開き毛穴が治ったって本当？ 改善に導くために意識したいポイントを解説

一度開いた毛穴は戻りにくいと言われていますが、中にはセルフケアで改善し「治った」た感じる方もいます。 なかなか治らない開き毛穴ですが、正しいスキンケアなどの対処を行うと、改善できることがあります。

毛穴は1度開くと、開いた毛穴に古い角質や皮脂が入り込みやすくなります。 毛穴に角栓ができて詰まってしまったからどうにかしようと、角栓を除去すると、ぽっかりと空いた穴にまた古い角質や皮脂が入り込んで毛穴が詰まってしまいます。

このように開いた毛穴は治すのがとても難しく、時間がかかります。しかし、自身の開き毛穴の原因を調べて、スキンケアやメイク、生活習慣などを改善すると、開き毛穴の改善が見込めます。

また、開いた毛穴に効果的な成分が配合された美容液を使ったり、肌に合っているクレンジングで正しいメイクオフや角質オフを行うとより改善効果が期待できます。

他にも「肌に良くないこと」を知って、行わないように心がけて、肌に負担がかからないようにすることも大切です。肌の状態をしっかりと見極めて、肌に足りないものや、肌に負担をかけてしまう行為を知った上で、自身の肌質と相談して、スキンケアやメイクをしたり、生活習慣を改善することが必要です。

自身の肌の状態を再度しっかりと確認して、正しい対処をすれば、開き毛穴や、黒ずみ毛穴が改善します。そのためには、正しいスキンケアやメイク、生活習慣などの知識が必要です。

開き毛穴の改善に導くためのスキンケアのポイント

開き毛穴を改善に導くためには「長い目」で見て正しいスキンケア方法を毎日コツコツと継続することがポイントです。 自身の肌にあったスキンケア用品を使わないと改善が難しいので肌質を知りましょう。

ネットで話題になっている美容液が必ずしも「自身にとって良い」とは限りません。

年齢を感じ始めた肌にはアンチエイジング成分が入った製品を選ぶと良く、美白になりたい方は美白有効成分が配合されたものを選ぶと良いです。

このように自身の肌質や肌悩みに合っている製品を毎日コツコツと使い続けることがポイントです。肌のターンオーバーは1ヶ月ほどです。そのため、いくら良いものを単発的に使ってもずっと続くわけではありません。

開き毛穴改善のためには、正しいスキンケアを選び、正しいスキンケア方法を知って、継続することが大切です。すぐに劇的な効果が現れなくても徐々に改善することを目指しましょう。

肌質にあったクレンジング選び

自身の肌質を確認して、肌質に合っているクレンジングを選ぶことが開き毛穴の改善には重要です。

乾燥肌の方は乾燥肌向けの洗浄力が優しいものや保湿成分が配合された商品を選びましょう。

脂性肌の方は毛穴が詰まりやすいため、ベタつきが抑えられる成分や、毛穴汚れや角質オフが行える製品を選ぶようにしましょう。

混合肌の方はうるおい感と洗浄力のバランスに優れるバームタイプを。

敏感肌の方は洗浄力の優しいミルクタイプや無添加処方、敏感肌向けなど低刺激タイプを選ぶと効果的なクレンジングが叶います。

しっかり泡立てた保湿力のある洗顔料で洗顔する

洗顔は、ネットなどを使用してモコモコとしっかりと泡立ててから行いましょう。

ポイントは泡で洗うことを意識して優しく洗うことです。保湿成分を含んだ商品で、うるおいを落としすぎないように洗います。

洗顔の際は、冷たいお水ではなく人肌程度のぬるま湯で行うのがおすすめ。熱いお湯で洗顔すると必要な皮脂まで落としてしまいます。

すすぎの際にも摩擦が起きないように優しく20〜30回程度しっかりとすすいで、洗い残しがないようにしましょう。

引き締めながら保湿する化粧水で毛穴ケア

開いた毛穴を閉じるために、引き締め効果が期待できる成分を配合した化粧水を使用することがおすすめです。

たとえばビタミンCやビタミンC誘導体、コラーゲンなどは保湿しながら引き締めてくれる成分になります。

ほかにも「収れん化粧水」は肌の引き締めに効果的です。ただし、収れん化粧水はアルコール成分が配合されている製品が多いため使い方に注意が必要です。

たとえば乾燥肌の方や敏感肌の方、デリケートな肌状態でトラブルを起こしやすい方は刺激が強い場合があり不向きといえるでしょう。

毛穴ケアでも人気の収れん化粧水ですが、テカリを抑えてサラサラ肌にしてくれるメリットがありますので肌質や肌状態にあわせて取り入れることが大切です。

美容液で＋αのスキンケア

スキンケアは「クレンジング」「洗顔」「化粧水」「乳液またはクリーム」が基本になります。

ベーシックなスキンケアだけを行っている場合は、粧水と乳液の間に美容液をプラスするのがポイントです。スペシャルケアにも人気の美容液は肌悩みに効果が期待できるビタミンCや保湿成分、セラミド、レチノールなど成分が配合されているものを使うのがおすすめ。

また、美容液の中には化粧水前に塗布するブースターのような役割を持った製品もあるため、説明書などをよく読み正しく使用しましょう。

開き毛穴にパックで美容成分をしっかり補給

パックは美容成分を肌に効果的に届けて、うるおいをサポートする効果が期待できます。

開き毛穴に効果が期待できるレチノールやビタミンCなどの成分が配合されたパックを選んでスキンケアに追加すると保湿ケアが叶います。

パックを選ぶ際にはパッケージの文言をしっかりと読んで、毛穴にアプローチできると書いているものを選びましょう。

また、敏感肌の方は刺激の強い成分が配合されていないかチェックを行うことも大切です。使用頻度や使用時間も記載の通りに使用してください。

美顔器でワンランク上のセルフケア

美顔器を使って乾燥を防いだり、スキンケア製品の浸透を良くして、ワンランク上のセルフケアを行うのも効果的です。

美顔器は沢山の種類があります。たとえば、EMSやスチーマー、超音波、イオン導入、レーザーなどは家庭用美顔器でもとくに人気。

肌悩みに合ったものや、続けやすい美顔器を選ぶようにしましょう。美顔器を使う際にも、説明書をよく読んで、企業が出している使い方のとおりに使用することが効果を実感できるポイントです。

早く効果を得たいからと、過度に使うのは帰って逆効果なので要注意です。

凸凹をカバーしフラットな肌を作る化粧下地選び

化粧下地の選び方も重要です。ファンデーションでは隠しづらい凹凸は化粧下地の見直しがおすすめ。

凹凸をカバーできる化粧下地を使うと、開き毛穴が目立ちにくくなります。とくに毛穴の凹凸が気になる箇所には「ポアプライマー」を使用しましょう。

毛穴隠しに最強のポアプライマーを使えば、凸凹が気になるクレーター肌であっても、サラサラとした肌に。

毛穴をなめらかに見せてくれることに特化した下地なので、普通の下地よりもフラットな肌へと導いてくれます。

パウダーなど毛穴落ちしにくいファンデーションを使う

パウダーファンデーションはリキッドファンデーションよりも軽いつけ心地で付けられ、クレンジングで落としやすいです。

そのため、毛穴落ちが気になる方にはパウダータイプがおすすめです。しかし乾燥肌の方はリキッドタイプよりも乾燥しやすいため注意が必要です。

パウダーなので油分が少なく、脂性肌に向いています。また、お気に入りのリキッドファンデーションがある方は、フェイスパウダーを上から塗るようにすると、毛穴落ちを防ぐ効果が期待できるのでフェイスパウダーを活用するのもおすすめです。

乾燥しやすい頬は保湿を重視したケアを心がける

乾燥しやすい頬や目元、口周りなどは重点的に保湿ケアを行うように心がけましょう。

顔の皮膚は体に比べて薄いです。中でも口元と目元は特に薄い部分なので、保湿クリームなどを塗布する際にも摩擦が起きないように優しく塗りましょう。

頬はマスクなどで擦れて乾燥しやすいのでこまめに保湿したり、こすらないようにして対策しましょう。

顔全体を乳液で整えて乾燥しやすい部分だけ保湿力の高いクリームを使うなどしてケアしてください。

汚れが溜まりやすい鼻は常に清潔にするよう心がける

鼻は黒ずみ毛穴が起きやすく、いちごの種のように黒く見える「いちご鼻」になることも。

汚れが溜まりやすい鼻は、しっかりと毛穴汚れや余分な皮脂を落とすことが大切です。

クレンジングの際に多めにクレンジングを手に取り、鼻に馴染ませ、指の腹で優しくクルクルと汚れを毛穴から出すように擦らずクレンジングしましょう。

洗顔も同様に優しく行ってください。日常生活中でも頻繁に鼻などの顔を触らないようにすることが重要です。

セルフケアで治らない方は美容皮膚科での本格的な治療がおすすめ

セルフケアで、できることは行ってみたけど、なかなか改善しない方には、美容皮膚科受診や美容医療をおすすめします。医学的に効果が認められている施術なので、毛穴や肌の改善効果が期待できます。

市販で売っているスキンケア製品は皮膚科などで処方してもらえる薬よりも効果が低いです。 病院の処方でしか使えない医療用医薬品と、ドラッグストアなどで気軽に購入できる医薬部外品には、それぞれ目的が違います。

医療用医薬品は「治療・予防」の目的で使用され、医薬部外品は「防止・衛生」を目的にしています。医薬部外品で効果が見込めなかった方は病院で医療用医薬品である塗り薬などを処方してもらうのも1つの方法です。

セルフケアで改善できなかった方は、美容皮膚科などの専門的な治療がおすすめです。開き毛穴に悩んで、頑張ってみても改善しない方は医療の力に頼るのも良いです。

ダーマペンで肌を土台から整える

ダーマペンとは、皮膚に髪の毛よりも細い針を刺して傷をつけてコラーゲンの生成を促し「自己治癒力」を引き出すことで肌本来の美しさを取り戻す治療方法です。

ダーマペンは肌の土台から改善できる効果が見込めるので、ニキビ跡や毛穴の改善目的で使用されるケースが多いです。

またクレーターなどの肌の凹凸にも改善が見込めます。肌に嬉しいコラーゲンやエラスチンが生成されることで毛穴の開きに改善効果が期待でき、根本的に肌へアプローチできるため人気の施術です。

レーザー治療でターンオーバーを促す

レーザー治療はとても小さい穴を開けて、自己治癒力を目覚めさせ、健康な肌に戻す施術方法になります。

レーザー治療は古い角質をオフし、ターンオーバーを正常に戻してくれる効果が期待できます。ターンオーバーが正常になると、新しい皮膚への移り変わりが正常に行われるのでシミやくすみの改善効果も見込めます。

また、広がってしまった毛穴に効果的な「コラーゲン」の生成を促す効果も期待できます。

メスを入れずに毛穴にアプローチできるので、美容施術の経験が少ない方にも人気です。

関連記事
いちご鼻から毛が生えてる時の対処法を解説
毛穴の黒ずみの最強の治し方｜黒ずみ除去におすすめの方法を紹介
毛穴の黒ずみの原因｜身体の部位ごとに毛穴が黒くなってしまう理由を解説
顔の毛穴の黒ずみを簡単になくす方法はある？ 鼻や頬のケア方法も紹介
いちご鼻の即効性のある治し方は？ 気になるいちご鼻とバイバイする方法
いちご鼻の原因｜洗顔しても取れないしつこい汚れの正体は？