※監修者は「脂性肌の原因、特徴」「商品の選び方」「使用されている成分」「クレンジングの方法」「スキンケア方法」について監修をおこなっています。おすすめに掲載している商品は監修者が選定したものではなく編集部が口コミを集計したものです。
※本記事における「毛穴ケア」とは、肌にうるおいを与え、キメを整えるお手入れのことをさします。
※本記事で紹介している「毛穴ケアできる洗顔」のうち、ニキビ予防の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
触ったときのベタつきや、テカテカとした質感が特徴の脂性肌(オイリー肌)。
毛穴づまりやニキビなどの肌トラブルを起こすことが多くお悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は脂性肌におすすめの毛穴づまりやニキビ対策におすすめの洗顔料をご紹介。
脂性肌にピッタリの成分が含まれている洗顔料を見つけ、正しい洗顔の回数、洗顔方法で美肌に導いていきましょう。
まずは自分の肌質を見極めましょう。皮脂量の多い肌は、脂性肌とインナードライ肌の2つに分けられます。
どちらもテカりやすいため、肌悩みとしてはベタつきやニキビ、毛穴汚れなどが起こりやすい。脂性肌はベタつかずに水分をたっぷり補給できる化粧水を、インナードライ肌は部分的に水分と油分を使い分けるぐらいの丁寧なケアを心がけましょう。
脂性肌の一番の悩みは、終わらぬ皮脂との戦いです。油取り紙を何度も使用してもあふれる皮脂、崩れるメイクや、おでこに前髪が張り付いてしまい、常に汗をかいているような状態に見えること。
せっかくメイクをしても崩れてしまってはもったいないですよね。まずは脂性肌の特徴やその原因をしっかりと理解していきましょう。
肌の特徴
過剰に皮脂やが分泌され、ベタベタ、テカテカとした質感。肌の質感がそもそも油性。
原因
洗顔で皮脂を落としすぎてしまう、スキンケア不足、花粉やウィルス・季節の変化の影響、肌の栄養・水分不足、生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの乱れ。
脂性肌の改善にはまず乱れた生活習慣をできるだけ整え、正しいスキンケアをすることが大切です。そのはじめの第一歩として、すべてのスキンケアの土台となるのが洗顔です。
洗顔料を選ぶ際に大切なポイントはこの5つ!
○短時間で洗顔ができる洗浄力が高いものを使う
○洗浄力だけじゃなく保湿力が高いものを使う
○悩みにあった成分が含まれているものを使う
○さまざまなテストをクリアしたものを選ぶ
○使いやすい形状・タイプのものを選ぶ
詳しく見ていきましょう。
脂性肌の洗顔はスピード勝負。洗浄力の弱い商品でゆっくりと時間をかける洗顔は肌に優しいものの、脂性肌には毛穴づまりの原因になることも。
洗浄力の高い成分が配合された洗顔料を使用し、短時間でさっと洗い上げるのがポイントです。
脂性肌の人は、開き毛穴や毛穴づまりが起こりやすい状態。短時間で毛穴の汚れを落とす洗浄力で余計なものを肌に残さず洗い流しましょう。
洗浄力が高いものだけでは、洗顔後に乾燥を引き起こし、さらに皮脂の分泌を早めてしまいます。そこで大切なのが「保湿成分」になります。
スッキリとした洗い上がりでも、保湿成分が入っていれば洗顔時の負担を軽減するクッっションのような役割を果たすため、皮脂の分泌の軽減につながります。
皮脂が過剰に分泌される脂性肌は「ニキビ」や「毛穴づまり」が最も起こりやすい肌質です。
脂性肌の幅広い年齢層の方が、この肌トラブルに悩まされているのではないでしょうか?
ここでは、さまざまな年齢層の方におすすめのニキビ予防成分と、毛穴づまりの解消におすすめな成分をご紹介します!
生活習慣の乱れやストレス、疲れなど大人になってからできるニキビにはさまざまな要因が考えられます。
まずは、殺菌作用を持つ成分と、炎症を抑える成分が含まれた洗顔料を使用し、肌を清潔に保ち、肌の炎症を抑えることが大切です。
抗炎症成分
・グリチルリチン酸ジカリウム(2k)
ニキビや肌荒れのケアなどに用いられ、スキンケアや洗顔料ではポピュラーに使われている成分。
・グリチルレチン酸ステアリル
甘草の根から抽出される成分。グリチルリチン酸ジカリウムと同じ甘草成分で、グリチルリチン酸ジカリウムは水性成分。グリチルレチン酸ステアリルは油性成分。
・アラントイン
肌荒れを予防しながら、すこやかに肌を保つ成分。敏感肌スキンケアに幅広く使われている。
殺菌成分
・イソプロピルメチルフェノール
アクネ菌に対しすぐれた殺菌作用がある成分。抗炎症効果もあり肌をすこやかに保つ。
・サリチル酸
古い角質を溶かして、角栓除去をサポート。防腐作用もあり、アクネ菌の増殖を抑える働きも期待できる。
思春期のニキビは、ホルモンバランスの変化により皮脂腺が活発になり、それを餌にするアクネ菌の増殖が原因で起こります。
大人ニキビ同様アクネ菌の増殖を抑える「イソプロピルメチルフェノール」「サリチル酸」や抗炎症効果のある「グリチルレチン酸ステアリル」を使用することでニキビ予防につながります。
毛穴が開いてしまっている脂性肌は毛穴づまりになりやすく、毎日の洗顔でしっかりと汚れを取り除くことが大切です。
ここでは毛穴につまった皮脂を取り除く効果のある成分を紹介していきます。
脂性肌は肌のバリア機能が低下し、肌を守るための皮脂を過剰に分泌している状態です。
肌に負担の少ないテストを行ったアイテムを選ぶことで使用後のリスクを抑えることができます。
テストを行っている商品には、上記いずれかの記載があります。購入する際の参考にしてみてください。
一口に洗顔料といっても容器の形状や使用感はさまざま。まずは自身が使いやすいタイプの洗顔を選ぶことで、毎日の洗顔をストレスなく行うことができます。
洗顔の種類
・固形石鹸
洗浄力の高いものが多く、泡立てネットなどを使用。
・チューブ
やわらかいテクスチャーが多い。泡立てネットなどで泡立てて使用。
・ポンプ
あらかじめ泡の状態ででるタイプが多い。洗顔に時間をかけたくない人向け。
・パウダー
粒子が細かく毛穴汚れを落としやすい。専用容器や泡立てネットを使用。
ご自身の生活スタイルや好みに合わせて、使いやすいものを選びましょう。
※美容の悩みを解決した人たちがどんな商品を使ってきたかをアンケート調査し、有効だと感じた「最後の商品」を調査しました。
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ここでは脂性肌の人向けの洗顔方法を紹介していきます。
そもそも表面がベタベタとしているのは乾燥や外的刺激から肌を守るため。ベタベタしてきた度に洗顔を行うのはNGです。
洗顔は朝・夕「1日2回」を意識し、もしテカリやベタつきが気になった場合はティッシュなどで軽く押さえるようにしましょう。
脂性肌向けの洗顔方法
① メイクをしている場合は拭き取りはクレンジングは使用せず、オイルやジェル、クレンジングバームなど、洗浄力の高いアイテムを使用してすばやく落とす。
② よく泡を立てた洗顔料で素早く洗顔する。
③ 人肌程度のぬるま湯で洗い流す。
④ 擦らず優しく水分を取る。
⑤ スキンケア用品でしっかりケアする。
脂性肌は「洗浄力の高いもので素早く落とす」ことが重要。毎日の洗顔を少し意識することが肌質改善への積み重ねになります。
よくある誤解!? 洗顔しない美容法の意味とは?
「洗いすぎない=洗顔しない」と捉える方がいらっしゃいますが、洗顔をしないのはNGです。洗顔料を使用し老化角質を落とさなければ、化粧水や美容液が肌に浸透しにくくなります。洗いすぎは厳禁ですが、洗顔はとても大切なスキンケアのひとつです。
洗顔での正しい毛穴ケアの方法は?
毛穴づまりを解消する成分「AHA(アルファヒドロキシ酸)」「BHA(ベータヒドロキシ酸)」がふくまれた洗顔料がおすすめ。油分が多い洗顔料を使用すると毛穴づまりが悪化してしまう可能性があるのでご注意ください。
洗顔とクレンジングの役割の違いは?
「クレンジングはメイク落とし、洗顔は肌の洗浄」です。ですからメイクをした日は必ずクレンジングでメイクを落とし、その後の洗顔で肌を清潔に保ちましょう。メイクを綺麗に落とし切らずに洗顔すると、毛穴づまりやニキビの原因になるので注意が必要です。
洗顔料で人気の韓国ブランドは?
プチプラなら「イニスフリー」「エチュード ハウス」「アモーレパシフィックジャパン」。もう少し高価なものだと「VELY VELY」「LAGOM」「APRILSKIN」などがあります。美容大国韓国では漢方や酵素など日本ではあまり使われていない成分を使用しているアイテムが多く、お値段もブランドによって幅広くバリエーションが豊富。ただし、肌に合う合わないがあるので商品選びは慎重に行いましょう。
朝は水洗顔だけでいいの?
肌質によるので洗顔料を使った方が良いのか、水洗顔だけで良いのかはしばらく試して、肌の調子が良い方を選びましょう。
ただし、脂性肌の人は基本的に皮脂分泌量が多いので朝もしっかり洗顔料を使った方が良い傾向にあります。
乾燥肌向けと脂性肌向けの洗顔って何が違う?
乾燥肌向けの洗顔料は保湿成分を多く含み、脂性肌向けの洗顔料は皮脂を取り除くため洗浄成分が高い傾向にあります。LASELAの美容ログなら自分と同じ肌質や悩みを抱えている人を見つけられると思うので、商品選びの参考にしてみてください。
脂性肌はニキビができやすいというのは本当?
皮脂分泌量が多いので乾燥肌や普通肌に比べるとニキビはできやすいです。多量の皮脂により毛穴が詰まり、アクネ菌が増殖しニキビになりやすい肌環境と言えます。アクネ菌を殺菌する有効成分の入った洗顔料などを使ってしっかりケアしていきましょう。
脂性肌(オイリー肌)はテカリだけでなく、きめの粗さやごわつきも気になるものです。私自身が脂性肌(オイリー肌)でニキビが出やすい肌質だったため、さまざまな洗顔料を使用してきました。
自分の肌に合った洗顔料を選ぶことで、ニキビ予防にも繋がります。ただし大人女子の肌は、常に一定ではありません。季節や年代によっても都度見直しが必要だと感じます。
月のタイミングでは皮脂量が増えるので、そのときだけ強めの洗顔料を使用する。冬場はマイルドな洗顔料を使うなど、常に肌と相談しながら上手に選ぶことができればOKです。
常に自分の肌に合わせて、洗顔料を選ぶことが美肌への道につながります。
この記事では洗顔料を使った脂性肌のケアをご紹介してきました。ベタつきが気になる脂性肌にとって有効なアイテムは洗顔料だけじゃなく、化粧水や乳液などもケアに効果的です。
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