更新日: 2023年04月17日
唇ニキビは主に角栓の詰まりやアクネ菌による原因が大きいですが、唇の上下のどこにできるかで原因が異なることやヘルペスとの違いを抑えておきましょう。
唇ニキビができる大きな原因は、毛穴に角栓(コメド)が詰まることでできます。しかし、唇の上下ではできやすいニキビの種類に違いがあります。
唇の上側のニキビの原因は、角栓の詰まりで起きることが多く、下側のニキビの原因は、胃腸の機能や免疫力の低下で起きることが多いです。一般的に、唇まわりにできるニキビは角栓の詰まりが原因の「白ニキビ」ですが、白ニキビが進行したり、炎症を起こすと痛みをともなう「赤ニキビ」となります。
※監修者は「唇にできるニキビとは?」「唇の上と下にできるニキビの発生原因は違う?」「唇まわりにできやすいのは毛穴のつまりでおきる白ニキビ」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
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唇にできるニキビはアクネ菌による毛穴の炎症です。毛穴の皮脂・老廃物の詰まりが原因で起こります。毛穴の詰まり・炎症が起こる原因は次の4つが考えられます。
①毛穴が塞がっている
②皮脂が過剰に分泌されている
③ターンオーバーが乱れている
④内臓の機能や免疫力が下がっている
肌はカミソリなどで外部からの強い刺激を受けると、刺激から保護するため肌を厚く、硬くします。そのため毛穴が小さくなり、余分な皮脂や老廃物が排出できなくなると、アクネ菌などの雑菌が繁殖し、唇周辺にニキビができてしまいます。
唇の上と下にできるニキビの発生原因は少し異なります。唇の上側のニキビは、カミソリなどによる刺激や、乾燥が原因で毛穴が小さくなり、皮脂が詰まって起こります。そのためニキビの色は白色が多く、痛みはほとんどありません。
一方、唇の下側にできるニキビは、睡眠不足や胃腸の機能の低下によるターンオーバーの乱れが原因で起こります。そのため炎症を起こして黄色や赤色のニキビが多く、痛みを伴います。
基本的に、唇は上下ともに食事の際に口元を拭いたり、マスクによる摩擦が原因で、刺激が多く乾燥しやすい場所でもあるので、唇ニキビには、唇周辺に化粧水をていねいに塗る、リップクリームでこまめに保湿するなどのケアが必要です。
唇まわりにできやすいのは毛穴の詰まりが原因で起きる白ニキビです。白ニキビはニキビの初期症状で、コメド(角栓)で毛穴が塞がれた状態です。白ニキビの原因には以下の3点が考えられます。
①乾燥や刺激によって毛穴が閉じていること②皮脂が過剰に分泌されていること
③ターンオーバーが乱れていること メイクをしっかり落とす、化粧水や乳液でじゅうぶんな保湿を心掛けること
で、毛穴の詰まりを改善することができます。
赤い唇ニキビは白ニキビが進行して炎症をおこしている状態です。痛みがあり、適切にケアしないとニキビ跡になってしまいます。
一方で白い唇ニキビは炎症を起こしていなく、角栓が詰まった状態です。白ニキビを適切にケアすることで、赤ニキビへの進行を止めることができます。
唇ニキビとヘルペスの違いは「できる場所」にあります。ニキビは毛穴の炎症なので、粘膜である唇にはできません。一方、ヘルペスは唇の上にもでき、ニキビのような白い芯はなく、水ぶくれのような見た目をしています。
ヘルペスはウイルス性のできものなので、触ったり潰すとウイルスが広がり、他の部位にも感染していきます。ヘルペスかも?と迷ったら自分で判断せず、皮膚科を受診しましょう。できものには触らず、触った場合は手を洗いましょう。
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