるのは6つあります。①皮脂の過剰分泌 ②毛穴汚れの蓄積 ③肌の乾燥 ④加齢によるたるみ ⑤老化による皮脂の変 ⑥ストレスや不規則な生活習慣。上記の半分は日々のスキンケアやメイクの方法を正しく行うことで改善が見込めます。
開き毛穴ができてしまう原因は「日々の積み重ね」によって起こることがわかります。
いくら良いスキンケア用品を使っても肌が急激に良くなることは少ないです。 間違ったスキンケアやストレスなどが長い期間をかけて積み重ねられた状態が肌に反映されます。
特に「ストレスや不規則な生活習慣」は体の内側による原因のことを指しています。「体中の状態は肌に反映している」と言われている通り、スキンケアだけでは根本からの改善は難しく、生活習慣の不規則さが肌に反映されている可能性が考えられます。
開き毛穴は、日々行っている間違ったスキンケアや不規則な生活習慣がコツコツと積み重なったことで起こります。 そのため、開き毛穴の対処は早ければ早いほど良いです。
毛穴の開きと皮脂の量は深い関係があり、皮脂の過剰分泌により毛穴が押し広げられることで「開き毛穴」が起こります。
ほかにも、過剰分泌された皮脂が取り除かれず角栓になり、毛穴に溜まることで、毛穴に白いものが詰まるのも特徴です。
この状態が開き毛穴になります。また、白い角栓が酸化すると黒くなり、黒ずみ毛穴へと変化します。
皮脂の過剰分泌やメイク残り、古い角質などが落とされずに肌に残っていると毛穴に汚れが蓄積していきます。
毛穴汚れが蓄積されていくと、毛穴に角栓となり詰まっている状態になり、毛穴は広がっている状態です。
毛穴汚れが詰まっている状態が長く続けば毛穴が広がった形を記憶してしまい、毛穴開きを閉じるのが難しくなります。
肌が乾燥していると、うるおいを与えようと肌が皮脂を過剰分泌してしまい、毛穴が詰まりやすくなることも考えられます。
加えて乾燥している状態は肌の水分が不足している上、ターンオーバーが乱れており、毛穴に古い皮膚が入り込みやすいです。
また、肌が乾燥しているとダメージを受けやすくなっているため、肌にも毛穴にも良くありません。
加齢によって肌はコラーゲンやエラスチンが減少し、弾力が失われていきます。肌の弾力が失われると肌の「保つ力」が減少し、たるみます。その結果毛穴が開いた状態になります。
肌がたるむと毛穴はしずく型のように縦に長い形になるのが特徴で、ほうれい線周辺や、頬などによく見られます。また、年齢による毛穴の悩みを「毛穴エイジング」とも呼ばれています。
女性の場合、皮脂分泌は20代をピークに緩やかに減少していきます。対して肌の水分量は年齢とともに下がっていきます。
また、皮脂の量だけではなく「質」にも変化が現れます。皮脂は大きく「不飽和脂肪酸」と「飽和脂肪酸」に分けられます。この2つのバランスが大切ですが、加齢と共にバランスが崩れていきベタベタしたようなテカリになりやすいです。
過度なストレスを受けると「交感神経」が優位になり血流が滞ってしまい、肌へ栄養が送られにくくなります。このような状態が続くとバリア機能が低下し、皮脂の過剰分泌が起きたり乾燥したりします。
また、食生活が乱れていると肌に必要な栄養分が足りないこともあります。睡眠不足や運動不足が続くと血流が滞ったりホルモンバランスが崩れて肌の老化や毛穴トラブルが起きる可能性があります。
開き毛穴は、ぽっかりと毛穴が開いてしまっている状態で、毛穴には白い角栓だったり、黒く酸化した角栓が詰まっていることがよくあります。
黒く酸化した角栓は黒ずみ毛穴とも呼ばれます。開き毛穴はTゾーンや頬にできやすいです。
開き毛穴は、皮脂の過剰分泌により、毛穴が押し広げられているような状態です。 毛穴が開いているため皮脂やメイク残りが入り込みやすく、毛穴が詰まってしまい、白っぽい角栓や黒い角栓ができます。
白い角栓は、まだ新しいものですが、黒く酸化しているものは、角栓ができてから時間が経っている状態です。また、Tゾーンや頬周辺は、皮脂の分泌が活発に行われるため、開き毛穴になりやすいです。
開き毛穴は「穴」が空いているような見た目で、中の角栓が見えることが特徴です。また、黒い角栓が見える場合は、できるだけ早く毛穴への対処をすることが大切です。
乾燥肌の方は肌のターンオーバーが乱れていたり、肌の水分量が不足している可能性があるため「バリア機能」が低下していることが考えられます。
乾燥していると、肌が乾燥を補おうとして、皮脂を過剰に分泌してしまうことがあります。すると、余分な皮脂や古い角質が出現しやすく、毛穴に入り込み、詰まり毛穴になることも考えられます。
乾燥肌による開き毛穴は、毛穴が比較的大きく開いているような見た目で、ザラザラとしたような質感で白っぽい角栓が見られることが多いです。
脂性肌の方が開き毛穴を起こす原因としては「インナードライ」が考えられます。肌の内側は乾燥しているけど表面は脂っぽい状態です。
内側が乾燥しているため、乾燥から守ろうと肌が皮脂を過剰に分泌させ、脂性肌になります。
脂性肌の開き毛穴は、ボコボコとした見た目で比較的目立ちやすく、角栓ができやすい特徴があります。そのため、白っぽい角栓だったり、黒っぽい角栓だったりがよく見られます。
とくに小鼻は黒ずみ毛穴になっている可能性が高いです。
敏感肌の方は「保水力」の低下や「角質層」の薄さが見られます。角質層が薄いと当然保水力も下がり、刺激を受け取りやすい肌状態になります。
敏感肌は肌が外部からの刺激を受け取りやすいため、乾燥しやすかったり、トラブルが起きやすかったりするため、毛穴の開きも生じやすいのが特徴です。
敏感肌の場合は、乾燥肌の開き毛穴の特徴に似ており、ザラザラとしたような質感で、白っぽい角栓ができていることが多い傾向にあります。
混合肌とは、脂性肌と乾燥肌の両方の特性を持ち合わせた肌です。Tゾーンは脂っぽく、顎などの他の部分はカサついてしまうことが多いです。
そのため、鼻を中心に脂性肌の方特有のベタつきや、開き毛穴が見られることがあります。頬などには乾燥肌特有のカサついたような開き毛穴になりやすいです。
脂性肌であり、乾燥肌であるため、全体的に肌の水分量は不足していることが多いです。そのため、スキンケアは保湿を意識して行いましょう。
頬にできる開き毛穴の原因は大きく2つです。「乾燥」と「皮脂」です。肌の乾燥により、肌が皮脂を過剰に分泌してしまったり、肌の水分量の少なさやターンオーバーの乱れにより刺激を受けやすくなっています。
また、乾燥により肌が弱っているうえ、毛穴が開いているため、毛穴に皮脂が入り込みやすく開き毛穴になりやすいです。
鼻の周りの頬に見られることが多く、加齢によりたるみやすい部分なため、しっかりとケアを行いましょう。
「鼻」「眉間」「おでこ」はいわゆる「Tゾーン」と呼ばれる箇所で、皮脂が出やすいのが特徴です。
鼻によく見られる黒ずみ毛穴は開き毛穴に皮脂や汚れが入り込んで酸化した状態で、鼻は特に皮脂の分泌が活発に行われるため、開き毛穴、黒ずみ毛穴になりやすい傾向にあります。
ほかにも、眉間は皮脂の分泌が活発ですが乾燥しやすい特徴があります。おでこも鼻と同様に皮脂の分泌が活発なため、ぼこぼことした開き毛穴が起きやすいです。
20代は皮脂の分泌が盛んな時期です。思春期から20代にかけて様々なホルモンが分泌されるため、皮脂の分泌が多いです。そのため、皮脂の過剰分泌による毛穴の開きが現れやすく、ニキビなどの肌トラブルに悩まされやすい時期です。
また、肌の水分量が多いため、バリア機能が比較的正常に機能します。そのため、20代のうちの肌トラブルや毛穴トラブルは改善が期待できます。
しかし、肌は若いうちからコツコツとケアし続けることが大切なので「まだ大丈夫」と考えずに、正しいケアを行いましょう。
30代は肌から年齢を実感しやすい年代です。20代のうちは大丈夫だったことや、すぐに改善していたことが、改善されにくくなります。
皮脂の分泌や肌の水分量も減少しやすいため、乾燥を感じることもあります。開き毛穴の原因である「乾燥」が起きやすいため、20代では開き毛穴に悩んでいなかった方も、開き毛穴に悩むこともあるかも知れません。
また、30代は肌の老化が始まっていることが考えられるため「たるみ」を感じることもあり、開き毛穴がたるんで、目立って見え始める方もいます。
40代以上の肌は「老化」が本格的に進んでいるため、しずく型の開き毛穴やシミ、シワに悩まされることが多い傾向にあります。
ほかにもコラーゲンやエラスチンの減少が起きているため、開いた毛穴が閉じられにくくなります。毛穴の形も縦長の毛穴になってくるため「小じわ」のように見えることもあります。
また、20代や30代の時よりも皮脂量と水分量が減っているため、改善に時間がかかり、症状が進んでいる場合は治療が困難なケースがあります。
合わない洗顔料、クレンジングの使用や、乾燥を悪化させてしまう化粧水ややりすぎの角栓パックなど、スキンケアはやり方を間違えると開き毛穴を悪化させてしまいます。
また、間違ったメイクや落としきれないメイク汚れも毛穴開きを悪化させてしまうことがあります。毛穴開きは、間違ったメイクやスキンケアによって悪化してしまうことがあるので注意しましょう。
ゴシゴシこすって摩擦を与える洗顔によって、肌ダメージやうるおい不足を引き起こすと乾燥開き毛穴の原因に。
肌質に合わない化粧水を使ったり、毛穴角栓パックのやりすぎで毛穴にダメージを与えてしまうこともあります。これらは毛穴開きにつながる可能性が高いです。
また、化粧下地は、乾燥肌なのに「皮脂吸収タイプ」をつけるなど、肌にあっていないものを使うことは毛穴開きのリスクを高めます。
毛穴落ちしやすいファンデーションも毛穴汚れを蓄積させてしまい、毛穴開きを悪化させてしまうので注意しましょう。
毎日のスキンケアやメイクは、開き毛穴を悪化させてしまわないように注意して行いましょう。まずは、ご自身のスキンケアのやり方や、使っているアイテムを見直してみてください。
クレンジングはメイクや余分な皮脂、古い角質を落としてくれます。そのクレンジングの洗浄力が強すぎたり弱すぎたりすると、肌に負担がかかります。
洗浄力が強すぎると、肌に必要な潤いまで落としてしまうため、乾燥しやすくなったり、刺激を感じることもあります。洗浄力が弱すぎるものだと、落とさないといけないメイクが残ってしまったり、古い角質や皮脂が、残ってしまい、毛穴に入り込んで開き毛穴やつまり毛穴になりやすいです。
肌の摩擦は、毛穴や肌にとってもダメージが多い行為です。ゴシゴシと擦って洗顔すると、必要なうるおいまで摩擦で一緒に落としてしまううえ、肌に刺激が加わって乾燥を招きやすくなります。
ほかにも、摩擦によって肌表面に「細かい傷」ができてしまうこともあります。そのため、バリア機能が低下して乾燥してしまい「開き毛穴」が生じてしまう可能性が高いです。
肌への摩擦は毛穴だけでなく、シミやくすみといった肌トラブルの原因にもつながるため注意が必要です。
肌にあっていない化粧水は、肌状態を悪化させてしまう可能性があります。肌にあっていない化粧水の見極め方は次のとおりです。
・化粧水を付けたとき、後にヒリヒリする
・使い始めてからかゆみを感じる
・かぶれや赤みがでる
・吹き出物ができた特に、付けた直後や付けているときにヒリヒリするのは肌がとても乾燥しているか、刺激を感じる成分が配合されているかです。
肌に合っていない化粧水を使うと、肌の中で炎症が起きたり、より乾燥してしまったりすることが考えられます。
鼻などの黒ずみ毛穴や詰まり毛穴がある箇所に角栓ケアパックを貼って、時間を置いて剥がす「角栓毛穴パック」。
角栓ケアパックは角栓をむりやり引っこ抜いている状態なため、パック直後は綺麗になりますが、実は大きなダメージを受けている状態。そのため時間が経てば再度黒ずみ毛穴や詰まり毛穴が起きます。
角質ケアパックを繰り返し使うことで、乾燥を招き、皮脂の過剰分泌が起きてしまい、開き毛穴が悪化してしまうことが考えられます。
化粧下地は本来「肌を守る」ためのものでもあります。メイクを肌に密着させ化粧ノリをよくするだけでなく、ファンデーションや紫外線などの肌に負担がかかってしまう要因から肌を守る効果が期待できます。
そんな化粧下地も自身の肌質に合っていないものを使うと、開き毛穴は悪化。乾燥肌の方が「皮脂吸着」成分が配合された下地を使うと、必要な皮脂まで吸着され乾燥してしまいます。
逆に脂性肌の方がオイリーな質感のものを使うと、メイク崩れが起きやすくなります。
毛穴落ちしやすいファンデーションも開き毛穴を悪化させる原因です。
毛穴落ちとは、毛穴に皮脂とファンデーションが混ざったものが詰まっている状態になります。毛穴落ちは毛穴を詰まらせてしまうので当然毛穴にはよくありません。
毛穴落ちしやすいファンデーションを使い続けると、開き毛穴が詰まって、時間が経てば黒ずみ毛穴になります。
また毛穴落ちは開いている毛穴や、乾燥している肌に起こりやすいです。そのため、ファンデーション選びと、肌のケアの両方を行うことが重要です。
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