赤ニキビの治し方は? 即効性の高い治し方や治らないときの対処法を解説

更新日: 2023年04月18日

赤ニキビの治し方は? 即効性の高い治し方や治らないときの対処法を解説

赤ニキビを治すには、抗炎症薬やニキビパッチを使用し、赤ニキビに有効な成分を含む化粧水や洗顔料を使ったスキンケアを取り入れるのがポイントです。

自身でケアする他には、皮膚科で赤ニキビ治療薬を処方してもらう方法もあります。

痛みを伴う赤ニキビには冷やすことと薬の使用が適切な対処法です。薬は一晩で炎症を抑える効果が期待できますが、たった数日では完全には治りません。市販薬ではオロナインH軟膏ニキビパッチが効果的とされていますが、自己判断で使うのが不安な方は皮膚科で処方してもらいましょう。

日々のスキンケアも赤ニキビ対策に重要です。化粧水や洗顔料は、ニキビに有効な成分の入ったものを選びましょう。痛みや腫れがある場合はニキビパッチもおすすめです。赤ニキビを掻いたり、膿を潰したりすると、症状の悪化につながるため触らないのが一番です。

赤ニキビ跡を消すには、紫外線対策丁寧な保湿食事改善などを行い、肌を外部刺激から守りつつ内側からも整えることが大切です。

メイクで隠す場合は、コンシーラーを上手く活用しましょう。ただし、ニキビ跡の状態によってはセルフケアでは限界があるため、美容皮膚科での対処が必要な場合もあります。

赤ニキビは跡が残りやすく、治療に時間もかかるため、正しい方法で早めに治療しましょう。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「痛い赤ニキビの即効性のある治し方はある?」「赤ニキビの有効成分を配合したスキンケアを取り入れる」「皮膚科で赤ニキビの治療薬を処方してもらう」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している商品のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。

痛い赤ニキビの即効性のある治し方はある?

痛みを伴う赤ニキビを治すには、抗炎症薬が効果的です。

ただし、赤ニキビの炎症は抑えられても、しっかり治るまでには数ヶ月程度かかります。まずは炎症を抑えたうえで、ニキビパッチで患部を保護しながら正しい方法で治していきましょう。


赤ニキビに即効性の高い治し方:
赤ニキビの炎症を一晩で抑えるには、抗炎症薬が効果的です。市販薬では、オロナインH軟膏も赤ニキビケアに効果的とされています。外部刺激から守るために、ニキビパッチも取り入れましょう。

ただし、赤ニキビをしっかり治し、ニキビができくくなるよう肌をコントロールするには、治療期間は数ヶ月程度必要です。

熱や痛みを持った赤ニキビは、冷やすことで症状を緩和できます。ひどい場合には、まずは清潔な濡れタオルなどで冷やして落ちつかせましょう。赤ニキビを早く治すために、正しい方法で治療しましょう。

抗炎症薬の使用が効果的

痛みのある赤ニキビには、抗炎症薬が効果的です。抗炎症薬は炎症を抑えるイブプロフェンピコノールアラントイングリチルリチン酸二カリウムなどの成分が含まれた薬で、赤ニキビの痛みや腫れを鎮める効果が期待できます。

また、炎症を早く鎮めることで悪化を防ぎ、ニキビ跡が残る可能性を下げられるメリットもあるため、赤ニキビができたらなるべく早く抗炎症薬で症状を抑えましょう。

ニキビパッチも取り入れる

ニキビパッチは、ニキビ部分に直接貼って患部を保護できるシールです。紫外線や外部刺激などからニキビを保護しながらケアできます。治り途中のニキビに新たな刺激が加わるのを防げるため、ニキビの傷の早い改善に効果が期待できます。

ニキビに直接メイクしないで済んだり、ニキビ跡が残りにくくなったりするメリットもあるため、ついニキビを触ってしまいがちの方は取り入れてみましょう。

オロナインのような市販薬でも赤ニキビケアの即効性は高い?

オロナインH軟膏は、赤ニキビ治療に即効性が高いとされている市販薬の1つです。

赤ニキビのアクネ菌に有効な殺菌成分が含まれていることや、ニキビに直接塗れることなどが、改善に有効な理由として挙げられています。

ただし、自己判断で使用することはおすすめできません。オロナインを塗って悪化することもあるので、薬局や皮膚科での相談の上での使用がベストです。

赤ニキビを一晩で治す方法はある?

赤ニキビを一晩で治したいと思う方も多いかもしれませんが、1日程度で赤ニキビを治療できる方法はありません。赤ニキビは初期のニキビにアクネ菌が増殖し、炎症を起こしてしまっている状態です。

市販の抗炎症薬などで早めに赤ニキビの炎症を抑え、適切に治療すれば早めの改善につながりますが、一晩で赤ニキビを綺麗に治すことはできません。

まずは赤ニキビの痛みや腫れといった炎症を抑え、ニキビパッチで保護しながら、さらに悪化させないようにすることが早い改善につながります。

とにかく早く赤ニキビを治したい方は、皮膚科や美容皮膚科を受診して治療を受ける方法もあります。ただし、高額な治療費がかかる場合も多く、治療にはある程度の時間がかかることを理解しておきましょう。

熱を持っている赤ニキビは冷やしても良い?

熱を持っている赤ニキビは、冷やすことで一時的に赤みや痛みを緩和させることができます。赤ニキビができたばかりで痛みや熱がある場合には、症状を抑えるために冷やすことは効果的です。

ただし、赤ニキビを根本から治すことにはつながらないため、一時的な対処方法の1つと覚えておきましょう。

一般的な赤ニキビが治る期間

一般的に、赤ニキビが治る期間は3ヶ月程度といわれています。ニキビの赤みが落ち着いてから目立たなくなるまでには3ヶ月程度かかる場合が多いため、根気強く治療していくことが大切です。

ただし、次々にニキビが現れる場合は、さらに治療期間が長くなることも多いため、セルフケアで追いつかない場合は医療機関に相談しましょう。

赤ニキビの有効成分を配合したスキンケアを取り入れる

赤ニキビに悩む方がスキンケアに使用する化粧水や洗顔料は、ニキビに有効な成分を配合したものを選ぶのがポイントです。赤ニキビに有効な成分を含んだニキビパッチも合わせて使いましょう。

赤ニキビの洗顔には、保湿成分抗炎症成分アクネ菌を殺菌する成分が入っているものがおすすめです。洗浄力が強いと乾燥肌になりやすい方は、洗浄力の弱いアミノ酸系成分の洗顔料を選びましょう。

化粧水も同じく、保湿成分や抗炎症成分が配合されているものがおすすめです。

つい触ってしまうニキビはパッチで保護を。いろいろなタイプがありますが、殺菌成分や保湿成分が配合されたものがおすすめです。成分がニキビの中に直接届くニードルパッチも効果が期待できます

肌をしっかり保湿でき、炎症を抑え殺菌効果が期待できるタイプのものを選び、日頃のスキンケアに取り入れましょう。

化粧水

化粧水は、赤ニキビに効果が期待できる保湿成分と抗炎症成分が配合されたものがおすすめです。

肌を保湿することで余分な皮脂の分泌を防ぎ、炎症を抑えることで、赤ニキビの早く改善につながります。

ヒアルロン酸コラーゲンなどの保湿成分や、アラントイングリチルリチン酸ジカリウムなどの抗炎症成分に注目して選んでみてください。

洗顔

ニキビ肌の洗顔は、汚れを落としつつも肌をしっかり保湿することが重要です。グリセリンやヒアルロン酸といった保湿成分に注目して選びましょう。赤ニキビの炎症を抑える成分や、アクネ菌の殺菌効果がある成分も大切です。

ただし、敏感肌の方にとっては刺激が強すぎてしまう場合もあるため、心配な場合はアミノ酸系成分で作られた洗顔料を選ぶと良いでしょう。

優しい洗浄力で、肌に適度な油分を残しながら洗うことができます。

赤ニキビにおすすめのニキビパッチ

赤ニキビには、殺菌成分保湿成分の配合されたニキビパッチがおすすめです。外部刺激から赤ニキビを保護しながらケアができ、赤ニキビの悪化防止にも効果が期待できます。

また、赤ニキビにはニードルパッチも有効です。パッチについた小さな針が赤ニキビの中に成分を直接届けるため、赤ニキビを早く治したい方は試してみてください。

皮膚科で赤ニキビの治療薬を処方してもらう

皮膚科では、赤ニキビの状態を診察したうえで、塗り薬や内服薬を処方してもらうことができます。経過に応じて薬を替えながら、ニキビのできにくい肌へ改善していくことが可能なため、自己判断での治療に不安がある方は皮膚科を受診すると良いでしょう。

セルフケアをしていてもなかなか治らない場合や、次々に新たなニキビができてしまう場合なども、皮膚科で適切な治療を受けることをおすすめします。

消えないで残ってしまった赤ニキビ跡の消し方は?

赤ニキビの跡が残ってしまうと、消えるまでに数ヶ月から数年かかることもあります。ニキビ跡を消すには、化粧品でのアプローチ紫外線から肌を守るといったケア方法があります。

しかし、このようなセルフケアは即効性が高いとはいえないため、できるだけ早く赤ニキビの跡を消したい方は、医療機関での治療を検討しましょう。

レーザーピーリングなど、赤ニキビ跡の状態に応じた治療で、ニキビ跡の改善ができます。

ニキビ跡の治し方の詳細はこちら

赤ニキビが治らないときのNG行為

赤ニキビが治らないときに、膿を潰したり冷やしすぎたり患部を掻いたりして刺激を与えてしまうのは、治りを悪くしニキビ跡にもつながってしまうNG行為です。

赤ニキビを悪化させてしまう原因になるため、以下のような行為は控えましょう。

赤ニキビの膿を潰すと、炎症が起きたり跡が残ったりする可能性があります。同様に、汚い手で触ったり掻いてしまったりするのもNGでなので、つい触る癖がある方はニキビパッチを使用して直接触れないようにするのも手です。

また、炎症が起きている状態で冷やすのは痛みを鎮めてくれる効果がありますが、炎症が落ち着いた状態で冷やすと血流が悪くなるせいでかえって治りが遅くなることもあるため避けましょう。

赤ニキビが治らないときにNG行為をしてしまうと、さらに悪化したり改善に時間がかかったりします。ついついやってしまいがちな行為なので気をつけましょう。

膿が出ている赤ニキビを潰す

赤ニキビの中に溜まった膿を潰すと、傷口に雑菌が入り炎症を起こす可能性があります。

膿に含まれる細菌が皮膚に広がったり、膿を潰す際に肌を傷めてしまったりすることで、ニキビ跡が残ることもあります。

膿はつい潰したくなりますが、かえって炎症が広がったり跡が残ったりと逆効果なため、膿が気になっても触らないことが大切です。

赤ニキビを冷やす

熱や腫れが落ち着いた状態の赤ニキビを冷やすのはNGです。炎症が治まっている赤ニキビは回復途中なため、冷やしてしまうと血流が悪くなり、治りが遅くなります

赤ニキビを冷やして良いのは、炎症が治まる前の熱や腫れがある状態です。炎症が治まった後は、冷やすのではなく体を温め、血流を良くすることを心がけましょう。

かゆいと思って赤ニキビをかく

赤ニキビを掻いてしまうと、患部が傷つき雑菌が入る可能性があります。赤ニキビの治りが遅くなったり、後々にニキビ跡が残る原因になったりするため、かゆみがあってもできるだけ掻かないようにしましょう。

乾燥によってかゆみがでている場合はしっかり保湿することが大切です。かゆみが酷く我慢できない場合には、医療機関でかゆみ止めを処方してもらうなどして対処しましょう。

コンシーラーで綺麗に隠す方法

ニキビ跡をメイクで隠すには、コンシーラーを上手に使いましょう自身の肌より暗めのコンシーラーで隠した後、少し明るめのコンシーラーを重ねていきます
炎症が気になるときは、綿棒を使うと衛生的です。赤みが気になる赤ニキビ跡には、グリーン系のコンシーラーがおすすめ。初心者の方は明るめ・暗め・中間の3色が入ったクリームタイプのコンシーラーが使いやすいでしょう。

清潔な指先か、チップ・ブラシなどでポンポンと押さえるようにコンシーラーを乗せていくのがポイントです。また、メイク用品は雑菌が繁殖しやすいため、こまめに交換して清潔な状態で使うことも大切です。

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