乳液の選び方は? 肌質や悩みに応じた乳液をチョイスして潤う肌へ

更新日: 2023年04月12日

乳液の選び方は? 肌質や悩みに応じた乳液をチョイスして潤う肌へ

乳液は商品によって、合う肌質年齢機能サポートできる肌悩みが異なるだけでなく、種類がいくつかあり、容器の形状、価格帯までさまざまです。

自分の肌質に合い、肌悩みの改善をサポートしてくれる乳液を毎日使い続けるには、乳液の正しい選び方を知っておかなければなりません。

肌質で選ぶ際は、まず自分の肌質が乾燥肌・脂性肌・混合肌・敏感肌なのかを把握しましょう。その上で、肌質に合わせた選び方を知っておけば、肌質に合った乳液が見つかります。

求める機能で選ぶ場合は、使い心地重視なのか、機能性重視なのかをまず考えましょう。その上で、それぞれの選び方に沿って選ぶと、使い続けやすい乳液に出会えるはずです。

乳液を使用すると肌トラブルが起きるなら、悩み別で乳液を選ぶと良いでしょう。

乳液を使用するとニキビができるかゆくなるなど、まずはどんな肌トラブルが起こるのか振り返ってみてください。

また、乳液は年代によっても合う商品が異なります。選ぶときは、自分の年代に合っているかも必ず確認しましょう。

また、乳液と言っても、保湿乳液やUV乳液、美白乳液などさまざまな種類があります。乳液に保湿以外の機能を求めるなら、乳液の種類にも注目してください。

その他、容器の形状価格帯ブランドもチェックしておけば、使い続けたいと思える乳液に出会えるでしょう。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「乳液とは」「乳液の使い方」「乳液の選び方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している乳液のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事における「シミ」とは「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」又は「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」ことをさします。
※本記事における「くすみ」とは汚れや古い角質によるくすみのことをさします。
※本記事における「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。

肌質で選ぶ

肌質は人によって異なり、主に乾燥肌・脂性肌・混合肌・敏感肌にわかれており、肌質によって合う乳液は異なるため、選ぶ前にまず自分の肌質を確認しておくことは重要です。

肌が常に乾燥するなら乾燥肌、テカリが出やすいなら脂性肌、乾燥する部分とテカる部分の両方があるなら脂性肌、肌トラブルが起きやすいなら敏感肌である可能性が高いでしょう。

乾燥肌の方は、肌の乾燥を防ぐために、保湿キープ力のあるワセリンシア脂などが配合された乳液がおすすめです。

脂性肌の方は、さっぱりタイプ乳液保湿力が高い乳液、もしくは抗炎症タイプの乳液のいずれかがおすすめと言えます。

混合肌の方は保湿力が高い乳液か、ビタミン類が配合されたものが合うでしょう。敏感肌の方は、肌への刺激が少なく保湿効果の高い乳液がおすすめです。

このようにそれぞれ合う乳液は異なるため、肌質に合わせて選ぶことは重要です。

乾燥肌の選び方

乾燥肌の方は、保湿された状態をキープする成分が配合された乳液を選びましょう。保湿キープ力がある成分には、ワセリンシア脂スクワランなどがあります。

これらの成分は保湿力がありながらも、さっぱりとした使い心地を感じられるので使いやすいはずです。そのほか、ホホバオイル馬油アルガンオイルミツロウなども乾燥肌向けの成分と言えます。

これらの成分は複数配合されているほど、保湿キープ力が期待できるため種類の数にも注目してください。

脂性肌の選び方

脂性肌の方の乳液の選び方のポイントは3つあります。肌のテカリやベタつきが全体的に気になるなら、さっぱりタイプの乳液がおすすめです。

しっとりタイプの乳液では、さらにテカリやベタつきがひどくなるかもしれません。

肌の表面はテカっていても奥は乾燥しているなら、保湿力の高いセラミドが配合されたタイプの乳液がおすすめです。肌の奥が乾燥することにより皮脂が過剰分泌されているため、セラミドで肌の奥の乾燥を防ぎましょう。

皮脂によってニキビができやすいのであれば、抗炎症成分や殺菌成分が入った乳液がおすすめです。

混合肌の選び方

混合肌の方の選び方のポイントは2つです。肌が乾燥する部分のほうが多い方や、テカリがあっても肌の奥は乾燥していると感じる方は、保湿力を重視して乳液を選びましょうセラミドヒアルロン酸が配合された乳液は、保湿力が高いのでおすすめです。

Tゾーンのテカリが気になる方には、ビタミンBビタミンC類が配合されたタイプが人気です。過剰な皮脂分泌を抑える効果や、毛穴の引き締め効果があるものを選ぶと良いでしょう。

敏感肌の選び方

敏感肌の方は、2つの点に注意して乳液を選ぶ必要があります。1つは肌への刺激です。敏感肌の方は乳液の成分によって肌荒れを起こす場合があります。

そのため、できるだけ肌への刺激を抑えた処方の乳液を選ばなければなりません。

パッチテスト済み、アレルギーテスト済み皮膚刺激感テスト済みと記載された乳液であれば、敏感肌の方でも安心して使いやすいでしょう。

2つ目は保湿力です。敏感肌の原因が肌の乾燥である可能性もあります。そのため、ヒト型セラミドコラーゲンヒアルロン酸アミノ酸などが含まれた、保湿力の高い乳液を選びましょう。

求める機能で選ぶ

乳液の主な機能には、さっぱりタイプのもの、オールインワンタイプのもの、下地機能があるものの3つにわかれていますが、毎日使うものなので自分の好きな使用感で求める機能を備えたものを選ぶと良いでしょう。

乳液は基本的に化粧水の後に使用する化粧品ですが、中には機能が異なるものもあり、使用感もさっぱりタイプからしっとりタイプまでさまざまです。

基本的にしっとりとした仕上がりのものが多い傾向にあります。

べたつきが気になるなら、さっぱりタイプの乳液を選びましょう。スキンケアにかける時間を短縮したい方は、オールインワンタイプの乳液がおすすめです。

一つでスキンケアが完了するため、他の化粧品を塗り重ねる手間がありません。朝のメイクの時間を短縮したいなら、化粧下地機能がある乳液が合うでしょう。

このように求める機能によって合う乳液が異なるため、事前に機能を調べてから乳液を選びましょう。

さっぱり、べたつかない

乳液は保湿力が高いほど、しっとりとした仕上がりで、ややベタつきを感じやすい傾向にあります。もしベタつきが気になるのであれば、さっぱりとしたテクスチャの乳液を選ぶと良いでしょう。

乳液のボトルに「さっぱりタイプ」と書かれた商品を選ぶと希望の使用感に近い乳液を選べるはずです。もしくは、テスターや試供品などで実際の使用感を試してみる方法も良いでしょう。

特に脂性肌や混合肌の方は、ベタつくタイプの乳液だと肌悩みが悪化する可能性があるので、さっぱりタイプを選ぶようにしてください。

オールインワンタイプ

オールインワンタイプの乳液とは、化粧水美容液パックなど乳液以外の機能が備わっており、一つでスキンケアが完了するタイプです。

化粧品をいくつも使用するより手軽なため、時短ケアをしたい方にはオールインワンタイプの乳液がおすすめと言えます。「オールインワンタイプ「オールインワンジェル」などの記載が目印です。

ただし、肌質によってはオールインワン乳液のみでは肌が乾燥する場合があります。乾燥する部分は重ね塗りをするか、乳液を追加するなどで対応しましょう。

下地機能があるもの

乳液の中には、化粧下地機能があるものも存在しています。化粧下地効果がある乳液は、塗った後すぐにファンデーションを使用することが可能です。

日焼け止め機能がある化粧下地乳液であれば、ノーファンデのメイクにも使用できます。ただし、化粧下地機能がある乳液は夜に使用できないものが多いでしょう。

そのため、夜用の乳液を別で用意しなければいけない点はやや面倒かもしれません。とはいえ、朝のメイクの時短が叶う点は化粧下地乳液のメリットです。

悩み別で選ぶ

乳液の特徴や成分が影響して、肌質によっては肌トラブルが起こる場合もあるため、乳液は抱えている悩みや起こりやすい肌トラブルに合わせて選ぶことも重要です。

テカリが出やすい肌質の方は、乳液に配合された保湿成分によってテカリが増す場合があります。その場合は、保湿成分が控えめの乳液を選ぶ必要があります。

乳液によってニキビができる方は、抗酸化成分抗炎症成分美白有効成分が入った乳液がおすすめです。

乳液でかゆみが出る方は、かゆみが治まるまで、低刺激処方の乳液を使用したほうが良いでしょう。

乳液を塗るとテカリが気になる方は、まず乳液の使用量を減らしてください。それでも改善されない場合は、さっぱりタイプの乳液に切り替えてみましょう。

毛穴トラブルが多い方は、保湿成分ハリを与える成分皮脂の分泌を抑える成分などに注目して乳液を選ぶ必要があります。

このように、悩みや肌状態にあわせて乳液は適切に変えるほうが満足のいくスキンケアになります。

乳液をつけるとニキビができる

乳液をつけるとニキビができる方は、乳液の成分がニキビの原因と考えるかもしれません。そうなると乳液を使わないほうが良いと思いがちですが、ニキビを防ぐには乳液による保湿が必須です。

そもそも、乳液に含まれる油分は少量であるため、ニキビを増やすほどではありません。そのため、乳液を使用しないのではなく、ニキビ肌に合った乳液を選ぶことが大事です。

ニキビを予防したい方は抗酸化成分、赤ニキビができやすい方は抗炎症成分、ニキビ跡が気になる方は美白有効成分が配合された乳液を選ぶと良いでしょう。

乳液をつけるとかゆくなる

乳液を塗ると肌がかゆくなってしまうのは、肌のバリア機能が低下していることが原因です。かと言って乳液を塗らず化粧水のみのケアを続けると、うるおい不足により余計にバリア機能は低下します

そのため、かゆみが出ているときも乳液を使用しましょう。ただし、普通の乳液では成分が刺激となり、かゆみが悪化する可能性があります。かゆみの症状が出ているときは、低刺激処方の乳液を選ぶと良いでしょう。

低刺激処方の乳液でもかゆみが増す場合は、成分以外に原因がある可能性があるので、念のため皮膚科を受診してください

乳液をつけるとテカる

乳液を塗ると肌がテカる原因は主に2つあります。1つは顔に塗る乳液の量が多すぎることです。テカリが気になる場合は、一度使用量を少なめにして様子を見ましょう。

2つ目は脂性肌であることです。脂性肌の方は常に肌の皮脂量が多いため、乳液の成分によってテカリが増してしまう場合があります。

塗る量を調節してもテカリが改善されないときは、ベタつきが少ないさっぱりタイプの乳液に切り替えてみましょう。量と使用感に注意して乳液を使用すれば、乳液によるテカリは改善されるはずです。

毛穴を目立たなくしたい

乳液は肌の乾燥やハリ不足が原因による毛穴の目立ちなどにアプローチできます。乾燥による毛穴トラブルが悩みの方は、保湿成分が多く配合された乳液がおすすめです。

ハリ不足による毛穴トラブルが悩みの方は、ペプチドアスタキサンチンなどハリを与える成分が配合された乳液を選びましょう。

皮脂の過剰分泌による毛穴の目立ちが気になる方には、ビタミンC誘導体コラーゲンなど皮脂の分泌を抑える成分が配合された乳液がおすすめです。

年代に合ったもので選ぶ

肌の状態は年齢ごとに異なるため、乳液は年代に合ったものを選ぶことも忘れてはいけないポイントと言えます。

20代の肌と50代の肌を比較してみましょう。20代の肌は水分を保持する力が高いですが、50代の肌は水分保持力は低いのです。

そのため、20代の肌向けの乳液では50代の方は水分が不足してしまう可能性があります

20代の方は肌悩み肌への刺激価格帯に注意して選ぶ必要があります。20代の方の中で、ゆらぎやすい肌質の方は特に刺激には注意してください。

30代の方は肌悩み使い心地価格体に注目して選びましょう。30代の方には、毎日使いやすいコスパの良い乳液がおすすめです。

40代の方は肌悩みエイジングケアの要不要肌への負担を考えて乳液を選びましょう。加齢による肌悩みを抱えている方には、エイジングケアができる乳液がおすすめです。

50代の方は保湿力肌悩み肌への刺激テクスチャに注目しましょう。

このように年代によって選ぶ際の注目ポイントが異なるため、年代に合わせて選ぶことも重要と言うわけです。

20代の乳液の選び方

20代の方の乳液の選び方のポイントは3つあります。1つ目は肌の悩みに合わせることです。

乾燥肌の方はセラミドなどの保湿成分が配合されたものを、シミが気になる方はトラネキサム酸などの美白成分が入ったもの、毛穴が気になる方は引き締め効果のあるフラーレンなどが入った乳液を選びましょう。

2つ目は刺激となる成分に注意することです。アルコールや香料など、肌に刺激が与えそうな成分はなるべく避けてください

3つ目は価格です。毎日気兼ねなく使えるよう、続けて購入しやすい価格の乳液を選びましょう。

30代の乳液の選び方

30代の方の乳液の選び方のポイントは3つあります。1つ目は20代と同じく肌悩みに合わせて選ぶことです。30代はハリの低下が気になる方も多いでしょう。その場合はコラーゲンヒアルロン酸が含まれた乳液を選んでみてください。

2つ目は肌質に合った使い心地のものを選ぶことです。べたつきが気になるならさっぱりタイプ、敏感肌の方は刺激が少ない優しい使い心地の乳液を選びましょう。

3つ目は価格に注意することです。コスパが良いものを選び、毎日惜しみなく使用できるようにしましょう。

40代の乳液の選び方

40代の方の乳液の選び方のポイントは3つあります。1つ目はシミやシワ、くすみなど今抱えている肌悩みに合わせることです。

2つ目はエイジングケアを目指すかどうかです。年齢に応じたケアができる乳液が欲しい場合は、ビタミンC誘導体が配合された、美白乳液を選ぶと良いでしょう。

3つ目は肌への負担を考えることです。アルコールなど肌へ刺激を与える可能性がある成分が配合されていないかチェックしてください。

50代以上の乳液の選び方

50代の方の乳液の選び方のポイントは4つあります。1つ目は高保湿の乳液を選ぶことです。50代の方は40代以前の方より肌が乾燥しやすいため、保湿成分は複数配合された乳液を選びましょう。

2つ目は肌悩みに合わせること、3つ目は肌への刺激が少ないものを選ぶことです。

4つ目は好みのテクスチャで選ぶことです。高保湿のものを選ぶとべたつきが気になりやすいですが、苦手と感じるなら他の乳液もぜひ試してみてください。

種類から選ぶ

乳液の種類は主に保湿乳液UV乳液ティント乳液美白乳液オールインワン乳液薬用乳液先行乳液などがあり、それぞれ特徴や効果が異なるため、事前に確認して購入しなければなりません。

保湿乳液は普通の乳液よりも保湿力が高いタイプです。乳液のみでは保湿力が不足すると感じる方に向いています。UV乳液は日焼け止め効果のある乳液です。普通の日焼け止めでは肌が乾燥する方などにおすすめできます。

ティント乳液は肌色を明るく見せる効果のある乳液です。肌色を補正したい方に良い乳液でしょう。

美白乳液は美白有効成分が配合された乳液です。シミやそばかすのケアをしたい方に向いています。ジェル乳液は、普通の乳液より少しさっぱりした使い心地の乳液です。

オールインワン乳液は、化粧水や美容液などの役割も備わった乳液となります。一つでスキンケアが完成する優れものです。

薬用乳液は厚生労働省が認めた効果・効能に有効な成分が配合されたもの、先行乳液は化粧水の前に使用する専用の乳液となります。

ひとくちに乳液と言っても、機能やテクスチャごとにいくつかの種類にわかれているため、乳液は種類を確認してから選ぶことも重要なポイントと言えます。

保湿乳液

保湿乳液とは、一般的な乳液よりも油分の割合が多い乳液のことを指します。クリームよりは油分が少ないため、乳液では保湿力が足りず、かといってクリームではテカリが出てしまう方に、保湿乳液はおすすめです。

保湿力は普通の乳液より高く、クリームよりは低めです。

テクスチャは普通の乳液よりややしっとりしていますが、クリームほどのベタつきはありません。乳液ではさっぱりしすぎると感じる場合は、クリームより先に保湿乳液を試してみると良いでしょう。

UV乳液

UV乳液は乳液の機能にUVカット機能が備わった乳液のことを指します。普通の日焼け止めより保湿力が高いため、日焼け止めでは肌が乾燥してしまう方におすすめです。

また、UV乳液は日焼け止めのように肌が乾燥してきしみ感が出にくい点も特徴となっています。日焼け止め特有のきしみ感が苦手な方は、一度UV乳液を使用してみると良いでしょう。

ただしUV乳液は朝専用です。夜には使用できないため、夜用の乳液を別途用意する必要があります。

ティント乳液

ティント乳液とは、ティント効果のある乳液、つまり肌を明るく見せる効果のある乳液のことです。

肌に近いうっすらとした肌色に色づけしてある乳液で、朝のメイク前に使用します。ティント乳液も基本的に朝専用です。

美白乳液

美白乳液とは、乳液の効果と美白効果の2つが同時に期待できる乳液のことです。セラミドコラーゲンなどの保湿成分と一緒に、ビタミンC誘導体などの美白成分が配合されています。

美白乳液は朝だけでなく夜も使用できます。ビタミンC誘導体が含まれた美白乳液を朝に使用する場合は、紫外線による影響を受けないよう、必ず日焼け止めを併用しましょう。

夜のケアでは、寝ている間に紫外線を浴びることはほとんどないため、日焼け止めを使用する必要はありません。

ジェル乳液

ジェル乳液は名前のとおり、ジェル状の乳液のことです。「ジェル」や「保湿ジェル」と呼ばれることもあります。

ジェル乳液は一般的な乳液と同じく、肌に水分と油分を与え、化粧水や美容液のうるおいを逃さないようにする役割があるものです。

ただし、普通の乳液よりもさっぱりとしたテクスチャで、冬よりも夏に使用するのに向いています

冷蔵庫で冷やしてから使用すると、ひんやりとした使い心地になり、夏のほてった肌を冷やしてくれる点も特徴です。

オールインワン乳液

オールインワン乳液は、これ1つでスキンケアが完了する多機能な乳液です。

化粧水や美容液などの役割が備わっているため、オールインワン乳液のみでスキンケアが終わります。スキンケアの手間を省きたい方に人気です。

薬用乳液

薬用乳液とは、厚生労働省が認めた効果・効能に有効な成分が配合された乳液のことです。

肌荒れやニキビなど、肌トラブルの予防をしたいときに使用するのが薬用乳液となります。薬用乳液を購入する際は、どのような有効成分が入っているか必ず確認しましょう。

先行乳液

先行乳液とは、化粧水の前に使用する乳液のことです。洗顔後すぐに、肌に水分・油分・保湿成分を与えることで、肌のごわつきや乾燥をやわらげます

ただし、普通の乳液を化粧水の前に使用しても、先行乳液にはなりません。洗顔後すぐに使用する場合は、「先行乳液」という名前の乳液が必要です。

また、先行乳液は化粧水の前には使用できないため、この点も注意しましょう。

容器の形状で選ぶ

乳液は商品ごとに容器の形状が異なり、容器の形状の主な特徴には、スプレータイプ大容量タイプ持ち運び用タイプなどがあり、容器の形状が異なると、使い方や用量、持ち運びの便利さも変わってくるため、知っておくと選ぶさいに役立つでしょう

スプレータイプの乳液は、霧状の乳液で日中の保湿ケアにおすすめです。エアコンなどで肌の乾燥を感じたときに、顔にスプレーをして保湿します。

大容量の乳液は、コスパが良く惜しみなく使用できる点がメリットです。
300〜500ml入っており、200ml入りよりもコスパが良いものは大容量の乳液と呼べるでしょう。

持ち運び乳液は、その名のとおり持ち運びに適した乳液です。このように、それぞれ容器の形状によって特徴が異なるため、ライフスタイルなどに合ったものを選びましょう

スプレータイプ

スプレータイプの乳液は、スプレーすると霧状になった乳液が出てきます。日中や外出中など、スキンケアのとき以外で肌を保湿したいときに、スプレータイプの乳液は便利です。

大容量

大容量の乳液は、量が多いためコスパが良く惜しみなく使えます。一般的な乳液は1本あたり200ml前後の容量となっています。

大容量のものは300〜500mlほど入っており、値段が割安になっている場合がほどんどです。

持ち運び

持ち運び用の乳液は、内容量が少なく、コンパクトなケースに入っている点が特徴です。

外出先や宿泊先まで持ち運びやすいよう、軽量にするために内容量を少なくし、スタイリッシュなパッケージになっています。

プチプラの乳液で選ぶ

プチプラの乳液は、一般的には3,000円以下で買える乳液のことを指すことが多いでしょう。プチプラの乳液は値段がお手頃な点だけでなく、ドラッグストアなどで手軽に買える点もメリットです。

プチプラの乳液を購入する際は、必ず成分をチェックしましょう。中には、保湿成分有効成分を少なくし、肌に刺激となる成分を多くすることで価格を下げている乳液もあります。

肌トラブルを起こすことなく、乳液本来の効果をきちんと得るために、成分はしっかりと確認して購入しましょう。

デパコスの乳液で選ぶ

3,000円を超える価格帯で、デパートの化粧品カウンターで購入する乳液はデパコス乳液と呼ばれます。価格が高い分、有効成分や貴重な成分がプチプラ乳液より多く入っているものが多い点が特徴です。

もちろん高ければ良いわけではないため、配合成分や配合量はきちんと確認しましょう。デパコスの乳液は1本あたりの価格が高いため、使い続けられる価格帯か考えて購入しましょう。

どんなに良い乳液でも、続けられなければ効果は期待できなくなってしまいます。

韓国コスメの乳液から選ぶ

近頃は韓国のスキンケア用品の人気が高まっています。プチプラの価格帯で効果的な成分が含まれた乳液が多く、コストを抑えたい方におすすめです。

韓国コスメの乳液を選ぶ際は、成分や使用方法を日本語で確認してから購入しましょう。

韓国語が読めず確認しないまま購入すると、後に肌トラブルが起こるリスクが高まります。海外から輸入する際は、偽物の購入を防ぐために公式サイトから購入するようにしましょう。

ドラッグストアの乳液で選ぶ

ドラッグストアの乳液はプチプラの価格帯のものが多く、手軽に購入できるため人気があります。また、自分に合う乳液かわからない場合に、テスターで確認したり店員さんに相談できる点もドラッグストアの乳液の良い点です。

選ぶときは成分や使用方法を必ず確認しましょう。不明な点があれば店員さんに質問し、納得してから購入してください。商品によってはサンプルがもらえる場合もあります。使用感が好みか試したいときは、サンプルをいただけないか店員さんに聞いてみましょう。

話題のブランドで選ぶ

話題ということは効果に満足している方が多く、万人向けの乳液である可能性が高いため、乳液を選ぶ際は、話題のブランドから選ぶというのも一つの方法と言えます。

近年、乳液で話題になっているブランドには、無印良品、ハトムギ(ナチュリエ)、キュレル、コスメデコルテ、アルビオンなどがあります。

無印良品の乳液はいくつかの種類があり、敏感肌の方向けもあります。コスパが良く、シンプルなデザインのボトルが人気です。

ナチュリエのハトムギ浸透乳液は、肌への浸透力に特化した乳液となっています。ドラッグストアなどで買える手軽さも魅力的です。

キュレルの乳液は医薬部外品であり、肌トラブルを防ぎたい方に向いています。乾燥性敏感肌の方のための処方となっている点も人気です。

コスメデコルテとアルビオンは乳液の種類が多いため、スタッフさんと相談して購入しましょう。それぞれブランドごとに魅力が異なるため、事前に確認してから選んでください。

無印

無印良品の乳液は、プチプラ価格の物が多く、敏感肌向けのものもあるため、多くの方が愛用しています。また、大容量タイプがあること、ボトルのデザインがスタイリッシュであることなども人気の理由の一つでしょう。

ハトムギ

ナチュリエから販売されている「ハトムギ浸透乳液」も人気です。内容量は230ml、価格は800円程度とプチプラ価格で購入できます

肌の角質細胞の隙間を埋める処方となっており、従来の乳液より水分の蒸発を防ぎやすくなっている点が特徴です。

キュレル

キュレルの乳液は乾燥性敏感肌の方のために作られた、低刺激処方です。医薬部外品であり、肌荒れを防ぐ効果も期待できるため、ニキビなど肌トラブルが起こりやすい方におすすめと言えます。

1本あたり120ml、2,000円以下の価格で購入可能です。

コスメデコルテ

コスメデコルテの乳液の種類は豊富で、現時点では15種類以上も販売されています。価格は5,000円程度からとなっており、高いものだと1本30,000円を超える価格です。

失敗を防ぐには、店舗へ行ってスタッフさんに相談して買う方法がおすすめです。

アルビオン

アルビオンの乳液は「先行乳液」が有名ですが、現時点で20種類以上が販売されています。

デパコスほど価格は高くありませんが、自分に合う商品を選ぶために、店舗で相談してから購入しましょう。美白乳液やシワ改善乳液もあるため、肌悩みに合わせた乳液が選べそうです。

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