日焼け止めが目にしみる原因と対策|成分やアレルギーや塗りすぎにも注意

更新日: 2023年05月16日

日焼け止めが目にしみる原因と対策|成分やアレルギーや塗りすぎにも注意

日焼け止めが目にしみるのは、主に日焼け止めに使われている「紫外線吸収材」「紫外線散乱剤」「エタノール」「界面活性剤」によるものです。配合されている成分のアレルギーが原因の場合もあります。
しみるのを防ぐには、しみる成分が入っていないものを選ぶことが大切です。
目のまわりを多く塗ったり、スプレーを顔に吹きかけるときは注意して行いましょう。

日焼け止めが目にしみるときは「紫外線吸収材」「紫外線散乱剤」「エタノール」「界面活性剤」が原因になっていることが多いです。紫外線吸収材とエタノールはとくにしみやすく、目の周りに塗るとしみることがあります。また、肌に優しいとされている日焼け止めであっても目の周りは皮膚が薄く、多く塗ると刺激になり痛みや痒みを伴うことがあります。目の周りだけは少量の日焼け止めを薄く伸ばして使いましょう。

日焼け止めを塗った後は、しっかり乾燥させることも大切です。乾いていない状態で目を擦ったりすると、目に入ってしみる原因になってしまいます。しみたり痒みが生じる場合は、日焼け止めに入っているアレルギー物質の可能性も考えられます。スプレータイプの日焼け止めを顔に吹きかける場合は、目・鼻・口に入らないように注意しましょう。
目にしみない日焼け止めを選ぶときは、エタノール・紫外線吸収材が入っていないタイプを購入します。
エタノールは揮発性が高いため、目の周りに塗るとしみやすくなるので要注意です。紫外線吸収材もしみやすいといわれているので、ノンケミカルタイプを購入すると良いでしょう。

日焼け止めが目にしみるのを防ぐには、「紫外線吸収材」「エタノール」の入っていない日焼け止めを選ぶと良いでしょう。目の周りに痒みが出る場合はアレルギーの可能性があります。異常を感じたら使用をやめて、必ず病院で診てもらいましょう。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「日焼け止めが目にしみる原因は?」「目にしみやすい日焼け止めの成分を避ける」「目の周りに多く塗って痒くならないように注意」「塗ったらしっかりと乾燥させる」「日焼け止めスプレーは顔に直接かけてはダメ?」「アレルギーの可能性もあるので注意」「目にしみない日焼け止めの選び方」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※「アレルギーテスト済み」はすべての人にアレルギーが起きないということではありません。
※「パッチテスト済み」はすべての人に皮膚刺激が発生しないということではありません。

日焼け止めが目にしみる原因は?

日焼け止めが目にしみる原因は、日焼け止めに含まれている成分に刺激があるものが使われているパターンと、日焼け止めが目に入ってしまっているパターンとがあります。

エタノールは刺激性があり、目の近くに塗るだけでもしみることがある成分です。日焼け止めが直接目に入ることでしみる場合もあります。うっかり日焼け止めを触った手で目をこすったり、汗で流れて入ったりしてしまうのです。日焼け止めを塗ったら目をこすらない汗をかいたらこまめに拭くなどの対処をすることで、目にしみるのを抑えられるでしょう。

このほか、ドライアイも目がしみやすくなる原因です。目が乾燥することで普段より刺激を受けやすくなるため、日焼け止めがしみてしまうことがあります。

目にしみやすい日焼け止めの成分を避ける

目に染みやすい日焼け止めの成分として知られているのが、紫外線吸収剤エタノール界面活性剤です。とくにエタノールは揮発性があるため、目の近くに塗るだけでスースーしてしみてしまいます。

また、紫外線吸収剤は紫外線散乱剤と比べて目にしみやすいと言われている成分です。商品によっては、目の周りに使用しないようにと注意書きされているものもあります。しみるのが気になる方は、紫外線吸収剤を使用していないノンケミカルの日焼け止めを選ぶと良いでしょう。

目の周りに多く塗って痒くならないように注意

目の周りに多く塗りすぎると、必然的に目に入りやすくなったり皮膚が刺激を受けて痒くなったりします。日焼け止めを適量塗ろうとすると多く手に取ってしまいがちですが、目の周りだけは指の腹を使って優しく薄く伸ばすように工夫しましょう。

また、痒みが出た場合は、日焼け止めに含まれている成分が肌に合っていない可能性があります。無理して使い続けず、ほかの日焼け止めに変えるなど対策が必要です。

塗ったらしっかりと乾燥させる

日焼け止めを塗ったら、必ず乾燥するまで待つようにしましょう。乾かない状態で外出したりメイクをしたりすると、日焼け止めの成分が目に入りしみてしまうことがあります。10~15分ほど経つと、日焼け止めが肌に馴染んで乾いてくるはずです。少し時間はかかりますが、乾くまで下手に触らないように意識しましょう。

アレルギーの可能性もあるので注意

目が開けられないほどしみたり、強いかゆみが出たりする場合は、日焼け止めの成分にアレルギーがある可能性があります。アレルギーが出やすい方は、「パッチテスト済み」や「アレルギーテスト済み」などの記載がある日焼け止めを選ぶと安心です。

ただし、これらの記載があるからといって、必ずしもアレルギー反応が起こらないわけではありません。アレルギーと思われる症状が出た場合は、使っている日焼け止めを持って早めに皮膚科を受診しましょう。

日焼け止めスプレーは顔に直接かけてはダメ?

日焼け止めスプレーは、顔に直接噴射できるタイプ顔には噴射しないように推奨されているタイプがあります。顔に直接かける場合には、目や鼻、口には入らないように気をつけながらスプレーしてください。顔に近づけすぎると目や鼻などに入りやすくなるので、15cm離してスプレーしましょう。

顔に円を描くように満遍なくスプレーしたら、手のひらで馴染ませるようにハンドプレスを行ってください。スプレーを吸い込んでしまうのが怖い方は、手のひらにスプレーした後、顔に塗るようにすると吸い込む心配がありません。

目にしみない日焼け止めの選び方

目にしみない日焼け止めを使いたい方は、まずエタノールが入っていないものを選ぶようにしましょうエタノールは揮発性が高く刺激性もあるため、エタノール配合の日焼け止めを目の周りに使うと高確率で目にしみてしまいます。

顔用の日焼け止めの場合はしみやすい成分が使われていないことが多いので、気になる方は顔用と記載されたものを選ぶのも良いでしょう。また、人によっては紫外線吸収剤でしみてしまう方もいます。紫外線散乱剤ならしみにくいので、こちらもおすすめです。