更新日: 2023年04月25日
ニキビの芯は古くなった角質や毛穴に溜まった皮脂でできており、毛穴の出口が塞がれることで起こります。
ニキビの段階によって芯の状態が異なり、初期のニキビは芯を出すことでニキビが早く治りますが、自分で芯を抜かないようにすることが大切です。
ニキビの芯が埋まっていたり、深い部分にあったりするので、芯を取り出す場合は皮膚科を受診しましょう。
ニキビの芯は、古い角質や排出されなかった皮脂が混ざり合ったもので、毛穴の塞ぐ原因になります。毛穴にある芯はニキビの段階によっても色や形状が異なりますが、白ニキビの芯は白色、黒ニキビの芯は黒色です。
赤ニキビの芯は、白ニキビか黒ニキビのような芯がみられますが、中にはしこりニキビであったり、粉瘤など他の皮膚の病気であることもあるので見分けることが大切です。
ニキビの芯を取り除くと、皮脂分泌が正常になるのでニキビが早く治りますが、自分で潰すのはおすすめできません。皮膚科では専用の器具でニキビの芯や内容物を圧出しますが、自己流で行わないようにしましょう。
特に、ニキビの芯が埋まっていたり深かったりすると、傷跡になるリスクが高まります。ニキビの芯を取ろうとして出血してしまった場合は、すぐに傷口を洗って、肌を清潔に保つことが大切です。
ニキビの芯を取りたい場合は、皮膚科を早めに受診することで、適切な治療を受けられます。
ニキビの芯は毛穴に溜まった角質や皮脂によるものですが、炎症により固くなったニキビを芯と勘違いしてしまうことがあります。
ニキビの芯は自分で取ろうとすると跡になる恐れがあるので、皮膚科で除去をしましょう。
※監修者は「ニキビの芯の正体は?」「ニキビの芯はなぜできるのか?」「ニキビに芯があるときに見られる症状とは?」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
ニキビの芯は古い角質や皮脂によって構成されており、毛穴の詰まりの原因となるものです。健康な毛穴は皮脂分泌がスムーズで、古くなった角質は垢として剥がれ落ちます。
一方、肌の乾燥や紫外線によって、毛穴の出口にある角層が厚くなると、皮脂が詰まって毛穴を塞ぐようになります。皮脂の詰まりは古くなった角質と混ざりあい、通常の洗顔では毛穴の汚れが落としにくくなります。
また、赤ニキビや黄色ニキビでは、毛穴のしこりを芯と勘違いしてしまうことがあります。赤ニキビや黄色ニキビは、ニキビの炎症が進行した状態ですが、皮脂や膿が溜まることで、ニキビに芯のようなしこりを感じるようになります。
ニキビの炎症が進むと、コラーゲンなどの線維細胞が増えすぎて毛穴の皮膚も硬くなり、しこりニキビになることもあります。
ニキビの芯は毛穴の出口が塞がれて、皮脂が詰まったり古い角質が溜まったりすることで起こります。毛穴の出口がふさがる原因には、紫外線や肌の乾燥により、毛穴の角層が厚くなることがきっかけで起こります。
また、ストレスやホルモンバランスの乱れにより男性ホルモンの分泌が増えると、皮脂分泌が増えるだけでなく、毛穴の角層を厚くすることが分かっています。
このように毛穴の出口が塞がれると、皮脂や汚れが溜まりニキビの芯となり、洗顔だけでは簡単に落とせなくなります。そのため、ニキビの芯ができないようにするためには、肌のターンオーバーを整える必要があります。
また、毛穴の汚れがニキビの芯の元となるため、毎日の洗顔で肌の汚れを取り除くことも大切です。
ニキビの芯は、白ニキビか黒ニキビかによって色が異なります。また、赤ニキビや黄ニキビは皮膚に硬いしこりが出ることもあるので、ニキビの芯に間違われやすいです。
臭いのあるニキビの芯は、粉瘤などニキビ以外の皮膚の病気の可能性もあるので、見分ける必要があります。
白ニキビの芯はコメドができている状態で、白いプツッとしたものがニキビの中心に見えます。コメドが酸化すると色が黒っぽくなり、黒にきびの芯になります。
ニキビの症状が進むと、炎症を起こして赤ニキビになりますが、白ニキビや黒ニキビにみられた芯がみられます。
一方、炎症によりニキビが赤く腫れ上がるため、芯と勘違いしやすいこともあるので注意が必要です。
ニキビがさらに悪化して硬い芯のようになることがありますが、ニキビの芯があるわけではなく、炎症が長引いたことでコラーゲンの産生が増えて、皮膚が硬くなっている状態をいいます。
また、芯に臭いがある場合は、ニキビによるものではなく、粉瘤という皮膚の病気である可能性があります。
ニキビの芯は、ニキビの症状の段階によっても異なります。ニキビの芯と思えるものの中には、ニキビがしこりになっている場合もあるので、間違えないようしましょう。
臭いのあるニキビの芯は、粉瘤によるもの可能性が高く、皮膚科で切開治療が必要になります。
白ニキビの芯はコメドといわれており、毛穴の出口を塞いでる皮脂や古い角質が溜まっていることで起こりますが、指で軽くこするとポロっと取れることもあります。
毛穴に詰まりを起こしているので、排出が滞った皮脂をエサにニキビ菌が増殖することが、白ニキビの原因となります。白ニキビの芯ができる原因には毛穴の出口の角化異常がありますが、紫外線や肌の乾燥によって起こりやすくなります。
初期のニキビなどで、赤みも少なく痛みもほとんどありませんが、白ニキビの芯を取ることで、皮脂の分泌がスムーズになり、ニキビの悪化を防ぐことができます。
黒ニキビの芯は、白ニキビの毛穴の詰まりが酸化により黒色に変化している状態で、コメドが黒っぽく見えます。
白ニキビと同じように初期のニキビであるため、赤みや痛みなどの兆候はみられませんが、ニキビの症状が一歩進んだ状態といえます。
黒ニキビの芯がよくみられるのが、皮脂分泌の多い鼻ですが、黒ニキビの症状が進行すると、赤いニキビに症状が進むことがあり、黒い芯の周りが赤っぽくなっていることもあります。
ニキビの炎症が進むと跡になるので、黒ニキビの段階までには治すのがおすすめです。なお、黒い芯のあるニキビがしこりがある場合は、ニキビではなく粉瘤である可能性があるので、皮膚科へ受診しましょう。
赤ニキビの芯は、白ニキビや黒ニキビが進行している状態なので、白や黒のプツッとした芯が継続してみられます。
また、芯がなく、ニキビの炎症により皮膚に赤く硬くなっている状態が芯のように感じられることもあります。
赤ニキビは毛穴の中でニキビ菌が増殖し、毛穴が炎症を起こしている状態です。皮膚が炎症を起こすと痛みや赤みを生じるので、外から見てもニキビの存在が目立つようになります。
赤ニキビを何となく触ってしまう人も多いですが、手で触れると雑菌が入ったり肌に刺激になったりするので、あまり触りすぎないようにしましょう。
硬いニキビの芯は、ニキビにしこりができている状態です。ニキビに芯があるわけではなく、毛穴の皮膚が硬くなっている状態です。
押したり、つぶしたりすると膿が出てくることもありますが、しこりニキビが改善するわけではありません。しこりニキビは、赤ニキビが長引くなど、炎症が長期化したニキビに起こる傾向があります。
ニキビの炎症はニキビ菌に対抗したり、ダメージを負った皮膚を修復するために起こりますが、炎症が長引くと毛穴のコラーゲンが増えすぎて、硬くなることがあります。
また、ニキビではありませんが、粉瘤のようにしこりニキビと間違いやすい皮膚の病気もあるので鑑別が必要です。
一般的に、ニキビの芯が臭うことはなく、ニキビの芯が臭う場合、粉瘤という皮膚のできものの可能性があります。
多くの場合、粉瘤は毛穴の出口に黒い点があり、周りが赤く腫れていたり、しこりのようになったりしています。
粉瘤は皮膚の内部に袋ができ角質や皮脂が袋の中に溜まっている状態をいいます。
角質や皮脂は、本来は皮膚の新陳代謝とともに剥がれ落ちますが、粉瘤では皮膚の内側に溜まり続けるため、臭いを発するようになります。
自分で粉瘤の芯や袋を取り出すのは難しいので、臭いのある芯に気づいたら、皮膚科を受診して除去してもらいましょう。
ニキビの芯は自分で出さないようしましょう。白ニキビや黒ニキビの芯は、毛穴の詰まりの原因になっているものなので、芯を取り除いた方が早くニキビが治ります。
白ニキビの芯は、指先で簡単に取れるものもありますが、黒ニキビの芯は毛穴の汚れが硬くなっているので、自分で出すのは容易ではありません。
また、赤ニキビや黄色ニキビのように、ニキビの段階によって芯ではなく、しこりになっているものあります。
ニキビに芯があると思って、無理に引っ掻き続けたり、指で押し続けたりすると、傷跡になるリスクがあります。
ニキビの芯が気になる場合は、皮膚科のニキビ治療を受けると、プレッシャーで圧出したり、肌のターンオーバーを整える塗り薬で、ニキビの芯を取り除くことができます。
ニキビの芯を取り除くことで、ニキビの治癒を早めることができます。
白ニキビや黒ニキビの芯は、毛穴の詰まりを起こしているものなので、毛穴の詰まりを解消することで、毛穴の中の皮脂分泌がスムーズになり、ニキビ菌の増殖を抑えられます。
そのため、ニキビの悪化させずに早めに治したい人は、ニキビの芯を取るのもおすめですが、自分で取るのは肌トラブルの元なので、芯を取ってニキビを早く治したい人は、皮膚科の治療を受けましょう。
ニキビの芯を取る方法として、専用器具で内容物を押し出す方法があり、簡単そうに見える手技なので、自分でしようとする人もいますが、毛穴から雑菌が入ったり、傷跡になったりするリスクがあるのでおすすめできません。
ニキビの芯は出すには専用のプレッシャーを使って行います。まずは清潔な針を毛穴に刺して、毛穴の中の内容物を排出するための出口を作ります。
次にプレッシャーをニキビのある肌に沿えて、押し出すように内容物を排出させます。ニキビの芯を出す方法はシンプルなので、自分でもできそうと考える人も多くいます。
しかしながら、自分の手で自分の肌を均等に押すのは意外と難しいものです。
自分でニキビの芯を取り出そうとして、指で押したり、不潔な針で刺したりしないようにしましょう。
自分でやると無理な力が加わるため、傷になったり色素沈着が起きたりしますが、傷跡になると、最悪治らないこともあります。
また、清潔でない器具を使えば、毛穴から雑菌が入って、ニキビの治りが遅くなる恐れもあります。ニキビの芯を取り出したい人は、皮膚科で行ってもらうようにしましょう。
ニキビの芯が埋まっているときは、無理に取り除かないようにしましょう。
白ニキビや黒ニキビには芯がありますが、赤ニキビや黄色ニキビは、ニキビの周りの皮膚がしこりになっているだけで、芯がないこともあります。
しこりニキビを中に芯があると勘違いしないようにしましょう。ニキビの芯を無理に出そうとして、強い力で押し続けたり、針で深く刺し続けたりすると、ニキビをきれいに治すことができません。
ニキビのしこりが気になっていたり、上手く芯が取れなかったりする場合は、皮膚科に相談するようにしましょう。
皮膚科ではニキビの段階に応じた治療を行っており、白ニキビと黒ニキビに対しては、ニキビの芯の除去も行っています。
ニキビの芯が深いと感じるときは、芯が深い場所まであるのではなく、しこりになっていることが多いです。
ニキビの炎症が起こると、毛穴のダメージを修復するためにコラーゲンの産生が増加しますが、ニキビの炎症が長引くと、炎症反応が過剰になることで、毛穴周りの皮膚が線維化して硬くなることがあります。
ニキビがしこりになると、全体まで硬く感じるため、芯が深い場所にあると勘違いしてしまうこともあります。
ニキビによる皮膚のしこりを芯があると思い込むと、ずっと指で押し続けたり、針でいつまでも刺したりと、肌を傷つけることを続けてしまう癖になってしまうことがあるので注意が必要です。
しこりニキビは皮膚科のステロイド注射で治療することができます。シコリになる前に早めにニキビを治すことも大切です。
ニキビの芯を取るときに血が出てしまった場合は、まずは出血した部分を水で洗い流しましょう。傷口から雑菌が侵入すると、感染を起こすことがあります。
血を出ている部分を水で洗ったら、血が止まるまで待ちましょう。
血液の中には血を固める成分が含まれているため、血が出ていてもしばらくすると固まります。皮膚に血が流れるのが気になる場合は、清潔なガーゼを当てるとよいでしょう。
ニキビの芯を取り出すのに出血した場合は、それほど多くの血が流れるわけではありませんが、血が止まりにくいと感じる場合は、傷口を冷やすと血管が収縮するので、出血を抑えられます。
時間が経って、かさぶたになったら、無理に剥がそうとせずに、自然に剥がれるまで待ちましょう。
ニキビの芯が取れなくても、肌のターンオーバーとともにじきに取れていきます。
芯が原因でニキビが悪化している場合は、力ずくで取ろうするのではなく、皮膚科で取ってもらうのがおすすめです。
皮膚科では専用の器具を利用して、ニキビの芯を除去する治療を行っています。自分でニキビの芯を取ろうとして、指で押したり、針で刺したりと、あれこれしすぎるのは良くありません。
ニキビがキレイに治るどころか、跡になってしまう可能性が高いです。
ニキビの芯が取れない場合は、無理に芯を取ろうするのではなく、ニキビが治りやすい肌環境を整えることが大切です。洗顔で肌の清潔を保ったり、栄養バランスの整った食事や十分な睡眠でニキビが早く治るようにサポ―トしましょう。
ニキビの芯は、ニキビが発生した部分にたまった皮脂、角質、細菌などの混合物です。ニキビの芯を潰すことは、上記で述べた通り、絶対に避けるべきです。
ニキビを潰すことで感染リスクや炎症の悪化、皮膚のダメージ、跡が残るリスクがあります。ニキビの状態によっては、美容皮膚科での治療が必要な場合があります。
医師が専用の器具を使用して、衛生的な環境でニキビの芯を取り除くことができます。
自分でニキビの芯を取り除くことは避けて、適切なスキンケアを行いましょう。また、ニキビが悪化したり、改善が見られない場合は、早めに皮膚科医に相談しましょう。