更新日: 2023年04月18日
初期のニキビである白ニキビの原因は、主に皮脂分泌の影響で毛穴に角栓が詰まって起きるものですが、洗顔やスキンケア、保湿のやり方を誤ったスキンケア方法で起こることもあり、顔のどの部位に白ニキビができたかによっても、原因が異なることがあります。
白ニキビとは毛穴に皮脂や汚れが詰まっている状態で、初期のニキビのことを指し、ゴシゴシ洗いなど誤った洗顔方法や、保湿のしすぎにより肌の油分が過剰になったり、自分の肌に合わない化粧品を使うことで、白ニキビができやすくなります。
また、肌の乾燥も皮脂分泌を増やすので白ニキビの原因となりやすく、同じ顔でも部位によって皮膚の乾燥のしやすさや、皮脂の分泌量が異なるため、白ニキビの発生の度合いが異なります。
さらに、つい癖で顔の一部を触る癖があったり、美容施術で肌に刺激が加わり一時的にバリア機能が低下したりすることも白ニキビの原因に。
このように白ニキビができる原因はさまざまで、肌トラブルが起きている原因をしっかり特定できないと、場合によっては大量発生してしまうことがあります。
※監修者は「白ニキビとは」「白ニキビができる原因となるスキンケア習慣」「おでこに出やすい理由」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している商品のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「黒ずみ」とは汚れや古い角質による黒ずみのことをさします。
※本記事における「毛穴ケア」とは、肌にうるおいを与え、キメを整えるお手入れのことをさします。
初期段階のニキビで、毛穴の皮脂や汚れが詰まっている状態です。毛穴にコメドといわれる白い粒がみられますが、小さく見えないこともあります。
一見、症状の軽度でありますが、皮膚の下ではアクネ菌が増殖し始め、毛包が広がりつつあり、注意が必要です。
白ニキビの時点では皮膚の炎症は起きていませんが、そのまま放置すると黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビと症状が進行する恐れもあります。
ニキビ跡にしないためにも、白ニキビのうちに治すことが大切です。
白ニキビは皮脂や汚れがうまく排出されずに、毛穴が詰まることで起こります。
予防には正しいスキンケアが欠かせませんが、肌に合わない方法により白ニキビができることがあります。
スキンケアは毎日行うものなので、自分の肌に合った方法を行うことで、白ニキビを予防できます。
白ニキビの原因となりやすいのが間違った洗顔方法です。ニキビ予防には皮脂を清潔な状態に保つことが大切ですが、強い刺激を与えないことも大切です。
過剰な刺激が加わると、肌を守るために皮脂分泌が増えやすくなります。
また、洗顔後に保湿をしすぎたり、肌に合わない化粧品を使い続けたりすることも、白ニキビができる原因になります。
オイリー肌にできやすいイメージがある白ニキビですが、肌の乾燥によっても起こるので適切な保湿も必要です。
白ニキビをできにくくするには、まずは原因となる洗顔や保湿を見直すことが大切です。白ニキビの予防のための洗顔と保湿のポイントをしっかり抑えておきましょう。
顔をゴシゴシと強くこすりすぎると、白ニキビができる原因になることがあります。皮脂をしっかり洗おうと、肌に強い摩擦が加わるため、それが刺激となり皮脂分泌が多くなるためです。
白ニキビを予防するには、顔を優しく洗うことが大切です。洗顔料を十分に泡立てて、手で顔をこするのではなく、泡を転がすようにして顔の汚れを取り除きましょう。
洗顔後は保湿が大切ですが、保湿のしすぎは白ニキビができる原因になることがあります。
乳液やクリームには油分が含まれており、肌の油分が過剰になることで、ニキビ菌が繁殖しやすくなるためです。
また、雑菌が増加することで皮膚の炎症が起こり、白ニキビから赤ニキビになることもあるので、肌に合った保湿することが大切です。
肌に合わないスキンケア用品や化粧品を使うと、白ニキビができやすくなります。
肌に合わない化粧品により、皮膚に炎症が起こり、肌のターンオーバーに乱れを起こすためです。
化粧品を使ってみて、肌に赤みやヒリヒリなど違和感があるのは、肌に合ってない証拠です。
化粧品は毎日使うものなので、肌に合う化粧品を使って白ニキビを予防しましょう。
肌の乾燥状態が続くと、白ニキビができやすくなります。肌からの水分蒸発を防ごうと、皮脂分泌が増加して肌を潤そうとするためです。
また、乾燥により肌のターンオーバーが乱れると、肌の角層が厚くなり毛穴が詰まりやすくなります。
肌に必要な水分と油分を与えて、肌の乾燥を防ぐことで、白ニキビができにくい状態へ導けます。
おでこはニキビがよく出る部位のひとつです。おでこのベタつきを感じる人も多いですが、顔のまんなかを通る正中線は皮脂腺が多く存在し、全身の中でも皮脂分泌が多い場所です。
毛穴の詰まりは皮脂や古い角質によるものなので、皮脂が過剰に分泌される分だけ毛穴の詰まりを起こし、白ニキビができやすくなります。
また、おでこは髪の生え際と近く、ヘアスタイルによっては髪がかかりやすくなります。
髪の汚れや汗がおでこに付着することで、毛穴に汚れがたまったり、刺激を受けたりすることで、白ニキビができやすくなります。
おでこの白ニキビが見られやすい人は、肌だけでなく髪の清潔を保ったり、前髪がかからないように、ヘアスタイルを工夫したりすることが大切です。
口周りは皮膚の状態や習慣によってニキビができやすくなる場所です。特に、口の周りの皮膚は薄く乾燥しやすいため、肌の水分蒸発を防ぐため、皮脂分泌が増えることがあります。
また頬杖をついたり、口元を手で覆ったりすると、口周りを手で触る機会も多くなりがちです。
肌を触る頻度が多すぎると、それが刺激となります。すると、皮脂分泌が過剰になったり、肌荒れを起こしたりするため、白ニキビができやすくなります。
最近では感染症予防のためにマスクを着用する機会も増えており、マスクと肌がこすれることも白ニキビができる原因になっています。
口周りの白ニキビを防ぐには、口元の乾燥を防ぐだけでなく、手で触る習慣やマスクの素材を見直すのがおすすめです。
体の正中線にある顎は、皮脂腺が多い一方で、汗腺が少ないために肌が乾燥しやすい部位です。
顎の乾燥が続くと、肌の水分蒸発を防ぐために皮脂分泌が増え、毛穴の詰まりを起こし、白ニキビができる原因になります。
また、顎に手をつくなど、無意識に顎を手で触る人も多く、頻繁に刺激が加わることで、白ニキビができやすくなります。顔そりも要注意です。
顎の形状は複雑なので、カミソリで摩擦や刺激が加わりやすく、傷になることも。
それにより雑菌が侵入したり、肌荒れを起こしたりするため、白ニキビが発生しやすくなります。
また、顎は紫外線に当たりやすい部位のひとつなので、肌の乾燥を招いたり、角層が厚くなったりすることで、白ニキビができます。
顎の白ニキビを防ぐには、肌の保湿を行い、顎への肌刺激を抑えることが大切です。
人によっては、唇まわりに白ニキビができることがあります。唇の周りは皮膚が乾燥しやすく、皮脂分泌が増えることで毛穴の詰まりを起こしやすくなります。
その一方で、唇周りのできものは、白ニキビではなく口唇ヘルペスの場合もあるので、注意が必要です。口唇ヘルペスは潰すと周りの皮膚に広がります。
白ニキビなのか口唇ヘルペスなのか判断がつかない場合は、医療機関の皮膚へ行きましょう。
頬は思春期ニキビができやすく、白ニキビがみられやすい場所です。顔の正中線から近いため、皮脂分泌が多く、毛穴の詰まりを起こしやすい部位です。
大人で、髪がかかりやすかったり、合わない化粧品を使ったりすると、頬に白ニキビができるようになります。
また、不衛生な枕カバーを使うのも白ニキビの原因になるので、清潔な寝具を使うことも大切です。
眉間は体の正中線にあり、皮脂分泌が盛んな部位です。皮脂分泌が多いと、毛穴に詰まりを起こしやすくなるため、白ニキビの原因になることがあります。
また、髪型によっては眉間に前髪がかかることもあります。
髪の油分や汚れが眉間についたり、刺激でかいたりすることで、白ニキビができやすくなります。
また、眉間は目に近いため、手で無意識に触れる機会が多いと、白ニキビができやすくなります。
人によっては目の下の際にポツポツとした白ニキビがたくさんできることがあります。
目の下にできる白ニキビは、主に稗粒腫(はいりゅうしゅ、ひりゅうしゅ)と呼ばれるもので、産毛の毛穴の詰まりによって起こります。
稗粒腫は生後2週間ほどの赤ちゃんにもみられますが、大人の場合、なかなか自然に治ることはありませんので、医療機関の皮膚科で、注射針などで穴を開けて、内容物を排出させて治します。
鼻周りは白ニキビができやすい部位のひとつです。鼻の黒ずみで悩んでいる人が多いように、鼻には皮脂腺が多く存在し、皮脂の分泌が多い箇所です。
皮脂分泌がスムーズに行かずに、毛穴に詰まりを起こすと、白ニキビができることがあります。
また、鼻周りは手で触ったり、鼻をかんだりなど、頻繁に刺激を受けやすい部位でもあります。
鼻の毛穴ケアやピーリングで、強い刺激が加わり、肌荒れを起こして白ニキビを引き起こすこともあるでしょう。
鼻周りの白ニキビを防ぐには、洗顔で余分な皮脂を取り除くことと、必要以上に鼻を手で触らないことが大切です。
生まれて間もない赤ちゃんに白ニキビがみられることがあります。
赤ちゃんにみられる白ニキビは、稗粒腫(はいりゅうしゅ)といいます。出生後にママのホルモンの影響で、一時的に皮脂分泌が盛んになり、毛穴が詰まることで起こります。
生後数ヵ月もすると、皮脂分泌が正常に戻るので、自然に治すことがほとんどです。ただし、スキンケアの方法によっては治りにくくなることがあります。
生理前は白ニキビができやすい時期でもあります。白ニキビができる原因には、ホルモンバランスの変化による過剰な皮脂分泌や、甘い物の過食があります。
特に、生理前の肌は乾燥しやすかったり、敏感になったりと肌質の変化を感じる人も多いです。
生理前の度に白ニキビができる人は、刺激の少ないスキンケアをしたり、バランスのよい食事を取ったりすることで、白ニキビを予防しましょう。
白いニキビの原因である皮脂が酸化すると、肌への刺激となるのでかゆみを感じることがあります。また、白ニキビの原因が肌の乾燥である場合、かゆみを感じやすいです。
ニキビの初期状態ですが、ニキビの炎症が進むとかゆみを生じるようになります。白ニキビを早く治したり、肌をしっかり保湿することでかゆみを抑えられます。
美容施術のダーマペン後に白ニキビがみられることもあります。
ダーマペンは肌に微細な穴を開けて、皮膚の自然治癒を促す施術で、肌のターンオーバーが促進するため、白ニキビの予防にも効果があります。
ダーマペンを受けると、皮膚に微細な傷ができるので、バリア機能が低下するため、人によっては一時的に白ニキビができることがあります。
ダウンタイム期間中に正しいスキンケアをすることで、白ニキビを改善できます。
レチノールの使い方によっては白ニキビが悪化することがあります。
レチノールは肌のターンオーバーを促して皮脂分泌を減らしたり、肌の炎症を抑えたりする作用があります。
その一方で、使用により、肌の乾燥や肌荒れが起こったりするため、角栓が詰まって白ニキビができたり、ニキビが悪化したりすることもあります。
レチノール配合の化粧品や薬を使うときは、低濃度のものから始め、しっかり保湿をしましょう。
突然たくさんの白ニキビが発生するのは、皮脂分泌が急に増えることが原因です。皮脂分泌が増える原因には、食生活やホルモンバランスの乱れがあります。
脂っぽい食事や甘いお菓子を食べ過ぎると、血液中の脂質が増えるので、毛穴の皮脂腺からの皮脂分泌を増やします。
毛穴から皮脂がスムーズに分泌されないと、毛穴の詰まりを起こして白ニキビができやすくなります。
特に、生理前はホルモンバランスの変化により、皮脂分泌が増加したり、肌が乾燥したりやすくなります。
また、新しいスキンケア用品や化粧品を使い始めたときに、白ニキビが大量発生することがあります。
急にニキビが大量発生した場合は、バランスのよい食事を取ったり、低刺激の化粧品を使用したりして、白ニキビの予防を心がけましょう。
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