手のしわしわを劇的に改善 | ネイル映えしない手元を美しい手肌に導く方法

更新日： 2023年04月19日

手のしわしわを劇的に改善する方法は、即効性を求めるなら医療機関の力を借りる方が早いですが、日頃のセルフケアでも見た目はかなり変わります。

セルフケアをコツコツ重ね、どうしても無理なときは美容医療の施術を検討するという流れが良いでしょう。

しわしわの手による悩みを解消する方法としては、セルフケアの他に、皮膚科・美容皮膚科・美容外科での治療という選択肢もあります。

まずは自宅でのセルフケアから始めるのがおすすめです。手にはその人の日常が表れます。結局のところ、毎日のセルフケアがおろそかではいつまで経っても憧れの美しい手元に近付くことはできません。

セルフケアの鍵を握るのが乾燥対策です。もともと皮脂の分泌量が少ない手肌から必要な皮脂を奪わないよう、ちょっとした工夫を積み重ねることが美しい手肌を手に入れるコツ。

お風呂に浸かりすぎる、ハンドクリームでのケアを怠るなどはNG行為。まず保湿が重要です。保湿クリームやオイルを使用して手肌を潤わせましょう。

また、水仕事や洗濯物を扱う際はゴム手袋を着用して肌を保護し、肌に刺激が少ない天然成分配合の洗剤を選ぶことがおすすめです。

過度な手洗いやアルコール消毒は避け、手を洗う際には熱すぎるお湯を使わず、ぬるま湯を使用することが大切です。

さらに、紫外線が強い日には手にも日焼け止めを塗って紫外線対策を行いましょう。できることから丁寧におこなっていきましょう。

また、手のしわしわ対策にはレーザーや脂肪注入、皮膚再生療法などがありますが、治療を取り入れる際は、事前にどんな内容なのかしっかり確認することが不可欠です。

また、しわの原因がアトピー性皮膚炎の場合は、ステロイド等の使用は医師の判断を仰いでから使うべきです。大切な手肌を守るのは自分自身です。

望まない治療や後のトラブルを避けるためにも、施術に関する情報は自らきちんとチェックしましょう。

手のしわしわを改善するためには、乾燥対策をしっかり行っていき日常生活で手を乾燥させてしまう癖を取り除くことが大事です。

そして、劇的な改善を求めたい場合には、美容皮膚科での脂肪注入やレーザー治療を検討しましょう。アトピー性皮膚炎でしわしわが気になる方は適切な治療も有効です。

監修者

清仁美: コスメ薬機法管理者; コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「手のしわしわをセルフケアで改善する方法は？」「皮膚科、美容皮膚科、美容外科で手のしわを治す方法」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事でいう「エイジングケア」とは年齢に応じたケアのことをさします。

手のしわしわをセルフケアで改善する方法は？
皮膚科、美容皮膚科、美容外科で手のしわを治す方法

手のしわしわをセルフケアで改善する方法は？

手のしわしわの悩みは、乾燥対策が必須である程度の段階までならお風呂の入り方やハンドクリームなど自宅でのセルフケアで十分対応できます。

ただし、間違った方法でのお手入れは逆効果です。まずは正しい知識を持ち、手のしわにつながる原因を回避しながら着実に美しい手を育んでいきましょう。

手のしわしわを予防する最も重要なポイントは、「乾燥を避ける」ことです。

水仕事をするときにはゴム手袋を使用し、紙や紙幣に触れる際には指サックを利用することで、手や指が水・洗剤・紙類に直接触れるのを防ぎましょう。

また、高温のお湯の使用を避ける、過度な手洗いやアルコール消毒を控えるなども大事です。

まずは、肌に必要な皮脂や水分を失わせる要因を取り除くことで、手肌の潤いを保ち、しわを予防しましょう。

さらに、紫外線対策も大切です。紫外線は肌にダメージを与え、乾燥を悪化させる恐れがあります。日焼け止めは、腕だけでなく手にも丁寧に塗布しましょう。

そして、肌の乾燥を防ぐためには、外側からのケアだけでなく、内側からのケアも重要です。

飲み物で水分補給をしっかり行う・体が冷えないように注意する・食生活やライフスタイルを見直すなど、日常生活の中で手肌に良い影響を与える方法はたくさんあります。

まずは、乾燥を避けることから手のしわしわ予防に取り組みましょう。お手入れ用のハンドクリームを選ぶ際は、手のしわの悩みに効果的にアプローチしてくれる成分配合のアイテムがおすすめです。

手肌の美しさは、いかに日頃お手入れが行き届いているかで変わってきます。だからこそ正しい知識を持ち、普段の生活で乾燥対策を意識し、丁寧にお手入れを積み重ねることが重要です。

毎日のセルフケアでネイル映えする美しい手元へと踏み出しましょう。

乾燥対策する

手のしわしわ対策として何より重要なのは「乾燥を防ぐこと」です。水仕事の際はゴム手袋をはめる、紙や紙幣を触る際は指サックを使用するなど、手や指に水・洗剤・紙類などが直接触れないよう工夫しましょう。

他にも、熱いお湯は使用しない、過度な手洗い、アルコール消毒は避けるなども大切です。まずは手肌から必要な皮脂や水分を奪う要因を排除していくことで、本来のうるおいを守り手のしわを防いでいきましょう。

また、紫外線対策も忘れてはなりません。紫外線は肌にダメージを与え、乾燥をも助長させます。日焼け止めは腕だけでなく手まで丁寧に塗りましょう。

そして肌の乾燥を防ぐためには外側からだけでなく、内側からのケアも必要です。飲み物などで水分をしっかり摂る・体が冷えないようにする・食生活やライフスタイルを見直すなど、普段の生活の中で手肌のためにできることはいろいろあります。

まずは乾燥を防ぐことから手のしわしわ対策を進めていきましょう。

お風呂に浸かりすぎない

長時間の入浴も肌を乾燥させてしまいます。水やお湯に浸かり続けると肌はうるおいそうに思えますが、実は真逆です。水やお湯への浸かり過ぎはかえって肌を乾燥状態にしてしまいます。

しわしわにふやけた皮膚はバリア機能が崩れ、外部からの刺激に弱く、肌内部の水分が逃げやすい状態に陥ります。そのため少しの刺激で傷付いてしまうほどもろい状態となり、肌も乾燥しやすくなるのです。

ついつい入浴し過ぎて肌がふやけてしまった時は、お風呂から出た後のケアでリカバーしましょう。手肌にいつも以上に化粧水で水分を与え、その上から乳液・クリームなどでしっかり油分を補ってあげてください。

「水分を与えて、閉じこめる」までの保湿ケアでフォローすることが、長時間の入浴による手肌ダメージを防ぐポイントです。

手のしわに効く市販のハンドクリームは？

手のしわのお手入れのためのハンドクリームを選ぶ際は、角質を取り除き肌をなめらかにしてくれる「尿素」や、「ヒアルロン酸」「ヒト型セラミド」などの保湿成分、抗酸化作用や抗炎症作用のある「ビタミンE」が配合されたアイテムがおすすめです。

ハンドクリームには、さらっと軽いタイプからリッチでコクのあるタイプ、無香や香り付きなどさまざまなアイテムがあります。自分の肌や好みにマッチするものを選び、水仕事や手洗いの後は必ず丁寧にお手入れしましょう。

ハンドクリームを塗るポイントは、まず手の甲に出し、もう片方の手の甲とすり合わせるように伸ばしてから、手のひらで親指側から小指側に向かって塗り込み、爪まわりから指の付け根までしっかりなじませていくこと。

こまめなハンドクリームでのお手入れが、しわのない美しい手元へと導いてくれます。

皮膚科、美容皮膚科、美容外科で手のしわを治す方法

手のしわの悩みを解消するために、皮膚科・美容皮膚科・美容外科などの治療を取り入れるという方法もあります。手のしわにアプローチする方法はさまざまです。

レーザー治療や皮膚再生療法などの方法がありますが、メリットやデメリット・施術によるリスク・効果の持続期間・費用など総合的に見たうえで、自分に最も合う治療を選びましょう。

また、アトピー性皮膚炎によるしわの場合には、適切な治療が必要です。

美容医療で解決する方法や、皮膚科で解決する方法には以下のようなものがあります。

脂肪注入
脂肪注入とは、加齢で落ちた皮下脂肪を注入して補うことでしわの目立たないやわらかな印象の手にする治療のことです。

ヒアルロン酸注入より効果が長く続き、体に注入した脂肪はある程度そのまま吸収され、残りは定着します。
レーザー治療
レーザによる治療は、手の血管が浮き出て目立つ「ハンドべイン」の悩み解消に効果的です。

専用レーザーを用いて血管にアプローチし、血管そのものを収縮させる方法では「血管内レーザー治療」や「体外式レーザー治療」が知られています。

また、レーザーによって肌の再生を促す「フラクショナルCO2レーザー」もあります。

他にも、肌そのものを再生させ若々しい印象へと導く皮膚再生療法では「ACRS療法」「PRP皮膚再生療法」「幹細胞治療」などが挙げられます。

アトピー性皮膚炎の場合、塗り薬でしわに悩みに働きかけることも可能です。炎症・かゆみを抑える「ステロイド」や、免疫反応を正常化させる「タクロリムス」などの外用薬が一般的に用いられます。

深刻な手のしわによるコンプレックスも、レーザーや皮膚再生療法、美容医療や皮膚科の診断、施術を取り入れることで解消の道が開けます。

施術を選ぶ際はプラス面からマイナス面までさまざまな情報を事前にきちんとチェックすることが大切です。しっかり情報収集して自分に最適な施術を選びましょう。

脂肪注入

美容医療でできる手のしわ改善には、脂肪注入という方法もあります。手に脂肪を注入してボリュームを出し、しわの目立たないやわらかな印象にする治療のことです。

年を重ねることで自然と落ちた皮下脂肪を注入して補うことで、手の甲のしわやくっきりと浮き出た血管を目立ちにくくします。

専用の機械で自分の体の脂肪を採取して注入していくため、アレルギーなどの拒絶反応の心配が少ないのがポイントです。

体に注入した脂肪はある程度がそのまま吸収され、残りは定着します。ヒアルロン酸注入と比較して効果が長続きすることから、持続期間を求める方におすすめ。

ボリュームを失った手に脂肪注入することで、ハリのあるふっくら優しげな手に近付けます。

ただ、脂肪を採取した部位からは内出血や疼痛、たるみ、引き攣れなどが起きるリスクもあるので、事前にきちんとデメリットは確認しましょう。

レーザー

手の老化のためのレーザー治療は、血管がボコボコ浮き出て目立つ「ハンドべイン」という症状の悩みを解消してくれます。

治療としては専用のレーザーで血管に直接アプローチすることで血管そのものを焼いて収縮させるというもので、「血管内レーザー治療」や「体外式レーザー治療」があります。

血管内レーザー治療は、ごく細い針を血管に挿入し内側からレーザー照射して静脈を小さくしていく方法で、太くて長くまっすぐ伸びる静脈に適しています。

一方、体外式レーザー治療は皮膚の上から直にレーザー照射して血管を目立ちにくくさせていく方法で、太い静脈にはあまり向いていません。

また、レーザーで肌表面に無数に小さな穴をあけ肌の再生を促す「フラクショナルCO2レーザー」などの治療もあります。

ゴツゴツして老け見えする手のコンプレックスも、レーザー治療なら解決可能です。

皮膚再生療法

手術が怖いという方向けに、皮膚再生療法という方法もあります。衰えた手肌に治療を施して若見えさせるのではなく、自身の肌細胞や血小板を活用して肌そのものの再生させ若々しい印象へと導く治療法のことです。

手におこなわれるものとしては「ACRS療法」「PRP皮膚再生療法」「幹細胞治療」などがあります。

ACRS療法は、自身の血液から抗炎症性サイトカインと成長因子を抽出し、肌に注入して活性化を促す療法です。

PRP皮膚再生療法は、自己治癒力をエイジングケアに応用した療法。

幹細胞治療は、自分の肌から抽出して培養した細胞を再び肌に戻し、細胞活性へと働きかける療法です。

皮膚再生療法は一般的な整形手術と比較して痛みやダウンタイムなどのリスクが少ないといわれています。

皮膚再生療法は、自分本来の若々しい手元へと導いてくれる治療ですが金額的にはまだまだ高価で、他の治療法よりも高額になる場合もあります。

アトピーによる手のしわは塗り薬で改善

アトピー性皮膚炎の場合、塗り薬を用いて皮膚の炎症を抑え、しわにアプローチすることが可能です。

外用薬には、炎症や強いかゆみを抑える「ステロイド」や、免疫反応を正常化させる「タクロリムス」などがあります。

アトピー性皮膚炎のお手入れで欠かせないポイントが、肌を清潔に保つこと、肌にうるおいを与えることです。

肌に残る汗や古い皮脂は毎日のバスタイムでやさしく洗い流し、入浴後は保湿剤で肌乾燥をブロックしましょう。

入浴後は時間をおかず、早めに保湿クリームなどを塗り込むことが大切です。入浴後に時間を置くと、肌から水分が失われ、乾燥しやすくなります。

アトピー性皮膚炎による手のしわは、塗り薬を効果的に使って回避しましょう。アトピーの治療薬は副作用もありますので、安易に自己使用せず皮膚科で相談のうえ使うようにしてください。