更新日: 2023年04月13日
日焼け止めは、正しい塗り方をすることで効果を発揮します。
しっかり保湿した後に、肌の油分をしっかり落として、テクスチャーの量や塗り残しに気を付けながら塗っていきます。
重ね付けをするとより紫外線をブロックすることができますが、塗りすぎると肌に負担がかかるため注意が必要です。
日焼け止めの効果を発揮するためには、正しい塗り方をしっかりと理解してから塗りましょう。
日焼け止めの正しい塗り方には、いくつかポイントがあります。
顔やデコルテに塗る際は、しっかり保湿をすることと、汗、汚れや油分を落としてから日焼け止めを塗っていくのが大事です。
身体も同様に、油分を落として適量を塗っていきます。日焼けしやすい腕や足は、重ね塗りをすることでより紫外線をブロックすることが可能です。
量は、少なすぎたり多すぎたりしても良くありません。各メーカーが推奨している量を守って塗りましょう。
日焼け止めは、化粧下地の前に塗りましょう。化粧下地と日焼け止めが一緒になったタイプも販売されており、塗るのも一回だけで済むのでおすすめです。
日焼け止めを塗る方法として、スポンジを使う場合もあります。スポンジはムラになりにくいので、手で塗るのが苦手な方はぜひ試してみてください。
また、重ね塗りすることで、紫外線ブロック効果が高まります。塗りすぎると肌に負担がかかり肌荒れを起こすことがあるので、塗りすぎには注意しましょう。
日焼け止めはただ塗るだけではなく、正しい塗り方をして効果を発揮させるものです。きちんと塗れていないと、せっかくの効果も半減してしまいます。塗るときの注意点やポイントをしっかり押さえて、正しい塗り方で紫外線から肌を守りましょう。
※監修者は「日焼け止めはいつ落とすべき?」「日焼け止めの正しいクレンジングの仕方は?」「日焼け止めのクレンジングで注意すべきポイントは」「日焼け止めを落とすのに向いているクレンジングのタイプは?」「日焼け止めがきれいに落とせていないと肌荒れにつながる場合も」「洗顔で落ちる日焼け止めなら手軽に使える」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している日焼け止めうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。
※本記事における「シミ」とは「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」又は「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」ことをさします。
※本記事における「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことをさします。
顔や首に日焼け止めを塗る際には以下の手順で行います。
①まずは肌の清潔を保ちます。
洗顔や化粧水などで肌を整え、油分や汗を拭き取ります。手の汚れや油分、汗も清潔にしましょう。
②日焼け止めを手のひらに適量取り、両手に分けます。
多めに取り過ぎないように注意してください。
③両手を顔に当て、優しく塗り広げます。
顔全体に行き届くように、目の周りや鼻の周り、耳の後ろなども忘れずに塗ります。塗りムラが出ていないか鏡でチェックを。頬や鼻筋、額など高い部分は焼けやすいので重ね付けをしましょう。
④首やデコルテなど、日焼けしやすい部分もしっかりと塗ります。
首筋や首の後ろ、鎖骨などにも十分に塗るように心がけましょう。
⑤もう一度、顔全体に手を当てて軽く押し込むようにして、均等に伸ばします。
⑥日焼け止めが浸透するまで、最低5分ほど時間を置きます。
メイクをする場合は、直後だとよれてしまうことがあるので少し時間をおいてから化粧下地やファンデーションを塗るのがポイント。
⑦日中には2~3時間おきに、こまめに塗り直しをするように心がけます。
また、ウォータープルーフでない場合は、汗をかいたり水に触れた場合にも塗り直すようにしてください。
以上のように、顔や首への日焼け止めの塗り方は、丁寧に、均等に、そしてこまめに塗り直すことが大切です。適切な日焼け止めの使用は、肌の健康につながります。
身体への日焼け止めの塗り方についても、以下のようなポイントがあります。
①まずは、塗る部位を洗い清潔にしてから塗りましょう。
身体には汗や皮脂が多く分泌されるため、汚れたまま日焼け止めを塗ると効果が低下することがあります。
②適量を手に取り、薄く伸ばします。
特に気になる部位や日焼けしやすい部分は、重ね塗りをすることで十分な効果を得られます。
③肘や膝のような動きの多い関節部分や、胸元などは特に注意が必要です。
こうした部分は皮膚が薄く、関節の動きや服との摩擦で落ちやすいこともあり日焼けしやすいため、丁寧に塗りましょう。
④背中や肩など、自分で塗りにくい部分は、パートナーや友人に手伝ってもらうのも良いでしょう。
背中などはスプレータイプの日焼け止めが便利です。
⑤塗った後は、均等に伸ばすように軽くマッサージすることで、肌にしっかりと密着させます。
⑥顔と同じように日中は、2~3時間おきに塗り直すようにしましょう。
パウダータイプやスプレータイプを使うと塗りなおしやすいでしょう。
身体への日焼け止めの塗り方は、顔や首と同様に、均等に、丁寧に、そしてこまめに塗ることが大切です。効果的な日焼け止めの使用は、肌を守るために必要なことですので、しっかりと実践しましょう。
日焼け止めの効果をしっかりと得るためには、正しい塗り方をすることが重要ですが、逆にNGなポイントもあります。以下に、日焼け止めを塗る際のNGなポイントをいくつか紹介します。
適量を使わない:
適量を使わないと、日焼け止めの効果が十分に発揮されない可能性があります。一般的には、顔には1円玉大、身体には500円玉大程度の適量が必要です。
塗り方が適切でない:
日焼け止めは、薄く伸ばすのではなく、しっかりと肌に密着させることが重要です。手で軽くマッサージするように伸ばし、均等に塗るようにしましょう。
繰り返し塗りなおさない:
日焼け止めは時間が経つと、汗や皮脂などで落ちてしまうことがあります。
特に夏場などは、2~3時間おきに塗り直すようにしましょう。
日焼け止めを塗る前に保湿を怠る:
日焼け止めは、肌に負担をかけることがあります。
特に乾燥肌の場合は、事前に保湿をしっかりと行い、肌を整えた上で日焼け止めを塗るようにしましょう。
紫外線量が少ないときに塗らない:
紫外線は、晴れの日だけでなく曇りの日や冬場でも降り注いでいます。
日焼け止めは、1年中必要なアイテムですので、忘れずに使うようにしましょう。
以上が、日焼け止めを塗る際のNGなポイントです。日焼け止めをしっかりと使って、肌を守りましょう。
顔に使う場合は、液状の日焼け止めなら1円玉2枚分、クリーム状の日焼け止めならパール粒2個分が適量です。まずは半量を額や鼻の上、両頬や顎に置いてよく伸ばし、残りの半量を再び塗って仕上げます。
腕や脚の場合は直線を描くように日焼け止めを出した後、くるくると円を描くように伸ばしてください。
まぶた、髪の毛の生え際、眉間、耳、小鼻のわきなどは塗り残しやすいので注意しましょう。
これらの部位は念入りにしっかりと日焼け止めを塗り込むようにします。首元が開いた服を着るときは、デコルテや鎖骨、首周りや背中もしっかり塗りましょう。
海やプールに行く場合などは、足の甲も要注意です。また、額や鼻、頬骨はしっかり塗っても汗や皮脂で日焼け止めが落ちやすいことで知られています。これらの部位は重ね付けしておくことや、こまめな塗り直しが大切です。
日中に顔の日焼け止めの塗り直しをする場合は、ティッシュで皮脂や汚れをオフし、その上からスプレーやパウダータイプの日焼け止めを塗ると良いでしょう。
こうすることでメイクを1からやり直す必要がなく、塗り直しができます。体の場合も汚れを取り除いてから塗り直しをしましょう。
もし余裕がある場合は、メイクを落としてしっかり塗り直してください。
ムラになると、当然、日焼け止めの効果は落ちます。塗れていない部分だけ焼けてしまうので要注意です。ムラなく均一に塗るためには、適量をしっかり使うこと、くるくる円を描くように塗ることがポイント。
量が少ないと必然的にムラができやすくなるため、「ちょっと多いかな?」と思う程度の量を塗るとちょうど良いでしょう。重ね付けもムラ防止に有効です。
メイクをする場合は、必ず化粧下地の前に日焼け止めを塗ってください。日焼け止めは、肌にぴったりとフィットしていなければ隙間から紫外線が入り込んでしまいます。
隙間なく日焼け止めを塗り込むためには、何も塗っていない素肌に塗る必要があるのです。
化粧下地の上から日焼け止めを使ってしまうと、日焼け止めがヨレて十分に紫外線を防御できません。「日焼け止めは化粧下地よりも先に肌に塗る」と覚えておくようにしましょう。
ちなみにスキンケアをしてからメイクをする場合は、スキンケア→日焼け止め→化粧下地の順番になります。
スキンケアをしてすぐに日焼け止めを使うとうまく馴染まなくなるので、化粧水やクリームなどがしっかり肌に浸透してから日焼け止めを使いましょう。
化粧下地の効果も兼ね備えた日焼け止めであれば、下地の代わりとして使うこともできます。ただし、通常の日焼け止めを化粧下地の代わりに使うのはあまりおすすめできません。
化粧下地には、ファンデーションのノリやメイク持ちを良くしたり、トーンアップしたりする効果があります。
一方で日焼け止めは、UVカットに特化したアイテムです。使用用途がそもそもまったく異なるため、化粧下地としての役割を十分にはたしてくれるとは考えられません。
なかにはトーンアップ効果が期待できる日焼け止めもありますが、化粧下地の代わりとして使うのは難しいでしょう。化粧下地と兼用できると謳われている日焼け止め以外のものは、代わりに使わないのが無難です。
色付きの日焼け止めなら、ファンデーションの代わりに使うことができます。しかし、色付きといっても通常のファンデーションのようにしっかりと発色してくれるものは多くありません。
薄付きのものが多いので、カバー力はあまり求めないようにするのが吉です。
また、商品によっては日焼け止めとしての適量を使うと、厚塗り感が出てしまうものもあります。
ファンデーションの代わりに使えないこともありませんが、できたら日焼け止めとファンデーションを別々に用意したほうがきれいな肌に仕上がるはずです。
なお、UV効果があるファンデーションを使うのも一つの方法として挙げられるでしょう。ただし、けっこう厚塗りをしなければ十分なUV効果は得られません。
日焼け止めをスポンジで塗ると、手で塗るよりもムラになるのを防げるというメリットがあります。
適量を手にとって両頬とおでこ、鼻の上、あごに5点置きをし、スポンジを使って叩き込むようにしっかり馴染ませてください。
日焼け止めがスポンジに吸収されてしまう分があるので、少し多めに使うのがおすすめです。
日焼け止めを重ね塗りをすると塗り残しがなくなるため、UV効果は高まると考えられます。環境省も日焼け止めは重ね塗りをするように推奨しているので、回数を分けてしっかり塗るようにしましょう。
ただし、塗りすぎると日焼け止めの成分が刺激となり、肌が荒れてしまう方もいます。何事もほどほどが一番です。塗りすぎず少なすぎず適量を重ね塗りするようにしましょう。