ページ更新日:2022年12月27日
※監修者は「ノンコメドジェニック洗顔料の成分」「ノンコメドジェニック洗顔料の使い方」「ノンコメドジェニック洗顔料の選び方」「ノンコメドジェニックについて」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介しているノンコメドジェニック洗顔料のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※「ノンコメドジェニックテスト済み」はすべての人にニキビが発生しないということではありません。
ニキビケアには、ノンコメドジェニック洗顔料で肌の土台からニキビのできにくい肌作りを行うことがおすすめです。
一方で、中学生・高校生にできやすい思春期ニキビ、20代以降にでき始める大人ニキビは原因や対処法が異なる特徴も。
そこで今回は自身のニキビタイプの特徴や原因をしっかり知ってもらった上で
・ノンコメドジェニック洗顔料の選び方
・ノンコメドジェニック洗顔料の効果的な使い方
・日常生活の中でできるニキビケア
をレクチャー。 あなたにぴったりのニキビケアが見つかるお手伝いをいたします。
ニキビ肌を整えるノンコメドジェニック洗顔料を見つけ、正しい使用方法でなめらかな肌に導いていきましょう。
ノンコメドジェニックとはコメドができにくいという意味です。
コメドは毛穴に皮脂が詰まって膨らんだ状態=ニキビができる一歩手前やニキビの第一段階の症状を指します。「コメドができにくい」ということは、ニキビができにくいということ。聞くとメリットばかりのような気がしますが実際はどうなんでしょう?
ノンコメドジェニックテスト済みとノンコメドジェニック処方では意味が違いますが、それがちゃんと説明されていることが少ないです。
ノンコメドジェニックテスト済みの表示がある製品は、ニキビができにくいかを実際に人間の肌でテストを行なっています。皮脂腺の多い背中に検査対象になる試験サンプルを貼り、2〜4週間後に角質を拭って、顕微鏡で検査して実際にニキビができにくいかを判断します。
一方、ノンコメドジェニック処方という表記の製品は、コメドができにくい処方というだけで、テストが行われていないことも。つまり本当にニキビができにくいかどうかがちゃんとわかっているわけではないのです。
ノンコメドジェニックは、あくまでもニキビをできにくくする予防の観点で使うスキンケア。
偏った食生活や生活習慣の乱れで、白ニキビができやすい人や繰り返しニキビができる人にはぜひおすすめしたいですが、すでにできてしまったニキビ跡を治療する効果はありません。
ニキビ跡をケアする洗顔を探しているならこちらの記事をチェックしましょう。
ニキビ肌向け洗顔料おすすめ人気ランキング
ノンコメドジェニックには余計な油性成分が含まれていないことで、今までよりもスキンケアのさっぱり感などがなく物足りない印象を受けることもあります。
これはシンプルに肌の慣れなので、使いつづけていくうちに改善していきますが、知らないと商品の物足りなさを感じてしまいそうです。
ノンコメドジェニック洗顔料はニキビを発生させない有効成分や保湿成分が角質層の毛穴の奥までしっかり届きます。
そのため何度も同じ場所にニキビができるのを予防してくれる効果を期待できます。なかなか予防できず繰り返す大人ニキビのケアにはおすすめです。
ノンコメドジェニック洗顔料なら余計な油分を肌に入れることなくバランスの取れた肌が手に入ります。
肌に余計な刺激を与えないので、季節の変わり目などに肌が揺らぎやすい人にもおすすめですよ。
※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。
※アンケートの結果をもとに「最後の商品」になったおすすめの美容商品を掲載します。
※調査は美容の悩みを解決できたと感じた方を対象に、WEBアンケートを行い有効回答数は5763名です。
ニキビは、皮脂や角質が毛穴の中で詰まった「コメド」という状態から始まります。
そして、皮脂をエサにするアクネ菌が増殖し、炎症が起きることで赤く腫れたニキビができてしまうのです。
中学生~高校生にできる「思春期ニキビ」と、大人になってからできる「大人ニキビ」では、皮脂が増える原因や、スキンケア方法が変わってきます。
ニキビ用の洗顔料は、ニキビの種類によって合うものを選びましょう。
大人ニキビ | 【年齢】20代以降 【主な原因】ターンオーバーの乱れ、皮脂の過剰分泌、ホルモンバランスの乱れ、毛穴の詰まり、生活習慣の乱れなど 【発生部位】Uゾーン(顎〜口まわり) |
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思春期ニキビ | 【年齢】10代~20代前後 【主な原因】成長期における皮脂の過剰分泌 【発生部位】Tゾーン(額~鼻先)、口周り |
思春期ニキビの主な原因は、思春期で男女ともに増える男性ホルモンの影響で、皮脂の過剰分泌が起きてしまうことです。
特に、おでこから鼻にかけての、皮脂分泌が多いTゾーンにニキビができやすいのが特徴。消炎・殺菌効果のある薬用洗顔料を使ったり、皮脂を洗い流す洗浄力のある洗顔料がおすすめです。
思春期ニキビは、ホルモンバランスが整ってくると自然と改善されますが、ストレスなどにより長引くこともあります。
20代以降にみられる大人ニキビの主な原因は乾燥です。
特に、フェイスラインやあご周りなどの、Uゾーンにできるのも特徴です。肌の乾燥を防ぐために皮脂分泌が過剰になったり、疲労・ストレス・生理前によってホルモンバランスが乱れた結果、大人ニキビができてしまいます。
肌のバリア機能が低下しているため、肌にやさしい洗浄力で抗炎症成分がプラスされた洗顔料がおすすめです。
ニキビで悩まれている方は、コメド(毛穴の詰まり)ができにくいよう設計された、ノンコメドジェニック洗顔料を日頃の洗顔に使うことをおすすめします。
中でも「ノンコメドジェニックテスト済み」の記載がある化粧品は、実際に人の肌でコメドができにくいかテストをしています。
全ての方のニキビが改善されるわけではありませんが、洗顔料を選ぶ時の参考にすると良いでしょう。
思春期ニキビには過剰な皮脂を洗い流せる、比較的洗浄力の高い「石けん系洗浄成分」がおすすめ。
石けん系の洗浄成分といっても、見た目は固形石けんからフォームタイプのものまでさまざまです。
成分に注目しつつ、形状は自分の使いやすいタイプを選んでくださいね。
石けん系の洗顔料を使う時は、必要な皮脂まで流さないように、顔全体になじませたら短時間で洗い流しましょう。しっかり洗いたいからと言って、摩擦をかけないように気をつけてくださいね。
石けん系洗顔料の他に、泥成分を配合したクレイ洗顔料もおすすめ。不要な皮脂や汚れを吸着してくれますよ。
洗顔時の肌負担を軽減するためには、以下のような保湿成分を配合した洗顔料が良いでしょう。
ニキビ肌用の洗顔料は、皮脂を取り除く力が強く、うるおい不足になってしまうことも。乾燥肌用・敏感肌用のニキビ洗顔料を使うか、洗顔後は丁寧に保湿することを心がけましょう。
美容ログを見ればニキビに悩んだ人が洗顔料によってどう悩みを解決したかが書かれているので、どの商品を使っていいか迷ったらぜひチェックしてみてください。
殺菌成分・抗炎症成分配合の医薬部外品洗顔料は、赤く腫れたり黄色く膿んだりしたニキビにおすすめです。
医薬部外品洗顔料のうち、有効成分として以下の成分が含まれているものを選びましょう。
アラントインは、抗炎症作用だけでなく肌の再生作用もあります。ニキビ跡にお悩みの方にはぜひ取り入れていただきたい成分です。
ニキビの原因であるアクネ菌を洗い流す殺菌成分を配合した洗顔料は、週2~3回もしくはニキビができてしまった時のみ使用しましょう。
長期間の使用は肌にある常在菌バランスが崩れ、肌の健康状態が悪くなってしまう場合があります。
殺菌成分配合の洗顔料は短期集中ケアでの使用がおすすめです。
洗顔料には、チューブ状の洗顔フォーム・固形石けん・泡タイプがありますが、基本的にはご自身が使いやすいタイプを使用して問題ありません。
泡立てる必要がない泡タイプは、手軽に使えるので毎日の使用に向いていますね。
洗顔フォームや固形石けんも、泡立てネットなどを使うとあっという間にモコモコ泡が作れます。
どのタイプの洗顔料もしっかりと泡立ててから顔に使ってください。
ニキビ肌の洗顔は1日2回、洗顔料をたっぷり泡立てて、Tゾーンなど皮脂が多い部分を中心にやさしく洗います。洗い流す時は、泡が残らないように充分にすすぎましょう。
洗顔時の刺激や洗い残しは、ニキビの悪化につながります。特に生え際は洗い残ししやすい箇所で、ニキビもできやすい場所なので気をつけましょう。
洗顔後は清潔なタオル、またはティッシュで優しく押さえて水分を拭き取ります。
洗顔で使うぬるま湯は体温より熱くしないよう気をつけましょう。
肌に本来必要な皮脂やNMF(天然保湿因子)が流出する原因となります。
ニキビ用の洗顔料は洗浄力が高いものが多く、長時間肌の上にのせていると負担がかかってしまいます。
皮脂の分泌が多いTゾーンやニキビが気になる箇所から泡をのせ、顔全体に泡がのったらすぐに洗い流しましょう。
一見泡が落ちているようで、生え際などに洗い残しがありニキビが悪化することも。
泡が落とせたなと感じた後、10回以上はすすぎましょう。
ニキビの原因は皮脂や角質、汚れが毛穴に詰まってしまうことです。
1日2回の洗顔を基本に、汗をこまめに拭いたり、帰宅後はメイクをなるべく早く落としたり、肌を清潔に保つようにしましょう。
また、以下のおすすめのケア習慣を取り入れてみてください。
紫外線ケア | 紫外線の刺激は、ニキビ悪化やニキビ跡につながります。ノンコメドジェニックの日焼け止めや日傘を使用して紫外線から肌を守りましょう。 |
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腸内ケア | 腸内環境が悪いと、新陳代謝が滞りニキビの悪化につながります |
食事内容に気を付ける | 甘いものなど糖質の取りすぎは皮脂の過剰分泌につながるので気をつけましょう。ビタミンB群の摂取は、糖質の代謝や皮膚の正常化をサポートします。 |
ストレスケア | ストレスは男性ホルモンを増やし、皮脂の分泌をうながします。自分に適したリフレッシュ方法でストレスケアをしましょう。 |
乾燥肌でもノンコメドジェニック洗顔料は使える?
使っても問題ありません。ノンコメドジェニック洗顔料の中でも、保湿成分が含まれているもの、乾燥肌や敏感肌向けの商品を使用しましょう。洗顔後の保湿は充分に行なってください。
ニキビの炎症が強くても洗顔料は使って良い?
使うなら敏感肌用の洗顔料にしましょう。
炎症や赤みが広範囲にある場合は、ニキビではなく何らかの原因で湿疹ができてしまっている可能性もあります。強い炎症は長引いたり、色素沈着になったりするので、早めに皮膚科へ受診することをおすすめします。
ニキビが悪化する原因は?
思春期ニキビと大人ニキビに共通する原因は、ストレスや生理前によるホルモンバランスの乱れです。
また大人ニキビの場合は、肌の乾燥やターンオーバーの乱れによってもニキビの悪化を招きます。
ノンコメドジェニック洗顔料はプチプラでも効果はある?
プチプラでも問題ありません。医薬部外品の洗顔料を選べば、有効成分の配合量は決まっているので値段に関係なくニキビに作用します。
ノンコメドジェニック洗顔料は、ニキビの種類によって使い分ける必要があるとわかりましたね。
上記に気をつけて、洗顔料を選んでみてください。
ニキビケアをしても、なかなか改善しない場合は早めに皮膚科へ相談しましょう。
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