乳液の効果を最大限に引き出す使い方｜つけるタイミングや種類別の使い方まで

乳液の使い方のポイントとしては、タイミング、基本の使い方、種類別の使い方、肌質に合わせた使い方、乳液を使わないほうが良い方、髪の毛に使用する方法、ブランドごとの使い方などがあります。

乳液を使うタイミングは、基本的には朝と夜の２回です。化粧水や美容液などで肌を整えたあとに使用してください。ただし、ブースターとして使用したり、洗顔やパック代わりに使う方法もあります。

商品ごとに決められた量を取り出し、顔の内側から外側へ向けて塗る方法が、乳液の基本的な使い方です。
しかし、UV乳液やティント乳液など、一部基本とは違う使い方をする乳液もあります。

また、肌質によっては、基本の使用方法では保湿力が不足する場合もあるでしょう。そのため、肌質に合わせた使い方も知っておくべきです。

その他、商品によっても使い方が基本と異なる場合があります。全ての乳液が同じ使い方だと思わず、肌質や商品に合わせた使い方をするよう心がけましょう。

乳液は使い方次第で効果がアップしたり、反対に効果が下がったりするため、乳液の正しい使い方は事前にしっかりとマスターしておくべきです。

乳液を使うタイミング

乳液を使うタイミングは主に、朝・夜・他の化粧品の前後、洗顔後すぐ、洗顔時、パック時などがあり、それぞれのタイミングで使用時の注意点は異なるため、どう使うべきか使用前にきちんとおさえておきましょう。

乳液は通常、朝晩の2回使用します。ただし、朝専用の乳液は夜には使用しないようにしましょう。洗顔後すぐに乳液を塗るのではなく、必ず化粧水や美容液で肌を整えてから使用してください。

ただし、先行乳液をブースターとして使用する場合は、化粧水の前に使用しましょう。洗顔代わりに乳液を使用する際は、洗顔料を乳液に変えるだけで構いません。

パックとして使用するときは、化粧水と乳液でケアしたあと行いましょう。このように、それぞれのタイミングでいくつか注意点があるので、理解して正しく乳液を使用しましょう。

使うのは朝が良い？ 夜が良い？

乳液は基本的に朝と夜の両方使用します。ただし、UV乳液や化粧下地乳液、ティント乳液は朝専用の乳液なので夜は使用しません。

また、クリームと乳液は役割が同じです。そのため、クリームを使用した場合は朝晩に関係なく乳液は使用しなくて良いでしょう。

肌を化粧水や美容液で保湿した後に使う

普通の乳液の場合は、化粧水や美容液などで肌を整えてから肌に塗ります。最初に乳液を塗ってしまうと、潤いが不足してしまう可能性があるので注意しましょう。

使用する順番は「化粧水→乳液」もしくは「化粧水→美容液→乳液」です。

先行乳液でブースターとして使う

先行乳液を使用する場合は、洗顔後すぐ、化粧水の前に使用します。先行乳液ではなく、普通の乳液を化粧水の前に塗っても、先行乳液としての効果は得られないので注意しましょう。

他の化粧品と一緒に使う場合の順番は「先行乳液→化粧水→美容液→普通の乳液」となります。

洗顔代わりに使う

洗顔の代わりに乳液を使用することも可能です。乳液洗顔を行うと、配合された保湿成分によって、うるおいをキープしながら肌の汚れを落とせます。

洗顔として乳液を使用する場合の使い方は、普段の洗顔料を乳液に変えるだけです。

パックがわりに使う

乳液はパックとしても使用できます。ではやり方を説明しましょう。化粧水と乳液で肌を整えたあと、大きめのコットンに乳液をたっぷり染みこませます。

コットンを２枚に裂き、ケバだっていないほうの面を肌に貼って５分程度おきましょう。その後、残った乳液を肌になじませればパックの完了です。

基本編：乳液の基本的な付け方

乳液は化粧水と美容液の後に使用し、クリームを使用する場合は乳液のあとに塗るのが基本で、塗るときは、顔の内側から外側に向けて、乳液を広げるようにして塗りましょう。

乳液を付けるさいには手もしくはコットンのどちらかを使用します。乳液のみでは使用せず、必ず化粧水などを併用してください。

乳液の付け方のポイントには他の化粧品を含めた順番、使用量、塗り方、単品使用について、拭き取り方法、パック方法、使用期限などがあり、付け方が間違っていると、肌へ刺激を与えたり効果が下がってしまったりする可能性があるのでしっかりと基本的な付け方を知っておきましょう。

適切な使用量は商品ごとに異なりますので、まずは商品の使用説明に記載された推奨量を確認してください。

化粧水の後に使う

先行タイプ以外の乳液は必ず化粧水の後に使用してください。乳液を先に塗ってしまうと、化粧水の水分を保持できません。

また、乳液に含まれた油分により、後から塗る成分が浸透しにくくなってしまいます。

乳液と美容液の順番

美容液を使用するときは乳液の前に使用しましょう。美容液より、乳液のほうが油分が多く配合されています。あとから美容液を使用してしまうと、乳液の油分が美容成分の浸透を妨げてしまうので注意してください。

乳液とクリームの順番

乳液とクリームは役割がほぼ同じなため、基本的にはどちらか片方で構いません。しかし、乳液のみでは保湿力が不足する場合は、乳液の後にクリームを塗りましょう。

乳液よりクリームのほうが油分の量が多いため、クリームを最後に塗らないと乳液の成分が浸透しません。

適切な量の目安はどれくらい？

乳液の適切な使用量は商品ごとに異なります。商品の使用説明を確認し、記載された使用量を守りましょう。ただし、肌質によっては記載量では足りない、または多すぎる場合もあります。

記載量で試したあと、肌の状態に合わせて適宜使用量を調節してください。

塗り方は内側から外側へ

乳液を塗るときは、まずは手の平に取り出し、人肌程度の温度に温めましょう。温めることで肌へ浸透しやすくなります。

次に、顔の内側から外側へ広げるようにして乳液を伸ばしましょう。ゴシゴシ擦るのではなく、肌へ刺激を与えないよう優しくなじませてください。

乳液だけ使うのは大丈夫？

オールインワンタイプ以外の乳液は、乳液のみでの使用を推奨されていません。化粧水や美容液を塗ったあとに使用するように作られているため、乳液のみでは保湿力が不足します。

塗った直後はしっとり感じるかもしれませんが、時間が経つとともに肌は乾燥していくでしょう。

乳液を塗るさいはコットンか手か

乳液を塗るときは、商品の使用方法に特別な記載がなければ、手でもコットンでも、どちらを使用しても構いません。

ただし、コットンを使用する際はヒタヒタになるくらいまで乳液を染みこませてください。付ける量が少ないと、肌へ摩擦を与えてしまう場合があるので注意しましょう。

拭き取り乳液はどう使う？

拭き取り乳液はコットンに乳液を染みこませて、顔を拭き取るようにして使用します。先ほど説明したように、コットンにたっぷりと乳液を染みこませて摩擦を防いでください。

拭き取るときは優しくなでるように滑らすことがポイントです。

乳液パックとして使う場合

乳液パックとして使用する場合は、まず大きめのコットンを１枚用意しましょう。コットンがヒタヒタになるまで乳液を染みこませたら、コットンを２枚に裂いてください。

毛羽だっている方を外側にして顔に貼り付けたら５分程度放置しましょう。最後に肌に残った乳液を顔になじませて完了です。

乳液の使用期限を守って使う

乳液には使用期限があります。未開封の場合は購入から３年またはパッケージに記載された期限までに使いましょう。開封後の場合は、なるべく早めに使い切ることがベストです。最低でも１年以内には使い切りましょう。

種類別に乳液の使い方をチェック

乳液の種類には、保湿乳液、UV乳液、ティント乳液、美白乳液、ジェル乳液、オールインワン乳液、薬用乳液、先行乳液などがあります、それぞれ使い方が異なりますので、普通の乳液の使い方と合わせて理解しておきましょう。

保湿乳液は化粧水などのあとに使用します。朝晩の両方で使用可能です。UV乳液も化粧水などのあとに使用します。朝専用の乳液なので夜は使用できません。

ティント乳液も化粧水などのあとに使用します。こちらも朝専用です。美白乳液、ジェル乳液、薬用乳液も化粧水などのあと、朝晩のどちらでも使用できます。

オールインワン乳液は洗顔後すぐに使用し、他の化粧品の併用は必要ありません。先行乳液は洗顔後すぐに使用します。
それぞれの正しい使い方を事前に知っておき、乳液本来の効果をしっかりと得られるようにしましょう。

保湿乳液

保湿乳液は普通の乳液と同じように、化粧水や乳液のあとに使用します。普通の乳液より保湿力が高いため、ベタついてしまう場合は量をやや少なめにすると良いでしょう。朝晩の2回使用してください。

UV乳液

UV乳液は化粧水や美容液で肌を整えたあとに使用します。UV乳液を使用する日は、日焼け止めを使用しなくても良いでしょう。

ただし、強い紫外線を長時間浴びる場合は、日焼け止めを併用したほうが安心です。UV乳液は朝専用となります。

ティント乳液

ティント乳液は化粧水や美容液で肌を整えた後に使用します。化粧下地効果がある場合は、ティント乳液の後にファンデーションを使用してOKです。ティント乳液もUV乳液と同様に朝専用の乳液となります。

美白乳液

美白乳液は化粧水や美容液などで肌を整えた後に使用します。こちらも朝晩の両方で使用可能です。ただし、ビタミンCが含まれている美白乳液を朝に使用する場合は、紫外線による影響を防ぐために日焼け止めを併用してください。

ジェル乳液

ジェル乳液は化粧水や美容液のあとに使用します。朝晩の両方で使用可能です。ジェル乳液は他の乳液と比較してややさっぱりとした使い心地となっています。肌の乾燥度合いをチェックし、適宜量を調節してください。

オールインワン乳液

オールインワン乳液は洗顔後すぐに使用します。乳液以外の役割も備わっているため、他の化粧品を塗り重ねる必要はありません。朝晩のどちらでも使用可能です。保湿力が不足する場合は、使用量を少し増やしてみてください。

薬用乳液

薬用乳液は化粧水や美容液のあとに使用します。朝晩のどちらでも使用可能です。他の乳液と同じく、肌の状態を見て使用量を適宜調節しましょう。クリームを重ねる場合は、薬用クリームを選んだほうがより肌荒れを防げます。

先行乳液

先行乳液は洗顔後、化粧水の前に使用します。朝晩どちらでも使用可能です。先行乳液を使用した場合でも、化粧水のあとに普通の乳液を使用してください。化粧水や美容液のみでは、肌に水分を保持できません。

肌質に合わせた使い方をする

乳液は肌質によっても使い方が異なり、乾燥肌、脂性肌、混合肌、敏感肌それぞれの肌質ごとに肌の水分・油分の量が異なるため、肌質に合わせて使い方を変える必要があるのです。

保湿不足やテカリを防ぐために、肌質に合わせた乳液の使い方も知っておくべきです。

乾燥肌の方は、推奨量を顔全体になじませ、乾燥が不足する部分には重ねづけをします。脂性肌の方は推奨量ではベタつくなら量を減らすか、さっぱりタイプの乳液に変えてみましょう。

混合肌の方は、乾燥しやすい部分へ先に塗り、テカリが出やすい部分は後から塗ります。敏感肌の方は肌に優しい乳液を用意し、刺激を与えないよう優しく塗ってください。

このように、肌質によって乳液の使い方は異なります。普通に塗ると肌トラブルが起こってしまう方は、肌質に合わせた使い方も取り入れてください。

乾燥肌の付け方

乾燥肌の方は、まずは商品ごとに決められた推奨量を顔全体になじませましょう。もしそれでも部分的に保湿力が不足すると感じる場合は、気になる部分に乳液を重ね付けしてみてください。

全体的に乾燥を感じるなら、推奨量を２回、顔全体に塗って様子を見ましょう。

脂性肌の付け方

脂性肌の方は、まずは推奨量を顔全体に塗って様子を見てください。もし推奨量を塗るとテカリが出てしまうなら、量を少し減らしてみてください。

それでも保湿力が高すぎるなら、さっぱりタイプの乳液かジェル乳液に変えてみましょう。

混合肌の付け方

混合肌の方は、まず手の平に推奨量を取り出します。その後、乾燥しやすい部分に乳液をなじませしょう。

次に、テカリやすい部分に、気持ち少なめの量の乳液をなじませてみましょう。部位によって水分量が異なる混合肌の方は、乾燥レベルに合わせて量を調節する必要があります。

敏感肌の付け方

敏感肌の方は、普通の乳液ではなく低刺激処方の乳液や薬用乳液を用意しましょう。推奨量を手に取りだし、肌に刺激を与えないよう優しくなじませてください。

もし低刺激で薬用の乳液でも刺激を感じる場合は、念のため皮膚科を受診したほうが良いかもしれません。

乳液を使わないほうがいい人はいる？

乳液は基本的にどんな肌質の方でも塗るべきものです。乳液を塗らないと肌は水分を保持できないため、化粧水や美容液で与えたうるおいが逃げてしまいます。ただし、どんな乳液を使用しても肌が乾燥してしまう方は、乳液をクリームに変えてみてください。

乳液を髪の毛につける？

乳液が使用期限内に使い切れず余ってしまった場合は、ヘアケアに使用することもできます。髪に乳液を付けると髪の健康をサポートし、熱などのダメージから髪を守ってくれます。

乳液は毛先を中心に、ダメージが気になる部分に揉み込むようにして塗りましょう。ただ、合わない場合にはすぐに使用を中止しましょう。

話題のブランドごとの使い方

乳液はコスメデコルテやアルビオン、ナチュリエのハトムギ乳液などのブランドが人気ですが、先行乳液として使うタイプや、多めに付けることが推奨されているものなど使い方が異なる場合もありますので、使用方法をよく確認せず、基本の使い方と同じだと思い込んではいけません。

乳液の使用量はブランドごとに異なり、10円玉サイズであったり、500円玉サイズであったりと、商品ごとに異なる場合が多いのです。

量が少ないと保湿力が不足する可能性があるので注意しましょう。ハトムギは普通の乳液と同じで、化粧水やジェル乳液などの後に使用します。

ボディのケアにも使えるため、乾燥が気になる部分があれば塗ってみましょう。コスメデコルテの乳液は主に化粧水の前に、コットンを使用して塗布します。

アルビオンも主に化粧水の前に、コットンを使用するよう記載があります。このように、ひとくちに乳液と言っても、全てが普通の使い方ではありません。乳液の効果をきちんと得るために、商品のパッケージに書かれた使い方は必ず確認しましょう。

ハトムギ

ナチュリエのハトムギ浸透乳液は、化粧水や保湿ジェルのあとに、適量を顔になじませると使い方に記載されています。具体的な使用量は決められいないため、肌質に合わせて調節してください。また、入浴後のボディケアにも使用できます。

コスメデコルテ

コスメデコルテの乳液は商品ごとに使用方法が異なります。一つ例を挙げると、「リフトディメンション プランプ ファーム エマルジョン ER」は、朝・夜、化粧水の前にコットンにポンプを２回押した分の量を含ませ、肌になじませることとなっていました。使用前に必ずパッケージなどで方法を確認しましょう。

アルビオン

アルビオンの乳液はほとんどが洗顔後すぐに使用する先行乳液です。洗顔のあとコットンに適量取り出したら、頬・両頬・鼻・あごに乳液を置きます。その後、顔全体になじませてケアの完了です。洗顔後は顔が乾燥しやすい状態のため、すばやくケアしましょう。

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