あごニキビができる原因は? あごの肌トラブルは生活習慣の乱れのサイン

更新日: 2023年04月20日

あごニキビができる原因は? あごの肌トラブルは生活習慣の乱れのサイン

あごニキビは、ホルモンバランスの崩れストレス外的刺激など原因が1つでないことから、思春期ニキビに比べ治りにくく、再発しやすい傾向があります。

また、あごニキビができるということは、生活習慣が乱れているサインといわれているため、あごニキビを改善するためには、生活習慣を見直すことから始めなければなりません。

大人ニキビの代表格が、あごニキビ。思春期ニキビと異なり、発生する原因が複雑でライフスタイルやホルモンバランスが大きく影響します。そのため、あごにニキビが頻繁にできるときは疲労やストレスが蓄積ししているサインといわれることも。

無理なダイエットで栄養不足になったり、栄養バランスの偏った食事や皮脂の分泌を促す食べ物を過剰に摂取してしまうと、あごニキビの原因になってしまいます。胃腸の不調が肌の不調に繋がる可能性があるので、食生活には十分に注意しましょう。

また、マスクの擦れや自律神経や生理前のホルモンバランスが乱れることで、あごニキビを悪化させてしまうことがあります。

規則正しい生活を送っているか?をまずは見直してみることが大事です。

監修者
清仁美
仁美
コスメ薬機法管理者
コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「あごにできるニキビとは?」「どんな食生活をしているとあごにトラブルが出る?」「ストレスはあごのニキビにどんな影響を与える?」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している商品のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。

あごにできるニキビとは?

顔のなかでも皮脂を分泌する皮脂腺が多い一方、汗腺が少ないという特徴のあるあご。汗をかいて角層に潤いを与えることができないため、乾燥しやすくなってしまいます

乾燥を補うために多くの皮脂を分泌してしまうことから、毛穴詰まりを起こしやすくなります。

またあごの周辺は、紫外線から肌を守りにくいというのも特徴。

紫外線を浴びると肌や炎症だけでなく乾燥を起こし、肌を守るために角層を厚くすることで、毛穴詰まりを起こしやすくなり、あごニキビを作ってしまうのです。

どんな食生活をしているとあごにトラブルが出る?

栄養バランスの乱れた食事や皮脂の分泌を促す食べ物を過剰に摂取してしまうと、あごニキビが発生することがあります。

たとえば、揚げ物などの脂っこい食事インスタント食品スナック菓子ケーキコーヒーなど、糖質や脂質の多い食べ物や飲み物はニキビの原因になりやすいため、過剰摂取に気をつけましょう。


また、脂っこい食事辛い食べ物の食べすぎお酒の飲みすぎなどは、胃腸に負担をかけ消化機能が低下を招き、栄養を吸収しにくい状態へ招きます。

胃腸の不調は肌のトラブルにつながるため、食べすぎ飲みすぎには注意してください。

ストレスはあごのニキビにどんな影響を与える?

気づかないうちにできてしまうだけでなく、治ったと思っても何度も繰り返しできてしまうあごニキビ。

マスクの着用が日常化したことも加わり、あごニキビができる原因もさまざまです。なかでも、注意したいのがストレス。ストレスを感じると自立神経のバランスが崩れ、自律神経の一種である交感神経が活発化します。

交感神経には男性ホルモンを活発にする性質があり、皮脂の分泌が増加することでニキビが発生しやすくなります

ホルモンバランスが崩れると皮脂の過剰分泌を促し、肌の角化を強め毛穴が詰まりやすくなるので、あごニキビを悪化させないためにもリラックスすることが重要です。

マスクで擦れることで肌トラブルになりがち

マスクを着用する機会が増えたことから、マスクの着脱やズレを直すたびに、肌と繊維が擦れあいます。

擦れることで角層表面が削られ、肌のバリア機能が低下します。デリケートな状態の肌は、ちょっとした刺激にも弱く、ニキビができやすい状況になってしまうのです。

呼気が充満するマスクのなかは、温度や湿度が高く雑菌が繁殖しやすい状態です。そのうえ、汗や皮脂も増えることから、ニキビや吹き出物ができやすくなります。

着用していたマスクを外すと、内部の湿気が急激に蒸散され、肌の内部の水分も奪われてしまいます。水分が奪われてしまうことで、肌の乾燥が進み、かさつき・ごわつきが起こりやすくなります。

また、着用するマスクの素材に負けてしまい、赤みやかゆみが出てしまうケースもあるようです。繰り返し洗えるマスクの場合は、繊維に残った洗剤成分が刺激になる可能性もあります。

内臓の疲れで出ることもある?

大人の女性のあごニキビは、実はニキビ以前に体が疲労していることが多いです。特に、多くの女性に表れやすい「あご」や「フェイスライン」のニキビは、腎臓の機能低下が原因に挙げられます。体の疲れや冷え性、足のむくみが起きている場合は、腎臓の機能低下によるニキビの可能性が高いです。

また、口周りのニキビは、木の機能が低下している証拠です。食べすぎや飲みすぎ胃のもたれなどがニキビの原因になっている可能性が高く、食べ物による影響が胃への負担につながっています

それまでなかったのにあごやフェイスラインにニキビができはじめたら、体のトラブルのあらわれなので、まずはゆっくり休むことを心がけてください。

口周りにニキビができ始めたら、食生活の乱れや栄養バランスの悪い食事に気をつけるようにしましょう。

30代女性にトラブルが出やすい理由

お肌の曲がり角といわれる20代後半から30代前半。ホルモンバランスが大きく変化するこの時期から、加齢を含め女性ホルモンの分泌量が低下し、お肌にも影響を与えます。

このホルモンバランスの乱れのきっかけは、ストレス睡眠不足栄養不足など、人によってさまざまです。また30代女性が仕事、出産、子育てで忙しい世代である点も、肌のトラブルを生じやすい原因といえるでしょう。

生理前、ホルモンバランスの乱れが原因になることも

あごニキビに大きな影響を与えているのが、ホルモンバランスの乱れです。ストレス睡眠不足などでホルモンバランスが乱れやすい大人になってからの方が、皮脂分泌が過剰になりがちな思春期よりも、あごニキビができやすいといわれています。

とくに女性の場合は、毎月の生理で常にホルモンバランスが変化します。生理前に分泌される黄体ホルモンは、皮脂分泌を活発にする働きがあります。黄体ホルモンが多く出てしまうと皮脂が過剰に分泌され、あごニキビを作ってしまうのです。

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