ページ更新日:2023年1月4日
※監修者は「トラネキサム酸配合美容液の成分」「トラネキサム酸配合美容液の使い方」「トラネキサム酸配合美容液の選び方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介しているトラネキサム酸配合美容液うち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事でいう「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。
※「パッチテスト済み」はすべての人に皮膚刺激が発生しないということではありません。
紫外線や年齢によるシミやくすみを防ぐには、美白有効成分「トラネキサム酸」を配合した美容液がおすすめ。肌への刺激となりにくく、優しい美白ケアが叶うのがメリットです。
そこで今回は
・トラネキサム酸の効果
・トラネキサム酸美容液の選び方のポイント
・トラネキサム酸美容液の使い方
を解説しつつ、美白ケアで悩んだ人がいくつかの美容商品の利用をへて「最後の商品」だと感じたトラネキサム酸美容液をランキング形式で紹介します。
トラネキサム酸は、厚生労働省によって「肌荒れ防止」および「美白」の有効成分として承認されている成分です。内服薬としても用いられますが、美容液などの肌につける化粧品に配合されることも。
そんなトラネキサム酸には、シミの原因となるメラニンの生成を抑えるはたらきがあります。そのため、トラネキサム酸が配合された美容液には、シミやそばかすができるのを予防する美白効果が期待できます。
肌の炎症を鎮めるはたらきもあることから、ほかの美白成分に比べて肌への刺激となりにくいのもポイント。敏感肌の方や、優しい使い心地の美白美容液を探している方におすすめです。
続いては、自分に合うトラネキサム酸美容液を選ぶためのコツをご紹介します。
美白効果が期待できる成分には、さまざまな種類のものがあります。成分ごとの大まかな特徴を把握して、より自分のニーズに合った成分配合の美容液を選びましょう。
美白有効成分 | 特徴 |
---|---|
ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルMg、アスコルビル酸など) | ・メラニンの生成を抑え、シミを予防する ・ビタミンCの還元作用により、メラニンの生成を抑制する ・濃度や肌の状態によっては刺激となることも |
アルブチン | ・メラニンの生成を抑え、シミを予防する |
プラセンタエキス | ・メラニンの生成を抑え、シミを予防する |
コウジ酸 | ・メラニンの生成を抑え、シミを予防する ・肌の炎症を鎮めたり、黄ぐすみをケアしたりする作用があるとも言われている |
ルシノール | ・メラニンの生成を抑え、シミを予防する |
カモミラET | ・メラニンの生成を抑え、シミを予防する ・天然植物(カミツレ)由来の美白有効成分 |
4MSK | ・メラニンの生成を抑え、シミを予防する ・メラニンの排出をスムーズにする |
リノール酸S | ・メラニンの生成を抑え、シミを予防する |
エナジーシグナルAMP | ・肌のターンオーバーを促し、メラニンの排出をサポート |
PCE-DP | ・メラニンの生成を抑え、シミを予防する ・生成されたメラニンが、表皮の細胞に受け渡されるのを阻害 |
ニコチン酸アミド(ナイアシンアミド) | ・生成されたメラニンが、表皮の細胞に受け渡されるのを阻害 ・シワを改善する有効成分としても認められている |
エラグ酸 | ・メラニンの生成を抑え、シミを予防する |
その他の成分 | 特徴 |
---|---|
ハイドロキノン | ・メラニンの生成を抑え、シミを予防する ・強力な効果があると言われているが、医薬部外品の有効成分としては承認されていない ・肌への刺激となりやすい |
例えば、既にできてしまったシミにアプローチしたいなら、ターンオーバーを促進してメラニン排出効果が期待できる「エナジーシグナルAMP」が配合されている美容液がおすすめです。
また、美白とエイジングケアを同時に行いたいなら、シミの予防とシワの改善の両方に効果が認められている「ニコチン酸アミド(ナイアシンアミド)」や、黄ぐすみのケアに効果が期待できる「コウジ酸」が配合された美容液を選ぶとよいでしょう。
一時は、「肌を真っ白に見せる」タイプの美白コスメがトレンドでした。しかし今は、主に「肌に透明感を出す」という意味で「美白」という言葉が使われるようになってきています。
肌に透明感を出したい人は、トラネキサム酸と併せて「グリセリン」や「セラミド」といった保湿成分を上手く活用しましょう。肌にしっかりとうるおいを与える高保湿な美容液を選ぶことで、透明感を高めたり、くすみを予防したりする効果が期待できますよ。
なお、化粧品に配合されるセラミドは、大きく「天然セラミド」「ヒト型セラミド」「植物性セラミド」「合成セラミド」の4種類に分かれます。中でも、「天然セラミド」や「ヒト型セラミド」は肌への親和性が高く、より高い保湿効果が期待できると言われています。
安心して使える美容液を選ぶために、トラネキサム酸以外の成分や、製品の表示に注目してみましょう。
例えば、多種類の植物エキスの配合や浸透を促す処方は、敏感肌への刺激リスクを高めます。そのほか、トラネキサム酸と同じく美白有効成分である「ビタミンC誘導体」も、刺激を生じやすいため注意しましょう。
反対に、「無香料」「無着色」「低刺激」「アルコール無添加」といった表示がある化粧品は、肌に負担がかかりにくいのでぜひチェックしてみてください(※)。
また、新しい美容液を購入したときは、顔につける前に二の腕の内側などの目立たない部位でパッチテストを行うのがおすすめです。
※皮膚トラブルが起きないことを保証するものではございません。
美容液でのケアを習慣化するには、使用感も大切です。毎日心地よくスキンケアを楽しむために、肌なじみの良さ、べたつきの少なさ、容器の使いやすさに注目してみましょう。
肌なじみの良さを確かめるには、肌の状態をチェックしてみてください。美容液を使った後に、肌がしっとり・もっちりした感じがあればOK。その美容液は、あなたの肌に合っている可能性が高いと言えるでしょう。
容器は、片手で使えるポンプタイプや、量を微調整できるスポイトタイプのものが特に使いやすくて人気です。
※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。
※アンケートの結果をもとに「最後の商品」になったおすすめの美容商品を掲載します。
※調査は美容の悩みを解決できたと感じた方を対象に、WEBアンケートを行い有効回答数は5763名です。
「美容液はスキンケアのどのタイミングでつけるのが正解なの?」と、お悩みの方も多いはず。ここでは、美容液をつける正しい順番について解説します。
美容液を塗る正しいタイミングは、化粧水と乳液の間です。化粧水で水分を与え、肌を柔らかくうるおしてから美容液をつけることで、美容成分をよりしっかりと浸透させることができますよ。
そのあとは、乳液をつけるのも忘れずに。油分を補うことで肌の表面にフタを作り、うるおいが逃げるのを防げます。
まず、洗顔で肌の汚れや余分な皮脂をきれいに取り除きましょう。夜はクレンジングを行い、きちんとメイクを落とすことを意識して。
洗顔は朝も夜も少し冷たく感じるぐらいのぬるま湯で、泡が全て洗い流せるまでしっかりと行ってください。
洗顔後は肌表面の水分が失われやすいため、すぐに化粧水で保湿しましょう。なお、導入化粧水やブースター美容液を使用する場合は、化粧水の前に使うのが基本です。
化粧水は、「多すぎるかな?」と感じるくらいたっぷりと使いましょう。肌表面に化粧水の潤いが残る程度を目安に、惜しみなく使うのがベターです。
スキンケアの基本は、きちんと汚れを落とすことと、水分の多いもの→油分の多いものの順番でつけていくこと。一般的には導入美容液→化粧水→美容液→乳液→クリームの順番になります。
美容液を適量手に取ったら、おでこ、両ほほ、鼻、あごなどに点々と置くようにつけていきます。その後、美容液を置いた場所に手を軽く当てて、優しくプレスするように馴染ませましょう。顔の内側から外側、下から上に向かって馴染ませていくことを意識してくださいね。
美容液の次に乳液をつけることで、水分や美容成分を肌の角質層まで浸透させる効果が高まります。乳液は顔全体につけて、しっかりとうるおいを閉じ込めましょう。
肌の乾燥が気になる方は、乳液のあとにクリームをプラスしてもOK。クリームを取り入れる場合は、乾燥が気になるところへの部分使いがおすすめですよ。
美容液の使い方を誤ると、本来の効果が得られなくなったり、肌トラブルを招いたりすることも。
正しい方法で美容液を活用して効果を最大化させるために、注意すべきポイントを押さえておきましょう。
透明感のある肌を目指すなら、季節に関わらず美白美容液を使いましょう。
その理由は、シミの原因となる紫外線は1年中降り注いでいるため。紫外線が最も強くなる5~8月はもちろん、日焼けするイメージの薄い秋や冬の季節にも紫外線は降り注ぐため、年間を通して美白ケアを行うのがおすすめです。
シミと同時に肌荒れにも予防効果が期待できるうえ、肌への刺激になりにくいトラネキサム酸美容液は、通年使用にぴったり。毎日コツコツと使い続けることで、美白効果が期待できます。
美白ケアと並行して、UVケアを行うのも忘れずに。晴れた日はもちろん、曇りや雨の日にも紫外線は降り注ぐため、季節や天候を問わず日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。
また、屋内で過ごす場合も油断は禁物。紫外線は窓ガラスを通り抜けて室内に入り込むため、日当たりのよい部屋で過ごす際には、屋内でもUVケアが必要です。
複数の美容成分を肌に染み込ませたいからといって、いくつかの美容液を混ぜ合わせるのはNGです。美容液同士を混ぜることで成分が分離してしまうこともありますし、場合によっては危険な物質が生成されてしまう可能性もゼロとは言い切れません。
美容液に限らず、化粧品は一度開封したその瞬間から酸化が始まります。使用期限を超えた美容液は、品質の劣化や雑菌の繁殖を生じている可能性も。肌に直接つけるものですから、使用期限はしっかりと守りましょう。
パッケージに使用期限の記載がない場合は、「開封してから3ヶ月~半年間」を目安に使い切ってください。なお、未開封の場合は、製造日から約3年間が使用期限の目安です。
美容液を使用中にピリピリ感などの刺激を感じたら、以降は使用を控えて様子を見ましょう。無理に使用を続けると、肌の赤みや乾燥、角質がめくれるといった肌トラブルに繋がる恐れがあります。
トラネキサム酸は肌への刺激となりにくい成分ですが、他の美白成分のなかには刺激を生じやすいものも。
特に、優秀な美白有効成分として人気の高いビタミンCや、「シミの漂白剤」とも呼ばれるハイドロキノンは、高い効果が期待できる一方で肌への刺激も起こりやすいため注意が必要です。
こうした成分が配合された美容液を使うときは、「濃度の低いものから使う」「あらかじめパッチテストを行う」「2~3日に1度の使用から始め、徐々に頻度を上げる」といった工夫を取り入れるとよいでしょう。
できてしまったシミやそばかすの改善方法は?
既にあるシミ・そばかすにスキンケアで対処するには、「ターンオーバーを促進」「ターンオーバーを促進する」タイプの美容液を取り入れるのがおすすめです。
ただし、スキンケアでの対処では、短期間に劇的な効果を得るのは難しいと考えましょう。「できるだけ早く、しっかりシミを消したい」という場合は、美容皮膚科などで治療を受けるのがベターです。
デパコスとプチプラの美白美容液に効果の違いはある?
美容液の場合、成分の配合がリッチであればあるほど価格が高くなる傾向があります。
しかし、美容液の効果をしっかりと得るには、「毎日使い続ける」ことが大切。
高級美容液をたまに使うよりは、プチプラ美容液を毎日使うほうが良い結果が期待できるでしょう。自分にとって無理のない価格であり、かつ肌に合う美容液を選んでくださいね。
間違った美白ケアとは?
「美白ケアは、スキンケアだけでOK」という考えは間違い。不規則でストレスフルな生活をおくっていると、シミのできやすい肌環境になってしまいます。
可能な限り生活習慣を見直して、身体の内側からも健やかな美肌を目指しましょう。
美白美容液を使う以外に、美白のために気をつけるべきことは?
美白ケアの基本は、紫外線をできるかぎりシャットアウトすることです。
紫外線は窓ガラスを通り抜けるため、家から出ない日にもしっかりとUVケアを。また、日焼け止めの効果はだんだんと薄れていくため、2~3時間程度を目安に塗りなおすことを意識しましょう。
シミも、肌荒れも防いでくれるトラネキサム酸は、毎日の美白ケアにぴったりの成分です。自分の肌に合う美容液で、透明感あふれる美肌を目指してくださいね。
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