海で使う日焼け止めはどれが良い? 汗や水に強い商品で強い日差しから肌を守る

更新日: 2023年05月11日

海で使う日焼け止めはどれが良い? 汗や水に強い商品で強い日差しから肌を守る

海で使う日焼け止めの注意点は、ウォータープルーフかつ環境に配慮したものを選ぶことです。

海で日焼け止めを使用する場合、海水や汗で日焼け止めが落ちやすくなるためウォータープルーフは必須になります。しかし、ウォータープルーフならどれでも良いわけではありません。環境に配慮した日焼け止めを選ぶことが大切です。

海で使う日焼け止めの注意点として、ウォータープルーフを使用することが大前提です。ウォータープルーフではない日焼け止めを使うと、海水や汗で日焼け止めが流れ落ちてしまいます。
そのため、日焼け止めの役割を果たせなくなり紫外線をブロックできなくなってしまいます。

海での紫外線は強力なため、SPFやPAの数値は高めのものを使用すると良いでしょう。
SPFやPAの数値が高い日焼け止めは肌への負担が大きいため、肌に優しい成分が使われているものを選ぶようにしてください。使い心地が良い自分に合った日焼け止めを選ぶのもポイントです。


日焼け止めは、海を汚染する原因の一つです。紫外線吸収剤のオキシベンゾンは、サンゴ・緑藻類・海洋生物に害があるため気を付けなければないけません。近年のサンゴは、日焼け止めなどの化学物質が原因で白化が進み、DNA損傷や変形、死んでしまうことが多く報告されています。

汚染を防ぐためにも、中身の成分だけでなく容器もリサイクルできるものを選んでエコに取り組むことが大切です。

海で日焼け止めを使う場合、ウォータープルーフは必須です。それに加えて、SPFやPAの数値・肌への優しさ・使い心地も考慮して日焼け止めを選びます。
日焼け止めが及ぼす環境汚染は深刻な問題になっています。汚染を防ぐためにも、エコなものを使うように心掛けましょう。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「海で使う日焼け止めはどういうものを選べば良い?」「海で使う日焼け止めは環境に配慮したものを選ぼう」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している日焼け止めうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「シミ」とは「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」又は「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」ことをさします。
※本記事における「くすみ」とは汚れや古い角質によるくすみのことをさします。

海で使う日焼け止めはどういうものを選べば良い?

海で使う日焼け止めは、海水で落ちないものを選びます。そのため、ウォータープルーフは必須です。その他には、顔と身体に使えるもの、汗に強いSPFPAの数値が高い肌に優しいか、使い心地、これらを確認して自分に合ったものを選びます。

海で使う日焼け止めは、防水・耐水性のあるウォータープルーフが必須です。
水着では肌の露出が多くなりますので、顔だけではなく、身体にも使えるタイプを選ぶとコスパも抑えることができます。

汗で日焼け止めが落ちることも考えられるため、汗に強いタイプか確認することも大切です。

海で日焼け止めを使うときは、SPFやPAの数値が高いものを選びます。SPFはUVB、PAはUVAの紫外線をブロックします。

UVBは肌が赤くなり炎症を起こしUVAはシワやシミ、老化の原因になります。また、保湿効果や肌に優しい成分が配合されているかなども合わせて確認しましょう。

使い心地も重要で、使っていて自分が不快に感じないものを選ぶようにしましょう。

海で使う日焼け止めを選ぶときは、ウォータープルーフで全身使えるもの、汗に強くSPFやPAの数値が高いもの、肌に優しく使い心地がいいものなど、自分に合ったものを選びましょう。

ウォータープルーフ(防水・耐水性がある)

海で使う日焼け止めは、絶対にウォータープルーフのものを選びましょう。どんなに丁寧に日焼け止めを塗っても、ウォータープルーフでないものだとすぐに海水で流れ落ちてしまいます。

せっかく日焼け止めを塗ったのにばっちり日焼けしてしまうことにもなりますので、ウォータープルーフであることは絶対に欠かせない条件です。

ただし、ウォータープルーフとうたっているものでも、なかには耐水性があまりなく、水分を弾く力が弱いものもあります。ウォータープルーフだから安心とは一概には言えません。

ウォータープルーフと記載があり、なおかつきんと耐水性を発揮してくれる日焼け止めを選ぶようにしましょう。早めに購入し、事前に塗ってみて水をかけて試してから海に行ったほうが良いでしょう。

顔だけでなく、体にも使えるもの

長袖や長ズボンを履いていたとしても、海では紫外線が強いため体も焼けてしまいます。日焼け止めを購入する際は、顔だけでなくからだにも使えるものを選びましょう。

顔用の日焼け止めは化粧下地として使えたりトーンアップ効果もあったりと、さまざまな機能を兼ね備えているものが多くあります。そのため、体にも使えるものと比べると値段が高いことがほとんどです。

顔用の日焼け止めが体に使えないことはありませんが、広範囲に伸ばすのには向いていなかったり、体用よりも値段が高くついてしまうことがあります。とくにメイクアップ効果を期待しないのであれば、最初から体にも使える日焼け止めを選んでおくのが無難です。

汗に強いもの

汗で落ちやすい日焼け止めでは、海で浴びる紫外線から皮膚を完全に守ることができません汗に強い、もしくはウォータープルーフと記載があるものを選ぶようにしましょう。

日焼け止めによっては、汗をかくことで皮膚に日焼け止めの膜がはられたようになり、より紫外線を防御する効果が高まるものがあります。

汗をかきやすい方は、そのような日焼け止めを選んでおくと安心です。ベタつきがないか確認しておくのもおすすめします。

SPFが高い

SPFとは、UVBから肌をどれだけ守れるかを表す指標のことです。UVBは肌の表面にダメージを与えて、炎症を起こします。

日焼けをすると肌が赤くなったりヒリヒリしたりするのは、UVBの影響です。SPFの値が高いほどUVBによって肌が赤くなるまでの時間を延ばすことができます。

PA数が高い

PAとは、UVAから肌をどれだけ守れるかを表す指標のことです。強さは+の数で表され、最大で「PA++++」となります。

海は照り返しもあり、また海水や汗で日焼け止めが流れやすいため、SPFとPAともに最大値のものを選ぶのがおすすめです。なお、SPFやPAの値が高くてもこまめな塗り直しが必要です。2~3時間に1回は塗り直しをしましょう。

肌に優しい成分を含む

肌が乾燥しやすい方は、保湿成分のヒアルロン酸コラーゲンセラミド、肌が荒れやすい方は肌荒れ予防成分のグリチルリチン酸が配合されたものがおすすめです。

自分の肌悩みに合わせて最適な成分が含まれているものを選びましょう。日焼け止めを使うと肌が乾燥しやすくなるため、少しでも乾燥しやすいと感じる方は保湿成分が入っているものを選んでみてください。

使い心地が良い

塗ったときにベタついたりテカったりするものは、使いづらいため「何度も塗りたくない」「あんまり多く塗るとベタつくから嫌だ」と感じる方が多いでしょう。

日焼け止めは必要量な量をたっぷり塗ってはじめてパッケージに記載されている効果が出るものです。塗り心地が悪く少量しか塗らないでいると、日焼け止めの効果が落ちてしまう可能性があります。自分が塗って使い心地が良いものを選びましょう。

海で使う日焼け止めは環境に配慮したものを選ぼう

日焼け止めは、サンゴや海洋生物にとって害のある成分が含まれています。海で使う日焼け止めの場合、環境に配慮した日焼け止めを選ぶことが大切です。

オキシベンゾンナノ粒子マイクロプラスチックなどを含まず、容器のリサイクルが可能な日焼け止めを選んで環境汚染を防ぎましょう。

海で使う日焼け止めは、環境配慮のためにオキシベンゾンやナノ粒子、マイクロプラスチックなどを含んでいないものを選びます。オキシベンゾンはサンゴの白化に影響し、ナノ粒子は海洋生物に害をもたらします

近年では、海に害のある成分が配合されている日焼け止めは販売禁止の国が出てきました。

日焼け止めに使う容器も、使って捨てるものではなくリサイクルできるものを選びましょうビーチフレンドリー処方の日焼け止めもおすすめです。
ビーチフレンドリーとは、ハワイやパラオなど、一部の国・地域・ビーチの規制に配慮した設計のものをいいます。

日焼け止めの使用は海を汚し、サンゴや海洋生物に害を与える恐れがあります。海で日焼け止めを使う際は、オキシベンゾンやナノ粒子が使われていない日焼け止めを選ぶことが重要です。海を守るためにも、環境に配慮した日焼け止めを選ぶように心掛けましょう

サンゴを守るための日焼け止めが登場

近頃では、海に生息するサンゴが減少していることが問題となっています。サンゴの減少に加担しているのが日焼け止めです。そのため、サンゴを守るための日焼け止めが販売されるようになりました。

サンゴに影響を与えやすい紫外線吸収剤を含まないものや、ビーチに優しい処方のものを選ぶと良いでしょう。

オキシベンゾンを含まない

オキシベンゾンとは、石油由来化合成分で紫外線吸収剤の一つです。紫外線吸収剤は、紫外線を熱などのエネルギーに変えることで紫外線から肌を守ります。

このオキシベンゾンが実はサンゴや海洋生物に影響を及ぼしていることが研究で分かったのです。海の生態系を守るためにも、オキシベンゾンを含まない日焼け止めを選びましょう。

ナノ粒子を含まない

紫外線散乱剤の一種である酸化亜鉛や酸化チタンは、そのまま使うと白残りしてしまいます。それを防ぐために、ナノ化されているものが増えてきました。

ナノ化することで使い心地は良くなりますが、ナノ粒子が海洋生物に影響をもたらす恐れがあるので注意しましょう。海のことを考えるのなら、ナノ粒子を含まないものがおすすめです。

リサイクル可能な容器を選ぶ

日焼け止めが入っている容器にも気を使いましょう。海だけでなく環境全体に優しい、リサイクル可能な容器が使われている日焼け止めを選んでみませんか?

「使ったら捨てる」のではなく「使ったらリサイクル」することで、ゴミを増やさず環境に優しい生活ができます。メーカーによっては、空き容器の回収をしていることがあります。

アリィーのビーチフレンドリー処方に注目

アリィーでは、「美しく楽しく過ごせる」よう、環境に配慮したビーチフレンドリー処方の日焼け止めを採用しています。

高い紫外線防御効果をもちながら、オキシベンゾンオクトクリレンなどの海洋生物に悪影響を与える成分を含まず、海洋生物に影響を与えない成分を使った日焼け止めを販売しているのです。

もちろん、使用感の良さや美しい肌仕上がりにもこだわっています。一部の地域や国では、海を守るために特定の成分を含む日焼け止めの使用が禁止されています。

そのような場所でも使えるように配慮されているのが、アリィーのビーチフレンドリー処方の日焼け止めです。

外装に使っているプラスチックを削減したり、バイオマス素材を採用したりなどの活動にも力を入れています。