更新日: 2023年04月28日
毛穴が黒い点のように見えてしまうことで毛穴の黒ずみは生じますが、その詳しい原因は体や顔の部位によって異なり、原因にあわないケア方法はかえって症状を悪化させてしまう可能性もあります。
また毛穴の黒ずみは年代によっても原因が異なるため、年代ごとの肌変化にあわせて年齢別に原因を見分けることができます。
毛穴の黒ずみは、毛穴の詰まりや開き、色素沈着、産毛の3つが主な原因として挙げられます。さらに正しい原因を探るために、体の部位で見分けてみることもおすすめです。
毛穴は、足の裏を除くほとんどの肌表面についています。場所によって皮脂腺の大きさは異なり、その大きさによって毛穴が目立ちやすいかどうかも異なります。
とくにTゾーンとされる鼻やおでこ、また背中は皮脂が過剰分泌しやすいため、体の部位をもとにすると、原因をみつけやすいでしょう。 体の部位以外にも、年代で見分けると肌状態にあった黒ずみ毛穴が目立つ原因を知ることができます。年齢によってアプローチ方法が異なる点からも、自分の世代から原因を知ることが効果的です。どの原因も今後のケアの方法次第で改善できるものなので、毛穴の黒ずみができる理由を幅広い観点から知ることがおすすめです。
※監修者は「毛穴が黒い点に見えてしまう理由」「年代別の毛穴黒ずみの理由は?」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している商品のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事における「黒ずみ」とは汚れや古い角質による黒ずみのことをさします。
黒ずみ毛穴は、顔の皮膚にある毛穴が詰まって表面が黒っぽく見える現象です。毛穴には皮脂やメイク汚れ古い角質などが溜まることがあり、これらが詰まると毛穴が目立ってしまいます。特に鼻や頬などのTゾーンが皮脂の分泌が多いため、黒ずみ毛穴ができやすい部位とされています。
毛穴が黒い点に見える原因は「毛穴が詰まる」と「毛穴が開く」の2つです。
皮脂や古い角質、産毛や落としきれなかったメイク汚れなどが毛穴詰まりを起こします。
その詰まった皮脂や角質などが酸化し、黒い点に見えるようになります。ほかにも、毛穴が詰まると毛穴を押し広げ角栓が生まれることや、開いた毛穴に光が当たり影が生まれることも黒い点に見える原因です。
毛穴の黒ずみが起こる原因は、産毛や色素沈着など顔や体の部位で異なります。鼻や頬の毛穴やおでこなどの皮脂の多いTゾーンから、足や脇、指などの細い部分までパーツにあった原因を把握することが大切です。
特に鼻や頬は皮脂腺が発達しているため、毛穴の黒ずみが起こりやすく、太く短いうぶ毛も毛穴の黒ずみにつながる特徴があります。そのため、鼻や頬、おでこなどの顔のパーツはとくに目立ちやすいです。
ほかにも足や脇、デコルテ、指、腕、背中なども日常生活や肌状態など、さまざまなものが原因で毛穴の黒ずみを起こします。また背中は、日々綺麗に洗っていても背中の毛穴が黒く目立ってしまうこともあり、間違ったケアは黒ずみを悪化させてしまいます。
毛穴の黒ずみの原因は異なるため、まずは原因を知ることが重要です。
鼻や頬の毛穴が黒ずみやすいとされる理由は、身体と比較して顔の方が皮脂腺が大きく発達しているためといわれています。
皮脂が過剰分泌され、酸化し角栓が詰まっていきます。
加えて、顔は毎日日焼け止めを塗ったり、メイクをしたりとただでさえ肌負担がかかりやすくなる場所です。
また、鼻は顔の中心に配置されており、かつ立体的になっている箇所のため余計に目立ちやすく感じてしまいます。
皮脂腺が大きいうえ、特に小鼻はメイク落としがおろそかになりやすいです。
また、加齢や蓄積された肌ダメージにより、頬はたるみが起こりやすくもあります。
ハリがなくなると、毛穴もたるみに引っ張られがちになってしまうため毛穴がより目立つようになります。
太く短いうぶ毛も毛穴の黒ずみの原因です。角栓は毛穴の奥からどんどん蓄積していき、ケアができていないと角栓が詰まった状態に。すると、産毛の生え変わりのタイミングで角栓に産毛が詰まってしまうのです。
産毛が角栓の中に詰まることで黒ずんだように見え、かつ毛穴をさらに広げるため、太く短い産毛は毛穴の黒ずみを引き起こしてしまいます。
おでこの毛穴が黒ずみやすいとされる理由は、鼻や頬と同様に皮脂腺が大きく発達しているためといわれています。
いわゆるおでこから鼻先にかけたTゾーンが、皮脂が過剰分泌されやすい箇所です。
皮脂の過剰分泌に加え、メイク汚れが詰まりやすくもあるため、日々のスキンケアをおろそかにすると目立ちやすくなります。
また、加えてメラニン色素の沈着も黒ずみの原因の一つに挙げられ、おでこは紫外線もあたりやすい部分なので黒ずみやすいとされています。
足の毛穴が黒ずむ理由は「毛包炎」「炎症後色素沈着」「埋没毛」「毛孔性角化症」などが挙げられます。とくに肌の炎症が色素沈着し、足の毛穴が黒ずむケースは多い傾向に。色素沈着が起こる原因としては、脱毛による肌へのダメージとその後のケア不足、炎症をそのまま放置、衣類による摩擦などが挙げられます。また毛穴の奥の毛根を包んでいる毛包の炎症による「毛嚢炎」、皮膚の表面に埋もれてしまった毛の「埋没毛」、毛穴から小さな盛り上がりが生じてできるブツブツとした発疹の「毛孔性角化症」などで足の毛穴が黒ずむケースもあります。
脇の毛穴が黒ずみは、古い角質や皮脂などの蓄積、また摩擦や炎症によるメラニン色素の沈着が原因に挙げられます。
摩擦や炎症の例としては、衣服の擦れやムダ毛処理などが大きな原因です。
他にも、スプレータイプやシートタイプ問わず制汗剤により肌にストレスがかかります。また、ホルモンバランスの乱れで黒ずむ場合もあるので、妊娠中は脇の毛穴の黒ずみが気になりやすくなります。
デコルテの毛穴の黒ずみは、毛穴詰まりと毛穴の開きが要因です。デコルテの中央部分は皮脂分泌も多く角栓が詰まりやすい箇所になり、また鎖骨部分は泡が溜まりやすい反面、洗い流しが見落としやすいです。
顔のケアは丁寧にする方でも、デコルテ付近はスキンケアや日焼け止めなどをつい忘れがちなパーツ。衣服の擦れも起こりやすい箇所なので、顔と同等にケアを入念にする必要があります。
指の毛穴の黒ずみは、ムダ毛処理が甘いのが要因として挙げられます。他の箇所に比べて、指の毛は細く色も薄いため処理が甘くなってしまいやすいです。
また誤った方法で処理すると余計に毛穴の開きが気になってしまったり、詰まったりする可能性も高くなります。ほかにも、乾燥や肌荒れ、紫外線など肌ダメージを与える要因も指の毛穴の黒ずみを導きやすいです。
首の毛穴の黒ずみは、他の部位同様に毛穴詰まりが要因として挙げられます。しかし首は年齢の出やすい身体の部位でもあり、毛穴詰まり以外にも乾燥・日焼け・刺激などが首の黒ずみの原因です。
入浴用具の摩擦も刺激のひとつになります。デコルテと同様に、日頃のケアがおろそかになりやすい部位なので意識してケアすることがポイントです。
腕の毛穴の黒ずみは、毛穴の開きが要因に挙げられます。毛穴が開く原因としては、自己流の誤ったムダ毛処理や紫外線による刺激、乾燥によるたるみなどがあります。
とくにムダ毛処理の誤りが多く、毛の断面や埋没毛などで黒ずんで見えてしまうのです。放置するとより角質が蓄積され硬くなっていき、毛穴のひらきや埋没毛になりやすいとされています。
体の中でも背中は皮脂分泌量が多く、皮脂による毛穴詰まりによって背中の毛穴が黒くなる場合があります。常に清潔に保つのは難しい部位で丁寧に洗っても改善が見込めないケースも多く、洗いすぎにより毛穴の黒ずみが悪化してしまう方も多くいます。背中は毛穴の詰まりが原因でざらつきのある凹凸毛穴や、角栓が酸化し黒ずんだ「黒ずみ毛穴」などを引き起こしやすい特徴もあります。
毛穴の黒ずみが起こる原因は、年代によっても異なります。
10代は、皮脂腺の動きが活発で、皮脂の分泌量も多いです。そのため皮脂よごれが蓄積されることによる毛穴詰まりや、蓄積された角栓が酸化し開き毛穴を引き起こします。
20代には、乾燥や肌への刺激などによる毛穴の黒ずみが起こります。皮脂の分泌量もまだ多く、肌のトラブルが増える年代なのでケアを見直すのがおすすめです。
30代以上になると、肌の老化が著しく現れてくるようになり、加齢が原因で毛穴がたるむことで黒ずみが生じます。
毛穴詰まりは年代問わずつきまとってくる悩みですが、その詳しい原因は異なります。
関連記事
いちご鼻から毛が生えてる時の対処法を解説
開き毛穴が治ったって本当? 改善に導くために意識したいポイントを解説
いちご鼻の即効性のある治し方は? 気になるいちご鼻とバイバイする方法
いちご鼻の原因|洗顔しても取れないしつこい汚れの正体は?
たるみ毛穴が治らないのはなぜ? 頬の毛穴を引き締める方法を解説
たるみ毛穴を改善する方法|年代別のケアや即効性のある対策を解説