おでこのシワの原因は? 乾燥・表情のクセ・年齢による深いシワに注意

更新日: 2023年04月25日

おでこのシワの原因は? 乾燥・表情のクセ・年齢による深いシワに注意

おでこのシワは主に3種類ありますが、その原因は表情のクセ、紫外線による肌のハリへのダメージ、肌の乾燥、おでこの筋肉の衰え、おでこにつながる頭皮の緩みや頭皮のコリ、横向きやうつ伏せなど寝る時の姿勢などが挙げられます。おでこにできるシワの種類は、主に「乾燥ジワ」「癖ジワ」「深いシワ」の3種類に分けられますが、地道な生活習慣の積み重ねが実は大きく影響することもあり、いずれのシワも放置しておくとだんだんとシワが深くなっていくので注意しましょう。

おでこのシワは3種類:おでこにできるシワは、乾燥小ジワ、癖ジワ、年齢とともに刻まれる深いシワの3種類です。乾燥小ジワは、外的要因や日頃の間違ったスキンケアにより肌が乾燥した状態となり生じるケースが多い傾向にあります。癖ジワは表情の癖で作られるシワで、話すときや考え事をするときにおでこにシワがよる方は要注意です。また深いシワは、老化や紫外線による肌の弾力不足が原因で刻まれます。

おでこのシワはなぜできる?:おでこのシワの原因には、表情のクセや紫外線、肌の乾燥、おでこの筋肉の衰え、頭皮の緩み、頭皮のコリ、うつ伏せや横向き寝などが挙げられます。老化に伴いシワが刻まれるケースもありますが、日常生活の癖や積み重ねによるものも多い傾向にあります。

おでこのシワには種類があり見た目や特徴は異なりますが、ちょっとした癖の改善やケア方法の見直しが改善につながります。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「おでこのシワは3種類」「おでこのシワはなぜできる?」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
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おでこのシワは3種類

おでこにできるシワの種類は、主に「乾燥ジワ」「癖ジワ」「深いシワ」の3種類に分けられます。

ひとつめの「乾燥小ジワ」は、その名のとおり乾燥によってできるシワで、外的要因はもちろん、日ごろの間違ったスキンケアが原因で引き起こされることも。

ふたつめは表情の癖による「癖ジワ」。話すときや考え事をするときなど、無意識にシワがよっていることは誰しもあるでしょう。特におでこは、おでこ自体の筋肉とも関係していて癖ジワがつきやすい場所とも言えます。

そして最後に、おでこにしっかりと刻まれてしまう「深いシワ」。こちらは肌の弾力不足などに注目です。老化だけではなく、毎日浴びる紫外線にも注意しておくことも大切。それぞれ詳しくご紹介していきます。

乾燥小ジワ

肌は本来バリア機能によって健やかな状態を保っていて、外側の刺激から肌を守り、内側からは水分の蒸発を防いでいるのです。ところが、空気が乾燥することで肌のバリア機能が低下すると、刺激に敏感になり、さらには肌の潤いを保つことが難しくなってしまいます。

ひとつめは乾燥が原因でできる「乾燥小ジワ」です。空気の乾燥によって肌の水分や油分が失われてしまうと、キメが乱れて細かいシワができてしまいます。

このバリア機能の低下によって肌のハリや柔軟性が減少。乾燥小ジワができてしまうことがあります。

始めは小さくて浅いシワであっても、そのまま何もケアせずにいると、徐々に深いシワへと進行してしまうため注意が必要です。

癖ジワ

笑ったときやしかめっ面をしたときに、顔の表面には自然とシワが寄りますよね。これが「癖ジワ」です。

表情の癖によってできてしまい、また、表情の癖は同じ箇所で繰り返し何度も皮膚が折り込まれることでその折り目が徐々に定着し、シワとなって刻まれていくのです。

特に、おでこには「前頭筋」と呼ばれる筋肉があり、前頭筋がコリ固まることで、表情の癖として定着し癖ジワになります。おでこの「前頭筋」は、目の筋肉とも繋がっているので日常生活の中で、目の筋肉が動くことで前頭筋も動いてしまいます。普段は意識していなくても、自然と力が入りやすく疲れがたまりやすいところなのを知っておきましょう。

年齢とともに刻まれる深いシワ

年齢とともに肌の機能が衰えて、ハリや弾力が低下することで発生するのが「深いシワ」です。以前は気にしていなかったシワが、年齢とともに妙に目立ってきた、と感じている方は多いかもしれません。

肌の奥には、肌のうるおいやハリを保ってくれるヒアルロン酸やコラーゲンやエラスチンなどが存在していますが、これらは年齢とともに減少してしまうといわれています。そして、肌の弾力やハリが失われてしぼんでいくと、シワができてしまうのです。

また、紫外線にもコラーゲンやエラスチンを破壊し量を減らす作用があるといわれています。紫外線対策をしてダメージを減らすことで、深いシワの予防に繋がります。

おでこのシワはなぜできる?

おでこのシワがなぜできるのかは、表情のクセ、紫外線による肌のハリへのダメージ、肌の乾燥、おでこの筋肉の衰え、おでこにつながる頭皮の緩みや頭皮のコリ、横向きやうつ伏せなど寝る時の姿勢などが挙げられます。

どうしても年齢を感じさせてしまうおでこのシワ。年齢とともにできてしまう方も多いので「老化だから仕方がない」と思っている方もいるかもしれませんが、原因はそれだけではない場合があります。

おでこのシワの代表的な要因はこの7つ!
・表情のクセ
・紫外線
・肌の乾燥
・おでこの筋肉の衰え
・頭皮の緩み
・頭皮のコリ
・うつ伏せや横向き寝

おでこのシワの原因となるものの多くは、日常生活の中で改善できそうなものも含まれています。

それぞれの要因を知って、自分に当てはまるものがないかチェックしてみてください。毎日のちょっとしたクセを治したり、ケアをすることで予防や改善ができる場合があります。

表情のクセ

会話をするときや笑ったとき、驚いたとき、考えごとをしているときなど、無意識のうちにまぶたや目を開いたり眉毛を上げてしまう、ということはありませんか?

表情のクセが同じ箇所で繰り返されることによって、皮膚が折り込まれてシワができてしまう原因に普段、目を大きく開くときにおでこを動かしてしまう方は注意が必要です。自らおでこにシワをつくりやすくしているかもしれません。

また、若くてハリがある肌であれば、表情の変化によってシワが入っても、すぐに元に戻るのですが、加齢や紫外線などの影響で肌のハリが低下している状態だと、元の肌に戻りにくくなってしまう可能性があります。

紫外線

肌にさまざまなダメージを与えるといわれる紫外線。

特に、紫外線に含まれる紫外線A波(UV-A)は、肌の奥の真皮にまで届いて、ハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンに損傷を与え、さらには変質させてしまうといわれています。その結果、肌の弾力が低下し、表情のクセによるシワが戻らなくなってしまいます。

また、紫外線は肌老化を招く活性酸素を体内で発生させるだけでなく、肌の乾燥を加速させてしまうともいわれており、乾燥小ジワの原因になる可能性も。

夏はしっかりと紫外線対策をしているという人は多いですが、紫外線は1年中降り注いでいるため、冬は日焼け止めを使わないという方は要注意です。

肌の乾燥

肌が乾燥して水分が失われると、肌がしぼんでおでこのシワもできやすくなってしまいます。

おでこは本来、皮脂の分泌が多い部分なので乾燥しにくい場所ではありますが、水分と油分のバランスが不安定になると、乾燥してしまうこともあります。また、おでこのテカリが気になり、あぶらとり紙等で皮脂を取り除きすぎてしまい、乾燥を招いてしまうこともあります。

乾燥は季節的な要因はもちろん、肌をゴシゴシ洗顔しすぎたり、紫外線のダメージ、スキンケアをするときの摩擦による刺激、保湿不足などのさまざまな要因によって引き起こされます。普段からこれらのことに気をつけて、乾燥対策を続けることを意識しましょう。

おでこの筋肉の衰え

顔の筋肉の衰えは、たるみやシワに繋がるとはよくいわれますが、おでこも例外ではありません。おでこの前側には「前頭筋」と呼ばれる筋肉があり、この筋肉がおでこのシワと関係してきます。

前頭筋は眉を引き上げる働きのある筋肉です。前頭筋は頭部と顔面部分を繋いでいて、上に引き上げてくれる働きがあるので、前頭筋の衰えは、おでこのシワを作りやすくしてしまいます。

また、まぶたを上げ下げするときに前頭筋を使っていることもあります。目の周りの「眼輪筋」や「眼瞼挙筋」が衰えて、上まぶたが下がっている場合は、前頭筋がたくさん使われてることも知っておきましょう。

前頭筋が衰えてしまうと、おでことまぶたが重く下がって、顔全体がたるんだような印象に見えてしまうこともあります。

頭皮の緩み

頭皮から顔は一枚の皮膚で繋がっているので、頭皮が緩みたるんでしまうと、肌も一緒にたるんでしまうのです。たるんだ皮膚は重力で下へ下がっていってしまうので、おでこにもシワができてしまいます。

頭皮が緩んでいることでおでこのシワができてしまう場合もあります。

おでこのシワが気になる場合、それが頭皮の緩みが原因になっているのであれば、おでこだけではなく頭皮のマッサージをすることが有効です。

頭皮をマッサージして巡りをよくすることで、たるみを引き締めるのがおすすめです。手が疲れてしまうという方は、お風呂で使えるマッサージブラシなどもあるので、試してしてみるのもいいでしょう。

頭皮のコリ

頭皮のコリがおでこのシワに繋がってしまうこともあります。頭皮とおでこは繋がっているので、凝ってぎゅっと固まった頭皮におでこも引っ張られてしまいます。

そして、おでこの筋肉である「前頭筋」が硬くなってしまうと、表情のクセなどでできたシワが刻まれてしまいます。特に生え際は緊張して硬くなりやすい部分なので、頭皮から前頭筋にかけて硬くなっている人は、そこをほぐしてあげることが大切です。

また、頭皮のコリがほぐれれば、顔全体のリフトアップが期待でき、おでこも一緒に引き上がり、シワが薄くなることも。バスタイムやヘアケア中にできるマッサージを取り入れて少しずつほぐしていくことがおすすめです。

うつ伏せ寝、横向き寝

うつ伏せで寝ていたり、横向きで寝るのがクセになっている場合は、睡眠中におでこにシワが寄りやすくなりがちです。

日中であれば表情のクセに気づくこともありますが、寝ている間に無意識のうちにおでこにシワを作る体制を取っていてもなかなか気付けないものです。

また、うつ伏せや横向きで寝ることは、おでこのみならず目元や頬のシワ、たるみの原因になるほか、顔のゆがみにも繋がってしまう場合があるので、一度見直してみるのがおすすめ。

ベストな寝姿勢である仰向け寝ができるように、寝る前に横向きやうつ伏せになっていないかチェックしてみましょう。快適な寝姿勢を作るために、枕の高さや素材を工夫してみるのもおすすめです。

シワの原因は? 表情・乾燥・紫外線など日常生活の何気ない習慣に注意

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