目尻のシワの改善|保湿・血行促進・UVケア・メイク・マッサージで克服大作戦

更新日: 2023年02月08日

目尻のシワの改善|保湿・血行促進・UVケア・メイク・マッサージで克服大作戦

目尻のシワを改善するには、目元の保湿ケアを徹底する、目元を温めて巡りをよくする、UVケアを徹底する、シワ改善マッサージを行う、「タッピング」で肌の奥深くに美容成分にアプローチするなどの方法がありますが、すでにできてしまった目尻のシワには、「目尻のシワをカバーするアイメイクテク」や、より効果を高める「アイコスメの使い方」を知って上手に隠したりカモフラージュすることがおすすめです。

目尻のケアで特に大切にしたいポイントは
・保湿
・血行促進
・UVケア
・メイクのコツ
・タッピング

一度に全部取り入れるのではなく、まずは少しづつ生活の中に取り入れられることから始めてみましょう。

スキンケアは毎日続けなければ効果が実感しづらくなってしまいます。ご自身が「めんどくさいな」「やりたくないな」と感じてしまっては継続はできません。

早く改善したいと思ったときこそ、継続が近道。まずはひとつずつ「習慣化」していくことを意識してみましょう。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「目元の保湿ケアを徹底する」「目元を温めて巡りをよくする」「UVケアを徹底する」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事における「浸透」とは角質層までのことをさします。
※本記事における「シミ」とは「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」又は「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」ことをさします。
※本記事における「くすみ」とは汚れや古い角質によるくすみのことをさします。
※本記事における「リフトアップ」とは、下から上に引き上げるお手入れのことを指します。

目元の保湿ケアを徹底する

乾燥による小さなシワがきっけで、シワが定着してしまう恐れもあるため「しっかりとした保湿の徹底」をスキンケアでは心がけましょう。目尻のシワに一番の天敵が「乾燥」です。

目尻のシワケアのスキンケア手順
①クレンジング・洗顔で汚れをしっかりオフ
②プレ化粧水で肌を整える
③化粧水で水分を肌に与える
※保湿成分が高い化粧水が理想。脂性肌の方は目尻にだけ使用するのも◎
④美容液・目元の部分パック
※美容液やパックも保湿成分を意識する
⑤乳液やクリームで保湿
※ベタつきが気になる方は使用する箇所によって使い分けもおすすめ
⑥目元専用のクリームや保湿剤での専用ケア

目元は皮膚が薄く、他の箇所に比べ美容成分を肌の中にとどめておきにくい箇所です。しっかりと保湿をし肌に蓋をすることで、シワにアプローチしてくれる成分がより肌に浸透しますよ。

目元を温めて巡りをよくする

目元の巡りをよくすることも、シワの改善に大切です。

目元の血行不良は目尻のシワだけでなく、クマやくすみ、むくみを引き起こす原因のひとつです。私たちは呼吸で新鮮な酸素を取り入れ、その酸素を血液で体中に運んでいます。

ですが、血行不良を起こしている部分があると、そこで血液が滞ってしまい新鮮な酸素を運べず、新陳代謝を上手に行なえません。

特に、目の周りは皮膚が薄く、血管が細いため、ただでさえ新鮮な酸素が運ばれづらい箇所。ホットアイマスクやホットタオル、更に、時間がある際は半身浴や今人気のサウナや岩盤浴など、体の内側からじんわり温めるのが◎。

しっかりと温めて巡りをよくすることで、よりシワにアプローチするスキンケアの効果を実感や、同時にくすみやむくみの軽減も期待できます。

UVケアを徹底する

目尻のシワ部分にUVケアを行う際は「目元に使える」日焼け止めや化粧品を選ぶことがマスト! 目元に使えないからといってUVケアを行わないのは絶対NGです。

紫外線は肌に大きくダメージを与え、肌内部の細胞に影響を与えてしまいます。特に皮膚が薄い目元は紫外線のダメージを強く受けやすく、シワに繋がりやすいためUVケアケアを徹底的に行うことが大切。

今は日焼け止めだけに関わらず化粧下地やファンデーションにも高いUVケアを行えるアイテムが多く、ご自身に合う日焼け止めが見つからなかった際はメイクで使用するアイテムから探すのも良いでしょう。目元のキワまでしっかり塗り忘れなく塗りましょう。

シワ改善マッサージを行う

シワ改善マッサージは、日ごろのスキンケアに手軽に取り入れることができるのでおすすめです。尻のシワをケアするために心がけておきたいのが「セルフケアで自分ができるテクニックを見つける」こと。

特におすすめなのは自宅で手軽に取り入れることができる眼輪筋(がんりんきん)マッサージと頭皮マッサージのふたつ! どちらも10秒程度ですることができ、気がついたときにサッと行えるので、毎日の生活に取り入れやすいマッサージです。

特殊な道具や、広いスペースを使用せずに行えるので朝夕のスキンケアだけでなく、ちょっと手の空いたスキマ時間に行えます。まずは「やらなきゃ」と意識をせずに「思い出したときにやってみる」といった気軽な気持ちで試してみてくださいね。

指1本でできる「眼輪筋(がんりんきん)マッサージ」

①目尻の少し外側にあるくぼみにあるツボ「瞳子膠」に中指を当てる
(くぼみは目尻から約1cm外側)
②「瞳子膠」を斜め上に引き上げるようにゆっくりと圧をかけながら押し上げる
③5秒かけて斜め上に押あげ、5秒かけてゆっくりをもとに戻す

ポイント
・ツボから指がズレないようにする
・リラックスし、呼吸をしながら行う
・定期的に行う
・眼精疲労を感じたときに行う

マッサージを行うさいに何か道具使ったり大きな動きをせずに行えるので、仕事中や気がついたときに手軽に取り入れられるマッサージです。
マッサージもスキンケア同様に習慣化するとより良いでしょう。

下がり目尻を引き上げる「頭皮マッサージ」

①顔はまっすぐ前を向ける
②こめかみの凸凹した部分に親指を当て、他の指は後頭部に添える
③こめかみに圧をかけつつ、頭皮側・斜め上に向かって引っ張る
④②の状態のまま「アムアム」と3回程口を大きく動かす
⑤指を上にずらし④を繰り返す

ポイント
・こめかみに指を置き、圧をかけた際に気持ちいい部分を探す
・斜め上に指を移動させる間隔はこまめに
・定期的に行う
・お風呂上がりなど血行が良くなっているときに行うと更に◎

自宅でテレビを見ているときや湯船に浸かりながらなど何かをしながらできるので、定期的に行うのが◎リンパを刺激し、巡りを良くするので眼精疲労にも効果的ですよ。

「タッピング」で肌の奥深くにアプローチする

タッピングで目尻の肌の奥深くにケアアイテムをアプローチさせていきましょう。目元は皮膚が薄く、こするスキンケアはNG。それに変わるスキンケア方法が「タッピング」です。

タッピングとは親指を除く4本の指の腹で優しくトントンと叩き込む手法で、皮膚にかかる刺激を最小限に抑えてスキンケアを行うことができます。

ひっぱったり、肌をこすることなく行えるため、デリケートな目元にはうってつけのスキンケア方法。筋肉をほぐす効果があり、顔のこわばりや緊張をほぐし、リフトアップ効果も期待ができます。

また、タッピングは特に道具を使うことなく行えるのでデスクワークのちょっとした休憩や、化粧直しのときにトントンとケアできるのも魅力! 日頃のスキンケアに是非取り入れてみてくださいね。

涙袋のふくらみを押さえるように下まぶたをトントン

目の疲れや、血行不良が原因のクマやくすみが気になったときは涙袋のふくらみを押さえるようにトントンとタッピングしてあげましょう。

タッピングは目の周りの血流の流れを良くし、くすみやクマだけでなく目の疲れやむくみの改善、そして目尻のシワの改善へと繋がります。定期的に行うことで滞りもなくなるので習慣にするとよいでしょう。

また、泣いた後に目が腫れてしまう、お酒を飲んだ次の日のに顔がむくんでしまう、塩分が多い食事で顔がむくみやすいという方にもおすすめ。朝夕のスキンケアに10秒ほど取り入れてあげるとすっきりします。

どこでも場所を選ばずに行えるので旅行先などでもぜひ行ってくださいね。

眼球は刺激しないように眉下あたりをタッピング

目の周りをタッピングする際に気をつけなければいけないのが「眼球を叩かない」こと。

眼球はちょっとした刺激で内出血などのトラブルが起こる可能性があります。実際に自分の目で確認できない部分なので、特に注意が必要です。目を閉じた際にポコっと飛び出した部分はタッピングせず、目の上をタッピングする際は眉毛のしたあたりをメインにケアしましょう。

また、ポコっと飛び出した部分とフラットな部分に戻る境目にも多くの神経が通っています。この部分も強い刺激を与えないように注意をしてくださいね!

万が一なにか目に違和感を感じた際はすぐに医療機関を受診してください。

目尻のシワの凸凹をならすようにタッピング

目尻のシワケアには、凹凸をならすように優しくタッピングしてあげましょう。

目の周りは顔の他の部分に比べ皮膚が薄く、ちょっとした刺激を受けやすいため、なるべく刺激を避けたい部分です。スキンケアを行う際も同様で、なるべく刺激を抑えたスキンケアがおすすめと言えます。

特に目尻のシワ部分は多くの方が改善を目指すために、数種類のスキンケア用品を使用する方もいます。何種類ものアイコスメを効かせようとしてゴシゴシ入れ込んでしまい、摩擦による刺激が出てしまうことも。

刺激を軽減させるために、肌に与える刺激が少ないタッピングを使用したスキンケアを行うことで、肌に優しく目尻のシワのスキンケアを行うことができます。

ただし、強く叩きすぎないように注意が必要です。

額は前頭筋をほぐすようにジグザグさせながら行う

額の巡りをよくするタッピングは筋肉のコリがほぐれ目尻のリフトアップやシワの改善効果が期待できます。

顔の皮膚はつながっているので、額が下がってくると目元の皮膚も下がってシワやたるみの原因に。額を優しくタッピングしてあげることで、目も開きやすくなりまぶたの周りが軽くなるのを感じられるでしょう。

ポイントは額全体をまんべんなくほぐすようにジグザグさせてタッピングすること。また、額だけでなく、こめかみや生え際までしっかりとタッピングすることで顔全体のリフトアップも期待できます。

顔の中でも面積が広い部分だからこそしっかりとケアしていきましょう!

目尻のシワをカバーするアイメイクテク

目尻のシワはスキンケアだけでなく、メイクをするときにカバーするアイメイクテクニックを知っておくほうが気にならなくなります。

目尻のシワは、シミやニキビ跡のように「隠す」だけではカバーすることはできません。特に抑えておきたいポイントは
・メイク前のアイクリームの大切さ
・ゆるコンシーラーのメリット
・ファンデーションを使うポイント
・仕上げのパウダーの使い方
です。これら4つのポイントに着目して注意点やメイク方法をご紹介していきます。目尻のシワ部分のメイクにお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね!

メイクグッズを大きく買い替える必要はありません。普段のメイクにそれぞれのポイントをプラスしていくだけで、目尻のシワを上手にカバーするメイク術をゲットすることができますよ。

まずは目標設定!「引き上がった目の形」をイメージする

筋肉は鍛えられるので、目元の筋肉の目標設定をイメージすることも大事です。まずはしっかりと「自分が理想としている引き上がった目」の形を意識。

こめかみに薬指をあて、斜め上に引き上げてみましょう。自分の意識を明確にすることで筋肉や皮膚に「形状記憶」させていくことが大切です。目安としては「若い頃の自分の目元」をイメージするとナチュラルな形と言われています。

美容整形など、根本的な形を変える方法ではないので、あくまでもご自身が持っているポテンシャルを最大限に引き出し、魅力的な目元を目指していきましょう。

注意点
引き上げたときにシワが寄らないようにピンッと肌を張らせる

薬指を使って「目尻から目頭に向かって」軽くたたきながらのせる

ここからは実際にアイコスメを使用して行きます。目元は斜め上にキープし、抑えている手とは反対の手の薬指にアイコスメを取ります。量などはアイテムによって異なるので、用法用量をしっかりと確認してくださいね。

指に取ったアイコスメを引き上げた目尻から目頭に向かって「トントン」と優しく叩き込んで行きます。ここでのポイントは力が入りにくい薬指の腹を使うこと。目の周りは皮膚が薄く、強くこすったり、塗り込むんでしまうと皮膚を痛めてしまう原因になってしまうので、あくまでも優しく叩き込んでくださいね!

また、量が少なすぎると効果を感じにくくなってしまうので、きちんと量は記載された量を使うようにしてくださいね。

引きあがった目元を形状記憶させるように軽いタッチでなぞる

次に、引き上げた目尻をキープしながら、目頭から目尻に向かって同じ指でスッとフェザータッチでなぞって行きます。

このときに「目の形を形状記憶させる」イメージを忘れないことと「こめかみまで塗る」ことが大切です。この2つを意識するとしないとでは効果に大きな差が生まれてしまうので注意が必要です。

また、強く「こする」のではなくフェザータッチで「なぞる」ことを意識するのも忘れずに。強くこすってしまうと反対に皮膚を傷つけてしまったり、新たなシワを生み出してしまう要因になってしまうので注意してくださいね。

目元のシワのケアはアイコスメだけに頼らず、ご自身の肌や筋肉に「形状記憶」させていくことが大切です。

また「目尻から目頭へ向けて」軽いタッチでトントンとしながらなじませる

一度目と同様に、引き上げた状態をキープしつつ、目尻から目頭に向けてトントンとやさしく馴染ませます。

このときに「シワの境界線を消す」ことと、目元の大きなシワだけでなく「下瞼の縁にある細かいシワ」もしっかりと意識しながらケアすることが大切なポイントです。

シワは表面だけでなく、皮膚が内側に折り込まれている状態。表面だけになじませるのではなく、折り込まれている皮膚の奥にまでアイコスメを入れ込む様にしましょう。

また、往復させることで1度目に塗った際の塗りむらをカバーすることもできます。目元全体にしっかりなじませることが、シワケアをする上での重要なポイントとなるでしょう。

上まぶたも同様に「目尻から目頭に向かって」軽くたたきながらのせる

目元のシワケアは「目元全体のケア」が大切、シワが出やすい下側だけでなく「上まぶた」にもしっかりとしたケアが必要です。

目尻は上に引き上げたままの形をキープし、反対側の手の指にアイコスメを適量乗せ、眉の下のカーブに合わせてなじませます。このとき、はじめと同様に、目尻から目頭に向けてトントンと軽くタッチしながらのせ、強くこすらないのがポイントです。

また、上まぶたにアイコスメを使用する際は、以下の2つの注意点も考慮しながら使用してくださいね。

・瞬きをした際に目の中に入ってしまうため、目の際まで塗らない
・メイク前は量を少なくすると化粧崩れしにくい

目頭のツボを押して「目の横幅が広がるように」形状記憶させる

上まぶたにアイコスメを馴染ませたら、目頭のくぼみにあるツボ「睛明(せいめい)」を指で優しく指圧し横に広げましょう。睛明(せいめい)は巡りを良くし、ドライアイや目を酷使した際にも効果的なツボで、アイコスメの効果をより高めることに期待ができるツボです。

また、目頭を横に広げることで目の横幅が広がり、よりスッキリとした印象の目元に! 美容整形で目頭切開を検討している方にもおすすめのツボですよ。

他にも眉毛のちょうど真ん中にある「魚腰(ぎょよう)」というツボは目元のむくみにも効果的なツボで、睛明と合わせて一緒に指圧するとよりスッキリとした目元に導くことができます。

上まぶたの皮膚のほうが薄く刺激に弱いので「より優しく」なじませる

上まぶたは目の下側よりも皮膚が薄く、「ちりめんジワ」ができやすい箇所。より優しく丁寧にアイコスメを馴染ませることで、目尻のシワだけでなく、ちりめんジワの予防にもつながるのでおすすめです。

まずはしっかりとこめかみを斜め上に引き上げ、ピンと張った状態をキープ。そこに、先程のアイコスメよりも保湿力の高いクリームなどをのせ、先程と同様にトントンと上まぶたになじませます。目尻の皮膚にしっかりと保湿を加えることが大切です。

強くこすってしまうと皮膚を痛める原因につながるため、優しくなじませるのがポイント。優しく目元をケアしていきましょう。

「こめかみまで」しっかりなじませてリフトアップ

最後に、アイコスメをこめかみ・生え際までしっかりとなじませるのが最も大切なポイント。

目尻からこめかみは皮膚だけでなく筋肉大きい筋肉が走っているため、引き上げる意識をもちながらケアすることが大切です。このケアを怠ってしまうと、まぶたの重み、目尻のタレにつながり一気に老けた印象に……。

目元は顔の中でも印象に残りやすい部分のひとつで、昨今ではマスクをしている機会が増え、特に目がいく部分です。

しっかりとリフトアップされた目元は生き生きと若々しい印象を与えてくれます。目尻の周囲だけではなく、こめかみまで広い範囲にアイコスメを馴染ませてリフトアップさせる気持ちで馴染ませていきましょう。

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