更新日: 2023年04月19日
手がしわしわになる原因は、生まれつきのものと、後天的な病気や生活習慣によるものがあります。
乾燥や紫外線など外的ダメージ、アトピーや強皮症などの病気、骨格や肌質など遺伝的要素が強いものなど複数の原因があるので、自分がどれに当てはまっているのかを知ることが大切です。
手のしわができる理由は「年齢を重ねたせい」と思われがちですが、若い世代ながらしわしわの手に悩む方もたくさんいます。
10代や20代で手がしわしわになる主な原因は、乾燥や紫外線などです。外気・水・紙・洗剤・過度な手洗いやアルコール消毒などで手肌が乾燥すること、無防備に紫外線を浴びることなどが手をしわしわの状態にさせてしまいます。
中でも手のしわを招く代表的な原因が乾燥です。もともと皮脂の分泌が少ないうえ、さまざまなものに触れることで皮脂を奪われていく手には念入りな保湿ケアが欠かせません。
年齢を重ねることも手のしわに反映されます。加齢による肌の変化に加え、長年の手肌へのダメージの蓄積が手元から若々しさを奪う原因です。何らかの疾患やアトピーが由来の手のしわも存在します。
また、もともとの骨格・肌質が手のしわを目立ちやすくさせているケースも。お風呂で手がしわしわになるのは漂母皮化(ひょうぼひか)という現象です。
しわしわの手は年齢印象をぐっと引き上げます。指輪やネイルが魅力的に見えるのも、お手入れの行き届いた美しい手があるからこそ。
老け見えのもと「手のしわ」とさよならして印象アップするために、まずは原因を知って対策するところから始めていきましょう。
※監修者は「なぜ10代、20代の若い人でも手がしわしわになるのか?」「乾燥によるもの」「加齢によるもの」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
10代や20代でできる手のしわは、遺伝による生まれつきの体質、骨格でしわができやすい方もいますが、主に乾燥や紫外線が由来しています。
若い世代には一見無縁のように思われるしわも、手肌の乾燥をほったらかしにすることでくっきりとできてしまうことも。手の乾燥を招く原因は、空気の乾燥をはじめ水・紙・洗剤などさまざまです。
過度な手洗い・アルコール消毒、手洗い後の自然乾燥も手肌からうるおいを奪い去ってしまいます。
また、手は常に露出している状態のため紫外線を浴びやすいパーツです。無防備に紫外線を浴びたことによる肌ダメージが、後にしわとなって手元に現れるケースもあります。
他にも、冷え・偏った食生活・不規則な生活などによるターンオーバーサイクルの乱れも肌のバリア機能を低下させ、しわを招く要因に。
若々しさあふれる美しい手肌をキープするために、乾燥・紫外線対策をしっかりおこない、ライフスタイルを見直すことから始めましょう。
手のしわを招く代表的な原因が乾燥です。乾燥は、あらゆる肌トラブルの入り口であると同時にしわに直結するリスクであり、もちろん手も例外ではありません。
肌のうるおいは、皮脂腺から分泌される皮脂などが薄いベールのような皮脂膜を形成し、肌表面をカバーすることで守られています。
ただ手には皮脂腺が少なく、手のひらに至っては皮脂腺が存在しません。つまり、手元はもともと皮脂の産出量が少ないのです。
そのうえ水や紙など日常的に触れるさまざまなものによりどんどん皮脂を奪われてしまいます。そのため手は皮脂膜が形成されにくく、乾燥しやすいのです。
乾燥によるしわしわ手元を防ぐためには、まず保湿ケアが欠かせません。しっかりとうるおいをチャージして乾燥による手のしわを防いでいきましょう。
年齢を重ねることによる肌変化も手のしわに反映されます。加齢に従い肌の皮脂分泌やターンオーバーのサイクルは緩やかになっていきます。
同時に、肌のハリやうるおいを支えるコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を生み出す繊維芽細胞の働きもペースダウンしていきます。
そのため他のパーツの肌と同様、手元も乾燥しやすくなり、ハリが低下してしわが目立ってくるのです。
また肌自体の変化だけでなく、長年の水仕事や紫外線を浴びたことによるダメージの蓄積も、しわをはじめとする手の老化と関係しています。
つまり、日頃のケアを丁寧に積み重ねていくことが未来の美しい手を育む一歩に。加齢に負けない若見え手肌のために、毎日のハンドケアをルーティン化していきましょう。
手がしわしわになる理由として病気の可能性も考えられます。ドライスキン(乾燥肌)が悪化しておこる皮脂欠乏症は、皮脂が減少することで肌が乾燥し、さまざまなトラブルを招く皮膚疾患です。
年齢の高い肌におこりやすく、体の広範囲に症状が現れるという特徴があります。
皮膚が乾燥して白くカサつき、角質がぽろぽろと剥がれ落ちたり、肌が厚くなったり、ひび割れたりするだけでなく、進行するとかゆみ・ヒリヒリ感・赤みをを伴い、肌の表面に細かなシワが刻まれることも。
他にも、手のしわには強皮症などの病気が関連している可能性もあります。急にしわが増えたなど、手のしわに違和感や不安を感じる場合は早めに医療機関に相談しましょう。
場合によっては自己判断で油断せず、病気の可能性も考慮して対策することも大切です。
アトピー性皮膚炎も手のしわに関係するといわれています。アトピー性皮膚炎は強いかゆみを伴う湿疹が繰り返し現れる皮膚疾患ですが、その症状が重いほど肌のバリア機能は弱く、乾燥肌になりやすいとされています。
しわは肌の乾燥が深刻であるほど数も深さも増すため、肌の乾燥が強いアトピー性皮膚炎は手のしわも目立ちやすくなる傾向があります。
また、アトピー性皮膚炎を発症した肌は、バリア機能が低下し、皮膚感染症などにかかりやすい状態。トラブルを回避するためにも早い段階で医療機関を受診することが大切です。
肌をいたわりながら手のしわを防いでいきましょう。
もともとの骨格や肌質によって手のしわが目立ちやすくなるケースもあります。
一般的に、骨格的にやせているタイプや、くぼみ・へこみが目立つタイプ、関節の節が目立つタイプの手はしわやたるみが目立ちやすい傾向にあります。
乾燥肌やハリ感の足りない肌などは、しわができやすく目立ちやすい肌質です。過度なダイエットなどで急激に体重を落とした場合、代謝が追いつかず皮膚が余った状態になったり、肌自体がハリを失ってしわにつながることも。
反対に、皮下脂肪の多いふっくらとした手は皮膚にハリ感があるためしわが目立ちにくくなります。
たとえ骨格や肌質のせいでしわが目立つタイプでも、入念にお手入れすることでしわしわ手元を防ぐことは可能です。丁寧なお手入れで手元の目立つしわを撃退していきましょう。
お風呂などに長時間浸かることで手がしわしわになることを漂母皮化(ひょうぼひか)といいます。
この現象は、皮膚表面を覆う角層内のケラチンというたんぱく質が水分を吸収して膨張することにより起こるもの。
全体的に膨らむのではなく、しわが寄ったように波打つ理由は、角層とその下にある層の付き方にあります。
角層が下の層にしっかりくっついている部分は溝に、そうでない部分は水分をたっぷり吸収して膨張する結果、くぼんだ部分と膨らんだ部分が交互にできてしわしわの状態に。漂母皮化は決して体の異常ではありません。
しかし、しわしわにふやけた肌はバリア機能が弱まり、外部からの刺激にとてももろくなってしまいます。大切な肌を守るために入浴は適切な時間でおこなうのがおすすめです。
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