あごニキビがなかなか治らない理由は？即効良くなるという噂もある？

更新日： 2023年04月20日

なかなか治らないあごニキビは、できてしまった原因をもとに自分に最適な改善方法を見つけることが大切です。

ニキビの種類により改善方法も異なるため、正しい改善策を見つけたら、なるべく早い段階でケアするようにしましょう。

残念ながら一晩で治るなどあごニキビが即効で良くなる方法はありませんが、自分に最適な改善策を見つけることで、繰り返しできるあごニキビを予防できます。

まず、あごニキビは早い段階での対処が肝心です。セルフケアではなかなか改善せず、悪化してしまうケースがみられるため、早めに皮膚科や漢方のドクターや薬局に相談してみましょう。

あごニキビができてしまうと、つい触ってしまいますが膿んで痛みのある状態のあごニキビには「痛くても触らない」「油分の多いメイク・スキンケア用品を使用しない」ように気を付けることが大事です。

悪化してしまったあごニキビに対しては、自己流のケアには限界があるため、早い段階で専門医の治療を受けるようにしてください。

監修者

清仁美: コスメ薬機法管理者; コスメ薬機法管理者資格を有するLASELA編集者。大学卒業後、編集プロダクション勤務。アトピー、脂漏性皮膚炎、酒さでひどい肌荒れに悩んだ経験から美容にハマる。調理師免許、ソムリエ資格も所持し、体のなかと外の両方から美しくなることを追求。

※監修者は「あごニキビが即効良くなる治し方なんてあるの？」「ニキビに効果的な市販薬を使用する」「皮膚科に行き治療する」などについて監修をおこなっています。掲載している商品は、監修者が選定したものではなく編集部が口コミをランキング集計したものです。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
※本記事で紹介している商品のうち、ニキビ予防や美白の効能・効果が認められているのは医薬部外品のみです。

あごニキビが即効良くなる治し方なんてあるの？
ニキビに効果的な市販薬を使用する
皮膚科に行き治療する
漢方を取り入れる
化粧水を見直してみる
あごニキビを繰り返す場合はどうしたらいいの？
膿んで腫れて痛い状態のあごニキビにやってはいけないこと

あごニキビが即効良くなる治し方なんてあるの？

あごにできたニキビが即効良くなる治し方はありません。

ただし「あごニキビができても触らない」「早めに塗り薬を使う」「皮膚科に相談する」「スキンケアを見直す」などに気を付けると、個人差はあるもののニキビができる前のきれいな肌を目指せます。

とくに、日々のお手入れで使用する化粧水は、一般的な保湿化粧水ではなく、ニキビケアに特化したタイプがおすすめ。治療で治っても、繰り返しできてしまうあごニキビを予防するためには、角層の潤いと油分のバランスを保つことが大切です。

ニキビに効果的な市販薬を使用する

あごニキビできたら、早めに市販薬を使用するのがおすすめです。それぞれの状態により薬を使い分けることでよく効き、即効性が高くなります。

あごニキビの状態が、白くぽつぽつしている状態なら、殺菌剤配合の薬がおすすめです。

赤く腫れている状態なら、炎症を抑える成分が配合されている治療薬を選ぶようにしましょう。

また黄色く膿んでいるニキビには、膿みの原因である細菌に効果のある抗生物質、抗炎症成分が配合された製品が向いています。

皮膚科に行き治療する

セルフケアだけで対処しきれない場合やあごニキビを効率よく治したい場合は、皮膚科を受診し、専門医師による治療を取り入れることがおすすめです。

治療法には飲み薬や塗り薬のほか、抗生剤の処方や漢方、低用量ピル、ケミカルピーリングなど、保険診療でおこなえる治療から、自費診療の治療までさまざまな種類があります。

あごニキビの種類や症状、肌質によって効果が期待できる治療法は異なるため、担当の医師と相談しながら、自分に最適な治療法を取り入れましょう。

漢方を取り入れる

漢方の視点では、あごニキビは「腎」の衰えから生じると考えられています。そのため、あごニキビができる＝疲労感や身体の冷え、足がむくむということがあるようです。
つまり、あごニキビは疲れのサイン。改善するためにはストレス解消や良質な睡眠が欠かせません。

また、根本的な体質改善には、漢方薬を取り入れるのもおすすめです。

あごニキビは、体内に溜まった水分や熱を取り除き血の巡りを良くして症状を改善する「半夏瀉心湯（ハンゲシャシントウ）」や、体内の水分バランスを整えて精神不安を和らげる「桂枝茯苓丸加薏苡仁（ケイシブクリョウガンカヨクイニン）」が処方されることが多いですが、自己判断ではかえって悪化させてしまうこともあるのでネット等での購入ではなく薬剤師のいる薬局で相談したほうがいいでしょう。

化粧水を見直してみる

今使用している化粧水であごニキビが治らない場合は、化粧水を見直すことも重要。一般的な保湿化粧水ではなく、ニキビへの有効成分が配合されている医薬部外品を選ぶようにしましょう。

化粧水でニキビの対策効果をうたって販売するためには、ビタミンC誘導体（ニキビ痕をケアする効果）やグリチルリチン酸（ニキビや肌荒れの炎症を押さえる効果）、イソプロピルメチルフェノール（アクネ菌の殺菌効果）など、厚生労働省が認可したニキビ対策に関する有効成分が配合されていなければなりません。

それらの成分が配合されているかチェックしてみましょう。

あごニキビを繰り返す場合はどうしたらいいの？

いくつかの要因が絡まりあって発生するあごニキビ。あごニキビを繰り返さないためには、体調を整え正しいスキンケアを心がけることが重要です。

日々の生活のなかで「規則正しい生活」「ストレスをため込まない」「洗顔・保湿」「紫外線対策」「直接的な刺激の軽減」「バランスの良い食事」などに気をつけましょう。

また、セルフケアで対処しきれない場合や効果的に治療したい場合は、皮膚科はもちろん美容皮膚科で診断・治療を受けるのもおすすめです。

美容皮膚科では「内服薬・外用薬のの処方」「ケミカルピーリング」「イオン導入」「LED治療」「ニキビ圧出」「ニキビ注射」「ニキビ改善に効果のあるスキンケアの販売」「セルフケアの指導」などの治療の選択肢が豊富に揃っています。

膿んで腫れて痛い状態のあごニキビにやってはいけないこと

膿んで腫れて痛いニキビができてしまったときは「痛いニキビを触らない」「メイク・スキンケア用品をニキビにつけない」の２点に注意しましょう。触ってしまうと刺激でさらに悪化します。

また、ほとんどのスキンケア用品やメイク用品は油分を含んでいるため、ニキビを悪化させる原因となります。

ほかにも、ニキビを潰してしまうと皮膚に痕が残るため、自分でニキビを潰さない・触らないことが基本です。

痛いニキビができると気になって触ってしまう、早く直したいからと針で刺してしまう方がいます。ニキビを早く治すためには膿みをしっかり排出しなければなりませんが、自己流では再発するリスクがあります。

針を刺した部分から細菌が入り込み、炎症がひどくなったり化膿してしまいます。無意識に触ってしまう人はニキビパッチの使用や、爪を短くカットし、ニキビに髪の毛が当たらないようなヘアスタイルにして、細菌が入らないように注意してください。