【ニキビ跡の治し方】自力で直す方法と皮膚科でできる治療・症状別の消し方

ニキビ跡は種類別に消し方を理解して、最適な治療法を見つけることが大切になりますが、スキンケアや市販薬などの自力だけで治すのが難しい場合も多いので、なかなか治らないニキビ跡ができてしまったら早めに皮膚科に行くことも視野に入れたほうが良いでしょう。

ニキビ跡を自力で治すにはスキンケアを見直すだけでなく、体の内側からのケアも行いましょう。

美容皮膚科では、医師によるカウンセリングと診察の元で、効果的な治療が受けられるので、ニキビ跡は皮膚科で治すべきかも検討することがおすすめです。

ニキビ跡を皮膚科で治す場合は、レーザーの種類や医療費の相場、保険適用かどうかも調べておくことが大切。

また、ニキビの赤みと色素沈着では消す方法が異なるため、ニキビ跡の種類に合わせた治療が悩みを解決する最短ルートになります。

ニキビ跡を消すためには、セルフケアの他に皮膚科での治療も視野に入れて検討しましょう。ニキビの種類に合わせた治療を行うことで、高い効果が得られるでしょう。

ニキビ跡を自力で治す方法

ニキビ跡を自力で治す方法には化粧水や美容液に加え、クリームやパックを使用するなど、スキンケアの見直しが挙げられ、また、食生活などライフスタイルの改善や市販薬の服用などを試してみるのもよいでしょう。

ニキビ跡を自力で治す方法の基本は、スキンケアの見直しから。摩擦が起きないよう、優しく行うのが大切です。

化粧水にこだわって保湿効果の高いものを選んだり、ニキビ跡に適した成分が配合された美容液やパックを使うのもおすすめです。

クリームは無添加でビタミンCが配合されたものがよいでしょう。スキンケアで改善しない場合は、市販薬を試したり、食事にも気をつけることが大切です。

ニキビ跡を自力で治すためには、刺激を与えないよう優しくスキンケアを行いながら保湿することを心がけましょう。

市販薬の塗り薬と飲み薬の使用も、スキンケアだけで行うより回復を早めてくれる場合がありますが自己判断で悪化してしまうような場合にはすぐに皮膚科へいきましょう。

残ってしまった赤ニキビの跡の消し方

赤ニキビの跡が残ってしまうと、消えるまでに数ヶ月から数年かかることもあります。

ニキビ跡を消すには、化粧品でのアプローチや紫外線から肌を守るといったケア方法があります。しかし、このようなセルフケアは即効性が高いとはいえないため、できるだけ早く赤ニキビの跡を消したい方は、医療機関での治療を検討しましょう。

レーザーやピーリングなど、赤ニキビ跡の状態に応じた治療で、ニキビ跡の改善ができます。

スキンケアを見直す

ニキビ跡を自力で治すためには、普段行っているスキンケアのやり方を見直しましょう。ニキビ跡を早く治すにはなるべく刺激を与えないことが大切です。

洗顔やスキンケアの際に必要以上に擦りすぎると、肌が余計にダメージを受けて回復が遅れる原因になります。

洗いすぎないことも大切ですが、刺激を与えないようコットンなどで優しくなじませるようにスキンケアを行いましょう。

化粧水にこだわる

ニキビ跡を治すためには、化粧水にこだわることも大切です。ニキビ跡が残っている肌はとてもデリケートなため、肌のバリア機能が低下しています。

外部から刺激を受けやすくなっていることから、肌本来の回復力が低下している状態と言えます。

保湿力の高い化粧水を使用することで肌のバリア機能を回復し、ニキビ跡が治りやすくなるでしょう。

美容液を使ってみる

ニキビ跡に適した美容液を使用すれば、回復のためのケアの手助けとなってくれるはず。

美容液はニキビ跡の回復に有効な成分が含まれているものも多く、保湿効果も得られるため、肌をしっかり守りながらニキビ跡を修復できます。

自分のニキビ跡に適した成分が配合されているものを選ぶことで、さらに効果的に使用することが可能です。

クリームのおすすめは？

クリームを選ぶ際には、無添加のものを選ぶことがおすすめです。香料などの添加物が含まれているものは、ニキビ跡のあるデリケートな肌にとっては刺激になります。

刺激が原因で悪化してしまう可能性もあるため、肌に優しい低刺激なものを使用してください。

また、ビタミンCが配合されているものは美白効果を高められるため、ニキビ跡を徐々に薄くしてくれます。

パックでうるおいを与える

パックでうるおいを与えることでしっかり保湿ができ、肌本来の力を高められます。また、パックも美容液と同様にニキビ跡に有効なものが豊富です。

定期的なパックをスキンケアに取り入れることで、ニキビ跡が少しずつ目立たなくなっていくでしょう。パックを外した後はすぐに乳液を使用することで、さらに保湿効果が高まります。

市販の薬を試してみる

市販の薬でも効果の高いものがあるため、気になるものがあれば試してみましょう。塗るタイプの他、服用するタイプもあるため、併用することでさらに効果を高められます。

塗るタイプの傷跡治療薬は、肌の新陳代謝を促進する作用があるため、色素沈着を起こしているニキビ跡には特に有効です。美白効果のある飲み薬と併用するとよいでしょう。

食べ物に気をつける

スキンケアだけでなく、食べ物に気をつけることも大切です。普段の食事からも肌によい栄養素をしっかり摂ることで、肌の生まれ変わりをサポートすることにつながります。

肉や魚からは肌の元となるタンパク質、野菜類からは新陳代謝を促したり、血行を良くしたりするビタミン類が摂取できます。バランスのよい食事を心がけることが大切です。

ニキビ跡を治すには皮膚科に行くべきか？

ニキビ跡を治すためには、皮膚科での治療も有効です。特に美容皮膚科は、肌の見た目をよくする治療を主な目的としているため、ニキビ跡で悩んでいる場合は満足のいく治療を受けられる可能性が高いでしょう。

美容皮膚科では、専門技術に特化した医師のカウンセリングと診察の後に施術が受けられるため安心です。

また、レーザーやピーリングなどさまざまな治療法を選べるため、自分のニキビ跡に適した治療が受けられることも魅力です。

ニキビ跡を皮膚科で治す方法

ニキビ跡を皮膚科で治す方法には、薬やレーザー、ピーリングなどの複数の種類があり、自由診療の場合は金額もピンきりなので治療にかかる費用の相場や、保険が適用されるかどうかもあらかじめ確認しておくことが大切です。

ニキビを皮膚科で治したい場合、ニキビの種類によっては薬で直すことが難しいものもあります。皮膚科で主に使用されるのは、炭酸ガスレーザー、ヤグレーザー、 Qスイッチレーザーがあります。ニキビ跡の治療は保険適用にはならず、値段の相場は5,000〜200,000円までと、治療を受ける回数によって大きく異なります。

ニキビ跡の種類によっては薬で治療できないものもあり、治療は保険適用になりません。完治したい場合は200,000円ほどの予算を立てておくと安心です。

薬で治すことはできる？

皮膚科の薬でニキビ跡を治すことは可能ですが、全ての種類のニキビ跡を治せるわけではありません。

肌に大きなダメージがある場合は、医療機器を用いずに完全に回復させるのは難しいためです。

特にしこりやクレーター、ケロイド状になってしまったニキビ跡は薬だけの治療では治りにくいため、レーザー治療を検討することも視野に入れておきましょう。

レーザーはどんなものがある？

ニキビ跡の治療で使用される主なレーザー機器は、炭酸ガスレーザー・ヤグレーザー・Qスイッチレーザーなどです。

その他にも使用されるレーザー機器は多々ありますが、それぞれ波長や出力エネルギーなどが異なるため、自分のニキビ跡に合ったものを選ぶことが大切です。

医師のカウンセリングと診察を受けたうえで、最適なレーザーで治療を受けましょう。

ニキビ跡の治療は保険適用される？

ニキビ跡の治療は、基本的に保険適用外とされています。保険適用とされる前提には、ニキビの治療や予防など、日常生活で支障がある要素が含まれるためです。

ニキビ跡は完治している状態とみなされるため、美容目的の治療として自費診療となります。

しかし、ニキビ跡に痛みなどの症状がある場合は、保険適用となる可能性が高いでしょう。

値段の相場はいくら？

皮膚科でニキビ跡の治療を行った場合、値段の相場は5,000〜200,000円までと幅があります。通常ニキビ跡の治療は定期的に複数回行いますが、最近では1回だけでも治療を受けられるようになっているためです。

とは言っても、ニキビ跡を完治させるためには複数回治療を受けなければならないため、予算は最大で200,000円ほど見越しておくのがよいでしょう。

ニキビ跡を消す方法は種類別に確認しよう

ニキビ跡の赤みを消す場合と色素沈着を消す場合では異なった治療が必要で、赤み対策には有効成分の含まれたスキンケアと医療の併用がおすすめで、
色素沈着の場合は医療機器よりも日常のケアから自然治癒を促すことで、症状を軽減することを目指すと良いでしょう。

ニキビ跡の赤みを消すためには、ダーマペンやピーリングなどの方法がありますが長期的な治療が必要になります。ニキビ跡の色素沈着を消すためには、１週間ほどで効果を実感できるレーザー治療がおすすめです。

赤みのあるニキビ跡と色素沈着のあるニキビ跡では原因となるものが異なっているため、赤みには皮膚の生成を促す治療、黒ずみにはメラニンを除去する治療が必要です。

また、肌によいビタミンCを摂取したり、生活習慣を整えることを心がけましょう。食生活も含め、お肌に良い生活を送っていくことがニキビ跡の改善にも有効です。

ニキビ跡の赤みを消す方法

赤みのあるニキビ跡を消す方法として、ダーマペンでの施術やピーリングを行う方法があり、また、ビタミンCにも赤みを改善する効果があるため積極的に取り入れるのがおすすめです。

ダーマペンとは、皮膚の自己回復力を高めて、ニキビ跡を正常な肌に導く施術で、ピーリングは古い角質を剥がすことによって、肌の生まれ変わりを促進する施術です。

ビタミンCには肌のターンオーバーを正常化し、回復力を高める効果が期待できます。

赤みのあるニキビ跡には、ダーマペンによる肌の自己回復を促す方法やピーリングによる角質除去が効果的です。

また、ビタミンCはターンオーバーを正常化する働きがあるため、正常な肌を取り戻しやすくなるでしょう。

ダーマペン

ダーマペンは先端に複数の針がついている医療機器で、針によって治療したい部分に微細な穴を開けることにより、肌本来の修復しようとする力を引き出します。

赤みのあるクレーター状のニキビ跡や、ケロイド状のニキビ跡に対して高い効果を発揮するのが特徴です。

服薬や塗り薬による治療では難しい、凹凸のあるニキビ跡もフラットな状態に戻す効果があります。

ピーリング

ピーリングは、新陳代謝を促す薬品を皮膚に塗布することによって、古い角質を剥がして生まれ変わらせる作用があります。

古い角質と一緒に、赤みを帯びた部分も少しずつ正常な肌に戻っていくことで、ニキビ跡をきれいに治せます。

ピーリングもレーザーと同様に１回だけで劇的に効果を得られるものではないため、継続して複数回治療を受ける必要があります。

ニキビ跡の赤みにビタミンCは効果ある？

ニキビ跡の赤みには、ビタミンCが効果的です。ビタミンCには刺激によるメラニン生成を抑える作用、生成されてしまったメラニン色素を薄くする作用の他、肌のターンオーバーを正常なリズムに整える作用があります。

化粧水や美容液などにも含まれており、サプリメントなどでも摂取が可能なため、体の内側と外側で同時に取り入れるのがおすすめです。

ニキビ跡の色素沈着を消す方法

色素沈着のあるニキビ跡を消す方法としてはレーザー治療がおすすめで、適切なレーザーの種類のほか改善までの期間や、顔以外の背中やおしりの色素沈着の消し方もあわせて知っておきましょう。

ニキビ跡の色素沈着にはピコレーザーとQスイッチレーザーがおすすめです。色素沈着は半年〜１年の間に治ることがほとんどと言われています。

また、背中やおしりの色素沈着を消すためにはスクラブで角質を取り除いて保湿を心がけるのがよいでしょう。

ピコレーザーとQスイッチレーザーは、ニキビ跡の色素沈着の除去に高い効果を発揮します。

色素沈着が治るまでには通常半年〜１年かかってしまうため、ターンオーバーが乱れないようにすることも心がけておきたいポイントです。

色素沈着におすすめのレーザー

色素沈着におすすめのレーザーは、ピコレーザーとQスイッチレーザーです。色素沈着が起きている部分だけに反応する特殊な波長のレーザーで、メラニン色素を破壊します。

照射直後には黒いかさぶた状になりますが、１週間ほどで剥がれるため比較的早く効果を感じられるでしょう。値段も5,000〜10,000円と、手頃に治療できるのもメリットです。

色素沈着が治る期間

年齢によって多少の違いはあるものの、色素沈着が治る期間は約半年〜１年の間とされています。

色素沈着は肌のターンオーバーによって、徐々に薄くなっていく特性がありますが、ターンオーバはさまざまな原因で遅れやすいため注意が必要です。

生活習慣や食生活に気を配り、正しいリズムでターンオーバーが行われるようにしましょう。

背中やおしりの色素沈着の消し方は？

背中やおしりのニキビ跡による色素沈着を消すためには、まずはスクラブなどで古い角質を取り除くことが大切です。

背中やお尻は椅子に座ることなどによって摩擦が生じやすいため、角質が色素沈着の要因になっている可能性があります。

古い角質を取り除いた後は、しっかりと保湿をしましょう。また、締め付けの強い下着や服装なども避けてください。

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